> 元海兵隊M60機関銃手、班長、分隊長の怒りの証言↓
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http://yarchive.net/mil/m60_mg.html このTony Evans氏の投稿は今まで見たM60問題の決定版。P.G.Kokalisが20年前から
いろいろなコラムで断続的に書いてきたM60の欠陥が全部事実だったとわかるし、それ
以上にランボー気取りのホラ話とプロの地道な苦労の差がわかり興味深い。
・M60E1は当時としてまずまずの機関銃
・M60E3は全面的改悪
・設計だけでなく材質に問題があり耐久性が極端に悪い
E1、E3共通の問題
・ファイアリングピン折損の多発(ドライビングロッドヨークが細いファイアリングピンを介して
ボルトを駆動するという無理なデザインのため)
・ドライビングロッドヨークの肩が欠ける(材質、熱処理の不具合)
・ボルトロッキングラグの肩が欠ける(同上)
・シア、ドライビングロッドシアノッチが磨耗してシアがかからなくなる(同上)
・レシーバーロッキングピンが射撃中に振動で抜けてくる(製造誤差が過大)
・ガスシステムナットが緩んでくる(同上)
・装填時にボルト前進状態でフィードカバーを閉じるとフィードポールが破損する
E3特有の問題
・銃身が軽量化されたため連続射撃で150発、持続射撃でも200発しか射てない
・フォアストックが短縮されたため高温の銃身に触れて火傷を負う
・バットストック後端の跳ね上げ式ショルダーレストが撤去されたためバイポッドでの伏射が困難
分隊に2丁のM60が装備されていた場合、1日の戦闘の終わりには十中八九(カニバリズムで)
作動するのは1丁だけになっていた。
Evans氏はMarine Corps Journalに「すべてのM60には最低限スペアボルトを支給すべき」と投稿
したことがある。(が、当然無視された) 海兵隊はMINIMIの採用について「M60の現場での評価が
低かったため」と公式に認めている。