ノモンハン戦に関する軍師のコメント。
『人的損失はほぼイーヴンであった。これは間違いないでしょう。しかしそれは、
「日本兵は技術の劣った兵器を駆使して敢闘してくれた」ことは意味しますけれ
ども、「いくさも引き分けだった」ことは意味しませんよね。「主張国境」を保持
したのは蘇蒙軍側で、日本軍側ではありませんでした。つまり戦略上、日本は敗
退しました。』
『数で勝つなら立派な戦略でしょ? 数で負けちゃうならそれは下手な戦争をしたわけでしょ?
そんなクソの役にも立たぬ負け惜しみを宣ってるから「バカウヨク」とか呼ばれちゃう
んじゃないですかねぇ。』
ノモンハン戦に関する翁のコメント。
『それと日本人がノモンハンについて書いているもので真実に近いのは
ノモンハン会(第23師団(小松原)関係者の会)関係者による記述だけ
だと思われます。とりわけマル歴が書いたものはその後のロシア流出史料
でことごとく否定されており元ソ連プロパガンダや抑留洗脳者の記述に
従うことがいかに危険かわかります。』
『ノモンハン会はノモンハン事件は日本の局地的大勝利であり、新編4個
師団が来着すればチタまで攻め込みシベリア鉄道の切断が可能だった。
スターリンが謝って来たので和を講じただけだという見方です。』
翁は「ノモンハン事件は日本の局地的大勝利であり」「新編4個師団
が来着すればチタまで攻め込みシベリア鉄道の切断が可能だった」
「スターリンが謝って来たので和を講じただけだという見方」が
「真実に近い」と思っている様子。こうして比べてみると、翁の
軍事オンチぶりが際立って見えるね。そもそも帰還兵と遺族が中心の
「ノモンハン会」なんて、マル歴以上に視点の偏りがあるわけだが。
こういう人が堂々とナンチャッテ史料批判してるつもりなのが笑える。
同感、というか寧ろ兵藤氏の評価が上がったw
最初は「奇・珍」の論考が多かった感じだったが、紹介された文章を改めて読むと
極めて常識的に物事を理解しようとしているのが見て取れた。
一方、翁は全く逆。最初は博識な常識人が物知りな在野研究者、
そして今や戦史好きなだけのオッチャン。
陸大を批判するのは勝手だけど、居ないはずの近衛軍団が存在して
居るはずの第23軍団が存在しないのはインボーだ!にはワラタよぅ。
あの人は戦況図、の意味が分からならしいw
このオッチャンの軍事に対する理解はこんなもんよ。
ちなみに、ガダルカナルスレはあれ以上突っ込まないでスルーなんでしょうかね?
翁は作戦さえよければガ島は落とせた、との主張のようですが。
是非その方策を開陳して欲しい。いやマジで。
ノモンハン会の会報とその関係者の著書以外は
全部「マル歴」だから信じない、という立場なのかな。
だとしたら不幸な人だよね。
つか「マル歴」「マル歴」って翁はよく使うけど
実証的に使ってるわけじゃなく、単にレッテル貼りで
使ってるだけなんだよね。秦や五味川、半藤、伊藤を
敬遠するのはまだ良いとしても、牛島や越智までも
「マル歴」呼ばわりするのは説得力がない。
結局、自説に合わない視点はすべて「マル歴」だからと
言えば無視してもいいと思っているんだろうか。
430 :
軟体金玉:2005/05/13(金) 13:23:58 ID:???
ノモンハンのフラッシュも作って翁を教育しますんで、ちょっと待ってね。
>>429 ロシアの流出資料も参考にしているらしいから
一概にそうとも言えないのでは?
日本海海戦の本、買って読まれた方おりますか。ざっと立ち読みはしたんですが
この人テクニカルな事柄にはあんまり詳しくないようなので、旅順本と違って
即購入って気にはなれなかったのですが、皆さんはどういった感想をもたれたの
でしょうか。
>>431 この人が参考にしてるのは「ロシアの流出史料」じゃなくて
「ロシアの流出史料からいいとこ取りしたノモンハン勝ち組の著書」だけと思われる
だって出典がそれしか出てこない
そもそも普段あれだけ史料批判を他人に説いている御仁が
「ロシアの流出史料」というだけで無批判に受け入れるのは矛盾する姿勢だよ
そのあたりのことはどう説明するつもりなんだろうか?
しかもロシア人を露助呼ばわりする右派の人ほど、なぜか「ノモンハンの真相」
に関してはロシア史料を錦の御旗のように誉めそやしているのは不思議だ
「ソ連/ロシアの統計資料は絶対鵜呑みにするな」というのは
批判的ソ連/ロシア研究者のイロハのイなんだがねw
政治的意図とは別に、日本やドイツのような厳密さに欠けるから
数字そのものを無批判に受け入れるのは危険きわまりない