【AK】カラシニコフ銃を熱愛する香具師集合!3【最強】
現有の突撃銃コンセプトを分類すると下記のように三別される。
1. MP43(StG44)→AK47/AKM系統=中口径短縮弾/低反動/多弾数/中距離弾幕射撃指向型
2. FAL/G3/M14/64式系統=中口径フルサイズ弾/高反動/多弾数/近〜遠距離照準射撃+全自動機能追加型
3. M16(AR15)系統=小口径高速弾/低反動/多弾数/中距離照準射撃+全自動機能追加型
最初の突撃銃は、我が大日本帝國陸軍 有坂大佐のデザインした6.5mmx50SR弾(38式歩兵銃の弾)を使用する旧ソ連のフェデロフM1916自動小銃(全/半自動切替可)とされている。
そのコンセプトは、当時としては低反動/フラットな弾道を持つ6.5mmx50SR弾を使用して、コントロール可能な全自動発射を実現するというものだった。
フェデロフM1916は、上記2と3の中間にあたるが登場時期が早すぎたため、後継となる製品は作られていないが、偶然にも40年後の米国でM16という極めて類似したコンセプトの突撃銃が出現し 現在に到っている。
MP43/StG44は、SMGによる近距離弾幕射撃が主要な火器運用法となった独ソ戦の最中に、中距離射程での殺傷力を強化したSMGを求める現場の声に応えて実戦に投入された。
そのコンセプトとしてはSMGに使用される拳銃弾をハイパワー化するのではなく、フルサイズの小銃弾を短くして弾頭重量も減らし 反動を小さくして中距離でもSMGのような弾幕射撃を可能にする、というものだった。
これを鹵獲したソ連が同じコンセプトを継承して製作したのがAK47であり、現在 世界で最も普及した突撃銃となっている。
ソ連の突撃銃採用に刺激された西側諸国は、現有の自動小銃に全自動発射機能を追加する形態の強化型自動小銃を指向したが、フルサイズ小銃弾の反動コントロールは歩兵銃の重量では困難であり、全自動射撃は あくまで追加機能でしかなかった。
その後、東側のAK系自動小銃と西側の強化型自動小銃であるM14が、密林を主な戦場とするベトナムで交戦するようになると、至近〜中距離での弾幕射撃が可能なAK系の優位が判明してしまう。
その結果、米国は いわばキワモノ扱いされていた小口径高速弾を使用するM16(AR15)を急遽採用し、大量にベトナムの戦場に投入して急場をしのぐ事になり、新カテゴリ(コンセプトは最も古い)の突撃銃が出現するに到った。