【社会】「日本、アニメ大国の責任として児童ポルノ厳しく取り締まって」
来日したエセルさん
◆「イギリスならすぐ逮捕」
・数年ぶりの日本。東京・秋葉原周辺を案内されて驚いた。
「幼児ポルノ漫画を扱う書店がこんなに多いなんて。内容はグロテスクで
見るに堪えない。イギリスならすぐ逮捕です」
英国出身の臨床心理学者で、アイルランド・コーク大教授のエセル・
クエールさん(52)。児童ポルノに関するシンポジウムで来日、欧州連合
(EU)の対策を報告した。規制が厳しい欧州では、漫画など印刷物や
ビデオを売る店は街角から消えた。だが、インターネットのわいせつ画像
には日本同様、頭を悩ませる。
EUの支援で進めるCOPINE(コーピン=「欧州における小児性愛者情報
ネットワークとの闘い」の意)プロジェクトでは、子どもに対する性犯罪の
受刑者に面接調査も実施。各国の関係機関から今、最も注目されている。
「性犯罪者の4割は、子どもの写真やアニメを収集していたという調査もある。
こういう人々がネットで情報を交換し、性犯罪に走る現実をもっと知ってほしい」
スーダンや旧ユーゴなど紛争地で、保護者を失った子どもの心の問題に長年
取り組んできた。性産業や人身売買の犠牲になる子どもの問題を訴え、
国際刑事警察機構を動かしたこともある。
日本では、児童ポルノの販売を禁じる法律が1999年に施行されたが、
漫画やアニメは対象外。「アニメは日本が世界に誇る文化。アニメ大国の
責任として、幼児ポルノを格別厳しく取り締まってほしい」
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1110790827/l50