谷甲州−覇者の戦塵 第十国境守備隊

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347名無し三等兵
>>333
>その手の技術情報、殆ど全部海軍から陸軍に提供してるから。
>安い鋼材で作ると被帽つきで平頭(これはソ連や海軍の徹甲弾がやってる)のは性能が無茶落ちる。

これに類似した記述が「続・海軍製鋼技術物語」p23にあるね。
以下は該当箇所の抜粋。

>ただし被帽が有効なのは、表面硬化装甲に対して自身の破断速度を超えた速度で衝突した場合であって、
>それより遅い速度で表面硬化装甲にぶつかったり、均質甲鈑に対した場合には弱い。
>ただ撃角の大きい時に被帽があれば、均質甲鈑に対して弾丸の反跳を減らせるかも知れないが、
>その目的ならば、むしろ中口径弾のように弾体の頭部を平らにする方が効果的であろう。

要は、破断速度の遅い素材で弾体を造り、且つ、表面硬化装甲相手の場合のみ、
海軍系の技術は生き、その条件のどちらか一方が欠けた場合は有効でないようです。
そんでもって、陸軍の環境では、そのどちらの条件も満たせないので論外、と言った感じなのかな?