12 :
名無し三等兵:05/02/14 20:15:20 ID:+Y10tO64
>>3 海自の話なんで、およびでないかもしれませんが・・・
海上自衛隊では平成10年度から、後方支援体制の見直しということで、従来の支援整備隊と航空基地隊補給隊を改編して、整備補給隊を新編しました。
これは、空自方式にならったもので、そのココロは「整備と補給は一体」
整備では、不具合を起こした物品や、定期整備時の100%交換品目等の消耗品をリストアップして請求(これには信頼性管理によるデータが勿論反映されている)
それに対し、補給側は、消耗率の高い物品をデータから優先的に補充して、なおかつ、ネットワークで在庫状況を管理しています。
例えていうなれば、コンビニなんかの流通システムみたいな感じですね。民間の流通業に発想としては近いものがあると思います。
13 :
緑装薬4 ◆3lto9dDpe2 :05/02/14 20:19:19 ID:YuVpQtSd
>12
陸わ、本気で整備する気がないからのぉ・・・(笑)
大戦時の米の国の兵站システムを作ったのは民間運送会社じゃなかったっけ。
15 :
12です:05/02/14 20:29:30 ID:+Y10tO64
これは、民間の方では導入しているところも多いとは思いますが、なかなか便利な代物でして、
例えば、稀少な不具合が発生し、部品が現地部隊にない場合でも、保有している部隊をたちどころに検索し、入庫予定などの見込みが表示され、運用サイドの計画立案を助けることができます。
全体を統制するのが補給本部で海自の装備全体に重大な影響力を持っています。
16 :
緑装薬4 ◆3lto9dDpe2 :05/02/14 20:44:18 ID:YuVpQtSd
>15
ええのぉ、海わ。
陸なんて予備部品の保有量が会計検査でつるし上げられて・・・
もし、そんなご大層なシステムがあってもきっと「部品待ち:1年」とかいう表示の嵐で鬱になるのでわないかと(笑)
17 :
12です:05/02/14 20:55:07 ID:+Y10tO64
それは、少し順序が違っていまして・・・海自としても、予算縮減の影響から定数(在庫基準といいます)を割って警戒点付近の物品がほとんどです。
そうした限られた、物品の有効活用の観点から、導入されたシステムで、装備の調達を遅らせてでも、と鋭意整備構築を重ねてきたもので、移行期は相当の混乱があったと聞いております。
18 :
電信柱:05/02/14 21:02:21 ID:???
輜重・・歩兵科より昇進が早いぞ!美味いもの食べ放題!
19 :
緑装薬4 ◆3lto9dDpe2 :05/02/14 21:55:19 ID:YuVpQtSd
>17
なるほろねぇ・・・
今回のバンダアチェ派遣に伴い、陸自・海自の無線システムと補給の一部を共通化、コンポーネント化
が問題になり目下検討中、無線システムは共通化するという話。
両隊の幕僚は「非常に良い協力体制が整いつつある」といっているが
海自・陸自がいまさらやっと協力体制を作れるのかと・・・
(もっとも両軍の協力体制・補給の共通化はまともな軍人なら悲願だっただろうが、
厨と姦がいつも横槍入れそうな雰囲気だった上、それを懸念した厨姦アレルギー害務省の横槍もあったために有耶無耶になっていた)
21 :
緑装薬4 ◆3lto9dDpe2 :05/02/14 22:05:40 ID:YuVpQtSd
>20
「補給幕」を作らんと、共通化わでけんのだがな(笑)
陸幕
海幕
空幕
これらと平行に
補給幕
なかなか難しいんだよ、組織化がね。
22 :
12です:05/02/14 22:23:22 ID:+Y10tO64
>>20 私自身は経験ありませんが、(そもそも整備マークだし)一応、補給実施要領上は、幕間の物品の移動は「管理換え」(物品管理官間の移動のこと)できることには、なっているのですが・・・。
案の域を出ていませんが、補給本部を装備補給本部に拡大する案や、契本、技本をまとめて、装備庁とする案もあるそうです。
統合運用は、装備補給からも。ということでしょう。
23 :
緑装薬4 ◆3lto9dDpe2 :05/02/14 22:27:21 ID:YuVpQtSd
>22
まあ、装備品の共通化わ必要だと思うね。
唯一成功したのが短SAMだが。
あとわ、3トン半くらいかぁ〜?(笑)
統合運用で一番重要なのわ、「補給」と「情報の共有」というインフラと、「お互いの目標を合わせる」ことなんだよねぇ。
現状でわ、陸と海と空わ、「目標」が違うから統合作戦がでけないんだけど、このスレわ補給だから、補給だけに話を
とどめたほうがええかな?(笑)
24 :
名無し三等兵:05/02/14 22:45:14 ID:+Y10tO64
私は整備マークなのでそれに沿った補給の話をさせていただきますが・・・
装備品は現状でも共通品目は結構あります。その最たるものは、航空分野でして、例えば、H−60系ヘリは3幕で使っています。勿論ヘリとしては別機体ですが、エンジンは同じT−700ですし、それ以外の子部品も共通のものが多くあります。
装備品の共通化標準化はここにいる皆さんは既にご承知でしょうが、大きなメリットがあります。
これからより一層その傾向を進める必要があるでしょう。
私の個人的な考えに過ぎませんが、自衛隊の回転翼航空機は最終的には4機種ほどには集約できるのではないでしょうか。
25 :
12です:05/02/14 23:02:41 ID:+Y10tO64
また、統合運用における海自の役割ですが、こと装備補給面での貢献は非常に大きいのではないか。と認識しております。
古来より海軍力はそれ自体が輸送力であり、現代でも、米海軍はシーベイシングという言葉で、洋上拠点としての、役割を強調しています。
海自としても、有事に際して、前線洋上補給基地として他幕の支援を行う必要があると考えます。
>>15 空自のTC/TOは、飛行安全上の問題があれば
保有している部隊をたちどころに検索し、何日以内に点検・部品交換する
よう指示する制度ではなかったのかな?
持っていそうな部隊には、全部連絡が行くようになっているのかもしれんが。
不具合=危険を察知したところから、情報を集めているところへ的確に
伝えないと成り立たないから、整備のほうは大変だと思うぞ。
27 :
12です:05/02/14 23:21:36 ID:+Y10tO64
海自も同じです。品管班が担当しています。補給システムと同じ端末を使って、品管情報と補給状況をそれぞれ閲覧できるようになっています。
故障探求にも参考できて重宝しています。
28 :
12です:05/02/14 23:29:29 ID:+Y10tO64
>>26 ただ、確かに、整備指示やらワークオーダーやらURやら、大変な面もありますね。
補給上も供用官補助業務を整備員がやるし。(まあ当たり前って言われりゃそれまでですが)
ちなみに私は物取補助やってました。
30 :
名無し三等兵:05/02/15 23:16:42 ID:fWrDdEPC
こんばんわ。
私は心と身体カテゴリの心と宗教板の
【第46回】徹底検証!『宗教法人顕正会』
というスレをよく見ているのですが、
その中で「顕正会は有事のために自衛隊の中の実際に戦闘をする
兵員だけを狙って勧誘をしている」という話が出て、
「それを軍事・自衛隊板の人に言ったら
「補給・戦略の大事さを知らないど素人」と言われそう」
という話になりました。
実際、戦闘員だけの一部がいきなり蜂起したとして、
どんな展開になっていくのでしょうか?
>実際、戦闘員だけの一部がいきなり蜂起したとして、
>どんな展開になっていくのでしょうか?
たとえばとある普通科連隊が蜂起したとしてみましょう
連隊「蜂起するぞー」「うらー」
駐屯地弾薬庫「連隊に一人あたり小銃弾2・3発は供給できるかも」
師団司令部「あー、信頼できる部隊に弾薬支所の弾薬を交付させ、さっさと鎮圧せよ」
「兵站」と書かずに「補給」と書くあたり、
>>1は自衛官!
>>12さん
普天間で米軍の航空機が墜落した時に、
広報が、うちにはコレコレこういう制度で再発を防いでおります!
って声明出していたのと同じなんですね。
実態はこうです!とか、何時間以内にわかります!と
いうのは、機密事項になってくるので、釣りに気をつけてカキコしてくださいね。ヽ(゚∀゚)ノ
シンプレックス法を用いて線形近似された
兵站経路を作成するスレではないんですか?
35 :
3:05/02/16 17:56:46 ID:???
システム工学で捉えていく方向はまったく正しいと思うのだけれども
数理計画の線形計画と動的計画で言えば 在庫管理が線形計画、シンプレックスとかを用いて
兵站経路では動的計画法を用いるのではと、漠然と思っている。
すまんが、助けると思って
中身がなんなのか書いておいてくれ
37 :
名無し三等兵:05/02/19 07:11:56 ID:7ludm3xM
h age
>>24 陸はV−107用の部品一式を空自に押しつけたよな。
陸のV−107が先に用廃になったから。
押しつけられた空はどうしたんだろう。
39 :
名無し三等兵:05/02/19 08:16:30 ID:NFI1IJS2
|:::::::::::::::::::::::::::::::
|" ̄ ゙゙̄`∩::::::::::::::::
|,ノ ヽ, ヽ::::::::::::::::::::::::: こんなとこにもミドリムシがわいてるよ・・・
|● ● i'゙ ゙゙゙̄`''、::::::::::::::::
| (_●_) ミノ ヽ ヾつ::::::::::
| ヽノ ノ● ● i:::::::::: わいてるね・・・
|{ヽ,__ ) ´ (_●_)`,ミ:::::::
| ヽ / ヽノ ,ノ::::::
40 :
名無し三等兵:05/02/20 05:33:34 ID:9ul00If1
>>38 整備としては、用廃前の機体部品は入手しずらくなるから、もらう方としてはありがたいと思います。
大変なのは、あげる方。返納票の嵐で、定数通りあるかどうかとか、苦労が多いですね。-2Bが退役したときとか、資材関係者は大変だったと思います。
41 :
緑装薬4 ◆3lto9dDpe2 :05/02/20 15:34:53 ID:mdNfBNr3
>29
難しいねぇ。
「補給」わ、単なる物の移動にしか過ぎない。
が
兵站となれば、人事補任・士気規律とか給料まで入るだろ?
単なる「物の移動」「物の管理」だけに絞るなら、補給でええんじゃないかえ?
>>41 空自の教範だと、「補給」には整備なんかも含めてるけど。
43 :
緑装薬4 ◆3lto9dDpe2 :05/02/20 16:12:10 ID:mdNfBNr3
>42
「整備」は、「補給」の一分野なんだよね。
<実は
物がいくらでもあるなら、整備なんて必要ないよね?
でも、それじゃぁ非効率だし金かかるから「直して使う」ちうのが、「整備」の基本的な考え方なんだよ。
陸自の「補給管理規則」の流れを見ればようわかるが、なんと「補給管理規則」があって「整備規則」がある(笑)
つまり
兵站→補給→整備
ちうことになるんだなぁ、これが。
倉庫にしまい込んでいた予備部品が、いざというとき使えなかったら困るしね。
45 :
12です:05/02/21 23:22:53 ID:???
>>44 作動点検が必要なものはショップで受け入れ検査やってから、検査(隊もしくは掛)にわたします。で、検査で交換して列線に返す。
急いでる時はキャニバったりもします。
46 :
名無し三等兵:05/02/27 13:45:09 ID:/BLu50q4
旧軍の場合は、大抵の車輌は特有の部品(特殊予備品)を1台に1組用意して師団補給廠に用意してる。
戦車の場合はこれに加えて戦車大隊の段列に大隊段列用予備品というのが計上されている。
ちなみに大隊段列用予備品の調達価格は戦車本体とほぼ同額なので、事実上もう一台作れるだけのパーツかもしれん。
他に師団の上の軍に野戦修理廠があって
手に終えないのはそこから部品と人員を出張してもらうか、送り込む。
弾薬と同じで、前線は少なめ、後方にたっぷりという感じで一定の割で抱えてるわけ。
これは多分何処の国の何処の時代でも大差無いと思う。
47 :
名無し三等兵:05/02/27 13:51:38 ID:4QdRZFsd
海自の話なんで、およびでないかもしれませんが・・・
海上自衛隊では平成10年度から、後方支援体制の見直しということで、従来の支援整備隊と航空基地隊補給隊を改編して、整備補給隊を新編しました。
これは、空自方式にならったもので、そのココロは「整備と補給は一体」
整備では、不具合を起こした物品や、定期整備時の100%交換品目等の消耗品をリストアップして請求(これには信頼性管理によるデータが勿論反映されている)
それに対し、補給側は、消耗率の高い物品をデータから優先的に補充して、なおかつ、ネットワークで在庫状況を管理しています。
例えていうなれば、コンビニなんかの流通システムみたいな感じですね。民間の流通業に発想としては近いものがあると思います。
CALSってやつか
49 :
緑装薬4 ◆3lto9dDpe2 :05/02/27 14:29:33 ID:PqOZF0qq
>48
CALSわ、製造から消費までの一環システムだろ。
業者の生産まで自衛隊にゃコントロールする権限ございませんが、何か?
50 :
名無し三等兵:05/02/27 14:38:07 ID:KGY010ss
>>47 コンビニの流通システムは軍隊の補給システムの応用だからね。
セブンイレブンの創業時のスタッフの中に、元自衛隊の補給関係のエキスパートが
加わっているのは割と有名だし。
>CALSわ、製造から消費までの一環システムだろ。
違うだろ。
コンビニの受入れ検査 ・・・ 当然、良品交換するよう契約あるよ
ゼネコンの監督行為 ・・・ 発注した通り施工されているかチェックし
代金戻入れの契約があるよ。
生産してなくても、コントロールに関与しているのでは?
自衛隊がそういうの放棄しているとは思えないな。
53 :
緑装薬4 ◆3lto9dDpe2 :05/02/27 15:17:20 ID:PqOZF0qq
>52
そうじゃなくってね。
製造工程の品質管理から生産量の管理まで含めた補給の概念なんだよ。
強いていえば、トヨタの看板方式?
で、普通の調達だと生産量の管理まで出来ないでしょ?
「今月は100本ネジを買う」と、「入札の公告」せんとならんからね。
随意契約だと、ある程度の自由は効くが、逆に発注量が少ないと企業側も「見越し生産」するんだよ。
「最終的に100本のネジが必要だけど、今月は10本しか買えない」
ちうと、企業側わ100本一気に生産して在庫しておく。
んで、10本と言われれば10本売る。
こんな調達体制じゃ、CALSなんて概念わ使えないんだわなぁ・・・
海自の話なんで、およびでないかもしれませんが・・・
海上自衛隊では平成10年度から、後方支援体制の見直しということで、従来の支援整備隊と航空基地隊補給隊を改編して、整備補給隊を新編しました。
これは、空自方式にならったもので、そのココロは「整備と補給は一体」
整備では、不具合を起こした物品や、定期整備時の100%交換品目等の消耗品をリストアップして請求(これには信頼性管理によるデータが勿論反映されている)
それに対し、補給側は、消耗率の高い物品をデータから優先的に補充して、なおかつ、ネットワークで在庫状況を管理しています。
例えていうなれば、コンビニなんかの流通システムみたいな感じですね。民間の流通業に発想としては近いものがあると思います。
そうじゃなくってね。
製造工程の品質管理から生産量の管理まで含めた補給の概念なんだよ。
強いていえば、トヨタの看板方式?
で、普通の調達だと生産量の管理まで出来ないでしょ?
「今月は100本ネジを買う」と、「入札の公告」せんとならんからね。
随意契約だと、ある程度の自由は効くが、逆に発注量が少ないと企業側も「見越し生産」するんだよ。
「最終的に100本のネジが必要だけど、今月は10本しか買えない」
ちうと、企業側わ100本一気に生産して在庫しておく。
んで、10本と言われれば10本売る。
そうじゃなくってね。
製造工程の品質管理から生産量の管理まで含めた補給の概念なんだよ。
強いていえば、トヨタの看板方式?
で、普通の調達だと生産量の管理まで出来ないでしょ?
「今月は100本ネジを買う」と、「入札の公告」せんとならんからね。
随意契約だと、ある程度の自由は効くが、逆に発注量が少ないと企業側も「見越し生産」するんだよ。
「最終的に100本のネジが必要だけど、今月は10本しか買えない」
ちうと、企業側わ100本一気に生産して在庫しておく。
んで、10本と言われれば10本売る。
こんな調達体制じゃ、CALSなんて概念わ使えないんだわなぁ・
ねりつぶうぜえ
海自の話なんで、およびでないかもしれませんが・・・
海上自衛隊では平成10年度から、後方支援体制の見直しということで、従来の支援整備隊と航空基地隊補給隊を改編して、整備補給隊を新編しました。
これは、空自方式にならったもので、そのココロは「整備と補給は一体」
整備では、不具合を起こした物品や、定期整備時の100%交換品目等の消耗品をリストアップして請求(これには信頼性管理によるデータが勿論反映されている)
それに対し、補給側は、消耗率の高い物品をデータから優先的に補充して、なおかつ、ネットワークで在庫状況を管理しています。
例えていうなれば、コンビニなんかの流通システムみたいな感じですね。民間の流通業に発想としては近いものがあると思います。
海自の話なんで、およびでないかもしれませんが・・・
海上自衛隊では平成10年度から、後方支援体制の見直しということで、従来の支援整備隊と航空基地隊補給隊を改編して、整備補給隊を新編しました。
これは、空自方式にならったもので、そのココロは「整備と補給は一体」
整備では、不具合を起こした物品や、定期整備時の100%交換品目等の消耗品をリストアップして請求(これには信頼性管理によるデータが勿論反映されている)
それに対し、補給側は、消耗率の高い物品をデータから優先的に補充して、なおかつ、ネットワークで在庫状況を管理しています。
例えていうなれば、コンビニなんかの流通システムみたいな感じですね。民間の流通業に発想としては近いものがあると思います。