>>232 海自の場合は開発順が逆だ、逆。
ドイツの燃料電池方式などとうの昔に通り過ぎた道だっ。
……これだけでは何なのでマヂレスすると、日本では昭和42年から燃料電池方式のAIP研究が始まり、
昭和45年に日本揮発油社の協力を仰いで金属マグネシウム-海水反応型の燃料電池用水素発生装置の
試作品開発に成功。
土浦にプラントが建設され「うずしお」型搭載時600時間の連続潜航に相当する陸上試験が繰り返し
行なわれたが、早々に放棄されている。
これ、水素発生方式なんか今見ても独創的、かつ構造自体212A型に採用された燃料電池と同じPEM方式の
先取りと当時としてはほとんどオーバーテクノロジー状態。
性能的には電池極板の電流容量は100mA前後とこちらも今日の物とさほど遜色ない代物だったのだが、
海中衝突や爆雷の至近爆発などを考慮した被衝撃時の試験結果から潜水艦に搭載するには時期尚早と
判断され敢えて採用されなかったらしい。
同時期からスターリング機関にCCD、ワルター機関や化学燃料タービンまで何度も手を着けてるし……
潜水艦の動力源に関しては、海自はいまだに満足して無さそうだな。