【攻撃ヘリ】ヘリコプター総合スレ【は除く】

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 こうしたUH−1を双発化する案の一方で、国産開発のOH−1型機が飛行性能等の面で、部隊関係者の間では評価が高いことなどから、同機をベースに多用途ヘリコプター(UH−X)を改造開発する案も浮上している。
その際には、UH−Xの胴体構造に、技術研究本部第3研究所で計画されている「耐衝撃性機体技術の研究」の成果を反映させることや、
全複合材製メインローター・ブレードといったSH−60K哨戒ヘリコプター等で得た技術成果の応用も視野に入られているようである。

 さらに、陸上自衛隊のUH−Xのほか、海上自衛隊のOH−6D/DA練習ヘリコプターの後継機も今後、浮上することも予想されることから、
陸上自衛隊OH−6の後継機であるOH−1をファミリー化し、海上自衛隊のOH−6D/DA後継機に充てる案が検討の対象になる可能性もある。

 UH−Xを新たに開発実現の可能性にはまだ不透明な部分が多いが、将来的に、同機の開発は、わが国航空機産業界にとって、国産ヘリコプターとしてはもちろん、
P−X/C−X以降の国産航空機開発の数少ない機会の一つとなるはずで、今後の行方が注目されることになるようだ。