>>150 これも以前から時々書いてるんですが、昭和14年頃から漸減作戦の大改定が始まっています。
その骨子は
1.空母部隊による第一撃(おそらくは基地航空部隊含)
2.1の成果次第で
1)水雷夜戦→戦艦昼間砲戦
2)戦艦薄暮砲戦→水雷夜戦
3)砲雷同時戦
3.潜水艦の新たな運用法の検討(漸減には使えない)
などです。
つまり皆さんが一般に想像する「漸減作戦」と海軍が実際に行おうとしていた漸減作戦は
相当異なるものに変貌しつつあったと考えて結構です。
ただ、時期的にその変化が表に出る直前くらいで開戦してしまったので、旧来の漸減作戦しか知られていないんです。
それでも第一・第十一航空艦隊の編成という形で、最初の変化はすでに現れていました。