技本・技術実証機とかを語るPrat7

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IFPCの補足

エンジンを「四番目の翼」として運動性向上に役立てることがIFPCの目的の一つですが、
逆に機体の制御をエンジン性能向上に役立てる意味もあります。

つまり、軸流圧縮機の効率を上げるにはストール条件ぎりぎりに設定して運転することが好ましい。
これによって

・効率改善
・圧縮機段数の低減(軽量化とコストダウン)

が可能になります。が、もちろんストールマージンが減ります。ここで言うストールとはエンジンストールのことです。

さて、近年はエンジンストールの予兆検知の研究が進み、ある程度は事前に対応できるようになってきました。

この技術をIFPCに組み入れることで、エンジンストールするまえに機体の姿勢を(インテークへの流入条件を)回復して
エンジンストールを抑止することが出来ます。

これを前提として、ストールマージンの小さな高負荷高効率エンジンを開発し、またそのエンジンを載せて高機動することが許されます。