表にも出てきましたな
◎ 先進技術実証機、平成18年度から着手の見通し
技本/空幕、将来戦闘機適用技術の研究一環
防衛庁技術研究本部は、航空幕僚監部の要求に基づき「先進技術実証機」の研究を次期中期防衛力整備計画(平成17〜21年度)期間内の平成18年度から着手する方針を固めた模様である。
先進技術実証機の研究は、将来の小型航空機に適用される機体形状、アフターバーナー付ターボファン・エンジン、アビオニクスの各先進技術のシステム・インテグレーションを図り、
その成立性、有効性を実飛行環境下で実証することにより、将来の小型航空機システムの実現に関する技術資料の取得を目的としている。
技術研究本部はこの飛行実証のために、有人の実証機を試作することにしたもので、研究試作の予算総額は約560億円強と見込まれている。
先進技術実証機の機体はステルス性と高運動空力技術を兼ね備えた形状となる模様である。
さらに、機体規模は、推力偏向(TVC)機構を装着した推力5トン級の実証エンジン(XF5−1)改修型を2基搭載し、離陸重量は約8トンになる見通しである。
また、機体形状、TVC偏向機構に関しては、実証機の要素研究「高運動飛行制御システムの研究試作」の成果が反映されることになる。