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それはAT−Xになってしまうのではないかと……
それはそうと、T−2やT−33が教育体系に与えた歪みを思い出してみます。
現在、T−7→T−4→F−15またはF−2
と進む過程においては、(T−7はプロペラ推力を算出する手間が要りますが)
推力重量比と各過程での飛行時間がほぼ線形に分布します。
T−2やT−33が使われていたころは(T−2は一応今でも細々と使われてはいますが)、ここだけ推力重量比が低いので
その上の過程に進んでからの適応に時間が掛かっていました。
MT−XであれAT−Xであれ、その導入と前後して今のFI,FSよりもさらに推力重量比の優れたMRFが導入されることになります。
ですから、次期ジェット練習機では「次の戦闘機」と並べたときに推力重量比グラフに歪みが無いように配慮しておくことになります。
イタリアのアエルマッキM346
ttp://www.aermacchi.it/Company/1.htm などは練習機でありながら推力重量比≒1に設定されています。
また、長年に渡って航空自衛隊と同様に「練習機にはほどよい難しさが必要」としてきたイタリア空軍でしたが今回は"care-free handling "を追求しています。
操縦そのものの練習ではなく、戦闘機というシステムを使いこなすための練習、という位置付けです。M346はLIFTですから当然とも言えますが。
さて、T−4後継機はMT−Xであるべきか、それともAT/LIFTの任務まで含むべきなのか。教育体系のあるべき姿を考えてからでないと、決められない話です。