一等自営業閣下激昂〜大五郎こと猫侍逮捕3

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127名無し三等兵
「5月23日
妹の部屋から猫の鳴き声と共にギシギシと物音が聞こえる。
今、猫と遊んでいるのかと思い、部屋のまえに行くと鳴き声や物音がきえた。
ノックしたが返事が無いので扉を少しあけてみたら、妹が布団を被って寝ている姿が月明かりに照らされていた。」

「5月24日
しまった、夜が明けてしまった。起きているつもりだったが、寝てしまったようだ。
夜、なんとか猫を見ようと、トライを繰り返したがダメだった。
猫の鳴き声というか…すすり泣きのようにも聞こえる。」

「5月26日
いやな夢を見た。
どれも上空にぷかぷか浮かびながら、何もできずに見ているだけだった。

妹に猫の霊が取り付き、妹の姿の猫になってしまう。
あるいは、猫の霊に苛まされ、泣き叫ぶ妹。
さらに別では、妹の体から猫の霊を追い出そうとする俺。
もっと違って、猫の妄想に駆られ妹を脅して押し倒す俺。

それらを全部同時に見せられ、はっとなって起きたら、夢精していた。(涙)
…かわいい妹を守らなくては。

昨日の妹のことを思い出した。
買い物に行ったとき、「活魚刺身」ののぼりを見て、目をキラキラ輝かせながら言った。
「お兄ちゃん、今日、魚を食べたいな。」」