自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第30章

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362S・F ◆Pf7jLusqrY
カキコも無いようなので、ちょっとだけ投下いたしますね。
爆弾ラックにタマが残ってる!最後の一発だ!着陸前に処理する。
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1091425925/l50
前スレ850番代以降続き

帝国の戦争 顔合わせ終了

「その提案、お受けいたしましょう。帝国としては太陽国との対話を望みます」
周りの将軍や官僚が混乱する中、政務長のアクスだけは冷静な態度で返答した。
当然周りから様々な視線を浴びせられたが、それを完全に受け流した。

アクスは会議前夜の時点で、太陽国が王国連合とは全く異質な存在であると
理解していた。ならばこの太陽国、つまりニホンという奇妙な国の情報は、
少しでも多い方が帝国に有利だと判断していた。

そして彼は、周りの者に向けてこう述べた。
「この話を断ることに意味はありません。受けなければ何も分からなく
なるだけですぞ」
この一言には反論のしようもなく、しぶしぶながら他の参加者も同意を示した。

そして帝国・太陽国間の交渉が約束され、議題は転換された。といっても元々
会議自体に意味などないから、時間の消化と書類確認だけがつつがなく行われた。

会合の終了が宣言されると、太陽国使節らを残して殆どの王は帰っていった。
この後は細部の取り決めを行うため、使節らと政務官が数日ほど話し合うことが
決定された。

こうして帝国と太陽国−ニホンとの最初の接触が発生したのだった