400 :
既知街:
『近く、海兵隊による上陸作戦があるの。』
「それはグレイトだ!
場所はどこなんだろう。チバ?カナガワ?」
『それらを含む多方面、とだけ言っておくわ。』
「すごいね!またアメリカは
ノルマンディー上陸作戦をやろうってのかい?」
『そうね・・・・・・そうよ。』
「ステーツの狙いは日本に在留している中国軍じゃないね。
日本そのものなんだろう?
アメリカは日本の再占領を狙っているんだ。」
『残念ながらノーよ。そうじゃないの。そうじゃないのよ、ヒロ・・・・・・。』
「待ってくれよ、レミィ・・・・・・。
(しばらく黙考)
中国・・・日本・・・・・そしてアメリカ・・・・・・。」
『・・・・・・。』
「あ!・・・まさか、そんな・・・・・・?」
『いいえ、ヒロ、そのまさかなのよ。』
「まさかアメリカは、
日本を消滅させようと考えているのか?」
401 :
既知街:05/02/19 03:11:08 ID:???
『イエス・・・・・・それが正解。
ねぇヒロ、このままいけば、
21世紀は中国の世紀になるわ。』
「ああ。」
『それではダメなの。そうね、確かに中国には支配者たる力量があるわ。
それは認める。
でも、中国はただ支配する、それだけなの。
そこには何の理念も主義も無い。』
「あの国は昔から無神論だからね。」
『そのような国が世界を支配するなんて、
神さまはお許しにならないわ。
そして、わたしたちも絶対に許さないのよ。』
「アメリカだよ!
今こそアメリカの力が必要なんだ!」
『そう!そうなのよ!
ああ、わたしあなたなら理解すると信じていたわ!』
「もちろんさ!理解するとも。
でも・・・・・・。」
『でも?』
「半ば予想されていたとはいえ、日本という国が
アメリカの盟友たり得なかったのは残念に思うよ。」
『ええ、私も大変残念に思うわ。』
402 :
既知街:05/02/19 03:12:34 ID:???
「今回の中国の侵略行動に対し、日本は国として
――いや、世界市民としてと表現する方が妥当かもしれない――
何の反応もできなかった。抵抗すべきだったのに!」
『それどころか、侵略者である中国に拝跪したのよ!
中華人民共和国日本省が誕生してしまったのよ!
いけないことだわ!』
「うん。わが母国とはいえ、許しがたいよ。
今の北京政府に日本の経済力と地理をそっくりくれてやるなんて。
全く許しがたい罪科だよ!
どうして日本は、再びアメリカの敵になろうとするんだろう。」
『ヒロ、あなたに同情するわ。』
「太平洋から第七艦隊が、
フィリピンから第三艦隊がやってくるんだね。」
『ええ、それと韓国軍と
極東ロシア軍が協力することになっているわ。』
「21世紀のあるべき社会のため、
日本は炎によって浄化されるんだ。」
『ああ、でも悲しむことはないのよ、ヒロ。
少なくとも、あなただけは
日本と共に滅びることはないのだから。』
「レミィ・・・・・・。」
『それがわたしのジョブなの。
日本に存在する、真に市民たるものを救済し、
そしてアメリカに迎えるというのが。』
403 :
既知街:05/02/19 03:15:03 ID:???
「・・・・・・レミィ、僕は今、母たる日本と
完全に決別する決心がついたよ!
レミィ、いや、レミィ・クリストファー・ヘレン・宮内!
僕をアメリカへ、
偉大なるアメリカ合衆国へ迎え入れてくれるかい?」
『ええ、よろこんで!
わたしたちは、あなたのような人こそ真に必要としているの。
ミスター・ヒロユキ・フジタ、
ウェルカム・トゥ・アメリカ!』
「ああ、ありがとう、感謝するよレミィ。
そのセリフは、僕が聞いた中では2番目に素晴らしいものだよ!」
『まぁヒロ、じゃあ1番は何なのかしら?』
「 『ねぇヒロ、本当にもう
他に試してみたい体位はないの?』 」
『まぁヒロったら! 東洋人って
胸の大きなブロンドの白人女とファックすることしか
頭にないって言うのは本当なのね!』
「そうでもない。」
『そうよ!』
「そうでもないよ、特に・・・・・・。」
『とくに?』
「胸の大小はね!」
(肩をすくめながら)
『フゥ!』