自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第23章

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514小官 ◆qG4oodN0QY
昼休みだ。もうそんな奴等相手なら小隊規模では追い付かんだろうが…。
 
 各兵科部隊のレコン、いや偵察専門部隊の出る幕では最早、無い。
普通科での中隊規模か数個班で固まってエリア探索、発見次第撤退、
後に特科に因る面単位の殲滅、それから施設科の森林伐採及び整地か、
航空勢力による森林破壊の後、機械化部隊に因る殲滅が筋だろう。

 持って行く武器? 外骨格生物を想定するなら大口径が良い。7・62oだ。
分隊支援火器は…悪いが持って行けない。あの『62式』なんぞ使い物にならん。
重迫にキャリバー50こと、12・7oM2機関銃は譲れん。パンツァーファゥスト3は
必携だろう。射手は9o機関拳銃は確かに持たざるを得んが…『9o程度の拳銃弾』
では気休め以下だ。拳銃も…効果は疑問だが、規定により所持を命じざるを得ん。
哀しいがそれが『組織』の決まり事だ。

基本的に遭遇したら即時撤退、その後大火力によるエリア殲滅だ。
各兵科の組織戦が主だろう。…巣の発見は急務だが…そんな事をしていては人的
物的損害が大きすぎる。武器科が出張るのは『余程』の故障で無いと出張らん。
大抵、中隊の武器庫に有る予備部品の交換で事足りる。今は『直接後方支援部隊』
制に移行しているので、将来、『現場』での対処能力が衰えるのは間違い無いだろう。
小官、上の方に『何考えてんだ? 戦う気無いだろ? 』の一言を捧げたい。
 中隊の武器係や、整備陸曹の整備能力は、『そればっかり』扱ってるので、
実は下手すると武器科の隊員よりも器材に詳しい人間がザラなのだ。…そう言う
人間を当該部隊の『直接後方支援部隊』に軒並み移動させているのが現段階だ。

んで、その内容は、従来中隊が持っていた整備能力を分化させ『効率的』化を
計ろうとする物だ。…勿論、一々通信や武器の専門部隊にお伺いを立てずに済む
メリットも有るが…長いスパンで見ると弊害の方が大きいと意見具申…スマン。
忘れてくれ。

あと、7.62o弱装弾で一発100円程度だ。