【3+2-3=2】イラク武装勢力日本人拉致14

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206名無し三等兵
>>196の続き
 親族たちによるとKBRは家族に対し、犯行グループを刺激しないためにも、マスコミとの接触を控えるよう指示してきたという。しかし妻のケリーさんは13日、夫と犯人に呼びかける声明を読み上げた。

 「まず最初に、夫のトミーへ。みんなあなたを愛しています。あなたがいなくてとても淋しい」とケリーさんは夫に語りかけ、続いて犯人たちに「できるだけ早く夫を無事に解放してくれるよう願っています」と解放を呼びかけた。
さらに国中から寄せられた支援や解放を祈る声に感謝した。

 ハミルさん一家が暮らすノクスビー郡は、肥沃な黒い土がなだらかに丘陵をなす一見のどかな土地だが、住民は貧困にあえいでいる。平均年収は2万2000ドル(約240万円)に過ぎず、失業率は11%に上る。

 同郡当局によると、この地区の酪農場の数は1991年以来、20軒から9軒に激減した。農政担当のレジネリさんは「私たちはいつも、農産品物価の低迷や、天候不良と戦っている」と話す。

 ハミルさんが遂にたたむことになった酪農場「グレードAデイリー」は、ハミルさんの父と叔父が始めたものだった。40ヘクタールの緑地が、松林を背に広がる。

 しかし借金がどうしようもなくなったハミルさんは、乳牛30頭を売り払った。「イラクに出発するまでの間は、牛乳配達のパートをしていた」とノクスビー郡当局のコールマン氏は話す。

 このハミルさんにKBRは、最低年収8万ドル(約880万円)を保証し、残業をこなせば12万ドルも十分可能だと条件を提示した。しかも非課税だ。働く場所がイラクだということさえ承知すれば、一般民間人がそれほどの高給を得られる機会はそうはない。

 拘束の数日前、メイコンの地元紙メイコン・ビーコンが妻ケリーさんに、ハミルさんの仕事の危険を取材。緊急電話「911」の電話交換手をしているケリーさんは
「(夫から)数メートル先に砲弾が落ちたり、トラックの窓にレンガを投げ込まれたりしている」と状況を説明している
 数週間前にケリーさんが心臓手術を受けた際、ハミルさんは一時帰国した。それ以来、家族はハミルさんに会っていない。
http://cnn.co.jp/usa/CNN200404150019.html