自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第21章
俺もそう思う。
ふむ。
小官 ◆qG4oodN0QY 殿のような書き方は自分にはできないが・・・。
作風が違うしなあ。
そんな自分のSSを投下しまつ。
・・・正直、初期のような殺伐オンリー、人間だ己だとか言いだして無い頃の1、2レスに収まる
ほぼ荒し状態の話を書いていた小官の方がおもしろかった。
最近のこっ恥ずかしさを含む話、特に皇帝が出て来た後とかは蛇足が多すぎるようにも思える。
小官殿自身も匂わせていますが、『キャラ立て』と『舞台設定』はその気が強すぎでした。
まあ、そのお陰で次の教育編への期待は逆に膨らんでおりますが。
ただ、先日からの作品はオレが求める「小官らしさ」分が足りていない。
小官殿!昔日の作風が少々失われておられぬか!?
マンセーばかりしている連中!これしきで満足してよいのか!?
・・・いえ、小官殿を責めてるとかそういうのじゃなくて、懐古主義者の我侭ですので m(_ _)m
それでは、投下。
「日本異邦戦記」
>>401の続き
さて、臨時国会が開会しようとする時、一隻の貨物船が「新島」港へと到着し、そこで輸送機へと積み替えられたも
のが羽田空港へと到着した。
貨物の中身は、今の日本に取って救世主となるかもしれない鉱石だった。
文部科学省研究振興局と資源エネルギー庁資源・燃料部の職員ら、そして企業と大学の研究チームらが見守る中、
牽引車によって、ゆっくりとコンテナが輸送機から姿を現す。
夏の日差しがコンテナへと当たって、光を反射する。
ややあって、コンテナが完全に輸送機から離れると、「新島」から飛来したその輸送機は、整備のために移動を始め
る。
だが、そんな輸送機に目を留める者など誰もいない。
皆、そのコンテナへと視線を注いでいた。
コンテナの蓋が開かれるや、もどかしそうにして、誰もが早足で近寄る。
中から、姿を現したのは、そのコンテナの大きさに関わらず、以外に小さい、とはいうものの、それでも大人が3人
がかりで抱えなければならないぐらいには、大きい鉱物だった。
「これがそうか」
「そうらしい・・・」
文部科学省の職員の独白に、資源・燃料部の職員が応じる。
その鉱物の塊は、4つ確認できた。
光を浴びて、青く光る鉱物に、皆の視線が注がれる。
研究チームらも同じだった。
その4つの鉱物は、基礎研究用に一つ、応用研究に一つ、残る2つを今緊急に必要な石油の代わりになるかどうか、そ
の利用法の調査にわけられた。
文部科学省と資源エネルギー庁の所管が、それぞれ一個という事だった。
すぐさま、輸送する為のトラックに積み替えられると、それぞれの研究室へと運び込まれたのだった。
このプロジェクトには、日本の頭脳とも言えるべき人間が集められていた。
既に一度、この世界の言語を翻訳し体系化する為に、様々な分野の人間を集めた事があるため、政府はスムーズに
このプロジェクトの為に、人材を招集する事ができたのだった。
まず、おこなったのは、この鉱物の融点と沸点を調べる事であり、そして、どの程度の圧力をかければ液状化するか
というものだった。
基礎研究チームはと言うと、この鉱物の電気特性の調査である。
ここで沸点と融点について、少し述べる。
小学校の理科で習う事でもあるが、皆の認識の為、我慢してほしい。
沸点とは、液体が気体になる温度の事、融点とは固体が液体になる温度の事である。
この融点と沸点を調べる際、この鉱物の特性、すなわち爆発したように燃焼する事から、安全対策を施した上で実
施された。
国会審議が紛糾し、投票が行われてその結果が出た頃、ある程度の成果が得られた。
融点についてはかなり高い事と、ある程度低い圧力で液状化する事などが判ったのだった。
そして、一旦液状化したならば、固まりにくい性質も見つかる。
とは言うものの、長期間放っておくと固まるのだが。
そこで、様々な物資を使い、どうすれば、液体のままで存在し続けるか、その研究に焦点が絞られる事となった。
そして、ここで研究チームは壁にぶつかった。
どの物質を触媒にすれば、液体のままで存在するか。
その解決策が見つからないままに、自衛隊が派遣される日を迎えたのだった。
自衛隊派遣部隊であるが、海田市第13旅団を中核として、これに東千歳第7師団隷下の第71戦車連隊そして、習志野
第一空挺団ならびに、木更津第一ヘリコプター団の一部をもって編成が完了した。
さて、肝心のシュレジエンだったが、状況は更に悪化の兆しをみせていた。
まず、シュレジエン側としては不本意な事に国境警備の任につく、各騎士団が緒戦において、その任をまっとうでき
ずに潰走したのは手痛い誤算だった。
シュレジエンにおいて、近衛騎士団というものは存在したが、これは戦力としては数える事は出来ない代物だった。
何故なら、儀杖部隊であるからだった。
本来なら、各騎士団が粘り強く継戦しつつ後退し、近衛兵団が戦場に姿を現すその時間を稼ぎ、更に近衛兵団でもっ
て、敵の突撃衝力をくじく。
そして、最後に近衛兵団が戦闘準備に入ると同時に、領主勢らと後退してきた各騎士団の残存兵力でもって、軍勢を
編成し、突撃衝力をくじかれた敵を駆逐するというのが、その基本戦略だった。
近衛竜騎兵団も、決戦兵力として、近衛兵団と行動を共にする。
だが、アムデスの攻勢は、そのシュレジエンの基本戦略を前提から崩壊させたのだ。
遅滞防御行動を取りつつ後退できないと言う時点で、基本戦略に狂いが生じている。
この事態に、シュレジエン軍はやってはいけない事を犯してしまう。
それは戦力の逐次投入だった。
とは言え、シュレジエン軍としては止むを得ないものではあったし、兵は拙速を尊ぶ事からも判断としては間違って
はいないが。
結果として、逐次投入になったのであって、その判断を後付けで批判するのは容易い。
現場としては、もっともベストな選択だと言えたのだから。
そしてこれは、基本戦略が崩壊した事による、シュレジエンの焦りでもあった。
草兎平原において、シュレジエンは、集結できた近衛兵団の半数を勇将ロゴルディン伯ナキル卿に預け、アムデスと対
峙したのだった。
だが、近衛兵団の全力を投入できなかった事は、近衛兵団の壊滅へと繋がった。
更に、草兎平原において、ナキル卿を失った事も近衛兵団にとって手痛い損失だった。
ナキル卿の最後は、敵が放った矢を何本もその身に受けながらも、敵兵を幾人も道連れにしたと伝えられた。
事ここに至って、決戦兵力たる近衛竜騎兵団をも投入して、防戦に努めるのが一杯とかす。
王都から46里(およそ138キロ)の地点において、半減した近衛兵団が竜騎兵団とともに、必死の抗戦を続ける有
様となった。
ここには、エステルス城砦という要塞が築かれていた。
ここを抜かれると、王都まで後はない。
状況が変わったのは、それからまもなくの事だった。
アムデスはなんと、エステルス城砦に篭る近衛兵団を拘束する為に必要な戦力のみを残し、その戦力の過半を迂回
させたのだった。
これを知るや、近衛兵団将兵は驚愕した。
自分達を置いて、迂回するなど信じられなかったのだ。
アムデスの聖将カディス・ジルバのなせる業だった。
近衛兵団々長を努めるガシュタス候リキアルト卿は、人望に優れ戦略眼を有する人物である。
齢は49。働き盛りにあると言ってもいい。
シュレジエン宰相であるドルカルフ公ナイラーク・エンドルン卿とは3歳違いだった。
リキアルト卿の頭には、白いものが一筋流れており、細身だが引き締まった体躯を有する。
美形という訳ではなく、むしろ不細工とすら言えるが、却って武人としての貫禄を醸し出しているとも言えた。
その近衛兵団団長ガシュタス侯リキアルト卿は、打って出る事を決意した。
血路に道を開き、王都に帰還し、篭城する為である。
竜騎兵団団長ノビクスもまた、同意見だった。
観戦武官として、葛重三尉も同行していた。
第二小隊の指揮は、井倉(いのくら)一曹に任せている。
そして、三尉の通訳として、ディーンが随伴していた。
調査団の通訳は既に別の人間が行っている為、ディーンも本来の身分、自衛隊嘱託へと戻っていた。
今回はここまでです。
また、あいませう。ではでは。
…まあ、難だね、癖は抜けないし、三つ子の魂百までと云う言葉も有る。直らんだろうな?
>775殿。有難う。一番欲求不満なのはだれか…解るかな? そう、小官だ。殺伐属性を抑えに
抑え、今は物語をじっと構築中。まだ、だれも『殺す』段階には至ってないので…不自然なのだ。
小官自身がやりたくても、な? だから長編は一度はじめると、辛い。では、投下開始!
自分の席に就いた山田は、起立し、訓練を通じて、鍛えに鍛えたその大音声を張り上げる。まるで
源平時代の武士の名乗りを上げるが如く、それは歓談の続く宴の席を貫いた。
「サジシャ候補生! 在席しているのならば自分、山田浩二の前へッ! 」
ザワザワと群集が互いに囁き合う中、人垣がまたもや割れて行く。キリャム教師に付き添われた、
サジシャ候補生がその姿を現す。傷付けられ、すっかり覇気の無くなったその眼が、痛々しく山田を
見上げる。あの後に『里井』の正体を知らされたのだろう。…目の周りには蒼痣がぐるりと取り巻い
ていた。辛い。そうだ。辛いだろう。己の身の程を知らされ、己の誇りの拠り所まで『完全に』否定
されたのだから。…キリャムは優秀だ。暴発するかも知れない生徒に付き添い、慰めて居たのだろう。
「…はい…サジシャ候補生…」
「自分の『恩人』がそんな覇気の無い事でどうするっ! もっと大きな声を出さんかァっ! 」
「は…はいっ! サジシャ候補生っ! 」
『恩人』と聞いてまだざわめきが復活する。さあ、衆目が集まる! さあ取って置いたの名場面、
演出いたして見せましょう、男一匹山田は浩二、少年少女の味方です、と来たもんだ! 行くぞ!
「皆様は先のジュガムイの、33普連の激闘を御承知でしょうか? 実は自分はその戦いに置いて、
『里井天威2曹』として記憶の無いまま従軍していたのです! その時点で『山田浩二』は
死んで、存在していなかったのです! 精神と肉体の関係は自分よりも皆様の方が詳しいかと
存じ上げます! そして『里井天威2曹』はこの学校、リイ記念帝立魔法学校に教師として
赴任したのです。その記念すべき日は何と、今日! 古強者『里井天威2曹』は訓練に措いて
このサジシャ候補生を指名し、模擬戦闘を行ったのです! 」
山田は席を離れ、サジシャの右手を取り、高々と上げた。サジシャが山田の顔を見上げる。
話が違う、と目が訴えて居たが、山田は下手なウィンクで応えた。…サジシャは怪訝な顔を見せ
黙った。まあ、意味は通じなくとも口を聞いてくれなければ有り難いと山田は心の中で苦笑した。
「サジシャ候補生は戦闘経験の無い素人同然! 対する里井2曹は対魔法戦闘経験に長けた
『自衛隊員』! その場の誰の目にも勝敗は明らかで有りました! 」
山田は言葉を切り、反応を確かめる。頷く周囲の人間も居れば、露骨にサジシャに侮蔑の視線を
向ける者も居る。…豪華な服を身に纏った、猛禽の目をした男が、瞳に動揺の色を浮かべながら
こちらを注視していた。第31代現皇帝『サジグ』その人である。…一人息子は可愛いものだ。
「サジシャ候補生はこの学校で習得した魔導を49回も連発! 炎熱、氷刃、雷光、旋風を…!
彼は『未熟』ですが、持てる限りの力を尽くし戦い抜きました! あの普通科隊員を相手に…」
どよめきが大きくなる。「何と…その若さで…」、「正に勇気有る少年!」賞賛の声が高まる。
「ことごとく回避されるサジシャ候補生の魔導! しかし、サジシャ候補生はその名誉に掛けて
負けられ無かったのです! 己の背負う名に掛けて! 何故ならば…」
山田はもう停まらない。全てが終わるまで。芝居っ気たっぷりに左手で現皇帝の方向を差す。
「彼の父は第31代現皇帝陛下、『ザジグ』陛下の息子である故に! 彼は古強者の隙を突き、
必殺の禁呪である『呪殺』を遣ったのです! その敢闘精神は賞賛に値します! 決して
敗北を認めぬこの心意気は、帝国の栄光を担う次代の若者にとって喜ばしき事と言えま
しょう! …彼の必殺の、50回目の魔導は、過たず『里井天威2曹』の命を奪いました!」
山田はまた言葉を切り、今度はサジシャに笑いかける。…彼の眼は、自信を取り戻していた。
「丁度、始祖皇帝陛下が御視察にいらしたのが山田浩二…今の自分にとっては僥倖でした。
乱れた糸の縒りを戻すが如く…里井天威と山田浩二との合一をその御技と御慈悲を以て、
ここに復活の奇跡を顕現なされたのです! 山田浩二としては、誇りに掛けてサジシャ
候補生を生かして置く訳にはいけません! しかし、今の自分は、教師、里井天威でも
あるのです! 自分は彼等有為の若者の才能を是非『教師』として伸ばしたく思います!
自分は『英雄』としてでは無く、一『教師』として、皆様の手厚きご支援の程を宜しく
お願い致す所存であります! 明日の帝国を担う、サジシャ候補生と他の候補生に栄光
有らん事を! 始祖皇帝の御名の下に! 」
『大嘘吐き…逆でしょう? 兵士の里井なら…殺すわ。山田が生かしたのよ…』
脳裏の『少女』の声が痛い。『解ってくれ』と念じると、鼻を鳴らして黙った。
間髪入れずに全員の唱和が開始される。天威の記憶では『始祖皇帝の御名の下に』で終わる筈だった。
が…予想は常に裏切られるものだ。希望的観測は、さらに悪い方向へと。そして、悪い予想は的中する。
「始祖皇帝の御名の下に! 山田浩二の偉業と共に! 」
唱和の最後が締まらん、と山田は内心で毒づいた。このフラストレーションは、訓練でしか
解消出来ん類のモノだろう。しかし先ずは被服の入手から始めねば為るまい。山田は笑顔を消した。
「第一区隊、魔道士候補生! 集まれ! 4列横隊! 」
群集を掻き分け、必死な顔で魔道士候補生が集合を開始する。総務が人員を一々数えている。
これも教育が必要だ。天威として此処は行動せねば為るまい。漸く数え終えたのか、報告が来る。
「魔道士候補生、総員60名、事故なし、現在員60名、集合終わり! 」
「遅い! …まあ良い、初日だ。勘弁してやる。現在時2100! 一時間後に就寝! 総務、
宿舎棟まで全員を引率! 明日の集合は貫頭衣、通常礼装で舎前! 朝からお出かけだ!
以上!別れ! 」
「別れます! 各員列を乱さず退室せよ! 」
山田は気付いた。今日中に歩調を教育する予定だった事にだ。宴の最中に行われた椿事に
来賓は度肝を抜かれていた。珍しい生物を目の当たりにした、とその表情が雄弁に語っていた。
自分もいい加減に抜け出して就寝の必要が有る。『古い知り合い』に再び『自分』として
もう一度挨拶に赴かなければ為らないのだ。…記憶の有る今なら解る。『嘗ての上官』だった
『男』が、この自衛隊帝都駐留連絡部に存在し、ただひたすら『その時』を待っている事を。
自分の腹中で黒い悪魔を宥めつつ…投下終了。次回予告。『軍隊組織の中の禁断の想い』。
…この物語は『飽くまで』フィクションであり、実際に存在する団体、姓名、階級に『一切』
関係が有りません。と、前置きしておく。まあ漢字分量と臭い言い回しが小官の匂いだ。
それで『良ければ』お付き合い願いたい。では、また次回に! …ああ、阿鼻叫喚が見える!
>>763 もう続き出ちゃってから言うのも何だけど、この場合は「世情」でしょ。
乙!!
皇太子だったのか・・・>サジシャ候補生
>>775 言いたい事は分からんでもないが、
じゃあ、まずテメエが書けよ!
…紳士たれ。ウム。まあ、な? 方向性が有る。そういう事さ。欲求不満が高まる程、
小官は残酷に為る傾向が強い。只今精神のリハビリ中に官能小説読破中…。
『もう恋なんてしないなんていわないよ絶対』を『往年のアレでボキャブる』と…!
お休み。では、またな? ガクガクブルブル…。
一本いっとく。
所属不明部隊を追跡し始めてから既に4時間が経ち、日は傾いて空を赤く染めている。
俺達は奴等の罠や欺瞞、後衛に警戒しつつ相変わらず足跡を辿っていた。
この際自分達の位置を見失なわないよう注意する必要があり、それに加え重い装備が俺達の神経と体力を磨り減らせる。
さらに今までの演習とは違うという事実が重く圧し掛かった。これは全く実戦だ。
当たり前だが俺は実戦経験がある。
これまで数々の過酷な作戦に従事してきたし、その中で人を殺したことだってある。
きつい、つらい、異常な環境で冷静でいられるようにもなった。
レンジャー課程修了は伊達じゃないが、やはりここでのクソ・ファンタスティックな経験のおかげだ。
銃弾やミサイルの代わりに矢と奇妙な光球が飛び交い、人外の化け物が戦闘に参加して自分を襲ってくるような戦場。
ソ連軍自動車化狙撃師団を相手にした方がマシかもわからん。
彼女達は……無論、実戦経験は無い。ピチピチの戦闘処女である。
今日の今日まで女と見なさず扱いてきたが、それに耐えられてもナマの経験に耐えられるという保障は無い。
優秀な(ヲタク)自衛官とSEALが仕込んだんだから技術的には問題ないが、精神面が重要なのだ。
考えたくはないがもし奴等と戦闘になったとき、彼女達は動くことができるか……最悪“壊れる”かもしれない。
何かする際、彼女達は我が愛する2中隊第2小隊の狂人共の様なプロフェッショナルじゃないことを忘れてはならない。
ポイントマンを務めるレアが左手拳を上げて止まり、前方を指差した。
ついに見つけたか……彼女の表情は擬装用ネットで見えないが、特に慌てた様子は無い。
後に続くエステル以下5名も、ただ俺に従い歩を止めるだけだ。
俺はレアについてくるよう合図し、後の者は100m後退して装備を置いて残るよう指示した。
「問題があれば音でわかるはずだ。日没までに戻らなければ俺達2人の装備を置いて丘まで戻れ。
それで明日の正午までに戻らなければCPに連絡してから東へ道路にぶつかるまで進め」
俺とレアは小銃と携帯装備だけを持って敵がよく見える所まで第四匍匐で這い進む。
「虫になれ……」と助教は言ったもんが、今まさしく2人は虫になって地面を這っていた。
傍から見たら濃緑の巨大芋虫が這っているようにしか見えない……完璧じゃないか。
数十メートル進んだところで俺達は止まり、俺はレアにここで留まり援護するよう命じ、
今度は一人で這い進んだ。
ずるり、ずるりとゆっくり這い、5m程の所で倒木の陰から覗き見る。
50m先の森が開けた場所に奴等を確認した。
奴等は鋼の軽鎧を装着し、腰から洋剣をさげ、肩に帝国の紋章がある見間違えようの無い敵であった。
主に軽歩兵を戦力とした部隊は一個小隊どころではない。ざっと見ただけで70……80人弱か。
中隊には届かないが、どう考えても8人で対処可能な戦力ではない。
心拍数が上がり、暑くも無いのに体の至る所から汗が噴出して服を濡らして非常に不快だ。
今は敵を確認できただけで十分だった。俺はレアの所に戻ろうとゆっくり後退し始めたとき、
兵士達の前で何か喋っている金髪の男の後ろに、ある物が地面に刺さっているのが見えた。
一見ただの棒だがよく見ると、金属独特の光沢と所々赤茶けた錆がついているのがわかる。
(アレには見覚えが……って、ビンゴだ!)
以前の演習時に地面に刺したメイドの剣だ。
忘れかけていた記憶が蘇る。最初はここに到達するのが目標だった。
ツイてる……!が、こんな状況では意味が無い。
そう思った時、剣の正面の男が180度回れ右し、叫んだ。
「この地に眠る同胞に!」
男はザッと音を立てて腰の剣を抜き放ち、刃を胸の前で構えた。
それに従い後ろの80名弱も同じ動作をする。
一糸乱れぬ統制された動きは、観ている者の心を奪う美しい光景だった。
うむ、やはり軍隊はこうでなければならん。厳粛な雰囲気も非常によろしい。
しかし奴等の行為に何の意味があるのか?
おそらくはあの地面に刺さった剣が誰かの墓だと勘違いしたのだろう。
メイド剣は帝国製でオサレな帝国の紋章付きだし、敗走した帝国軍がここで力尽きた者を埋めたとしても納得できる。
だが残念ながらあのメイド剣はただの飾りに過ぎん。帝国兵にはそれがわからんのです。
当事者の俺は込みあげる笑いを堪えながらレアの所までずるり、ずるりと後退し、再び森の中に溶け込んだ。
盛り上がらん……
もう一回偵察させますが、その時はちょっと盛り上がるかなー
下ネタで。
もう寝るぽ
>優秀な(ヲタク)自衛官とSEALが仕込んだんだから
>メイド剣
>下ネタで。
…('A`)
804 :
革命家:04/04/20 00:27 ID:???
./ ̄ ̄ ̄.⌒\ 〆
../ モエ主義 ヽ ..(〃
|=======( (__))
ノ_______ ヽ ..| .|
(/ ― ■=■⌒ / ..|
|Y Y\__ \/ ̄||∪|\
|.| |\ \ ..▼ .ノ)__||∩|/
| \/ | ̄ヽ  ̄ ̄゛) . ̄´
| \―¬  ̄ _)
\ ./\__ )
| | | ∨
(__)_)
とりあえず支援家置いときますね
スルーしろよゥ。おまいら。
評価、批判は分家にスレあるからそこでよろ。
ここの雰囲気は大事にしてこうぜ。
作者への要望も。>806
本スレは、基本的にSSの投下とその合間のネタ雑談中心でいきましょう。
評価、批判、注文は作者のやる気を削ぐ可能性があるから。(最近、新規職人の数が少なくなってきてる気がします・・・)
どうしても本スレに書き込みたい場合は、批判などに取られ難い様できるだけオブラートに包んだ言い回しにしましょう。
直接的だと住人同士で変な対立を産みかねません。
(マンセーとアンチとかの対立は、はっきり言って泥沼化します。スレ崩壊に至る危険も。このスレも過去にそう言う時期がありました)
マンセーのみしか受け付けないのか?と言う意見もよく聞くがそうではありません。
読んでる住人の中には、投下されるSSをとても楽しみにしている人間がいると言う事を頭に入れて発言しましょう。
人間、気に入っている物を貶されると感情的に反抗したくなるものです。
(魔術師1氏を代表する様な事例も、その一つだと思います)
以前と違い、批判する場所も出来た訳ですのでわざわざ唾を吐きかけにいくのは、そう言う住人にケンカ売っているのと同意義です。
そこら辺を考えて、本スレと分家を(立場も人格も)使い分けて楽しみましょう。
深夜に長文スマソ
昼休みなのでな? 小官のに関しては、遠慮は要らんぞ?
スレは臨場感が命! 正直小官はその『乗り』を楽しみに出没している。
まあ、人の意見は十人十色、言ってナンボのレス具合って事でな?
マンセーされれば嬉しいし、批判を浴びれば『次の展開見てからな? 』とやり返す。
楽しくなければ続かない! 情熱と云う『薔薇』が無くちゃ、生きて行けない!
真剣に、そして愛憎を以て、小官は接しよう。 以上、所信表明終わり。 では、な?
おっとついでに。冷静に為って見たら。最後、穴だらけだ。
パターンBバージョンを採用するので、「陰謀」とか「設定」とか「キャラ会話」
好きには朗報だが、小官の黒いノリ好きは少々お待ち頂きたい。…待っていてくれるならな?
パターンAはな…その内『繋げる』。…コンセプトは『800+1+2+5−7』だ。
少年は使わんのでそのツモリで。作品構成上どうしても『必要』なのだ。では昼礼も有るので、さらば!
…行為そのものは書かん。不謹慎行為を前の何スレかでやっちまって反省しきりだから。では、な。
>>809 …………………………80i(゜゜)\バキッ!
それじゃ、ヤオイと言うよりショタ?だな。
皇帝の息子あたりが山田に惚れる?なんて展開を予想してしまったよ。
息子はどっちかって言うと、将来山田の有能な副官みたいな感じに修まると妄想していたが・・・。
ニアピンだな。
…武装走の記録会…欝だ…。鬱だからストック全投下! …時間が無い!
山田は走る。腕時計を見る。『太陽電池仕様『G』』は2120を過ぎようとしていた。宿舎棟の入口
に到達し、立ち止まり、息を思い切り吸う。…山田は、自分が天威に『染まりすぎた』と感じていた。
「総務及びチームリーダー! 集合! 着替える必要なし! 命令変更だ! 」
「一斑チームリーダー、サジシャ候補生集合終わり! 」
一番先に飛び出してきたのは以外にもサジシャ候補生だった。実は一斑のチームリーダーだった。
多分、午後の授業で反抗してきたのはてっきり自分が『総務』に任命されるものだとばかり思って
いたのに天威の「鶴の一声」でマニュ候補生に決定されたのが不満だったからだろう。その次は、
マニュ候補生だ。山田はその姿を確認した途端、真っ赤に為って天井を向き叫んだ。俺は馬鹿だ!
「付記事項! 女子は男子に見られても恥ずかしく無い格好でだ! …急げよ総務! 」
マニュは夜衣に着替えていた。…透けているモノだ。サジシャは凍り付いたが如くマニュを凝視
している。山田は天井を向いたまま、彼の頭を自分の側に向けさせた。…男女混合なのを忘れていた
山田の痛恨のミスだ。少年少女は健全に育てねば! 宿舎棟の部屋割りの再考を誓う山田であった。
…全裸でモノをぶらぶらさせて走ってくる男子魔導候補生を次に見た事がそれに拍車を掛けていた。
「…服を着ろ! 貴官が恥ずかしく無くとも、周囲の者が恥ずかしくなる! 自分を失望させるな!」
少女の「羞恥を湛えつつもそれでも真面目な」声は、そそるモノが有る。山田の悪友の言葉だ。
それは真実かも知れないと、山田は実感していた。何か自分がかなりの変態嗜好の所有者に感じ、
山田は急いで数学の公式を無秩序に頭の中で並べ立て、生じた『邪念』を思考から追い払う。
「…マニュ候補生以下6名、集合終わり! 」
「…休ませ! 」
「せいーれーつ、休め! 」
「…楽に休め。各班に伝達。命令変更。起床時刻0630、一旦寄宿棟前、以後『舎前』で通す。
覚えて置け? 舎前で0640に人員点呼を行う。服装は…見られても恥ずかしく無い格好だ。
そのまま朝食を取れるような、が最低条件だ。質問は有るか? 」
「ハイ、三班チームリーダー、カー・ヴェ候補生! 」
「何だ? 質問を許可する 」
「それは先程の『付記事項等』を踏まえての事でしょうか! 」
「…裸で出てきた貴官を見て確信した。言って置かんと『拙い』とな? 他には? 」
「無し! 」
「では、続けるぞ? 朝食喫食は0700より。集合は0820舎前。服装は『動き易い格好で』、だ。
0835授業開始。内容は整列時についての命令と動作と移動時に措ける『お約束』を教育する。
6班チームリーダー、フィム候補生、伝達内容を復唱! 」
魔導士の卵だけ有って、記憶力は目を見張るものが有る。山田は褒める事にした。実は『褒めて』
は為らない。自衛隊の教育は一度展示すれば、全て『出来て当たり前』の世界なのだ。だから年配の
自衛官は『褒められる』事を嫌味に感じてしまう。しかし彼らは…未だ『兵士』では無い。
「貴官等の記憶力には期待して良さそうだな? 各人、役職は持ち回りだ。全員、いつかは総務に
就く。勤務内容を良く把握し、交替者に確実に『申し送る』事が出来る様に努めよ。それが里井
が総務、班長を『右翼者』から選んだ理由だ。これからは『連帯責任』を適用する。一人も目標
時刻に遅れる事は許さん。何が必要なのかは各人、思う所がきっと有るはずだ。今日の就寝時間
は変更無し。確実に『消灯』せよ。勉強を続けたい者は…『天威』の部屋で一時間のみ消灯延期
を許可する。希望者を総務は5分後に報告。夜間には自分が巡回するので、騒ぐな。寝ろ。以上。
では解散…別れ! 」
「別れます! 各チームリーダーは班員に伝達…」
山田は胸の中でほくそえんだ。…ヒントは、与えた。後はそれで気付くかどうか、だ。新米隊員を
引っ掛ける『単純』な罠だ。まあ、悪いが候補生達が気付く事は十中八九無いだろうと山田は思う。
『性格悪ぅ〜…。五分前行動なんて言われ無いと普通は気付かないよ? 』
『身体で覚えて貰うのが一番さ…。で、お前今何処に居る…って…俺のベッドか! 』
『わ〜、そこまで解っちゃうなんて、スゴ〜い! 』
『其処の革張りのケース持って部屋を今すぐ出て、階段に出ろ! 生徒が来る! 』
『このまま? もう、せっかちなんだからぁん…』
『…服を着て、だ。くれぐれも、出遭った少年少年をたぶらかすなよ? 』
山田は己の安眠を期待できない事に今更ながら気付いた。『夜間』が人間種の時間では無い事にも。
消灯延期者はマニュとサジシャと、ギイ候補生。サジシャが言うには『生徒三傑』らしい。ギイの
視線が山田を刺す。ピンと来た山田は急いで『心の壁』を張り巡らせるイメージを創る。
「不躾だな、ギイ候補生? 人の心を覗く時にはまず、一声掛けろ」
「…解っちゃいましたか…さすが英雄山田浩二曹長だ…隙が余り無い…残念だなぁ」
「里井天威2曹、だ。里井助教でも構わん。後な、授業中にそんな言葉遣いしたら連帯責任適用で
皆に罰則を与えるからそのつもりでな? ギイ候補生? …サジシャ候補生、私的制裁は許さん。
俺の部屋の机は大きいから、移動させてベッドに座って使用せよ。消灯時間は俺の遣り方で伝える。
以上。…質問は有るか? …無し、の様だな? では、別れ。勉学に励めよ、若人…」
背を向け、右手を上げ、軽く振って山田は場を離れる。階段を上る途中で、黒い物体が眼前に突き出さ
れるが、山田は苦も無く避ける。夜目は鍛えて有る。…これまで経験した幾多の『訓練』と『実戦』でだ。
『少女』が革ケースを突き出したのだ。この中身の『モノ』が無いと『真の隊員教育』は、始まらない。
「多分…応えてくれないと思うよ…? 約束でも…? まだ持ってるかも解らないし…」
「いいや、持ってる。アイツから盗聴を取ったら何も残らん。周波数もメモリーに入ってる
筈だ。俺と奴しか知らん、な? 俺のコイツの音色を聞けば、奴はきっと連絡を入れる。
駐連…帝都駐留連絡部に里井として挨拶に行った時…顔を見た。小川の奴…俺の職種徽章
を見て
変な顔して見てたからな? 普通科のモノだったからな…? 俺は特科だから…」
ケースの中身は良く磨かれた『ラッパ』と、少々年代モノの市販の『携帯用高性能無線機』だった。
ラッパは『ラッパ手集合教育』の際に購入した私物。『無線機』はその『教育』が終わる際に、
『バディ』から贈られたモノだった。バディ、相棒…。新隊員前期を共にし、また巡り合った悪友…。
無理矢理にキャバクラに連れて行き、おねえちゃんに『イイ顔』を出来たと喜んで居た馬鹿野郎…。
「噂の人だぁ…ホントにつれて来たんだぁ! 憲人ちゃん! 」とか言われてたな…。アイツ…。
「お前の音色は直ぐに解るって、ホントかな…? 」
「さあな? ミュージシャン志望とか言ってたが、本当かどうか…」
屋根の上に出る。自分の見慣れた異世界の夜空とは、少し異なる星配置だが…その輝きは変わる事
無く、山田と『少女』を照らす。遠い『あの日』、こうして深い森の中で見上げた…。数百年、過ぎ
た事実を改めて実感する。『少女』が山田の腕を突付き、我に還らせる。ふと腕時計を山田は見た。
2155、消灯の五分前だった。頭の中で山田は反芻する。懐かしき、『生の』消灯ラッパの旋律を。
>812よ、ハズレだ。伏線は張ってある。『上官』で『榊2尉』だ。急ぐ! 着替え時間が終わる!
とうかしゅうりょう、ではな!
そろそろネタ系と思考実験系でスレ分けた方がよくないか?
>820
分けるとしても、何処に立てる?
軍板に立てるわけには行かないと思われ。
ただでさえ板違い気味だし。
…軍板から去るなら、お別れだな?
食事に向かう。…どの道、ここ以外で書く気は無いね、小官。それだけ。
ネタ系は残留決定だろ。
ここ以外のどこに出しても恥ずかしい話ばかりだぞ。
…その通り。小官、恥ずかしくてな?
食堂の近くに隊員居室が有るのは僥倖だな? 移動してメシを貰い10分で喫食して
居室に戻り、パソコンの前に居る。正直、スレ分断はな? と思うのが小官だ。好きに
やって受けなければ自然淘汰を受ける。住人に。これまで巧くやって来た。
これからも何とか、現路線で引っ張れないものか? …ただの戯言だがね。
最近ネタ系がない。
ということで、一つ振ってみよう。
>>586 さて、当然と言うべきであろうが、F世界にはF世界固有の動植物がごまんとある。
しかもこれらは(話の設定上当然そうしないとまずいのだが)人間に対する安全性は折り紙つきである。
こういうやつ、帰ってから利権にならないか?無論、十分に研究されていれば。
薬草とか有用なものであれば、遺伝子特許とりまくりの儲けまくりだぞ。
なんどもいうが、>820みたいなのは分家を使って発言しろよ。
わざとじゃねえだろうな。
>827
ネタというよりツッコミだな。
他人の世界観に突っ込み入れて、今作ってる話を壊すのは良くない事だと思うが。
つーか、話してる内容も過去スレでいくらでも話題にのぼったし。
で、結局オチは嫌展。
>>829 おまえ落ち着け。
せっかくネタ振ってんだから、小さな事で絡むな。
本日のお題
資源・エネルギー問題。(供給できるようになるまでどうしのぐか)
結論が出てないので再利用。
>>829 ガイドラインにも突っ込み禁止とは書かれていない。
>827
…例に引いた文章で、明らかに小官に対するツッコミだな?
だからぁ、『狙って帰れた』、ワケじゃないのよホントにぃ…。
これから説明がてら丁寧にやってる最中なんだからぁ…。ウウ…。と、壊れて見る。
もうヤケだ。一部ネタバラシ。本土の採集部隊が編成・訓練中に送り返された。
第一次転移は、『王国連合』の神々の仕業だよ。設定では、ね。
あのな? 軍組織の部隊はな? 人員集めてハイ出来ました、では当然無い訳でね?
聞いてるかな? 指揮系統やら装備やらの段取りが当然必要でね…って書いといて、
民間密漁者の存在をすっかり、小官忘却。まあ、突っ込み入れてくれて嬉しいね。
>>827 ここでブッdだ設定を持ってこよう。
「遺伝子の媒体がDNAではない」
但し、核酸の材料は自然界に存在するので地球人は生存可能。
人間が存在するが、あくまで「形と習性が似ている」だけ。
どうだ!!
右手にお箸、左手にお茶碗。
お茶碗の中には御飯が入っていて、お箸を使って御飯を食べる。
そこまで教えないと飯も満足に食べれない人が最近は多いようで。
わかんないなら手づかみで食えよ。って感じ。
>836
まあ、小官の『産まれた』切っ掛けでは有る。小官元々、荒らし風の
『解説くん』な訳だ。苦には為らんと言えば嘘に為るが、軍事に興味を
持ってくれる人間が増えると、嬉しい。思考シミュレーションは楽しいよ。
838 :
836:04/04/20 21:42 ID:???
ちなみに、このフレーズは元自衛官の上司の口癖。
物わかりの悪いやつに向けて言う場合と、異常にこまかい奴に言う場合の二通りがある。
・・・自衛隊ってそういう組織なのだろうか・・・
まあそもそも
>>827の振ったネタが羅門祐人の時空防衛隊1944の引き写しとしか思えない訳だが。
むしろ人間に対する危険性が折り紙つきなF生物を解剖(バラ)してえなぁ……
>838
そうだね。まずここで自衛隊がどう言う『理念』の元、行動しているか解説するのにイイ機会だ。
与えられた命令には必ず、『作業完了時刻』が有ると考えて呉れ給え。その時刻までに必ず作業は
『終了』していなければ為らない。
・悪い奴→「貴様がボケッと突っ立ってる暇など何処にもない! イイか、目標を達成する順序
が存在する! 先ずはそれをやれ! 貴様には大筋は理解できん! 」
・理屈君→「貴様がそれを知った所で何が出来る? 今しなくてはならん事は何か知っているか?
理屈を垂れる事では無い! そんな暇があったらやることやってから言え! 」
てな具合だ。質問、受け付けるぞ? …全ては類推能力に掛かっているがね?
>>389 解剖の場所には、さいたま市内の廃棄物処理場「エリア51」が選ばれた。
842 :
836:04/04/20 21:57 ID:???
逆に言えば、
終了時刻までに作業が終わればいいと言う事かな?手段を(良識の範囲で)問わず、自己工夫をして。
そういえば、上司は要領が良く応用がうまい人物で、職場でも切れ者で通ってる。
元ヤンで学生時代は馬鹿だったらしいのだが、やっぱ自衛隊で鍛えられたのかな・・・
>>835 ならばその媒体は何か?RNAはDNAより不安定だからDNAと比べて保存にはあまり向かないとか。
>842
そうだ。常に結論から出発する思考法を叩き込まれる。
『最短ルートで無駄を省き、目的を完遂するためには今の自分に出来る事は何か?』
その能力を『徹底的』に仕込まれる。日々の生活でも、訓練でも。『時間』が全てだ。
余った時間は装備のチェックや機材偽装の補完などに『有益』に使用できるのだよ。
だから、『知識馬鹿』には勤まらん。戦闘部隊には『機転と知恵』が重要視されるのだ。
…どう言う意味か、諸君には解って頂けると思う。幹部連中が嫌われる遠因さ。
そう言えば祖父が、その場を誤魔化すのが得意な知人(祖父と同年代)を指して
「あの人は陸軍(徴兵ではない職業軍人)だったから……」とか言っていたなあ。
自衛隊式の教育に染まると魔導師はどの様に育つのか・・・
なんとなく見えてきたな。
・・・床掃除がうまい・・・
>845-846
…効いたよ。ボディブローの様にね…。ウム。今日の投下は止めておこう。
喧嘩を売られたら買うしか無い。とことん、付き合おう。
849 :
845:04/04/20 22:13 ID:???
>>847 聞いてくれるな。
衛生兵としてミンダナオ島で戦った祖父はつい先日靖国へ赴いた。
気にしていた太腿の銃弾は骨の中に見つからなかった。
俺のじいちゃんはマニラに着く事無く、輸送船と共に海の底へ・・・
851 :
845:04/04/20 22:20 ID:???
>>848 いえ小官殿に喧嘩を売ったつもりは全くありません、
>>849のような事情で昔聞いた話をふと思い出しただけです。
どうかお気になさらずSSを投下して下さい。
俺の友達のじいちゃんも、身体に撃たれた後があった。
そう言うの目の当たりにすると、妙な気分になるよなあ。
変に尊敬してしまう自分がいる。
…書くのを止めろと言いたいのなら、ハッキリそう言えば良い。
奥歯にモノの挟まったレスは見ていてとても…哀しい。お休み、諸君。
今日は…気力が萎えたよ…。
>>844 旧軍でも、幹部と兵卒の教育はまったく逆だったとか言うが、やはり今でもそうなのか。
じいちゃん自慢大会かw
母方のじいちゃんが『俺は昔、キ84を作った事がある』と自慢げに語ってたのを思い出した。
昔は工場の一従業員も誇りを持って、戦争に参加してたんだなあと今更ながらに思った。
856 :
845:04/04/20 22:25 ID:???
>>844 >幹部連中が嫌われる遠因さ。
から連想して書き込んだだけなのに……文字のみの限界か。
ダ━━━;y==━∵д゚)・∵━━ン
857 :
846:04/04/20 22:26 ID:???
俺も皮肉で言ったつもりはありませんよ。
こういう描写があったら面白いだろうなあとネタを振ってみただけです。
拗ねんといてつかーさい・・・
ああ…応えねば、為るまいな?
幹部は『ゼネラリスト』に、曹は『スペシャリスト』に育てられる。
しかし、大局を見渡せる筈の前者が、後者に思考の視野で敗北する組織…。
それが陸自だ。勿論、中には、立派な人物も居る。
だが、『俺の求めている物はこんなモンじゃ無い!』と完了時刻間際に
為って抜かす幹部が『非常』に多い。それなら最初から細かく指示しろと…。
スマン、愚痴に為ったな? >846よ、現実は…指摘されたく無い物だよ。
859 :
846:04/04/20 22:31 ID:???
昔、小官殿が語っていた『自衛官は掃除がうまくなくてはならない!!』という発言を覚えていて、
小官殿ならこんな感じになるのかなあ・・・
と、妄想してしまった次第で・・・
あまり気にせんといてつかあさい。
一つ、軍人は要領を以て本分とす……
武装走と云うモノが有る。背嚢抜きの、テッパチ、作業服(迷彩服)、サスペンダー、弾帯、半長靴で
小銃持って5kmを『全力』で走る。今日の小官は気力を支える体力が残って居ないのだ…。スマン。
大人げ無い真似をした。このレスを謝罪代わりに解釈して貰えると、嬉しい。
>>858 そこで上司も部下も「お茶碗と箸の愚痴」になる訳か・・・
軍組織ってもんはどこも同じなんかなあ・・・
それとも日本だけか?
後、密かに中国の軍隊も興味あるンだが、誰か知ってる人いる?
>>861 話し聞くだけで疲れてそうな感じが良く分かる・・・
しかもそれでレスに答える小官殿に尊敬の念がふつふつと・・・
>859
当たって済まなかったな? まあ>858の様な事もあったのでね…?
想像力の翼が萎えた状態なのだ。以外に小官もナイーヴなのだな…。
気にしないで呉れたまえ。普段の小官ならば冗談で返したろうに…。
お休み…。プロットは出来ている。執筆にかかるよ…。だが今日は、お休み。では、な?
>>858 つまり、幹部はどういうわけか官僚みたいになるということでしょうか?
>866
小官の体験談だ。若干濁す。まず、小隊長に命令が下された。『0030』までに
機材配置し、発砲可能な状態にある事、と。小隊陸曹は小隊長と各班長達を集め、
討議した。『任せる』と言った。『了解、しかし、指示はして下さい』と釘を刺した。
しかし、『一つも』指示は出ない。最初の命令通りに陸曹達は動く。そして、配置
完了後、小隊長が言った言葉は…>858だ。
>868
・・・単なる『いびり』の様な気が・・・
どこでもいるんだなあ・・・こういう上司・・・
>>867 イラクの部族社会みたいなもん?
管轄違うと風習違うみたいな。(つーか、日本でも同じか)
作業完了指定時刻はあと2分。狂っているとしか言い様が無い。小隊長は新米では無い。
事前に陣地偵察も小隊陸層と済ませ、機材配置の場所も決めてある。それなのにも関わらず!
ピンからキリまで居る。下の気持ちを斟酌していては、上は行動出来んのも解っては居る。
しかし、しかしだ。言いたい。知識馬鹿は幹部に為るな。迷惑だ。それだけだ。
それが、今日の小官の身に起こった全てさ。お休み、諸君。では、また。
あ、類似だな? ホントは書類関係。実は小官、係陸曹。担当は秘密。
自衛隊は2チャンを監視してるらしい。(そういう部隊があるそうだ。自衛隊板にあった)
連隊批判のレスを発見すると、後日の朝礼で注意がなされるそうだ。
・・・小官殿。お気を付けて・・・
文書を上げたら、突っぱねられたのさ。そしてあの台詞。>868と871は演習中。
時刻見たら解ると思うが…その時刻…小官SS投下中だったろう? ウム。 お休み。
>>843 そもそも核酸が成分の化合物が遺伝子ではなかったら?などと言ってみる。
それで安定で遺伝情報を運ぶのに最適な化合物を設計するのは俺には無理だけどね。:-p
まああくまで「ブッdだ設定」ってことで。
(ファンタジーにするなら「霊体」か?いや、これはおカルト分野か。)
今スレの見ものは・・・魔術師1氏がSSを書いた事と、小官殿のSSを手塚マンガ方式と言った
>>582にあると思う。
なんというか、
小官の最近のssも火の鳥みたいなノリだと思った。
ところで、間違った世界史氏のエルフ話はどうなった?
あの作品の雰囲気好きなんだけど・・・
ところで、あのエルフ達も下着は褌なんだろうか?
技術レベルからすると褌、あるいは何も付けて無い、というのが妥当だろう。
ちなみに、女子でノーパンだと、「立ちション」するのに最適らしいし。
スカートをたくし上げてお尻を突き出し、後ろ向きに「シャーーッ」っと。
けど、下着についての記述が本文中に少しだけあったような、うる憶えだけど。
さすがに「ペニスサック」つけたエルフは見かけないな、そういや。
懐かしいな。その設定。
エフル殿はどうしてるのだろうか?
そういや晩飯はカレーだった
>知識馬鹿は幹部に為るな。迷惑だ。それだけだ。
海自関係スレを荒らしてるバ幹部(IJA-SS)なんか、この典型なんだろうな・・・・。
>858を見て思ったが、
幹部って完璧主義者には勤まらない地位だな・・・
『結果よければ全て良し』みたいな感覚が持てる人間じゃないと、周りからあまり人望を得られない予感。
むしろ完璧主義者に向いてるのは曹だな。このスレの小官のレスを見て気付いたよ。
888 :
887:04/04/21 11:35 ID:???
いちいちいちいち、レスの返しが丁寧すぎるから。それだけ。
返答を丁寧に完璧にこなすのが自衛隊員なんじゃないの?
やっぱ報告って大事だろうし。自衛官の性なんだろうなあ・・・
888は蛇足だな。
そう言うのは思っても口にしないもんだ。
小さなことに熱中し過ぎる人は概して大きなことができなくなるものだ。
ラ・ロシュフコー
一兵卒に大きな事をされても困ると思うが。
命令した事を正確にやってもらわないと逆に困る。
体力練成前の着替え中。先だっては済まなかった! お詫びにストック投下だ!
2200。山田は息を大きく吸い、ラッパに唇を当てた。懐かしい金属臭が、山田の胸を高鳴らせる。
朗々とそして叙情的に、山田の吹く消灯ラッパの旋律は星降る夜を震わせた。自衛隊帝都駐屯地の
隊員宿舎の明かりが、一つ、一つ消えて行く。…正規の消灯時間にはまだ一時間も有ると言うのに。
自衛官の一日は、ラッパに始まりラッパに終わる。大体『録音』で賄われる事が多いが、生演奏の
時も有る。各駐屯地によって違う。怖ろしいのは…結構、離れた距離に有る駐屯地にラッパの旋律が
届いて居る事実だった。驚異的な肺活量だ。同じ旋律を2回繰り返し、余韻を残しつつ、山田のラッパ
吹奏は終わりを告げた。山田はラッパを唇から離し、ケースに置き、代わりに無線機の電源を入れる。
弱弱しいLEDの紅い光が点灯した。ホワイトノイズが聞こえる。スケルチ調整をしようとノブに手を
遣ったその時に反応が有った。比較的クリアな音声だ。FMはこれが醍醐味だと声の主は言っていた…。
「小川…だよな? 真面目くさって、『ハロー、CQ』って…ハムじゃ有るまいし…」
『やぁ〜まだぁ! …ってこのネタで笑えよ? ちゃんと? なあ『ドカベン』? 朝に無視
されたんでビックリしたぞ? この前期のベッドバディの顔を忘れたのかよってな? 』
途端に、相手の声のテンションが上がる。小川憲人三曹。現在、帝都駐留普通科連隊所属の隊員だ。
声の渋みが一瞬にして無くなってしまうこの『ノリの良さ』が…当時の山田にはとても羨ましかった。
懐かしい日々。直営売店で割り勘と云う約束でアイスを買い、踏み倒された事。『中の』床屋で
散髪中『坊主にしようぜ』と仲間に言いつつ、一人だけスポーツ刈りで逃げた事…。それらの光景が
瞬時に記憶から甦る。それでも、『いい奴』だった。山田の口元から思わず苦笑が漏れる。
「…久し振りだな、小川…? 今何してた? 多分、ここの警備の終わった後だろう? 」
『相も変わらず見事な音色で! 優秀隊員はやっぱ違うわ! 同部屋の奴、間違えて電気消し
やがった。今日の警衛隊のラッパ手、恥ずかしくて今夜の吹奏、辞退するぜ。あーカワイソ。
って俺は明日の警衛でやるんだけどな? 迷彩のアイロン掛けが空しいぜ…畜生ぉぉぉ! 』
「…スマン。明日は多分『甲武装』だ。…『カラミティ』来襲予定。上に貸しが作れるぞ?
駐屯地のS-3…警備主任に話せばな? …小川? おい、小川! どうした、おい! 」
数瞬の沈黙が訪れた。『カラミティ』。…意味は災厄。自衛隊内でその単語が差す人物は一人しか
存在しない。国会議事堂前をこの世の地獄に変えた優雅なる『存在』。数々の実績を上げた武装警察
の『総力』を持ってしても1時間持たなかった『化け物』。武装警察が無能の烙印を押されその後、
解体される切っ掛けを作った自衛隊の『大恩人にして同盟者』。始祖皇帝を指す『隊内隠語』だった。
『マジかよ…? 何時だそれ? 選りによって何で俺が上番のときに…! くそ、クリーニング
したばかりだぞズボン…! 白手だって予備有るけど…ああ! 何とか延ばせんか? それ?
同期のよしみで…な? な? な? 山田ちゅわ〜ん…ノリトからの、オ・ネ・ガ・イ! 』
「同期だから先にお前に情報を流したんたぞ…? 段取りつけ易いように。…午後イチの予定だ」
甲武装。それは通常礼装にライナーヘルメット(プラ製)、弾帯、半長靴、白手袋を着用した姿で
ある。弾帯には銃剣を付ける。言わば『来賓』を迎える際の礼装だ。当然、入念な前準備が必要だ。
『わーった、わーったよ! 融通キカネーのは昔っからだからな! でもやばいぞ? 武装警察
残党が帝都に潜伏中って話は、結構出てるんだぞ? いいのかよ? そんな美味しいネタ? 』
「…この際、徹底的に叩く。ああ、そこでは俺は里井天威2曹だからな? 山田って呼ぶなよ? 」
『…里木…だと? 』
「里井、だ。 …どうした小川? 俺、何か悪い事言ったか? 」
「いや…何でも無い…。2階級特進したって話…嘘だって解って嬉しくてな! …S-2、保全の
方にも話を通すぞ? 情報漏れがどっからか知りたいろうしな…。じゃ、明日な! 里井! 」
無線が切れた。電源を切って、山田が一息つく。突然ポン、と肩に手を置かれて山田は振り向いた。
「…妾に、早急にベッドバディの差す意味を至急、説明せよ。返答次第では、ただでは済まさぬ」
「勿論、『カラミティ』って意味も…だな? …お前! 居るなら居ると言ってくれればっ…! 」
山田は『少女』を向き、半泣きの声で怒鳴った。『少女』の妙に無邪気な笑顔が山田を迎える。
「たのしそ〜に話してたから、邪魔しちゃ悪いかなっ、て思って。そんなに夢中だったんだ…? 」
「…折角聞き惚れて居ったと言うに…。話は校長室で聞く! …異存は無いな? ヤ・マ・ダ? 」
始祖皇帝の目が、笑って居ない。本気だ。山田は自らの軽率さと間抜け振りを心の底から、呪った。
始祖皇帝が山田の襟首を引っ掴むと同時に、校庭へ跳んだ。山田の眼前に地面が迫る。死ぬか…?
山田は全身の力を抜いた。それも良かろう、と。所詮拾った命なのだ、と。恐怖など無かった。
激突すると思った瞬間、ぐっと抱き抱えられる。…横抱きにだ。何故か着地の衝撃は…感じなかった。。
「なあ…」
「なんじゃ? 己の良心が余りにも痛んで痛んで、校長室まで告白が待てぬのか? 」
「…俺は俺として何回、甦った? リイ記念帝立魔法学校の…リイはリイ・アメイのリイだな?
俺の名乗っていた名前は里井天威だが、読み方を変えればリイ・アメイだ。…伝承では…」
「…どの道、話さねば為らぬ、か…。よかろう、話して遣わす。付いて来ておるか! 娘! 」
「わたしには聞く権利が有る。そうよね? 防護結界は張れるよ? 誰にも聞こえないように…」
長い夜に為る。山田は己の言わねばならぬ事の残酷さを思うと、良心の痛みを抑えられなかった。
投下終了、それではいそぐ、では、またな!
.__
/__|__
/_了 ゚Д゚)ゞ 乙礼!!
あの…小川三曹と里木って、例の「デ●ヲ○ヒ○キー」のSSの人でつか・・・?
小官殿、最初から全部計画してた・・・はずないか。
乙です。
なんか深みを持ってきたな・・・今回の話。
掲示板投下のssとは思えないほどの掘りさげ。
ここまできたら、徹底的にいって欲しいなあと個人的に思ってしまった。
>>900-901 名前って考えるの面倒臭いもんなのよ。
小官殿の部隊の人か同期じゃないのかな?
>>901 そうだったらそれはそれでたいしたものであるが。
手塚マンガというより永井マンガのような臭いがしてきたな。
(別々に書いたものを強引にまとめようとするあたり。)
>名前考えるの
とりあえず姓なら、
・植物名から取る
・地名から取る
あたりは有効かな。
あとは、
・県別の姓ランキングみたいなのから引っ張ってくる。
下の名前はDQN名、非DQN名のテンプレなんてのがWikiの[[世界設定のテンプレ]]にあった。
906 :
905:04/04/21 20:52 ID:???
補足
長野県に住んでる「千葉さん」っていう個人的な知り合いがいる。
次スレから
>>1のテンプレに
・覇壊の宴は第1章でガイシュツ
を追加キボンヌ。
ついでに
>>1の注意書きの6番目を
・嵐は徹底放置。気に食わないコテも徹底放置。かまった者も同罪。
と変更キボンヌ
>908
…小官の事だったら哀しいな? で投下する。…「いい所」が書けん…。
「あのな? 185cmの大丈夫がな…? 『御姫様だっこ』される情けなさと云う物をな…? 」
「難ならこのままそなたの生徒に見せてやっても妾は一向に困らぬがの? 生徒公認じゃ! 」
「あ…山田…さん…」
「や、やあ…。これにはとてもその…複雑かつ不可解な事情と云うものが介在しているわけで…」
「…あ〜あ、下手な言い訳…。心の中聞いてたらもうアタマ痛くなって来ちゃう…」
「…丁度良い。そなたも同席せよ。…そなたも実は関係者じゃ…。共に聞くが良かろう」
校長室に繋がる廊下を始祖皇帝に、横抱きにされたまま移動する山田は、そこに丁度通りかかった
『戦乙女』の娘の姿を真正面に認め、弁明に掛かろうとするが、動揺と己の『醜態』で舌が回らなく
なる。『少女』は山田の『エエ格好しい』の本性が解っているので、愚痴を零した。『漢として』が
行動方針の山田は、『こうあるべきだ』の『理想像』に異様な程、こだわる悪い癖が有るのだ。
校長室のドアが『戦乙女』の手で開かれ、山田と始祖皇帝が入り、『少女』の手で閉じられる。
山田の耳を、空気の唸りにも似た圧迫感が襲う。『少女』の仕業だ。狙った獲物が集団の中で生活
している場合、捕食する際に、周囲に気付かれぬ様にする結界を張る事が出来るのだ。その御蔭で、
助かった事が1、2度有る。その後、指から精気を吸われ半死半生の目に遭ったのは言うまでも無い。
「…まずは妾の問いに答えよ。以前に聞いたのは『バディ』は相棒の意。『ベッド』は寝台じゃ。
この2つを並べれば、寝台の相棒。…そなた女性は要らぬと言うのはもしや…」
始祖皇帝を知る者は仰天するだろう。明らかに声が上ずり、動転の色を見せているのだから。
椅子に座らされた山田は軽く溜息を吐き、両手を組み合わせその上に顎を置き、余裕たっぷりに口を開いた。
「あのな? ベッドバディと言うのはだ、自衛隊は毛布とシーツでべッドメイクする。新隊員の
教育期間の時、2段ベッドの上下2名で組を作り、2人一緒に為ってベッドを『作る』んだ。
朝に為ったら解体して、元の毛布とシーツをキチンと畳んで置かねば厳罰を食らう。毎日毎日
教育期間が終わるまでそれが続く。前期新隊員教育時、その相棒だったのが…小川憲人こと…」
「ヤ・マ・ダ・ちゅわ〜ん! って言ってた人なワケ。もう…面倒臭いからわたしが続けるね?
『カラミティ』は貴女を差す里井の仲間の暗号。意味は『災厄』。自分があの国で何したか
覚えてるはずよね? 貴女は? 明日の予定のそこら辺は知らないから、それは里井に聞いて」
2人の詰問のキツイ眼差しが山田を射抜く。普通の人間ならば漂う雰囲気に呑まれてしまう所だが、
山田には既に免疫が出来ている。おろおろする『戦乙女』を手振りで制して、不敵な笑みを漏らし、
口を開く。やり取りが楽しくて仕方が無い、と言った様子が何故か『キマッて』いる。
「俺の教育する第一区隊ぶんの被服受領を敢行したいんだ。まずはトップダウン方式で、お前に
駐連に電話か何かで連絡して貰おうと思ってね。話はガツンと一発大きいのが出張らんと、
ノラリクラリとかわされてしまう。生徒の付き添いで俺も行くから、当然お前も行くと思って
な? 違わないか? 違うんだったら謝罪するがな? 行きたくないのか? あ、残念だなぁ…」
「…娘。一時結界を解け。此処から『電話』する。終わり次第再構成じゃ…この悪党めが…! 」」
「ハイハイ…で、結局言う事聞いちゃうわけね? ドーテーの癖に、女の扱い巧いんだから…」
「それは言わない約束だろうが! 俺の心はたった今、マリアナ海溝より深く傷付いたぞ! 」
「わ、私は…気にしませんから、ね? 山田さん…そう怒らないで下さい…」
何のかんのと言われ様と何時もの『漫才』で力関係はイーヴンで有る事を確認する3人? であった。
投下終了。SSの『キモ』を今執筆中。では、な?
913 :
908:04/04/21 21:15 ID:???
>>909 個人的には小官殿ことをそうは考えていません。
むしろ某魔術師と、名無しで彼を叩く輩のことがウザイだけです。
あ、あくまで「個人的な主観に基く」意見ですよ。
安心したよ。有難う。この所、「ウザイ」くらいの出没量では無いか、と思ってね。
『キモ』が書け次第、投下したいと思っている。その時は予告するよ。では、また。
>>914 質問ですがよろしいでしょうか?
1、MDだなんだで陸にはしわ寄せが行くようですが、どうお考えでしょうか?
>>4の
■今までこのスレで討議された議題
もさスレの現状が反映されなくなって久しいなあ。
個人的にはテンプレから外しても良いと思う。
国策、だからね。従う他は無いだろう。水際防御の方針を貫けるなら、貫いて欲しいね。
こういうこと書き込んでる時点で自分も「同罪」だな。
酒入ってるってことで勘弁してくれぃ>>ALL
>>916 >>11で「未整理案件のみに絞る」という旨の案が出てる。
レス数が900を超えたってことで、議論してもいいと思われ。
>918
そのための2chさ。小官も動機は憂さ晴らしである。
昇華したのがSS。しないのが愚痴吐きレスだよ。
…気にしない気にしない。
>>920 感謝します。
それと、小官殿の作品は楽しく読ませていただいてます。
これからもどうぞよろしく。
ああ、よろしく頼むよ。 ドロドロの黒い展開がそろそろ…? 襲撃シーンを書きたくて仕方無し。以上。
襲撃……ドンパチか?ドンパチなのか!?
>>907 「覇壊の宴」は
禿げあがるほど既出!
燃えつきるほど既出!!
刻むぞ既出のビート!
山吹き色の既出疾走!!
ってくらい既出!
では、脱線を感じつつ…投下。Aパートへ繋がる…。非難は甘んじて受ける。感想レスを頼む。
交換手を呼び出し、始祖皇帝が電話を繋いだ相手は…?山田は一瞬で自分の背に戦慄が走るのを
自覚した。『自衛隊の最高指揮権を持つ者』と言えば一人しか居まい。呼び出した途端、『妾じゃ。
覚えて居ろう? 何? 前政権? …もう一度妾に来いと抜かすか? 来てやらんでも無いが?
おお、思い出せたようじゃの。『駐連』とやらに明日の午後、出向くのでそれなりの誠意を見せよ。
時刻? 午後イチとしか申せぬわ! 用件は伝えた、切るぞ! 』…電話はものの2分で終わった。
「終わったぞ? で、妾の来訪をあの男に事前に話した理由を聴かせい。良ければ、じゃが」
「…物事には段取りが有る。まず来賓を迎えるに当たっては、警備体制の強化、駐屯地の清掃、
各部隊の参列者の選定、音楽隊の手配などなど、時間と人員の『心構え』が必要なのさ。
アイツに連絡したのは『ボトムアップ』で情報がそれと無く伝わる事を期待して、だ。あと、
『無敵』のお前を狙って帝都に巣食う『不満分子』を燻り出し、殲滅する作戦も向こうは立案
するだろうな。俺の知っている人間が保全か、警備の実務担当者ならそれ位は立案して当然だ。
『穴』の生残者が主に派遣されている現状なら…まあ、榊2尉がどう動くか、だな…」
「榊2尉がね、アブナいの。それはもう、もんのすご〜く! えっと、貴女は…知ってるよね? 」
「…は、はい…。何かもう…あの方の想いが凄く切なくて…思わず共感してしまう程でした…。
もし自分が女ならばっ! とか、お前を好かぬ女など目が節穴だ! 死んでしまえば良いッ!
とかもう…正に血を吐く様な叫びがもう耽美の世界と云うかその…山田さん、どうしました? 」
愕然として、山田は戦乙女を見遣った。自分しか知らない『官舎内』や『穴の中』の出来事のはず
だった。自衛官には出世に響く『趣味』や『嗜好』が存在する。榊2尉は、『軍組織』では蛇蝎の如く
嫌われる嗜好を抱いてしまったのだった。そう、この『漢』を目指す『莫迦道一直線』の男に対して。
…投下終了。
これが、小官のリハビリを必要とした理由だ。サニティポイントが一瞬にして0と為る、な。
言葉も無い、か…小官も同感だ。お休み…では、また、な? 襲撃シーン執筆中。
かわいそうに、不満分子くらい連れてこないで向こうに留まらせてやればいいものを。
伏線その一。>896参照。
>でもやばいぞ? 武装警察残党が帝都に潜伏中って話は、結構出てるんだぞ?
まあ、狙ってるって事でヨロシクぅ!
執筆ノッ参考になるggっがわか欄gふぁjibunn ha ima,
minzaito alcphpcohol no yikyoiwouketeiru .
kono joutai,
riseihaaruteidoaruga, ssintqinouryokuga ichijirusikuteikasuru.
karrqada furfura.
nanika,yuuyounanetqni hattensaseteitadakukotowokitaisuru .
cf) kibougaarebq, chqnntosita Nippongde kakinaosssui.\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\1/
raritteru.MATOMONASSIKKOUMOKOUDLOUMOFFFFFFFFFUKANOU.KANBEENSITTEEEEKUREE.
BENMDIH,GOJITUSSSSURU..
JIBUJNDE,NNANNNNNITTERUKAWAKARANAKUHBAAT.
BEEENNMEEI,ATODESURU
>>932まあ上げてないですから、何かのネタなのかも。
>>930い、いい男の世界・・・山田、頑張れ。超頑張れ。
うむ。サニティポイントについて説明しよう。小官の若い頃に流行った、
(今も有るか解らんが)「クトゥルフの呼び声」だったかのTRPGが存在したのだ。
そのサニティポイントと云うのが、簡単に言えば『理性度』なワケだ。
怪異なモノを見ると低下し、大幅に失われると、恐慌状態。0になると発狂だ。
>>931は小官のふったネタに敏感に反応してくれたのだよ。…有難う。解ってくれて、な?
ここで投下さ。今、世界観のバックボーンを構成再考中。
妙な間が校長室を制圧する。山田は沈黙に耐え切れず、口を開く。始祖皇帝の視線が…正直痛い。
「俺は言ったがね…? 榊 三郎2尉に…。まあ、始めて逢ったのが幹部候補生の曹長で来た時で、
その頃はまだその…なんて言うか弟みたいに接してて、3尉昇進して見習い小隊長の時に、何かと
面倒見て、庇って、そんなこんなで3尉がBOCへ行き…。俺はその間『訓練場』へ志願して…」
「…で、その心はっ?! …山田ッ! 迂遠な事を並べて誤魔化すで無いっ! 」
「…俺の心は壊れてる。期待には応えられないし、そんな趣味も無いと答えたよ…俺はな? 」
「でも、榊2尉は一途だよ? 死体に為った山田を抱き上げて運んだんだから…それでねそれでね」
「そ、それからどうしたんですっ? わ、私興味が抑えきれませんっ! 是非とも聞き…」
山田は右手をヒラヒラさせて話を打ち切る。そして「ワザとらしい」咳払いを一つしてから、口を
開く。正直、背筋の辺りに寒気が出て、肌が粟立つ程の殺気が始祖皇帝より放射されていたのだ。
話を変えるには今しか無い。山田はすぐに決意した。最早この場で殺されても、構わぬ、と。
「俺から質問させて貰うぞ? …何故俺を俺として、山田として甦らせた? コイツと一緒に
為った『里井天威』の俺では、お前は満足出来なかったのか? ベッドで乱暴すぎた…」
山田は右へ跳んだ。しかし、半瞬遅かった。始祖皇帝の右平手が直撃する。頚椎の軋む音が骨を
通じて山田の耳へと届く。山田は始祖皇帝のこの反応が…知りたかった。間違い無い。『まだ』だ。
俺と、『同じ』だ。始祖皇帝が、駆け寄り、抱き起こす。やっと、自らの為した行為に気付いたのだ。
脱線を修正していたら遅くなった。投下終了。済まぬ。
「山田?! 山田! しっかりせい! 済まぬ…! つい…妾は…なんと云う事を…」
「まだ、か…。安心した。娘なんて人の事言えた義理かよ…。…痛かったろ? 」
「ああ、痛い…痛いぞ…。妾の心が…。真に守るべき者を…自らの手で傷付けるなど…」
「それと同じ事をお前は俺にさせようと云うのか? 教え子達を戦場に送れ、と…。
伝承のリイは、有る日突然60名の魔導士と共に現れ…劣勢だった帝国軍を各地で支援
した…。最終的には全滅した。容赦無く、指揮下の者を見捨てて非情な戦略を立て、
王国連合の侵略を耐え抜き、逆侵攻するまでに士気を高め…最終的には死んだ。神罰
とやらを喰らってな…? それが、日本帰還後に残った伝承だ…。そのリイの正体は…」
「…そこの娘と分かたれぬ、『里井天威』のお前じゃ…。お見通しであったか…」
「お前は…俺の知ってる…お前で良いのか? 刻の悪戯が作った2重存在ってオチか? 」
山田は抱き起こされる。首の痛みに耐えて、山田は笑って見せる。これ位は大目に見て貰わないと、
正直割りに合わなかった。詩にはこう、書かれていた。『勇猛果敢はリイ・アメイ。冷徹無比はリイ・
アメイ。魔導を遣う者達を、縦横無尽に躍らせて、狙うは敵陣奥深く、還りし部下は両手に満たぬ』。
…とても自分の出来る事では無い。他人に『死ね』と命令出来る程、山田の心は強く無かった。
『人を殺せ』と誰かに嬉々として命令を下せる程、割り切った男には為れなかった。従う方が楽だ。
そう言う人間だった。嫌な事は引き受ける。他の誰かには、させたくない。山田はそんな、男だ。
伝承の中のリイ・アメイのイメージとは懸け離れた存在であった。通常では気付かないだろう。
今日の部、投下終わり。正直、スマンかった。…道は遠いな…。では、な。
山田か…。
うむ、では最後に『娘』と『女』についての解説。
『娘』とは『マダ』の人の事を指し、『女』とは『しちゃった』人の事を指す。
江戸の初期辺りの用法だったろうか…? 確証は無いが。では、お休み。良い夢を。
そろそろ次スレのテンプレなど・・・・。
ハイテク兵器 vs 剣と魔法。しかし、何でもありでは有りません。
縛りはスレタイを見て下さい。出したい兵器が存在する
なら、スレ住人の納得出来る理屈と共に。熱意と知識で捏ねましょう。
・sage厳守で。行くべき所が有りません。軍板の温情に感謝致します。
・書きこむ前にリロードを。マナーとして。
・SS作者は投下前と投下後に開始・終了宣言を。分断防止のため。
・SS投下中の発言は控えてください。
・支援は15レスに1回。
・以上を守らないものはぬるぽと見做し、鉄槌制裁されます。
・品性に欠けるレスはなるべく付けませんよう。Y談等は分家で。
テンプレは
>>2-5あたり
>>・嵐は徹底放置。破ると民主的処断が下ります。
暫定ガイドラインにも同じなのがあるので、外してみましたが、如何?
暫定ガイドライン
1.「自衛隊がファンタジー世界に」とあるように、あくまで「現代日本」が主に関わる話であること。
2.現代日本というからには、自衛隊の組織・装備はあくまで現用もしくは近未来的に配備が予想されるものに限る。
3.核兵器などの日本が配備するにはナンセンスなものは極力避ける。
4.あくまで「ファンタジー世界」の話であり、F世界側の設定は作者が勝手に決めることが出来る。
ただし、「超兵器・超魔法まんせー」な話にならぬよう気をつける。また、無敵キャラは作らないことが望ましい。
5.ファンタジー側の人間もきちんと描写する方が好ましい。自衛官主観という演出などであえて描写しないのはこの限りで無い。
6、戦術、戦略としてありえないものを避ける。たとえば人間の徒歩部隊が一日に100kmすすむとか
7.萌え・色気はあくまで表現手段であり、目的ではない。
安易に狙ったり、しつこく要求するのは本来板違いであり、自粛すべき。
8.嵐は徹底放置。嵐認定を受けた後に、かまった者も同罪とする。
9.SS作者は、抽出がしやすいようにトリップ装着を推奨。
10.感想書き込む人も節度や口調を考えるべし。作品が気に食わないなら透明あぼーんで。
■今までこのスレで討議された議題
・ファンタジー世界の市場規模についての考察
・褌エルフとTバックドワーフ、見たくないのはどっち?
・食料輸入を経たれた日本は自活できるか
・メイドさんの服は黒と青のどちらが望ましいか
・麻薬による世界支配は許されるか
・江戸時代とファンタジー世界の類似性について
・大陸国家VS海洋国家戦略、その長短について
・マッチとメラ、着火手段としてどちらが優れているか
・F世界での日本経済再生と交易について
・二大料理カレーとラーメン、新たなる勢力の台頭はあるのか。
・ドラゴン・・・契約方法と空軍戦力としての有効性を考える
・生首砲台の進歩と改良についての一考察
・自衛隊的ダンジョン攻略法
・対人地雷と魔法の罠。
・資源・エネルギー問題。在日外国人の処置について。
・外交方針について。
参考までに。
保存庫にあるものに関しては外してみましたが、どうでしょう。
>>小官氏
乙。
漏れも文書きたいっす。
知識がないので書かないですけどネタだけは妄想。
今はサラリーマンになっている元自衛官のオサーンたちが、
諜報活動をするなんてのはどうだろう?
結構おもしろそうなのだが…
漏れとかあれば、追加修正などキボン。
面白そう。書いてみてつかあさい!
>>946氏
取り合えず、SS投下するのだ。
話はそれからです( ̄ー ̄)ニヤ
あ、、、、。
950踏んでしまった・・・。
次スレ、立ててきますか・・・。
おつかれさん! 軍板最低コテの一人「雪だるま」に早速粘着されてたけど・・・。
暫定ガイドラインを守って行動しませう(苦笑
おっと、言うのを忘れてた・・・・。
小官殿、乙です。
今、休憩して更新した所です…。…お疲れ様。毎度毎度、大変お世話に為ってます。
…小官も頑張りますので、どうかご自愛の程を…って、もう眠いのか何を言ってるのかサッパリ…。
でもこれだけは一つ。感謝しています。以上、お休みなさい…どうか良い夢を…。
暇なので
>>931を解読↓
執筆の参考になるか分からんが、自分は今
眠剤とアルコールの影響を受けている。この状態。
理性はある程度あるが、身体能力が著しく低下する。
身体がフラフラ。
何か有用なネタに発展していただけることを期待する。
cf)希望があれば、ちゃんとした日本語で書きなおす(以下¥マークは不明)
ラリってる。マトモな執行(執筆の意か?)も行動も不可能。勘弁してくれ。
弁明は、後日する。
自分で何言ってるか分からなくなった。
弁明、後でする。
(以上、解読はここまで。)
これは
>>931に対するアドバイスだが、眠剤とアルコールの併用は肝臓に悪いぞ。
まあ、自分にも身に憶えの一つや二つあるけどね。
959 :
958:04/04/22 05:27 ID:???
・・・と、ここまで書いて
>>931は自分の仕業ではないか?と疑ってる。
実は自分は
>>908=913=918なんだが、
>>918の時点で「40度のスピリット250mL相当のアルコール」と
同時に「4mgのフルニトラゼパム」を舌下で摂取していた。薬物については「やくやく大事典」で検索してくれ。
931の投稿時間を見る限り、その時点でぶっ倒れてる筈だけど、もし起きてたとしたら指が回らずに
ああ言う文章になったと思われる。sageは自分がOpenJaneを使ってるから、傍証になりうる。
さらに、>958を投稿しようとしたところ、CapsLockされてた。・・・ちなみに、記憶はない。
もし自分が931だとしたら、スレ汚しスマソ。
960 :
958:04/04/22 06:48 ID:???
さて、食事完了
>931が自分でないと仮定してツッコミ。
cf.は「比較せよ」「・・・を参照」という意味だ。
このケースではP.S.を使うべきだ。
で、これが自分の投稿と仮定してツッコミ。
電 波 だ な 。
このスレはいつからラノベ解禁になったんだ?
多分書いているうちに引っ込み付かなくなって、やりたい事をやれなくなったんだろう。ネタ入れてるのはわかるけど。
で、多分解禁と言うより呆れてだれも言わないんだろう。もう好きにしろって。まあ、気に食わなければあぼーんすれば、
いいんだけどさ。
>>961 風呂敷広げたはいいけど、畳めなくなったようだ。>S氏
ラノベ云々よりも主人公があんな女どもに振り回されて、キャラのもとネタになった戦争映画のバイブルを汚された気がする。
>>964 同感。しかし教育編に入ったら作風も変わるだろうとのヨカーン。ストレスたまりまくってるだろうから。
>963、畳めぬのでは無いと何回言えば解る! 作り込むと凝るだけだ!
>964、小官も同感だ! 今の小官は、糞尿に塗れるよりまだ汚い!
己の聖域を汚して平気な男が居るか! 居る訳が無いだろうが!
節を曲げて続けたが…蛇足だった様だ。ここで第一部完としよう。続きは有るが。
だが、>961と言われたらもう後には引けん。小官の面子に関わる。もう沢山だ。
小官は逃げはせん。ただ…云わせてくれ。水滸伝は、滅びるから美しいと。以上だ。
…投下する。貴重な昼休みなのだが、な…。
「何故お前、世に出てる? さっさと引っ込みゃあ良いのに、未だに権力を保持して…。王国連合には
『神々』が付いてる。均衡状態を維持するために仕方無い。そうだろう? 相変わらずお優しい事だ…。
お前、俺は言ったぞ? 帝国なんぞ倒されてナンボ、瓦解してナンボってな…? 大方の人間はな、
支配に慣れてしまう安逸に逃れ易い生き物なんだぞ…? …誰が真っ当な統治をしろと言った?
ワザと搾取して、自由を制限して、不公平感を強めて、そして革命起こさせて…勝ち取った権益を
守るために自らの『血』を以て購わさせねば、己が権利に命を張る『気概』が産まれんと…」
「…許せなかった…! 虐げられる民草を…! 我が物顔で振舞う『神々』を…! さっさと死んで
逃げたそなたに言われとうは無いッ! 妾がそなたを何度失うたと思って居るかっ…! 意識を閉じ込め
られ…同じ刻を…ッ!? 」
山田がニヤリと笑う。始祖皇帝は急いで口を押さえたが…一旦口から発声された言葉は、誰にも戻せない。
「…そう言う事か…リイ・アメイが何度も出て来る訳だな? 実は同じ事を繰り返していて、ささやかな
抵抗は、『分岐点』を捜す事、か…。で、俺が出てきたのは何回目だ? 実はそれが聞きたいんだが」
「リイ・アメイは6回…。そなたは初出じゃ…。『神々』とて…今回は予想しえぬと妾は思う…既にもう、
妾の知る展開では無い…。戦乙女がそなたに逢うのも予想は出来なんだし…昼間の生徒も生きておる…」
「…初心者プレイヤーかお前は…? こんなの、最短ルートなんぞ大体解りそうなモンだろ…? 」
右脚を思いっ切り蹴り飛ばされる。『少女』の仕業だ。目に涙を溜めながら、山田を睨んでいる。
痛みは何故か感じなかった。首は相変わらず、痛いのだが。
「解っていてもね…出来ない事って有るんだよ…? ここまで言えば…山田なら…解るでしょう? 」
「…俺が言いたいのはな、本気で『神々』と戦う気が有るんならな、死んで逃げた俺など忘れて、
力を溜めに溜めて、憤怒と共に対峙し、輪廻の鎖を断ち切ると言うのが最善の方法だと…」
「救い様の無い莫迦…! 本気でそんな寝事言ってるのを、解っちゃうのが一番腹が立つ! 」
「…安心した。…これでお前にも隠し事が出来る。読まれて居ないからな? 俺の本心は…」
「? 何よぉ…それぇ…? っ! …そっか…そうなんだ…言えない、よね…それは…」
「言うなよ? 言ったら俺は今度こそ殺されるからな? 多分手加減無しで速攻で! 」
山田は壁時計を見る。2335がもうじき過ぎようとしていた。巡察の時間だ。生徒の自主性に任せる
と言う寝言など、きっと尊敬する『ハートマン軍曹』ならば『ふざけるな! タマ落としたか! 』と
罵倒の元に切って捨てるに違いない。立ち上がる前に言っておかねば為らない事があった。
「…多分な、俺の『復活』で、お前は予想よりも『力』を使い過ぎているだろう。…約束しろ。
今度俺が死んでしまおうとも、もう『ズル』は無しだ。死を舐めた人間には、気迫が無くなる。
俺は腑抜けには為りたく無い。それにお前には『神々』に対抗して貰わなくては為らんからな?
『余計な事』で消耗するな。『神々』の玩具にされるのはもう沢山だ。…俺がお前に代わって、
戦い、抗ってやる。…舐めた真似しやがって…。『漢』と『自衛隊員』を舐めたらどんな目に
遭うか、きっちり思い知らせてくれる…! 因果応報って奴だ…見てくされ、下衆どもが…! 」
「膝枕されてる事を除けば、凄く格好の良い台詞なんですけれど…。あの…動けますか? 」
「スマン…どうやら…動けんらしい…。神経…逝ったか? 早速だが…頼まれてくれるな? 」
今日2回目の、治癒魔法のお世話になる山田であった。まだ生きているから『ズル』では無いぞと
強弁したのは、言うまでも無い。己の『やるべき事や為すべき事』が、やっと見えて来たのだから。
『人間山田』と『助教里井』としての責任と任務を、果すための戦いが、始まる。 …第一部 END
投下終了。…やはり好きにやるべきだった、と思っている。掌編の方が小官にはお似合いらしい。では、な。
>970
同意。小官殿の醍醐味は3〜4レス程度の奴が一番読み応えがあると思う。
長編にしようとするから無理が出るのであって、同一キャラによる連作短編とかが一番向いてるような気がしますよ。
>>971 無理あったか? 無かったような気がするけど・・・。
>970
小官殿、乙っ。
ふふっ、やっと暇ができて来て見れば、小官殿がUPされているのに大変なことに。
自らの意見を持ちながら、他人の意見を聞かねばならない時って、ストレス溜まりますよね。
その意見を受け入れる、受け入れ無いを別として。
現実の組織の中でも我を張る為には、妥協と折衷を常に繰り返しているんです。
いいじゃないですか。ストレス発散しても、妥協と折衷を忘れても。此処位は。
それに、小官殿はそのあたりの線引きが少々厳しい方の様なので、大丈夫かなと思います。
(人の言う事を端から聴いて無いのと、聴いて尚且つ、己の道を貫き通すのは訳が違うわっ)
 ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
馬鹿な人達が同席していないと、才子もしばしばお手あげになってしまうだろう。
ラ・ロシュフコー
新機能のテストがてらWikiに魔導士教育隊をうp完了。
次スレあたりで「第二部 怒涛の教育編」を期待してるのは俺だけではあるまい。
#他の作品も時間を見付けてうpせんといかんなぁ。
大人気ないが、小官だ。演じる筈だった『予定』を話そう。
組織について演り、その間に自衛隊の『課』=セクション=Sの解説をする積りだった。
一斑部隊のゲリコマ対処の方法を演るはずだった。警衛隊について話すはずだった。
BOCやAOC、CGSについて解説するつもりだった。連続歩調について話すはずだった。
部隊行動も命令も、なにもかも、作品中で、全て、演るはずだった。作品中でネタを、
ラッパや主張や思想やギミック、背骨を盛り込んだのだが、狙いに気付いてくれただろうか…?
暫く、充電したい。脱力感が、消えない。今はただ、敗北の苦い味が口の中に拡がっている。
何、また直ぐに毒を吐きに来るだろうさ。何故なら、小官はまだ、生きている。また逢おう。
『生きている限り、負けは無い』。この言葉を、貴君等に捧げよう。箴言は、人を小馬鹿に
するのは向いているが、感銘を与えるまでには至らない。…濫用は、慎め? では、な…。また、いつか。
>>978 有難う。迷惑を掛ける。「厨官」名義で少々演っているので…迷惑を掛ける。何日か充電期間を置いて、
またスレに顔を出すよ。保管庫を覗きに行くとしよう…。では、今日はこの辺で。また、な?
自己レスとは情け無い…! >978で上げたレス番を
>>976に訂正。改めて、色々有難う。では、お休み。
残りわずかなので、単発SSでも、投下(´▽`)
「特別機動捜査局」
特別機動捜査局、略して特機はその下に警備部、調査部、需品部、総務部の4部を有する。
警備部とはその名のとおり実働部隊であり、調査部とは新犯罪を防ぐ為に、警察庁や警視庁
及び公安調査庁との連絡、並び新犯罪組織における内偵などを担当する。
需品部とは、隊員への物資の支給、各種装備の整備、及び犯罪に対応する為の装備の開
発研究にあたる部局である。
総務部とはその名のとおり、予算配分、人材配置、広報活動などの細々とした職務を行う
部局だった。
小笠原三佐は、この警備部部長という事になる。
本来なら、特別機動捜査局副長官という事になるのだろうが、三佐という事と自分はその柄で
はないと言い張った為、警備部部長という肩書きを有する事となった。
警備部は。新犯罪が発生した場合において現行犯逮捕を行う1課と、調査部の内
偵や、捜査によって発生する確率が高い場合において、未然に防ぐ為に行動する
2課があった。
特に2課の装備は重装備な事で知られる事となるが、彼ら1課の警備行動にあた
る時の服装は異様ですらあった。
なにせ、体全体を覆い隠すようなその作業衣は威圧感を醸し出してさえいる。
顔には面当てをつけ、頭には軍用ヘルメットを着けている。胴と脚部は、これまた
火炎から身を守れる耐火性のあるもので、更に盾を有している。
全体的に青灰色で統一されていた。
この1課の元に現在1つの大隊が配備されているが、この大隊の隊員を元に全国各地に実働部
隊を新設する事が決まっていた。
いわば教導大隊と言う訳なのだ。
最終的には全国各地に8個の連隊を配備し、東京23区には1個の教導隊と12個の大隊を配備す
る事が決まっている。
ただ、これは現在の計画であり、実際にはこんなにも志願者がくるはずはないだろうとは、小笠
原警備部部長も思ってはいる。
さて、1課の作業衣は、特機では甲種作業衣と呼ばれる。
甲種作業衣があるなら、当然乙種作業衣も存在する。
乙種作業衣は、いわば通常勤務時の作業を行うときに着用する。
この乙種作業衣は、上下とも灰色で動きやすくデザインされたものだった。
何せ、甲種作業衣は対魔法効果を施され、なおかつ通常の攻撃にも堪えられるようにと考慮されて
いた。
営内をランニングする隊員らの姿を見おらす位置にある部屋には小笠原警備部部長の姿が
あった。
部長に面談しているのは、永山需品部部長だった。
「所で、あの件ですが、どうなりました?」
「ああ、内局を通じて、まわして貰うようには言ったがな。果たして陸自が回してくれるかという
訳だ。なにせ、陸自でもようやく装備が決まった奴だしな」
「でも、ようやく決まったと言って、既存のモノに手を加えただけでしょうに?」
永山需品部長の言に、小笠原警備部長は腕を組んだ。
「実際、大陸で手酷い目にあってるからな。喉から手が出るほどに必要という訳だ。それを横
から、俺にもくれって言ってるようなモンだ。いい気はしないと言うものさな」
そう言いつつ、肩をひそめると案の定、永山需品部長は苦いものを噛み潰したかのような表
情になった。
「そんな事を言って・・・。それでは、1課の人間を丸裸で送り出すつもりですか?」
「そんな事をするつもりはないが?ただ、代わりと言っては何だが、設計資料ならその複写をく
れてもいいと言っていたから、有り難く頂戴してきた」
その言葉に需品部長は、やや片目を大きくする
「すると・・・・、自分らで作るなら構わないと、陸自はそう言いたい訳ですか」
「そういう事だな」
協力する気はないが、邪魔をする気もないという態度が見え見えだった陸自の幹部を、小笠原三佐は
思い出した。
これは警察も同じだった。
そんな事を思っていると、需品部長は苦い顔をする。
「設計図をくれても・・・・。大体設計図からして軍機でしょうが。それに、自分らの施設じゃあ、一から作る
なんて、そんな能力もなければ技術もないですよ」
その言葉に、それまで黙っていた大廣総務部長が口を開く。
「そんな施設を作る金なんか、ありませんぞ。組織の立ち上げから、人員の配置に至るまで、予算配分
を行いましたしね。それに、作業衣やらなんやらで、予算を大分食ってるんですよ?」
そう釘を刺された事で、小笠原三佐は眉を思わずしかめたのだった。
「臨時予算を組んでもらえるよう、頭を下げるしかないかな」
「臨時予算を組む事に、財務省が首を縦に振るかという事ですよ」
需品部長が否定的な言葉を出すと、警備部長は降参したように息を掃く。
「自分と長官とで、財務省を説得してみるよ。それでいいだろう?」
そう言うしかなかったのだった。
続く?