【用兵】次世代の戦略ドクトリンとは?【組織】

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1名無し三等兵
無停止突撃は言うに及ばず、前方包囲展開はすでに古く、
先制攻撃は果して有効なのか?

アルカイダに代表される大規模テロ、不正規戦、民族主義の台頭、
領有権問題、緊急展開時のパワープロテクション能力、
カウンターテロ部隊、諜報&防諜能力、抑止力
これらに対応しうる日米並びに国際社会が必要とする、
兵器、用兵、組織、そして「次世代の戦略ドクトリン」を猛者達よ教えておくれ!!
2名無し三等兵:04/03/30 20:27 ID:wjlJAC84
2
3名無し三等兵:04/03/30 20:29 ID:???
「めいれいさせろ」で地道にコマンド入力するのが最強。
4名無し三等兵:04/03/30 21:35 ID:???
使用可能な核ってのもバンカーバスター以外には、
実際どんなものを想定してるんだろう?
5名無し三等兵:04/03/30 21:38 ID:???
>>4
トマホーク
6名無し三等兵:04/03/30 21:42 ID:???
>>5
それは今でもあるじゃんよ!
オレが聞きたいのは開発研究中の使用可能な核の方だよ。
7名無し三等兵:04/03/30 21:46 ID:???
詳しく憶えてねーけど、ブレジネフドクトリンとかあったよな。
8名無し三等兵:04/03/30 21:53 ID:???
>>4
スーツケース
9名無し三等兵:04/03/30 21:57 ID:???
>>8
そりゃーテロリスト御用達でしょ...
10名無し三等兵:04/03/31 16:12 ID:mfKfwf5D
前方包囲展開はソ連が消滅号後は無意味、
今、必要なのはある程度の地域に限定すれば即時展開できる即応部隊を
何個か作り、配置すること。

自衛隊のイラク派遣は政治問題を別にすれば、遅すぎ!
なんで高々、600人の部隊の立ち上げに数ヶ月もかかるんだ?
アホか!
11名無し三等兵:04/03/31 16:15 ID:???
>10
まあそう言うな。
12名無し三等兵:04/03/31 16:20 ID:???
で、バンカーバスターは通常弾頭仕様だと思うのだがw
13名無し三等兵:04/03/31 16:28 ID:mfKfwf5D
>>12
バンカーバスターは確かに劣化ウランの問題を別にすれば、通常弾頭よ。
これが問題で米軍にすれば明らかに貫通能力不足なわけ、
そこでクリーンで使い安い小型核を開発ってことになる訳。
で!
オレが知りたいのは、そんなもん他にどんな使い道があるのって?
こと(一番欲しがるのはテロリストだろーに!)
14名無し三等兵:04/03/31 17:14 ID:???
たぶん、期待しているはずの突っ込みですが、
パワープロテクション能力じゃなくて、パワープロジェクション
だと思う。
 ”衝撃と恐怖”も入れて下さい。戦力の重心を突き崩すとかいう奴。
通信、指揮中枢、対空、航空機、産業基盤全てに同時に致命的な打撃を
与えるのれす。
15名無し三等兵:04/03/31 18:31 ID:???
>>1
なにげに現在議論すべき良スレ。
ただ、ハードウェアの蘊蓄を垂れてばかりいても進展がないので、
軍組織や運用法に関する叩き台になる参考サイトは無いのかな?
ちょいと俺も冷戦時代の人間なので勉強したいのだが・・・
16名無し三等兵:04/03/31 18:47 ID:???
>>14
>衝撃と恐怖
敵国の指導部を無くすってのは、イラクだからの行動だよね?
171:04/03/31 20:59 ID:0sCotBNH
>>14
単に間違えです。すんません。
>>15
実は自分も冷戦時代の聞きかじり知識しかなく
最近の動向を教えて欲しい、くちです。
取り合えず参考サイトはこんなもんでどうでしょう。
ttp://www.drc-jpn.org/index.html#DRCPan-J1
ttp://www.jca.apc.org/stopUSwar/Bushwar/arrange_iraq_attack3.htm
ttp://www.mochida.net/report03/3ibd.html
18名無し三等兵:04/03/31 23:51 ID:???
>>13
いちおう、国防省はそれを認めていなかったんじゃなかったっけ?>劣化ウラン
19名無し三等兵:04/03/31 23:55 ID:???
20名無し三等兵:04/04/01 00:50 ID:???
>>18
あんな物、劣化ウラン無しには作れん!
21名無し三等兵:04/04/01 08:27 ID:F6q7/ijt
>>19
RMAは確かに戦闘行動に関しては重要でこれからの時代必須だけど、
例えば、大規模テロや諜報活動には役に立たない。
緊急展開能力にしても、もっと重要なのは、部隊の構成、配置、運用だと思うだよね。
そしてその根幹を成すのが、戦略ドクトリンという考え方なんだよね。
22名無し三等兵:04/04/01 09:25 ID:???
>>1
用兵(ププ
23名無し三等兵:04/04/01 09:27 ID:???
1は用兵馬鹿
24名無し三等兵:04/04/01 10:46 ID:F6q7/ijt
逆に
今後、戦艦が復活して台頭してくるような状況を考えると面白いかも?
例、ガンダムのミノフスキー粒子とか
実社会だと、ほとんど死滅した中折りタイプ携帯のメール普及による大増殖とか
2524:04/04/01 10:52 ID:???
>>24
スマソン。
スレ カキコ間違え。
誤爆。
自分でアホかと落ち込むね。(これは自爆)
26名無し三等兵:04/04/01 17:27 ID:???
>>21
喪前、本気で書いているのか?
RMAってのは、技術進歩にあわせて、ドクトリンから何から、大きく変わりえる。変えないと、変えた香具師に負ける。
つう指摘だぞ。
変るのは、戦闘行動だけじゃない。
イラク戦争の最初の最初、開戦のタイミングを決めたのは、リアルタイム情報と、大統領だ。
大統領が、個々の戦闘行動に許可を与える形で、戦争を開始することなんて、RMA以前にはありえなかった。

つか、戦闘行動を変えうると最初に認識したのはロシア軍学者だ、と松村将軍は御著書の中で語っておられた。
27名焦し三等兵:04/04/02 15:14 ID:???
>>21
諜報やテロ対策は、情報機関や警察の管轄なのでは?

不正規戦への対応というなら、部隊間での情報共有や、上級司令部が直接詳細に
戦場情報を把握し迅速に意思決定し命令することや、精密誘導兵器の多用とか・・・、
RMAは神出鬼没なゲリコマ相手にも効力を発揮するんじゃないかとも思うんだけど、
コストを含めた日本での実現可能性も含めて、実際どうなんだろね。

漏れ的には期待【大】なんでつけど・・・
28名無し三等兵:04/04/02 15:18 ID:???
神出鬼没と思われていた相手を、そうでなくする効果もある。
特殊部隊に通信装備を背負わせて、進入、監視、追尾、航空攻撃誘導とか。
現実に、もうやっている。
湾岸戦争のスカッド狩りあたりから(失敗同然だった、という話もあるが、まあ、なんにしろ実行していた、ということで)
29名無し三等兵:04/04/02 20:36 ID:???
>>26
違うんだよ、RMAは全然否定してないんだ。
RAMによる政治決定段階のミスリードが問題なんだよ。
まず大量破壊兵器より人権問題を大儀にしなかったのが最大ミスリード
これは諜報活動の捏造なんか政府部内の恣意的ミスリードなのか、
現段階ではわからない。(おそらくその両方の合作だろうけど)

つぎにRAMによって比較的小規模の軍で簡単に勝てると思って開戦し
事実勝ったが事態はそう単純でなっかった。
それが現在の状況。

30名無し三等兵:04/04/02 20:42 ID:???
>>26
企画立案段階での設定の誤算、つまり軍政の失敗なんだよね。
RAMを過信した為に軍政を過小評価してしまったことが、
現在の難しい状況を作り出している。
31名無し三等兵:04/04/02 20:46 ID:???
>>26
RAMによって軍政に対する絶対数がただでさえ足りないのに
大量破壊兵器のミスリードによって独仏始め多く国の人的貢献を
得られない。
米国はこの点で自らの首を絞めているね。
32名無し三等兵:04/04/02 20:48 ID:???
いつのまにかRMAがRAMになってる
33名無し三等兵:04/04/02 21:06 ID:???
>>26
そもそもRAMの潮流は90年代後半のもので、RAM至上主義の現在の
ドクトリンが911テロ以降の世界情勢に対して最大公約数的に
有効とはとても思えない。
テロに関してはほとんど無力だ。
NSAをはじめハードウェアだけに頼った諜報活動、
アナライジングなどドクトリンを大幅修正が必要でしょ。
34名無し三等兵:04/04/02 21:57 ID:???
>>29
何が言いたい?次世代ドクトリンとして、RMAに基づくものとなる。

一方で、トルコルートが使用できなくなって、少数での開戦に踏み切らざるをえなかった。

この二つを、ドクトリンを語ることで批判、ないし認識が深まるのか?(まあいいが)

>>31
アメリカの政策判断を批判することとドクトリンと(以下略

>>33
対テロを、純軍事と考えているなら、それは間違いだし、安全保証は軍事だけに頼るべきものでもない。
ドクトリンを語ることで(以下略
35名無し三等兵:04/04/02 23:22 ID:VzwlO64r
>>34
対テロ戦争と言い出したのはアメリカなのだが?
36名無し三等兵:04/04/02 23:36 ID:VzwlO64r
>>34
そもそもドクトリンとは外交、通商、防衛を網羅する、
安全保障の戦略の根幹を成すもので、
なにも純軍事的に限ったものではないのだが?
37名無し三等兵:04/04/02 23:45 ID:???
>>34
テロに対して、軍事力を直に行使汁、と言ったのはたしかにブッシュであるが、それが何か?
チミは、行使にはかならず十全な理論的裏付けがあるべきだと言いたいのかな?
軍事史を見ると、トライアンドエラーが山ほどあったことは知っていると思うのだが…

>>36
それはしらなかったY
軍事を語るうえで、ドクトリンといえば、戦闘教義と信じきっていたY

で、しかし政治、外交原則という意味のドクトリンを語るなら、軍事革命など、一手段に過ぎず、その運用の欠点など是正さるるべき、ただそれだけのこと。
議論になるまい?
そもそもそれが軍事板で検証すべきネタとは(以下略
38名無し三等兵:04/04/03 00:00 ID:e122IMou
>>36
で、ブッシュの出した新ドクトリンが「先制攻撃もじさず」で奴でしょ。
(ブラフも含めて)有効であるか無いかは別にしてね。
だもんだから純軍事的では無いけど軍事的ではあるでしょ?

兵器も軍隊もその方向性、用途、独自性などはその国の安全保障の考え方
(ドクトリン)に基づくものだから、(端的な例はイスラエルのメルガバなど)
安全保障をトータルで考えるスレが軍板にあっても良いじゃない?
3938:04/04/03 00:03 ID:???
間違えたすんません、
36へじゃなくて
37へのレスね。
40名無し三等兵:04/04/03 00:12 ID:???
いや、いいんだけど、現在において有効でない、それを批判する、
あるいは、現在において理論が確立していない、それを批判する。

ぜんぜん構わないし、事実なんだけど、政策立案者から言えば、利用可能性と、確実性だから、有効で無いなりに、確立していないなりに、使われる。
以後は、より有効、かつ確立して使えるように汁、ということで了、となってしまうわけで。

先生攻撃辞さずの外交原則を、テロとテロ支援国家に対して打ちたてたんだけど、その態勢に無いのは、小ブッシュだけの責任でなくて、クリキントンの場当たり対応もあったわけだから、まあ上に書いたように、汁、と小ブッシュも言っていると思うだけで…

方向性や、方法論は、すでにRMAで提唱されているわけで。

で、イラク戦争で少なすぎる戦力で戦争を始めたのは、外交上仕方なくであったわけで。

結局、大枠から見れば、「先制攻撃辞さずのドクトリンは、進行中」で了では?
41名無し三等兵:04/04/03 00:20 ID:e122IMou
んでね、
対テロ(これに限らないけど)に関してどんなドクトリン?
はたまた用兵、諜報能力が有効なのか、「こーじゃねーのとか」あれば
聞きたいんだよねー!
42名無し三等兵:04/04/03 00:27 ID:???
>>41
それが良くわからないんだな。特に技術的な可能性の部分が。
たとえば、FBIはウェブのトラフィックそのものを記録しつづけているらすい。
対テロにも、その情報は使われるんだそうな。

で、情報をとる手段はそれだけでなく、携帯電話にしても、漏れらが良く知らない技術的特徴を利用して、情報収集に使われるのだそうな。

通信というのは、なんにしても技術依存が高いので、結局、技術水準の高い方が有利、と。
そして、技術偏重と言われようが、そこへの投資は続けられるだろう、と。

問題は、CIAやらNSAへの予算削減が、現場部門へも波及してきたことで、それが原因で、必要なときに現地にまぎれ込める専門家がいなかった、と。

この現地にまぎれ込める専門家っていうのは、何も武力要員だけでなくて、現地語を話せて、現地に生活拠点を持っていて、現地で隠れ家を確保できる人間だったりする。
アセット(資産)などといわれて、保全のために注意深く使われる。
だから、必ずしも軍事行動に直接参加しない。

まあ、だから特殊部隊チームを送り込んで、仕事させて、いそいで回収するスタイルになってきているんだろうけれど。

現在では、アセットにも、特殊部隊にも、RMAの恩恵を与えるらしくて、衛星通信、あるいは衛星経由で軍事ネットワークに繋がる通信機なども使うらすい。
って、まあ、概略困難感じかなあ。
43名無し三等兵:04/04/03 00:51 ID:e122IMou
携帯のグローバルな盗聴はオレも聞いたことがある。
あらかじめ決められたキーワードに反応して自動的に
ブリーチ抽出するらしーが、テロリストだってバカじゃないから
「隠語」使うんじゃないかね。
後は実際の分析にどの位の人員を投入できるかだよね。

後、現地要員(アセット)不足は深刻だと思うよね。
人工衛星に頼りすぎた結果だよね。
そもそも大量破壊兵器のガセネタはこのアセット不足に端を発してると
思う。

最近はラムズフェルトがベトナムのアイアコッカに見えてくる。
44名無し三等兵:04/04/03 00:52 ID:NV+Tz24d
エシュロンはようわからんねえ
45名無し三等兵:04/04/03 00:59 ID:???
>>43
それは、情報取得以後のフィルタリングで使うらすい。が、どうせ判らない。

それ以前に、携帯電話の工学的部分、
つまり、電波の来る方向、強度、頻度、端末の数に対する人口の割合(発展途上国でばりばり使われるのはおかしいってこと)
なんかも情報にしているらしい。

一説によれば(デムパだと思うが)、衛星軌道から直接傍受するという話もある。衛星携帯電話なら、衛生同士のリレーをピックアップすることは可能かもしれないが、これまた判らない。

って、ドクトリンじゃない、技術的手段ばかりを語っているなあ。

だからさ、政策としては、可能性と確実性に過ぎないんだな。
ドクトリンとしては「先制攻撃辞さず」そのために、あらゆる手段を使え。RMAは当然だ、と。

それから、アセット不足は、人工衛星に頼りすぎた、というより、人工衛星技術はアメリカが突出していて、これを優位に維持したい、という気持ちと、
しかし予算は削りたい、という野心の間で、現場が削減されただけらすい。
46名無し三等兵:04/04/03 09:25 ID:???
ラムズフェルド論抜粋
この戦争は軍事目標を熟視して、それらの目標を攻略するために巨大な戦力を
投入する必要のない戦いとなる。軍事力は個人・集団・国家がテロリズムに加わるのを
やめさせるために使用するための一つの手段にすぎない。

我々が「敵の領域に侵入する」というとき、それは「敵のサイバースペースへ侵入する」を意味することに
なるだろう。新しい性質の戦争において、敵を強襲してたくさんの上陸拠点を設けるような戦いは
もはや生起しないのである。在来の戦略を忘れよ。
47名無し三等兵:04/04/03 09:33 ID:???
日本は今何をなすべきか?(抜粋)
敵(テロリズム)の弱点は奇襲の絶対条件である企図の秘匿にあり、
その秘匿を打ち破る我(にっぽん)の強点は情報処理の
優越であらねばならない。
さらに、我が長所をもって彼の短所を衝く原則を応用し、
テロリストの頭脳(cyberspace)に進入し、国際諸国との情報交換を
リアルタイムに行なわなければならない。
ところが、日本にはテロとの長期戦に不可欠な、
各省庁情報部門を統括する政府機構が存在しない。この欠陥の是正は、
今日の国家的急務であると信ずる。
48名無し三等兵:04/04/03 17:03 ID:Y6snTzjR
下記を参考に具体的には何処をどうしたら良いのだ?

1) 現在の組織等を見直して、統合運用を基本とした自衛隊の運用に必要な防衛庁長官の補佐機構等を設ける。
(2) 陸上、海上及び航空自衛隊の基幹部隊については、新たな脅威等により実効的に対処し得るよう、新たな編成等の考え方を構築する。
(3)  国際社会の平和と安定のための活動を実効的に実施し得るよう、所要の機能、組織及び装備を整備する。
(4)  将来の予測し難い情勢変化に備えるため、本格的な侵略事態に対処するための最も基盤的な部分は確保しつつも、我が国周辺地域の状況等を考慮し、
ア  陸上自衛隊については、対機甲戦を重視した整備構想を転換し、機動力等の向上により新たな脅威等に即応できる体制の整備を図る一方、戦車及び火砲等の在り方について見直しを行い適切に規模の縮小等を図る。
イ  海上自衛隊については、対潜戦を重視した整備構想を転換し、弾道ミサイル等新たな脅威等への対応体制の整備を図る一方、護衛艦、固定翼哨戒機等の在り方について見直しを行い適切に規模の縮小等を図る。
ウ  航空自衛隊については、対航空侵攻を重視した整備構想を転換し、弾道ミサイル等新たな脅威等への対応体制の整備を図る一方、作戦用航空機等の在り方について見直しを行い適切に規模の縮小等を図る。
49名無し三等兵:04/04/03 17:18 ID:???
>>48
立て本人なら、捨てコテキボン。なんでも良いからさ。

んで、内容なんだけど、
1)統合運用は、RMA以前の、当然のこと。
2)これはRMA概念に乗ってゆくということ。
3)と、4)は、派遣に対応しつつ、さらに財政悪化にも対応して、将来脅威に適応せよ、ってこと。
50名無し三等兵:04/04/03 17:39 ID:xztPcntk
歩兵は無くならんよ。
51名無し三等兵:04/04/03 17:44 ID:???
>>48
アリアドネンは軍板にいらない
52名無し三等兵:04/04/03 19:17 ID:???
>>51
どの辺がアリアドネンなんだ?
53名無し三等兵:04/04/04 09:10 ID:???
このスレ日本に限っているの?

日本に限って言えば、日本の戦略の基本は「バンドワゴン戦略」=日米同盟と、
専守防衛によっているんだろう。
その視点で>>48を見ると、

1)は、統合運用のための制度改革。戦略的視点の話ではないだろう。
3)は、今までの日本の戦略の文脈で読んだら、専守防衛から、バンドワゴン戦略の側へ比重を移す。
 イラクとかに派兵して米の尻馬に乗っかっていると。
2)と4)が日本の対処すべき脅威の量と質の変更。こいつを語るとアリアドネといわれて意味なく叩かれる。
 本格的な戦闘を日本に仕掛けてくる馬鹿はいないという、当たり前のことを書いているわけ。
 その代わり新たな脅威、テロだの不正規戦だのの脅威に対し、専守防衛的に対処する考えということだろう。
 報復は十分な効果がないはずだから、日米同盟があるからといって新たな脅威対処の助けにはならない。
 ただし、上の防衛庁のリンクを見てもわかるように、RMA化による編成の見直しとかには慎重なようで。
54名無し三等兵:04/04/04 14:54 ID:???
アリアドネン必死スギ
55【財布】:04/04/05 01:08 ID:GiG++c5K
55げと
56名無し三等兵:04/04/05 14:56 ID:???
>>53
いや、そうではないらしいよ。
ただ、立てぬし(?)が、自衛隊に興味持っていただけらしい。

ネタキボン
57名無し三等兵:04/04/07 23:51 ID:???
興味あるスレなんだが、閑古鳥が鳴いている。あげてみよう。
58名無し三等兵:04/04/10 01:14 ID:???
アリアネンド以外書き込み禁止
59一般市民:04/04/18 15:25 ID:XlQrP0O9
・・・私としては、“アメリカ一極世界”の中で、何とか発言力と存在感を
確保したいロシア・西ヨーロッパ・中国・インド等の国々の防衛構想にも興
味を抱きます。
米軍の“強み”である先進軍事技術に抵抗する新軍事技術・新ドクトリンの
発達を促進する結果に至るかと考えるからです。

偵察衛星への効果的な妨害・欺瞞。
効果的なGPSへの妨害。
巡航ミサイルへの探知と妨害・迎撃。
ステルス機への探知と迎撃。
クラスター爆弾・砲弾からの“チープ・キル”を極限まで押さえる防御法
索敵・照準に多く使用されている赤外線・紫外線帯への妨害・欺瞞技術
ミサイル誘導に多く使われているレーザーに対する検知・妨害技術
亜音速ミサイルを迎撃する“陸上版CIWS・RAM”

まだまだ思いつくハズですが、これらの技術・戦術の発達が、米軍の現在
の軍事構想・配備計画を根本から覆す結果になるやもしれません。
(・・・と期待したい今日、この頃で御座いますw)

出来れば、こんな視点からも、諸賢の御意見を伺いたく思います。
60名無し三等兵:04/04/21 22:55 ID:???
>>59
…何のために?
アメリカが世界帝国として、その利得のために地域安定を図るなら、それに乗っていって無問題じゃないか?
日本だって通商で儲けているんだし。
61名無し三等兵:04/04/21 23:14 ID:???
>59
ガジェットを実現したいがための大戦略、というのは無理があるんだが。
で、
>これらの技術・戦術の発達が、米軍の現在
>の軍事構想・配備計画を根本から覆す結果になるやもしれません。
RMAが「軍事における」革命であって、「軍事革命」でない理由を考察してから書き込むように。
62名無し三等兵:04/04/21 23:15 ID:???
いろいろ考えたけど、「情報操作」かな。

100パーセントの正解率で嘘を嘘と見抜ける人なんてそうそういませんて。
63名無し三等兵:04/04/21 23:17 ID:???
>>61
噛みつくようで申し訳無いんだが。
軍事革命って訳は間違い?
64名無し三等兵:04/04/21 23:25 ID:???
>63
その「軍事革命」が、最近の軍事面での現象を指しているなら、誤訳。
少なくとも、現状では。
65名無し三等兵:04/04/21 23:32 ID:???
>>64
う〜ん、言いたい事が良く判らないんだが(別に噛みつきたいわけじゃないんだが)
66名無し三等兵:04/04/21 23:52 ID:???
>64
現象、というより趨勢かな。
つまり、先端技術を兵器に利用することで軍事を「革命的に」変化させる、という意味での
「Revolution in Military Affairs」の訳語なら「軍事における革命」が適当、という事。
「軍事革命:Military Revolution」という語は、広汎な社会的変化の起点になるような変化、
例えばナポレオン戦争のような、そういう現象に充てられるべきだと考えている。
まぁ、この辺は、現在進行形のものでもあるわけで、色々な説があるのだけれど。
67名無し三等兵:04/04/22 00:49 ID:???
>>66
つまり、達成されていないから(歴史的な視点から)今のところは、「軍事における革命」とするわけね。
軍事における革命が、歴史的情勢変化に寄与すると、「軍事革命」ってこと?

っていうか、それこそ逆に、「軍事(における)革命」と、
「軍事+力による世界情勢+革命」と使い分ける方が、現代を共有する現代人向けな気がする。

いや、個人的な感想だから。
手間を取らせた。ありがとう。
68名無し三等兵:04/04/22 09:41 ID:???
>67
まぁ、寄与というよりは相互作用というべきなのかもしれない>軍事革命

結局の所、現在進行形のRMAは、技術革命だの情報革命だのの、
先行するものの上に乗っかったものだからね。先行するものに積み上げているわけじゃなくて。
確かに、歴史的な展開というのは今後を見なければわからないけど、
恐らくは「軍事上の」革命で終わりそうな気がするなぁ。
69名無し三等兵:04/04/22 13:45 ID:???
>>68
んなん言ったら、IT革命はどうなるよ?
情報技術だけの拡大を示すので無く、情報技術の拡大と展開に伴う社会の変化ってことじゃない?(まあ政府用語のほうがアレとしてでもな)
70名無し三等兵:04/04/22 20:22 ID:???
>69
だから「革命」なんでないの?
ITを含む「情報革命」は、現在進行形ではあるが、
既に「真の」革命に相応しいものだと思うが。
71名無し三等兵:04/04/22 20:28 ID:???
>>70
っていうか、軍隊の兵站管理は、IT化が進んでいるし、
メールの最初の使用も、軍だったし…
イラク戦争の最初の一撃、それに関わるトップ判断なんか、軍事革命そのものと思えるし。

民間のIT革命は、革命に値して、軍事はダメなの?(いや、別にダメでも構わないけど)
72名無し三等兵:04/04/22 20:55 ID:???
>71
結局の所、「軍事」分野に限定された「革命」でしかないから。
例えば兵站、つまりロジスティックス分野における情報技術を使用した効率化、
というのは民間分野ではずっと前から行われていたことでしょ。
それが軍事分野に波及してきただけ。
73名無し三等兵:04/04/22 21:02 ID:???
>>72
否定はしない。兵站管理〜ってキーインしながらそうも思っていた。
でも、民間に起きた変革を「革命」と評するに足るなら、軍事兵站における効果も同様と見なして良いんじゃない?
区別しなくても別に。
つまるところITによる軍事革命であり、社会変革だし。
74一般市民:04/04/23 14:12 ID:uZLoVMll
>>60 
あくまでアメリカは“アメリカの利得を目指した安定化”を
構想する事でしょう。
その構想によって、その他の国々が利害の不一致や面目を失う
事は往々にしてあるはずです。
『アメリカの地域安定化構想に乗って無問題である』
とは、あまり多くの国は考えては居ないかと想います。
(勿論、「仕方ないなぁ〜」とは想っているでしょうけどね)

それに、不信感や恐怖感こそが“軍備”というもの根源的な要因
でありましょう。

アメリカが強大になればなるほどに、
「アメリカとは事を構えないようにしよう」と外交努力をする一方で、
「もし、アメリカに攻められたら・・・」と防衛努力をしていくのが
“普通の国”かと想われます。
75一般市民:04/04/23 14:18 ID:uZLoVMll
>>61
・・・RMAに限定した話になってるのですか?
(それこそ、別に噛みつきたいわけじゃないんだがw)
76名無し三等兵:04/04/23 15:07 ID:???
「軍事革命」と言えばマイケル・ロバーツ。でジェフリー・パーカーに
文句つけられる、と。
77名無し三等兵:04/04/23 22:45 ID:???
>73
軍事における革命が、一般の社会に何か影響を及ぼしたか?
現在の「軍事における革命」は、民間分野での、所謂情報革命やマイクロエレクトロニクス革命が、
軍事分野に波及してきた「結果」であって、社会に対する動因ではないのだから。

>75
米軍と同じ道をこれから辿って、更に先へ行けると思ってるの?
小道具をいくら弄くっても、事象の本質には関係ないのだが。
78名無し三等兵:04/04/25 00:49 ID:???
>>77
噛みついているわけじゃないけれど、軍事における革命を、軍事革命と呼ぶことがそれほど間違いとは言えない、と思っているだけ。
軍事における革命が、社会にどれだけのインパクトを与えるのか、現代今の時点で何とも言えないし。
だから、革新された軍事手段を、これまでより密度なり、速度なり、威力なりが上がった、高威力存在として認知し、それを、それまでとの差から「軍事(における)革命」と呼んで、現代人としてはかまわんなあ、と。
まあ、思うだけ。


んで、米軍と同じ道をたどって、アメリカより先に、あるいは抵抗する手段を見出そうって、やぱ違うと漏れも思う。
それは>>59あたりから思った。
だから、ガジェット云々って書いた香具師もいるんだろうな、と。

つまり、>>59に否定的な香具師は、何人かいるらしいってことで良いでしょうか?>>59
79名無し三等兵:04/04/25 08:19 ID:???
>78
結局の所、「Revolution in Military Affairs」の
「in」をどこまで重要視するか、という問題ですな。
あるいは、RMAよりは古めの概念ですが、「軍事技術革命:MTR」の方が、
現状を表す用語としては適切なのかも。
80名無し三等兵:04/04/25 14:15 ID:???
>>79
いや、軍事技術革命は、運用面よりも、戦術面の戦闘効率改善の話じゃなかったっけ?(全然知らない…スマソ
RMAが求めるところって、戦場インターネット概念を下位に置く、アメリカ軍事システムの情報化だったと思っていたんで。
やっぱMTRより一段、適用領域を拡大した(宣伝を含んでいるのかもしれないけど)概念に思える。
81Lans ◆EDLansNRRQ :04/05/07 01:02 ID:???
とりあえず。運用系スレはけーん
と言う事で笑っておきまつ

にはは
(なにか、気になる部分があれば乱入予定…と宣言しておきまつ。よろしく(w
82名無し三等兵:04/05/08 18:24 ID:???
>81
現状、スレ進行が完全に止まってるので、好きなだけ乱入してください。
83名無し三等兵:04/06/02 12:58 ID:???
あげ
8469式 ◆cDIj6u5gc. :04/06/04 22:23 ID:???
あははーっ

足跡をつけさせて頂くのですよ?(笑
85Lans ◆EDLansNRRQ :04/06/04 23:47 ID:???
あ、69式さん。
おひさしぶりですね。

最近、いっぱい本買えたんだけど、読みきれない・・・
うーん。こまった・・・

どうしよう

が、がお・・・
86名無し三等兵:04/06/05 00:01 ID:???
そこで、積んどくですよ。枕としては最悪〜
8769式 ◆cDIj6u5gc. :04/06/05 01:21 ID:???
>85 Lans丼
あははーっ、お元気そうでなによりなのですよ?(笑)
さて、そこで突然名無しロサ・カニーナに戻るわけですが、今私は森義信氏の「西欧中世軍制史論―封建制成立期の軍期と国制」を読んでおります。
最近めっきりチェコづいているのですが、とにかく欧州史は面白いので本を読み始めると止まりませんね。

さて、スレ違いな雑談だけで反しを進めるのも気が引けますので、スレに適切な話でも。
本来は、別スレでおきゅきゅきゅきゅ〜様へのレスとして考えていたネタではあるのですが、上手くまとまらないので、ざっとアイデアだけをここに。

現代の人間を生存ならしめているシステムは、物流と生産を有機的に連接し、そこで生産される財に対し発生する付加価値を、独立した財として再評価する事で再生産可能とする事によって蓄積される財へと変換させるものであると、私は考えております。
物流と生産の連接が密接ではなかった時代においては、生産と物流はあくまで需要に対する供給という意味において存在したのに対し、財の再生産というサイクルが成立した現代では、需要=消費は、財の再生産過程の一つとなりました。
この場合、蓄積された財は消費財と生産財とに分類され、消費財の消費は財の生産の過程の一つとなり、消費によって生産された財を生産財に転化するという意味でシステムの中に組み込まれることになります。

問題は、この「需要を満たすために供給する」という生産と物流の関係が、生産そのものが自己目的化し、そのために需要を創出するというシステムを発明したのか、という点にあります。
需要を常に増大させ、消費を増やし続ける事によって、初めて財が有する価値を財へと転化する錬金術が成立するわけですね。
以上の再生産のサイクルは、かつては一国とその植民地内での循環でまかなえておりましたが、第一次世界大戦以降、この戦争需要によって強化された再生産のシステムは、もはやかつてのサイクルではまかなえないほどに大型化してしまったわけです。
このシステムを世界的に敷衍する事が、アメリカの第二次世界大戦後の国家戦略であり、さらそのシステムの管理を一手に独占することによって、再生産される財の蓄積を自国に集中させようと言うのが、彼らの変わらぬ国家戦略なのではないでしょうか。

第一次世界大戦以前においては、戦争はこのサイクルの適用範囲を広げるためのもの、つまり植民地及び領土=市場獲得のための手段でした。
しかし、第一次世界大戦によって財の再生産のシステムが肥大し、全世界規模での市場の獲得が不可欠となった事で、軍事力はこのシステムを維持するための暴力的調整機能が重視されるようになったのではないでしょうか。
第二次世界大戦においての連合国側の戦争目的は、閉鎖的な経済圏の確立の阻止であり、そのために閉鎖的経済圏確立を目的としたナチス・ドイツやファシズム・イタリアを打倒しなくてはならなくなったわけです。

現代の世界規模での経済システムは、その理念の基本が登場したワシントン体制とその政策的集約であるハル・ノートに基本的な性格が現れているのではないかと、私は考えております。
すなわち、全世界規模での自由市場の成立と、通貨の安定化制度の確立、物流の障壁の撤廃、という政策は、アメリカによって第一次世界大戦後の連合国による世界統治システムの中で提示されたものであるのですから。
90名無し三等兵:04/06/05 02:21 ID:???
蟹姉さまごきげんよう。

わたしは世界システム論に感化されましたので、その感化にもとづく妄想を発露させていただきます。
価値の生産は、社会内にて行われると考えます。すなわち、その社会で生産されるものは安価、その社会で産出しないものは高価。
社会内で生産されるものでも、社会外から安価にもたらされる場合、安価になると考えます。
またある社会では安価なものが、別の社会では高価になることもあり得ます。
わたしは、これを遠隔効果と勝手に名づけています。
さて、複数の地域が、それぞれ安価な何かを産出するとします。それに対して少数の買い手がいるとします。買い手優位の市場が生まれます。
この買い手優位の市場を獲得、維持すること、これをヘゲモニーの確立とわたしは呼んでいます。
少数、実際には最強の買い手が、覇権とともに安価な何かを購入し、消費する関係が生まれます。
91669式 ◆Kq0Zn1ZDOo :04/06/05 02:35 ID:???
遠隔効果に基づく、差益システム。
差益システムを独占する覇権の確立。
これが成立すると以後、買い手原理に基づく競争が始まります。これを搾取の深化と勝手に呼ぶことにします。
搾取の深化は、安価な何かを生み出す事に徹底的に適合して行きます。覇権に基づきますから暴力的でもあるでしょう。
モノカルチャーの成立、植民地の脆弱化を、これで説明した気になります。
そして搾取するもの(中央)と、搾取されるもの(辺境)のほかに、両者の中間に位置するもの(半辺境)が存在すると信じてしまいます。
これまで近代現代の、世界レベル戦争は中央と半辺境との戦いではなかったか、と偉そうにに妄想を拡大しています(その辺の世界システム的解釈はまだ読んでいないのに、です)
最近の冷戦でいえば、西側社会は中央であり、東側は半辺境であり、第三世界は辺境であったわけです。
そして、半辺境たる東側は、西側に経済競争で敗北した、と考えるわけです。
双方とも、自らを徹底的に搾取する計画経済なり、競争社会なりを行っていた、とも妄想します。
ポスト冷戦を迎えて、いまは中央、半辺境、辺境間の流通が激しくなっている、と考えます。
この体制で、石油以外の高価値物を生み出せないイスラムは、辺境の中でもより地位を低くして行くかもしれません。
わたしには、イスラム過激派の反発が、哀しいものに見えてしまいます。
92名無し三等兵
あげ