※主な報道
政府専用機を運用する航空自衛隊千歳基地(北海道千歳市)の特別航空輸送隊で、
訓練で使う機内食の代金が水増しされて別の目的に流用されていた疑いがあり、
空自警務隊が以前に基地の訓練担当をしていた1尉の男性隊員ら関係者から事情を
聴いていることが分かった。約100万円が水増しされ、部隊の備品代に充てられて
いた疑いで、同隊が捜査している。
関係者によると、この1尉は昨年3月まで同基地に所属し、政府専用機への搭乗を
予定する隊員たちの教育訓練を担当していた。
政府専用機は首相の外遊など要人輸送に使われる。訓練では機中で要人に食事を
出すための接遇訓練が行われている。1尉はこの機内食を納めていた北海道苫小牧
市内のホテルに対し、同基地から実際よりも多い金額を振り込ませ、差額の約100万円を
腕時計など部隊の備品代に流用した疑いが持たれている。
ホテル側によると、01年から02年の取引で実際の取引額よりも数百万円多い
金額が振り込まれたことがあった。基地側からは差額はホテルで預かっておくように
指示があったが、その後、機内の備品購入費に充てるように指示があり従った、という。
ホテルの役員は「当時は特におかしな取引だとは思わなかった」と話しているが、
警務隊は不正流用にあたる可能性があるとみて、昨年末から1尉やホテルの担当者らに
事情を聴いている。
空自千歳基地の第2航空団広報室は「01年度と02年度の特別航空輸送隊の納入品や
契約に関する資料は警務隊に提出しているが、捜査中なので、お話しすることはできない」
と話している。
http://news5.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1078978262/l50 朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0311/024.html