陸自・将来装輪戦闘車 第2スレッド

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>87の続きです。

>山間部に逃げ込んだ敵も戦闘車・装甲車の支援を受けた普通科部隊が迅速に撃破多数を捕獲した。

装輪車輌は、その移動方式の限界から、平坦で堅固な路上以外での戦闘機動はほぼ不可能とみなすべきですね。
少なくとも、一々タイヤにチェーンを巻き、5km/hで移動する装輪装甲車は、対戦車火器の良い的でしかありません。
そして、撃破されるなり、例えば水田の泥濘に足を取られて放棄された装甲車は、文字通りの障害物でしかないのです。
当然、水田などの路外地形の踏破する難しいのに、山間部への装輪装甲車の乗り入れは、文字通り不可能と考えてよいでしょう。

ちなみに、装輪車輌は事実上空気タイヤという空気バネによって支えられているようなものですので、105mm砲は連続射撃が不可能ですね。
また、口径が30mmを超えれば、機関砲であっても連続射撃はほぼ不可能となるでしょう。

>この戦いは歩兵部隊にとってIFV、APCがいかに重要かをあらためて示す結果となった。

この結論につきましては、完全に同意させていただきます。
しかし、その前提として、敵の火力に抗堪しつつ突進可能な戦車と、敵を火制し地面に釘付けにする野砲の支援がまずあってのことですが。

十分な数の戦車と野砲があって、火力戦を敵に強要できる状況においてでしたら、私は装輪装甲車の配備には反対はいたしません。
ちなみに、8輪装甲車はそれが戦闘車タイプになりますと、同じ規模の装軌車両と整備所要はほぼ変わらないとの事です。
つまり、維持費用が安いのであって、整備所要そのものは、実は装軌式とそう変わるものでもないのだそうです。