【神話】鬼戦車T−72【第4章】

このエントリーをはてなブックマークに追加
756名無し三等兵
「オブイェークト」
「オブイェークト」
さわやかな祈りの言葉が、澄みきった青空にこだまする。
T-72神のお庭に集う信者たちが、今日も殉教者のような無垢な
笑顔で、背の高い門をくぐり抜けていく。
最強を疑わない心身を包むのは、カーキ色の制服。サイドスカートは分割開閉できるように、
身長制限を超えないように、背の低い操縦手を選ぶのがここでのたしなみ。
もちろん、ジャベリンで爆破される神を見て驚くなどといった、はしたない信者など存在していようはずもない。