☆信じられないが、本当だPart8

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29名無し三等兵
 イタリアは個人主義意識の強い国だから、国家総動員体制を必要とする近代戦ではうまく
戦争ができないんだろう。
 自分はイタリアに長くいたことがあるけど、北部、中部、南部、シチリアでぜんぜん文化が違い、
共通性が感じられないぐらい言葉も違った(同じイタリア語のはずなんだが・・・)。
 でもって、お互い別の地域の”同国民”に大してぜんぜん友好的じゃない(汗

 歴史が示すように、たまたま統一されただけで”イタリア”という一つのまとまりというものは
ないのだろう。
 ファシズムはそういったものに対するアンチテーゼとして生まれたのだろうけど、やっぱり、
「われら皆イタリア国民、国家の為に戦わん」という意識は持てなかったんじゃないかな。
 そうなれば、誰も戦争でなんか死にたくないから、マジメになんか戦わない罠。

 ソマリアに国連軍が派遣されていた時、ちょっとした感情の行き違いからアメリカ海兵隊と
イタリア軍の部隊が戦闘になってしまったことがあり(イタリア軍が検問から解放したソマリア人
をアメリカ海兵隊が連行しようとして揉め事になり、隙を見て逃げようとしたソマリア人を
アメリカ兵が射殺。それをきっかけに撃ち合いに)、その時イタリア兵は逃亡も降参もせず、
上層部が事態を収拾した時にはアメリカ海兵隊を圧倒していた(被害は双方ほぼ同数)。
 この例なんかから考えると、決してイタリア兵個人個人が弱っちい訳ではないと思う。

 ・・・尚、イタリアにいた時に”この前の戦争で、侵略してきたドイツ軍がいかに残酷だったか”
という話を年配の人がよくしてくれた。
 ・・・あのー、アナタたちはドイツの同盟国だったのでわ(汗