フレッチャーは珊瑚海でレキシントンを失い、ミッドウェーでヨークタウンを失い、
よくよく損害が付いて回る人、というか苦しい時期を戦った提督でね。
ミッドウェーで始めて機動部隊を任され、勝者になったスプルーアンスの
運の強さと対照的でもある。
フレッチャーの不遇については「キングから個人的に恨まれていた」説も有ったな
>53
その辺はフレッチャーだけのせいだけではないがな。ニミッツとキングの見解の相違がもとだろ。
ガダルカナルを本格的な反攻の開始としたキングと、まだ損害を少なくすることを最優先していたニミッツ。
ニミッツは常にフレッチャーを高く評価していたが、キングがニミッツの人事案をことごとく握りつぶしたしね。
ゴームレーは1942年10月に更迭、以後海軍第十四区(ハワイ)司令官(日本なら鎮守府長官?)
在欧海軍部隊指揮官等に転じた。
57 :
名無し三等兵:03/10/29 00:36 ID:Gy5Dq4DE
>>53 フレッチャ―提督は良くも悪くも質実剛健な人
目新しいことや奇抜なことを自分はやらないが部下にたいしてはその自由裁量を認めて任せる
ミッドウェー海戦の勝因の一つにフレッチャ―がスプルーアンスに
1任務部隊の行動を制限しなかったことがあげられる
エンタープライズにしても万が一沈められた場合のリスクからいえば妥当な判断だし
薄暮攻撃の困難さは珊瑚海海戦の日本側の被害をみれば(まして米なら)やはり妥当だろう
少し考えが浅いのではないでしょうか?
>目新しいことや奇抜なことを自分はやらないが部下にたいしてはその自由裁量を認めて任せる
そのへんがキングからすれば攻撃精神不足、部下に甘い航海局出身者の典型と映るんだろうな。
スプルーアンスたん!!!!好きだ!!!
>>57 そんなフレッチャーが好きだ。
南雲中将と同じような評価をする人もいるけど・・・
>>54 ヨークタウンが大破した後、スプルーアンスが引き継いだだけで、
ミッドウェーで機動部隊を任されたのはフレッチャーじゃなかった?
ミッドウェー海戦時
第16任務部隊(司令官 レイモンド・スプルーアンス少将)
「エンタープライズ」「ホーネット」
第17任務部隊(司令官 フランク・J・フレッチャー少将)
「ヨークタウン」
スプルーアンスは皮膚病ハルゼーの代役として抜擢された。
フレッチャーのほうが先任ではある。
そうしてこの海戦でも被害担当役はフレッチャー。
のち更迭されたフレッチャーは北部太平洋司令官としてアラスカに赴任し、終戦までそこで島流しに。
戦後もあまり自己弁護しなかった人らしいね。
>>57 エンタープライズが攻撃を受けたのは日本艦隊発見後でしょ。
攻撃後ルンガへ帰還するように指示すれば、着陸時の損害も減らせるし機動部隊も安全に退避できる。
たとえ上空援護が無くなっても、ノースカロライナとアトランタくらいは残しておくべきだった。
バンデクリフトには裏切られたと取られてしまう。
ソロモン海の重要性とミッドウェーの勢いを考えると、ここは慎重になりすぎた感がある。
珊瑚海での薄暮攻撃の損害も、レーダー探知されての待ち伏せじゃなかったっけ?
>>44 >>46 アーノルドが空軍元帥になったので、陸軍枠が一人空いたため
・・・かもね。
66 :
名無し三等兵:03/10/30 10:15 ID:9uV+wOS0
MIでのフレッチャーは囮?
速度のでない空母一隻で突き出されたのか、
慎重なスプルアンスに影に入られたのか。
災難だ、逆だったら?
>66
違う、フレッチャーの判断。
よくミッドウェイではヨークタウンが損傷したあとに、
フレッチャーがスプルーアンスに指揮権をゆずったみたいに言われる。
確かに全体の指揮は先任のフレッチャーが執ることになっていたが、
TF16の指揮はスプルーアンスに任せていて別働隊といっていい形だった。
フレッチャーは南雲機動部隊発見の前の上陸船団発見の時点で、
それより先行して日本の機動部隊が近づいていると珊瑚海の経験より判断。
艦上機の攻撃範囲に入るためスプルアンスより先に西進した。
その結果、突出していたときにたまたま飛龍の攻撃隊に見つかって攻撃を食らった。
失礼
その結果、突出していたときにたまたま日本の哨戒線に引っ掛かって
飛龍の攻撃隊に攻撃を食らった。 です。
69 :
名無し三等兵:03/11/10 05:14 ID:0LptWaKO
age
70 :
名無し三等兵:03/11/23 11:42 ID:lzwM841z
クリフトン・スプレイグを忘れるんじゃねえ
>>70 失礼ながら、クリフトン・スプレイグ氏は、>53で既出かと。
72 :
名無し三等兵:03/12/16 23:44 ID:tQlqCIVI
ハート大将はどうなったの?
>73
南太平洋方面連合軍海軍総司令官を更迭されたが、
海軍大将のままアジア艦隊司令官。(実質的な戦力はない)将官会議のメンバーとなる。
戦後はコネチカット州選出の上院議員として二年間過ごす。
1971年93歳で死去。
大気圏離脱
ニミッツ>>>>>>五十六
スプルアンス>>(大気圏)>>南雲
沈みかけてもまた浮かせるのがアメリカ魂
勝ってる方は損傷艦を回収できるからな
79 :
名無し三等兵:04/02/26 13:16 ID:rJOKUhPg
そういえば、キンメルが死ぬ間際に
1941年12月7日に戻る架空戦記があったな
>79、結末はどうなるのか気になる!
>>79 で、史実より酷い目に合うんじゃなかった?
火葬戦記のアメリカ提督は、アフォに設定されている。
>>84 ドイツと成り行きで戦う事になった場合ドイツ軍にも適用される。
>84 >85
そこまでせんと、日本軍は勝てないのか……
>>86 まじめに考えれば、そこまでしても勝てないと思うけど。
おい藻前ら、潜水艦隊司令官ロバート・イングリッシュを忘れてまつよ。
(オッ)パイ提督orパイパイ提督・・・名前エロ杉。
真珠湾攻撃でいきなり戦死したアイザック・キッド少将。
米海軍提督の見分け方
パーティー編
セクハラの限りを尽くして、女性に嫌われまくるついでに、
フレッチャーに子供じみた嫌がらせをしているのがキング。
ひたすらエビを食いまくっているのがニミッツ。
アイスクリームメーカーの前の行列で割り込みかまそうとしたやつを怒鳴りつけているのがハルゼー。
そもそもパーティーになんか出席しないのがスプルアンス。
命令文書編
相手を馬鹿にしているのが文面からにじみ出てしまうというか、隠そうともしないのがキング。
相手に対する配慮が行き届いた文書を書くのがニミッツ。
attackとかdestroyといった単語がやたらと多い文書を書くのがハルゼー。
自分では命令文書なんか決して書かずに、ムーア参謀長に書かせて
自分は夜八時には私室に帰ってしまっているのがスプルアンス。(ムーアは徹夜)
「護衛機をつけないまま闇雲に攻撃機を発進させた」のが
結果的に絶妙の時間差攻撃になったスプルアンスたん
キッチリ(兵装転換)やる側がテキトーにやった側に大敗
94 :
名無し三等兵:04/03/12 22:43 ID:KDUZKWdY
>>92 ゴルフ編
わざわざ若い女性のキャディーを指名した上、やっぱりセクハラを繰り返した上、
他人がなにかするたびに「あのフォームは臆病そのものだな」(フレッチャー)
とか、「あいつは馬鹿だからあんな大振りばかりするんだ」(ハルゼー)
とか、「相手のメンツをたてるためにわざと手を抜くようなまねをするとは
さすが、妥協を重んじる官僚主義者らしいな」(ニミッツ)とケチをつけまくっているのがキング。
あくまで、みなで和やかに談笑しつつプレーしようとしているものの、
キングにすべて台無しにされているのがニミッツ。
一打ごとに大声をあげて、すこしでもミスるとさらにやかましく、
ゴルフ場に日本人(小沢治三郎)が紛れ込んでいると、「kill,japs!」と怒鳴ってクラブを振り上げて、
追いかけ回しているのがハルゼー。
ゴルフ場になんかいかずに、一人で打ちっ放しに出かけているのがスプルアンス。
>>94 むう萌え萌え。GJ!
ニミッツの苦労如何ほどか。ひさしぶりに、ニミッツ君の書いた本読んであげよう。
>>93 拙速は巧遅に勝るとかいういい例だろう。ノーガードの殴り合いだし。
>93
スプルアンスの「てきとー」ってヤツはあ号作戦の時もそうだったかと。
海戦1日目、二度とミッドウェーの再演は演じたくない小沢クン以下第一機動部隊
首脳部はせっせと索敵に勤しみ早々に第五艦隊を発見。一方的に攻撃隊を発艦させ
る事に成功したのに対し、スプルアンスたんは漫然とした索敵活動で終日小沢クン
の位置を知らず、ひたすら直援戦闘機をあげてハリネズミ防御でやりすごし翌日に
なってからおもむろに追撃開始。
しかもそれでボコボコにやられたウチって、、。泣)
>>97 ;スプルアンスのマリアナ「てきとー」
戦闘中は読書に勤しんでたりして。(~_~;)
>97
まあ,スプルーアンスネタは好きだが,やや暴走してる感が有るので
前日までに第一機動部隊の概略位置は判明している。潜水艦に加えて
ニューギニアに展開していた陸軍航空隊まで動員して索敵を行っており,
てきとーな索敵とは言い難い。
で,なんで消極策を取ったかというと海戦前日に米海軍が決戦を求めて西進したら,
小沢クンは絶妙な間隔を保ちつつ逃げてるんだな。(アウトレンジ命)
で,スプたんはその絶妙な間隔の取りっぷりを見て
「これは罠だ。釣られて西進しているうちにがら空きになった上陸船団に対して
戦艦部隊が突入して来るに違いない。」(レイテそのまんま)
とまあ,そういう判断が有ったからこそ海戦当日は防御一辺倒。
イニシアチブの放棄って戦術は艦隊を無用な危険に曝したってことで
批判されていたりもするし,結構危ない賭けだったんだよもん。
>98
ビュエル「提督スプルーアンス」より。海戦当日のスプルーアンスの行動
>多数の日本機がアメリカ軍に向かって近づいて来た(中略)
>インディアナポリスは戦闘配置を取ったが,スプルーアンスはこれに無関心な
>様子で前甲板を行ったり来たりしていた。困り果てたインディアナポリスの艦長が
>ムーアに対して高射砲が射撃を実施できるようにスプルーアンスを中に入れて
>くれるように頼んだ。そこでスプルーアンスはやっと司令部艦橋に上がり戦闘を
>見守ることにした。戦闘指揮はミッチャーの責任であり,スプルーアンスはこの戦闘の間
>ほとんど椅子に座ったまま読書していた。
何というか面白提督だな、スプルーアンス。
102 :
名無し三等兵:04/03/16 16:00 ID:hPLUB3P9
歴史にIFは禁物だが、もしハルゼーが皮膚炎にならなかったら
どんなミッドウェー海戦になっていただろう・・・
>>102 奥宮正武なんかは「ひょっとすると米側が負けたかも」と言ってたね
自分でも無意味な仮想と釘は刺していたが