補給戦 海上護衛戦

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767名無し三等兵
一応、陸軍の場合は、100t以上の全艦艇を網羅していた訳ですねん。
若干の例外はありましたが。
一方、海軍の場合は、全艦艇を網羅していた訳ではなく、俗に言う優秀船のみしか
眼中になかったのではないかと思う訳で。

ただ、1937年以後に策定された「優秀船舶助成」は、一方で不経済な面も否めず、
船会社的には迷惑な部分もあったよう。

例えば、うる覚え恐縮ですが、ぶら志る丸は空母に改造するために、最高速度を上げる
必要があり、確か1kt増速するためだけに、エンジンを大きなものに交換しなければなら
なかったり、有馬山丸は、海軍の仮装巡洋艦にするために構造を強化していたため、
船体が重く、舵の効きが遅いと言われていたそうな。

で、優秀船舶の配当予定

(海軍)
艦隊付属油槽船8隻、航空母艦改造引当5隻(橿原丸、出雲丸、新田丸、八幡丸、春日丸)、
通商破壊艦引当5隻(あるぜんちな丸、ぶら志る丸、報国丸、愛国丸、護国丸)
砕氷型中型貨客船2隻(高島丸、白陽丸)

(陸軍)
司令部船用4隻(三池丸、三島丸、阿波丸、安芸丸)、
高速輸送船型8隻(金華丸、東山丸、九州丸、淡路山丸、宏川丸、佐倉丸、佐渡丸、など)、
舟艇運搬船型10隻(あきつ丸、摩耶山丸、にぎつ丸、吉備津丸、玉津丸、高津丸、日向丸、攝津丸、熊野丸、ときつ丸)