ノモンハン事件

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223名無し三等兵
>>222

ソヴィエト空軍の編成

http://www.j-aircraft.com/research/George_Mellinger/sovietorderofbattle.htm

狙撃兵師団の編成

http://www.tdg.nu/resources/Russian%20Zone/Rifle_Divisions.htm

>>209に倣って砲兵戦力を書いてみるテスト。ただし、以下は定数で実数では
ないことに注意。

(1)狙撃兵連隊所属
50mm迫撃砲x27(三個歩兵大隊の各歩兵小隊に各1x9)
82mm迫撃砲x12(三個歩兵大隊の迫撃砲小隊に各4x3)
120mm迫撃砲x4(連隊迫撃砲小隊に4)
45mm対戦車砲x12(三個歩兵大隊の対戦車砲小隊に各2x3, 連隊対戦車砲中隊に6)

(2)軽砲兵連隊所属
76mm砲x20
122mm砲x16

(3)榴弾砲連隊所属
122mm砲x12
150mm砲x12

(4)師団対戦車砲大隊所属
45mm対戦車砲x18
224名無し三等兵:03/09/19 11:47 ID:???
>>223に狙撃兵連隊所属の連隊砲中隊
76mm砲x6を追加

連隊配属の120mm迫撃砲は射程5700m. 優秀な砲で、ドイツがコピーして
制式化したことでも有名。

76.2mmは、軽砲兵連隊はm.1902/30, m.1936の混用?前者は射程13300m, 後者も
ほぼ同様の射程。

連隊に配属された76.2mmは、m.1902とm.1927の混用?前者は射程9000m, 後者は、
7700m

122mm砲はm.1910/30もしくはm.1938. 射程は後者が11800m
152mm砲はm.1909/1930とm.1910/1930との混用。射程不明。ML-20が配備されている
可能性あり。これの射程は17300m
225名無し三等兵:03/09/19 13:37 ID:???
砲兵の充実っぷりが懸絶してるな。

編制の上であっても非近接戦闘の砲の門数だけで
日本軍の師団の保有する全大砲の門数と同じだからな…
質も雲泥の差があるし…

226名無し三等兵:03/09/19 14:06 ID:???
ソ連の戦車旅団及び装甲(機械化?装甲車?)旅団の紹介。

まずhttp://choco.2ch.net/army/kako/1027/10275/1027544183.html
での第一総軍氏のレスから。

104 名前: 第一総軍 投稿日: 02/08/20 00:54 ID:nlzDl+OK
非常に簡単な関東軍の滅亡シリーズ その4
 
 更に第二次ノモンハン時のソ連軍戦車旅団の編制。
 コマンドマガジン日本版によれば、1935〜39年の戦車
旅団は戦車大隊4個を基幹とし、戦車128輌を装備する
とある。装備戦車はBT5又は7、T26等。
 前者は信頼性を別にすれば初期のV号戦車を上回る性
能であり、後者も火力だけはほぼ匹敵する。
 誤解を恐れずに言えば、当時の日本軍九七式中戦車で
も何とか対抗は可能である。(火力は明らかに劣勢だが)
但し、当時の主力戦車は八九式中戦車、九五式軽戦車だっ
た。
 問題は自動装甲車旅団で、これが良く解らない。
 機械化旅団のことだとすれば戦車大隊3個、タンケッ
ト大隊1個、自動車化狙撃兵(機関銃)大隊1個で、B
T戦車96輌、タンケット19輌、装甲車24輌、又は戦
車大隊2個、タンケット大隊1個、自動車化狙撃兵(機
関銃)大隊2個で、戦車86輌、タンケット16輌という
ことになる。

227226:03/09/19 15:30 ID:???
次に、ノモンハン戦に初期から参加している第36自動車化狙撃師団の
編成でも紹介しますか(1939年)。

・師団司令部
・自動車化狙撃連隊×3(一個連隊の兵力1600)
  各連隊:自動車化狙撃大隊×3 対戦車砲中隊(45ミリ砲×12)
      連隊砲中隊(76ミリ砲×6) 防空部隊(対空機関砲×2)
      その他の部隊
 連隊の装備は小銃1100、軽機関銃81、機関銃54、擲弾筒81など
・師団偵察隊(兵力120)装甲車9輌、76ミリ野砲
・師団砲兵連隊(兵力1200)76ミリ砲×20、122ミリ砲×16
・戦車大隊(兵力150)(「軽」戦車×34)
・対空中隊(兵力50)(対空機関砲×12)
・工兵大隊(兵力200)
・通信大隊(兵力200)
・師団航空隊←兵科記号より判別、自信なし(兵力20)
・その他(兵力320)

総兵力約7200

なお、手持ちの資料によれば、第36師団の勢力は1939年の一般的な自動車化狙撃師団
の組織及び装備と食い違っている、とか。
一般的な自動車化狙撃師団は、軽戦車37輌、装甲車58輌のほか、対空大隊や対戦車大隊
が存在する、とのこと。

ソース  Edward J.Dera "Nomonhan : Japanese-Soviet Tactical Combat"(1981)
(詳しくは>>9のリンク先参照)