空戦フラップはどの程度有効か?

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>>165
ほんとうは、こういう展開になればと思ってました。
仰るとおり、
「遠心力」そのものは、「公式」ですから変わりませんが、
そこに外力=引力が加わります。
飛行中の機体には、どんな飛行方向・飛行姿勢にかかわらず常に引力が作用し、
高度に於いてはその引力と抗力の釣り合いのもとで飛行しています。
水平旋回の場合・・・
目的の半径・速度を維持するためにバンク角を深くすれば鉛直方向の抗力を失い、
(バンク角90度では引力に対する抗力0)つまり高度がどんどん下がってしまう。
鉛直旋回の場合・・・
下半分付近では、速度を落とすか旋回半径を大きくしないかぎり、
(どんなに機体とパイロットが頑丈でも)得られる揚力以上に引き起こせない。
上半分付近では、向心力と引力の作用方向が一致しはじめ、
例え同じ速度が維持できたとしても自然に旋回半径が小さくなってしまい、
(加速出来ないなら大回り出来ずに)高度を失うといえるのではないでしょうか。

つまり対戦相手との比較で高揚力・軽量・頑丈・高出力な機体なら、
飛行高度に於いても非常に優位な位置取りができるということになりますね。
そこで、「空戦時にも使える」フラップは揚力向上に非常に有効という訳で、
Gを感知して自動的に出入りする紫電改の方式は特に優秀と思います。