対テロ・ゲリコマについて考察するスレッド

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4分離期 麻原は、集まってくる人材を利用する方法を思いついた、あるいは知っていたらしい。
自己権威の絶対化、世間との分離を図る説法合宿や出家、専門知識の利用など。これはすでにノウハウとして確立されているともいう。
いずれにしろ、麻原は集団内部での絶対的な力を手に入れた。この力は現世的な金銭や快楽を含むものだった。
 この過程で、出家者家族などとの軋轢が激しくなり、教団での怒鳴りあいやもみ合いなどもあった。
 また、現実世界側の法律家が介入し、事態の解決をはかろうとしていた。
 麻原が、この圧力に対して、責任を持って対応した形跡は薄いと見ている。多くの場合、教団内の専門知識家が対応していった。
 が、これは麻原の満足を得るものではなかったらしい。
 結果として、麻原は解決不能な葛藤そのものでなく、その要素だった坂本弁護士一家を殺害し、隠匿した。

5独自権力期 麻原が次に志向したのは、現実世界の権力だった。ただし、この権力について現実的に把握していたかどうかさだかではない。
理想、あるいは目標としていたのは旧来の新興宗教法人だったともいわれる。
衆議院に25名の候補者を擁立し、奇妙なパフォーマンスを演じるが、全員落選する。以後、オウム内部では陰謀論による説明と、密教に名を借りた反社会傾向が満ちることになる。
麻原は、組織に精神的圧力を加え(ガス、細菌などでの攻撃)、これに対処するとの理由付けでさらに組織に圧力を加え、実支配力を強化していった。
組織の総力を、自分の欲求に従わせるため、またそれを補完する大掛かりな仕掛けとして、妄想、専門知識、
技術、サブカルチャーを混合した奇妙な世界を作り出していった。
 これには、組織構成員の自己顕示欲からの提言が際限なく盛り込まれ、攻撃的な気質を補う力をも身につけていった。

6攻撃期 その間にも、オウムと社会との軋轢は収まらなかった。また麻原にも解決する力はなかった。
敗北と見られる裁判の判決直前、松本サリン事件を引き起こし、うまく追求を先延ばしすることができた。警察の初期捜査ミスもあり、当座の追及を逃れ得ていた。
この攻撃の特徴は、坂本弁護士事件によく似ている。不利益な結果を受ける、その前に、結果をもたらしそうな要素に、組織構成員の力で攻撃を行わせている。
すべての利得を手を汚さずに、求める気質がよく現れている。

7テロ期 阪神大震災の混乱で後れたとはいえ、捜査が再び迫っていると感じた麻原は再び攻撃を行った。
 地下鉄サリン事件は、今までとは攻撃の構造が違っている。
 攻撃手段のみが存在し、攻撃発起の時期や理由について曖昧なまま、不特定多数の目標に攻撃が行われた。
 私は、これをもってオウムが真性のテロ集団になったと思っている。


ありゃりゃ。
 なんか、身勝手な分析でつね(w)。こんなものに、あまり意味がない、と思っているので…(証明の仕様がないし)

これを他のテロ集団と、ほかのテロ組織を比較せねば…
ブランチ・ダビディアンと、オウムはよく似ていると思っています。アメリカのほうが、摘発がはるかに早く、被害を最小限に抑ええましたけれど。
したがって、ソースキボンヌ分類で7期以前ということになります。
SK分類7期以上になると、このスレの初期にあげた、トマイチェク分類の行動をとりはじめる、と思っています。

>>私、あるいは外国人のレベルで探知し得るのは、サブカルチャーが精一杯ではないでしょうか?
何故だね?(できれば、ご説明いただけないかな?)

 日本人が、日本文化として捉えるのは、何でしょう?
 人間社会と生活とは密接につながっていて、日々の生活そのものが、そのまま文化となっている面があるとおもいます。
 社会規範を外れる理由が、個々人の利得にある、と私は観測しています。
 この規範のうち、どれを逸脱することが取るに足らないことで、どれが重大なのかは、経験が判断します。
 同じく、どれを重く尊重すべきかも、経験が判断します。

 われわれの多くは、オウムに参加する若者の気持ちが「わからないではない」程度に判ります。
 先が見えない、尊重されない、力もなければ、発揮もできないみたいな不満なのかな?とか。
 しかし、オウムの組織内論理については、直に聞いても、経験や体感として理解できるとは限りません。
 林医師の苦悩には共感できても、それ以外の連中には共感できません。

 ましてや、外国人の文化のおおよそを共感したとしても、それの枝葉部分の軽重は、認識できても判断できないと思うのです。
 たとえば、私は2ch以前に一般の方の掲示板で楽しい時間を過ごしたわけです。そこは、同じ趣味を持った人間同士の創発や意見、情報交換の場で、無礼にはすぐに詫びを、
喜びには共感を示すのが礼儀だったし、知っている限りのことを教えるのがマナーだったわけです(そう、経験したのです)。
 はじめて2chにやってきたとき、文化の違いに驚かされましたし、つられて弄ばれて悔しい思いもしました(w)。
 まさか、自分でも釣ったり、弄んだりするとは思わなかった(悔恨 でも軍事板以外には行かないので、ほかがどうかは知りませんが)。
 ネット社会は、未発達なサブカルチャーなわけです。体験するまで、分かりません。
71イザヤ ◆0zxjZsm5gQ :03/09/05 23:33 ID:???
>>56
>継続する国際権力闘争に対する配慮が、今ひとつ。

なるほど、戦争に勝つことに全力投球で、「戦争が終わっても、まだ権力闘争が続くよ」
ということをあんまり考えてないということですね。
あと、民主主義国家なだけに、戦意高揚のために世論を煽ったら収拾がつかないとか、そ
ういう要因も考えられそうですね。
敵と妥協しようとしたなら「これまでの犠牲が無駄になる」みたいに。――あ、これは日
中・太平洋戦争における旧軍も同じですね。

>(しかしまあ、日本と蒋介石政権、どっちかといえば、後者のほうがファッショに近そうだな)

味方についた側の悪いところは目をつぶっちゃうんでしょうね、やっぱり。
冷戦期の中南米政策とかそんな印象です。反共のために軍事政権の人権弾圧とかあまり見
ないようにとか……。

>こうは書いてはみたが、もちろん日本が条件降伏するチャンスは
>ほとんどなかったと思うよ。
>何でもチャーチルは日本の条件降伏を推奨したそうだが、そんなモノ
>いまさらアメリカが呑める訳がない。

おおっ、さすがチャーチルですね。そんなことを言っていたんですか。
東アジアで日本を退場させるのは得策ではない、と考えたんでしょうかね。
確か、二次大戦開戦直前でもイギリスはドイツからイタリアの切り離し工作とかやってい
たみたいですしね。イギリスにとっての脅威順位としてはドイツがトップでイタリア、日
本、そしてソ連はそれより下位に位置しているんでしょう。
72イザヤ ◆0zxjZsm5gQ :03/09/05 23:35 ID:???
あと余談ですが、私が子供の頃から(といっても戦記を読むようになった頃からですが)
疑問だったのは、「どうしてアメリカはこんなに日本に対して非妥協的なのだろう?」と
いうことでした。占領地からの全面撤退とか植民地の独立などならまだしも、ポツダム宣
言をすんなり呑むのは難しいでしょうし。
「確実に勝てる戦だから妥協の必要はないと考えているのかな?」くらいに考えていまし
た。

>いつもお付き合いいただいて、なんだか申し訳ない。
>しかも、当方は、一度に全てのレスに応答していない。

ああ、いや、前にも書きましたが、こちらこそ勉強になってます。それと実生活を優先さ
れるのは当然のことですから、どうぞお気遣い無く。
お手透きの時に、全部ということではなく興味ある話題がありましたら、レスしていだだ
ければ十分ですので、気にされませんように。
73イザヤ ◆0zxjZsm5gQ :03/09/05 23:35 ID:???
>>54
>米国はイラク戦争で間違った勝ちかたをしてしまった、
>あるいは戦争の終わらせ方を間違えた、というのが私のさしあたり意見だなあ。

なるほど。まとめると「レジームチェンジを狙っていたけれど、それが適わず野戦軍を撃
滅させてしまい、テロリストに絶好の「狩場」を提供してしまった」というのがMk-46さ
んのご意見ですね。

とするとリベリアのケースみたいに大統領を追い出せればベストだったんでしょうね。軍
事的なプレッシャーをかけつつ、相手に要求を呑ませてしまえばいいと。
それが適わなかったために開戦、ただし初期段階で「衝撃と恐怖」戦術を採ったけれど失
敗。そして野戦軍の撃滅、首都陥落へ。
エスカレーションしていますが、なるべく前の段階で片が付けば良かったんでしょうね。
74イザヤ ◆0zxjZsm5gQ :03/09/05 23:36 ID:???
>ではなぜレジーム・チェンジが必要なのだろうか?

それでは、思いつく理由を列挙してみます。

1.フセイン政権が明確に反米姿勢を示していること。
2.大量破壊兵器を使用した前歴があること。
3.核開発の前歴があること。
4.その査察を完全に受けることを拒否していること。
5.イスラム原理主義(小室直樹氏の受け売りでイスラム教にファンダメンタリズムがあ
るとは考えにくいのですが、よく使われるので便宜的に使用します)テロリストと手を結
ぶ危険性があること。

イラクに直接的に関係するものとしてはこのくらいでしょうか。
間接的なところでは――

6.親米イスラム国家でもイスラム原理主義の取締りに及び腰になっている、イスラム教
国(サウジなど)プレッシャーをかけるため。
7.反米イスラム国家(イラン、シリアなど)に対してテロリストを匿って利用すること
への牽制。

といったところが思いつきます。
何れにせよ、これだけ条件が揃うと9.11テロ以降、アフガンが片づいた後では、フセイン
政権を放置しておくことは出来なかったんでしょうね。
75イザヤ ◆0zxjZsm5gQ :03/09/05 23:37 ID:???
>治安維持のために、レジーム・チェンジが欲しいというワケではないからなあ。

えーっと、おっしゃるとおりで、これは私の書き方が良くなかったんですが、外交的手段
が功を奏さなくて最終的に占領下に置くとしても、出来れば軍以外は傷を付けずに残すの
が占領政策に有効だと考えました。

具体的には日本占領を思い描いていました。よく言われることですが、官僚組織をそのま
ま残せたことが日本の占領政策が成功した大きな理由だと(ただし、その政策に問題が皆
無という意味ではありません)。
イラクに関しても同様の占領政策が採れれば、まだすんなり行っていたのではないかと。

というのも、イラク国内で多発するテロにしても、全てがイスラム原理主義者によるもの
かというとそうではなくて「国を滅茶苦茶にした米兵が憎い。手元に武器がある。それ
じゃ一丁やってやるか」程度の動機でテロを起こしてる人間も少なくない印象です。
きちんと警察組織や経済活動が機能していれば、こういう人間が出るのを減らせたのでは
ないかと思いました。

そう考えてみると、外交か開戦初頭の「衝撃と恐怖」作戦の段階で何とかフセイン政権が
倒せればよかったかな、と。それが無理なら湾岸戦争の時のように、バクダッドまで行く
前に降伏交渉が出来ればここまでイラクを滅茶苦茶にせずに済んだかもとも思います。
あ、でも、そうするとこれまた湾岸戦争の時のように、フセイン政権が続きかねない危険
もありますか……。
76名無し三等兵:03/09/13 00:18 ID:ft0XrFmu
なぁーんで今時赤外線なのかな?
なぁーんで日本がX線使ってるか知らないのかな?
77少佐:03/09/13 00:26 ID:prnAKDwc
アメリカ国内にある黒人スラム街でさえ、アメリカの力でもどうにもならない。
ましてやイラクという国外の巨大スラムをどうにかするのは無理だ。
78名無し三等兵:03/09/13 00:28 ID:/E/n4GwT

戦車いるの?
79少佐:03/09/13 00:29 ID:prnAKDwc
イスラム圏にはイスラムの教えから生まれた最終兵器喜捨という
武器がある。
これはルンペンに喜んで金を恵まないといけないという教えだ。
つまり働かなくても食える訳で、テロに没頭しててもいいのだ。
80少佐:03/09/13 00:48 ID:prnAKDwc
では対ゲリラ戦のエキスパートである私が対ゲリラ戦術を語ろう。
もともとのゲリラはナポレオン軍がスペインに攻め込んだ時に、
民衆が各自バラバラで包丁だの石だのといった、そこらへんの武器
で兵士に襲いかかってきたのが始まりだ。
これは組織化されて無いうえに、日用品が武器なので手ごわい敵だった。
だが現代のゲリラは軍隊といっていいほど組織化されてるし、装備も
充実している。
フライパンで突然襲いかかるという類ではない。
そうなると対テロ部隊より、通常の軍隊の出番なのである。
81名無し三等兵:03/09/13 00:50 ID:???
>>80
いつ、どこで、対ゲリラ戦を行ったんですか?
脳内とかゲームってのは無しですよ。
実地体験がない人が「エキスパート」とかって語って、恥ずかしくないですか?
82名無し三等兵:03/09/13 01:08 ID:???
軍板マーフィーの法則
コイツだけはこのスレに来て欲しくないと言うコテハンは、そのスレにやってくる。
83名無し三等兵:03/09/13 01:21 ID:???
>80 語源的にはナポレオンの軍隊に対するスペイン民衆の抵抗ということで
正しいとは思いますが。しかし、伝説化されているきらいもありますし
実体を詳しく知りたいところです。

IRAやPLOは国家樹立を目的としている点でアル=カイダと目的が
異なりますね。どちらかというと、統治の拒否という意志を示す手段として
テロがあるのではないかと思いますが。こう見るとインド独立運動の
非暴力不服従も同じように扱えるような気がします。

っと失礼しました。ROMに戻りますね。
84Mk-46 ◆YbZ.j.w7T2 :03/09/17 01:51 ID:???
>>74 イザヤさん

お待たせして申し訳なかった。どうも長引いてしまって・・・・。

おきづきのとおり5は言いがかりなのだろうね。
(ついでだけれども、私は小室直樹は天才だと思う。)
おそらく大量破壊兵器開発もほとんど言いがかりに近い。
あるいは大量破壊兵器開発の阻止だけなら、
査察団の常駐といった他の手段で
コトをすますことができるだろうなあ。


>6.親米イスラム国家でもイスラム原理主義の取締りに及び腰になっている、イスラム教
>国(サウジなど)プレッシャーをかけるため。
>7.反米イスラム国家(イラン、シリアなど)に対してテロリストを匿って利用すること
への牽制。

これは鋭いなあ。

もしイラクに、「民主主義革命」がおきて
親米的なイスラム政権が登場していたら、どうなっただろう?
しかもそんな政権の誕生を、消極的にせよ、国民が支持していたら?
イラクのナショナリズムが、新政権のもとで再編成されたら?
イスラム原理主義に対するインパクトは、相当のものになったのではないかなあ?
85Mk-46 ◆YbZ.j.w7T2 :03/09/17 01:54 ID:???
考えてみれば、イラクは、米にとって都合のよいレジームチェンジを行うに
好条件をもっていた。
イラクはもともとバース党支配の下で、イスラム原理主義とかなりの距離があった。
大量消費社会の一歩手前ぐらいまでに、社会の産業化もすすんでいた。
それらの点を考慮すれば、実効的なレジームチェンジを可能と見た
米の判断はせめられないだろう。

米にとって必要だったのは、要するに「革命」を起こすことで
軍事的勝利は、その溶媒にすぎなかったのではないかなあ。
(でもまあ、現実はそうはならなかったわけで
おそらく米政権内に目標設定にかかわる混乱があったのだろう。)

ご指摘のリベリアやハイチ(イヤこれはチト疑問符がつくかな)
にみるようなタイプの勝利がもっとも望ましかったのだろうね。
リベリアと異なり、実際に武力行使が行われたパナマのようなケースでもいいのかもしれない。
いずれにせよ、旧政権を代替可能な政権が、
そしてナショナリズムの求心力になるような政権が、
それなりに準備されていなければならかなったはずだ。

それなりに説得力のある新政権がすみやかに樹立されれば
その国のナショナリズムと米による軍事占領という屈辱的な事実は、なんとか両立できるだろう。
(わが旧軍の軍人たち。あのやや盲目的愛国主義の影響下にあっただった彼らが、
占領軍の統制下にあった警察予備隊・海上警備隊に積極的に参加したことは、
なんとも示唆的ではないかな。)
86Mk-46 ◆YbZ.j.w7T2 :03/09/17 02:02 ID:???
もちろん元来「衝撃と恐怖」戦略も、
新政権の創出に照準した政治的工作を前提にしていたはずだと思うよ。
あるいは工作なしでも、旧政権のすみやかなる退陣が期待される場合、
予定された効果を発揮するもの、といってもよいのではないかな。

しかしまあ結果はいまのところ不成績。
不成績が、米の不手際のせいなのか?
それとももともとウマくいかない運命にあったのか?
(結局フセインの代替できるナショナリズムの担い手はいなかった?)
これらはまだわからない。
ともあれ結局のところ適切な政治工作を欠いた「衝撃と恐怖」の効果は、、
指揮管制戦というごく限られた軍事的局面においてのみ、
発揮されることとなったわけだなあ。

そしてイラク野戦軍の撃破とイラク全土の占領は、今のところ「対テロ戦争」の勝利に、
さして貢献をしていないようだ。。
むしろイラク国民のナショナリズムをあおり、
ついでイスラム世界の反米感情をあおってしまったようにもみえる。
さらに悲観的に考えれば、今後のイラク・ナショナリズムは、
イスラム原理主義の色彩を帯びていくことも、ありうるだろう。
かくてイラクはイスラム原理主義・イラクのナショナリスト混成旅団の
”targets rich”なプレイ・グラウンドとなる。
そこで消極的であれ地元住民の支持をうけて、占領軍のコンヴォイを攻撃する「テロリスト」たち。
国際世論は、彼らを「テロリスト」として受け止めるコトができるのかなあ。
87イザヤ ◆0zxjZsm5gQ :03/09/20 21:17 ID:???
>>83
>IRAやPLOは国家樹立を目的としている点でアル=カイダと目的が
>異なりますね。どちらかというと、統治の拒否という意志を示す手段として
>テロがあるのではないかと思いますが。こう見るとインド独立運動の
>非暴力不服従も同じように扱えるような気がします。

これは同感ですね。
独立などを勝ち取るために活動をする組織と、主として宗教的な理念を追求するために活動する組織は基本的には別物
だと考えた方がいいと思います。

PLOやハマスの活動はイスラエル軍による弾圧という実存的な危機感が根底にあるので、(テロを容認するという意味では
ありませんが)ある意味自衛権の発動とも考えることができます。
一方、アル=カイダにはこれはありません。彼らはサウジアラビアの有閑層出身であって、自分たちの生活領域が脅かさ
れたからテロに走ったわけではありません。
以下は橋爪大三郎氏の受け売りですが、アル=カイダは、実存的な危機感に基づいて組織されたPLOやハマスよりも、か
つてモラトリアム人間である大学生によって組織された日本の過激派に、性質的には近いものがあるといえそうです。

もちろんパレスチナ住民を含むテロ組織が、イスラム原理主義テロ組織を支持したり連帯する可能性はありますが(これを
米は恐れているんでしょうけど)、今のところ人的資源や資金提供などが強くなされているわけではなさそうです。

そう考えてみると、「イスラム」という枠でイスラム教国のテロ組織を一括りにするべきではない気がしますね。
イスラム教徒の全てが、偶像を破壊し、女性はブルカを被り、勧善懲悪省に監視される生活を望むとは考えにくいでしょうし。
88イザヤ ◆0zxjZsm5gQ :03/09/20 21:18 ID:???
>>84
>お待たせして申し訳なかった。どうも長引いてしまって・・・・。

いやー、あまり気にされないようにお願いします。お暇なときで十分ですので。

>>85

さすがいつもながら鋭い分析ですね、勉強になります。全面的に同意です。
イラク国内で民主革命が起こせなかったのは、米がイラクの反政府組織の育成に失敗したというところですかね。

湾岸戦争が終わったばかりのころはクルドやシーア派、あるいはフセインの娘婿とか色々あったようですけど、結局イラク
国民を引っ張っていけるような実力のある組織に育たなかった、と。
あとは、ご指摘の新政権の創出に照準した政治的工作もあまり上手くいかなかったということになりますか。

これらは裏を返すと、サダム・フセインが政権基盤維持のため如何に実力をもって尽力してきたかの表れなんでしょうね。
89イザヤ ◆0zxjZsm5gQ :03/09/20 21:19 ID:???
>>86
>イラク国民のナショナリズムをあおり、
>ついでイスラム世界の反米感情をあおってしまったようにもみえる。

うーん、鋭いです。これは怖い気がしますね。
そもそも理念的にイスラム原理主義から距離のあったイラク国民やその他のイスラム教徒が、このイラク占領下の
状況故にイスラム原理主義に寄っていってしまっては、米にとっては裏目もいいところになりますね(まるで、アフガ
ン紛争におけるソ連役になってしまいそう……)。

とすると、米による各国へのイラク支援要請や、中東和平(これは頓挫しかねませんが)は、それを防ごうとする一手
と考えられます。
あと米が採れる手としては、イラクの自治を拡大して(統治機構、警察、軍など)、占領というネガティブイメージを薄め
ていくことや、占領軍を米以外の多国籍軍に入れ替えていくことですかね(緊張下にあるとはいえ、米軍はむやみと撃
ちすぎることで反感を買っているという印象もあります)。

ちなみに、先のアフガンであれだけ上手く事を治められたのは、アフガンの反政府勢力(北部同盟)の活用、タリバン政
権への国民の反発、米軍が首都に入らなかったことなどが挙げられると思います。
そう考えてみると、必ずしも同様に上手くいくとは限りませんが、イラク国民の反発を防ぐためにも少しでもアフガンでの
手法を踏襲すべきではないかと素人ながら思ったりしています。
えっと、お久しぶりでつ。

「犯罪の深層」つー本を読んで、えらくサジェスチョンされてしまいました。
ようするに、犯罪は「ある性格傾向を持った主体」が、「状況を主体の存在にとって危機的と理解したとき」に、あるきっかけをもとにして「危機状態の開放のための欲望を、動機という形で結実させ」「目標を意味づけして選び出し、攻撃する」
と捉えています。
とても、面白かった。

同時に、10年近く前に書かれた「紛争地域現代史」なる本も読みました(湾岸以後を受けた本でした)。
まさか911のようなイスラム原理主義による危機的な状況までは予言していないものの、面白い視点がいっぱいありました。
中でも一番面白かったのは、「アラブの決定的な後進性」の指摘で、
「(西欧化であるなしにかかわらず)近代化は不可能」と言い切り、倹約しつつ未来へ富を蓄えることも不可能、近代化しても不平等、不変換で民衆の不満は解決できず、
代替手段は常に懐古的なイスラム原理主義のみで、しかも原理主義は実行統治能力に無能である、と。
そしてアラブは近代化と、解雇との間を永久的に往復し続けるだろう、と。石油がなくなり「アラブが砂漠へ戻る日」まで、と。

上に基づいて、また安直な妄想にふけってしまいました(w

私は、テロリズムと犯罪との間に、ある種の同一性が見られるのではないか、と思っています。
そして、上に指摘したように
「主体の状況判断」→「危機感」→「解放欲」→「攻撃」
の段階を同じように踏むのでは、と思い始めています(組織全体で、どこまでどのように共有しているのかは、よくわかりませんが)

一応、社会とのかかわりを下のように考えて見ました
「テロの中枢」 「テロ組織」 「テロ組織に実行支援をする一般人」 「不支持は不見識と思う層」 「テロ行為とかかわりを持ちたがらない層」 「テロに反対する層」→以下対テロ
←(テロ行為によって、状況が変わると主観的に期待している層) (テロ行為による破壊を忌避する層)→

前にも述べましたが、テロ行為自体の現実性や、実質的な問題解決能力に、私は強い疑問を持っています。
それでもなお、テロりんがテロ行為を行うのは、主観的な状況改変(危機感と、解放への欲求)があるからでは、と思っています。

また、イスラム原理主義を礎にテロが行われる理由も、上記書籍から、安直に妄想してしまいます。
テロリストは、近代化の果実を受け取ることが出来ない層で、近代化を永遠に憎みつづけるのかもしれません。
そして、それが組織によって、集団的に共有されるとき、より強い実効性を持ってテロが行われるのかもしれません。

などなどつらつらと…
>>85
どうでしょう?
私は、旧来的な地政学的理由もかなり大きかったのでは、と妄想してます。
民主党が失ったイラン以来の湾岸地歩ですし、経済的に復興する能力もあります。

まあ、わたしは中東問題というと何でもパレスチナ/イスラエルに結びつけるのが嫌いなだけですが。

アメリカ軍はもともと、外征軍ですから、ああいったゲリラ状況になるとつらいのは事実だと思いますけど
(一方で、あのゲリラ攻撃が続けばどうなるか、考えるイラク国民はいないんでしょうかね?たとえアメリカ支持が不見識と思われても、サダム支持に比べて、イラクの未来にどうなのか、と…)
93名無し三等兵:03/09/30 15:33 ID:64aCBYUZ
日本でも特殊部隊の編成、対人狙撃銃、個人用防護装備や個人用暗視装置、
さらには生物偵察車の導入を進めていることは評価できる。
戦車や火砲などを削減してでも、もっと充実させるべきだ。
94名無し三等兵:03/09/30 16:41 ID:???
>>93
釣ですか?
95名無し三等兵:03/09/30 18:17 ID:???
前半は事実だけどね。>94
96名無し三等兵:03/09/30 18:18 ID:???
↑間違えた>93
97名無し三等兵:03/10/04 18:42 ID:???
対ゲリコマに戦車は不可欠なのだろうか?
装甲車でも効果はさほどかわらんのではないのか?
98トルエン大尉:03/10/05 10:46 ID:???
>>97
対ゲリコマではなく歩兵戦闘に必要なのだ。
装甲車では戦車より多く損害がでる。
99イザヤ ◆0zxjZsm5gQ :03/10/05 17:41 ID:???
>>97
戦車の要不要については、現実の対ゲリコマというか、暴徒鎮圧+テロ組織掃討にも戦車をガンガン投入しているイスラエルが好例ではないでしょうか。
やはり、戦車の火力と装甲防御力は相手が何であれ、攻める側としては安心できるのでしょう。
もっともイスラエルのような軍事作戦の進め方が適切かどうかは疑問が残りますが。

イスラエルに関しては戦車以外にもアチザリットのような戦車改造重APCも投入されているので、歩兵としては相手が暴徒程度でもより厚い装甲に守られていた方が安心出来ることがよく分かります。

もちろん、日本がイスラエルと同じことをやる必要があるとは言いませんが、地形的・政治的・社会的等々の制約がないのなら、「不可欠」とまでは言わないまでも、対ゲリコマでも戦車投入の余地を残して置いてもいいのではないかと思います。
>>98-99
前に、ジェニン封鎖、アラファト監禁事件がありましたが、そのときの戦車運用は、ちょっと気になりましたね。
まあ、建国当時から市街戦をやっていた軍隊なので、無問題なのかもしれませんが。
つか、もはやRPGのような火器さえ、持ち込めないだけかも。


国家の非公然活動と国際法(w・マイケル・リーママン&ジェームス・E・ベーカー 中央大学出版 原著は92年)
つーのを読みますた。
面白かった。
軍事以外にも、国家は非公然活動をすることがあり、全面的ではないにしろ、それが許容されることがあることを、事例と法考察にもとづいて、政策提言している本ですた。
国連、国際法の場で、軍事力行使を強く制限してゆく傾向があり、LICへの対処措置を海外で行うことも、非難の対象になる(南アについて考察)とみなされつつある、としています。
一方で、より広範な「対抗措置」が行われるようになり、非軍事的な制裁が選ばれるようになっている〜とか。
もちろん、これらは湾岸戦争を受けた92年時点での見解であって、訳出直後の911テロ以後の激動については描かれていませんが(LICやテロが当時は集団安全保障発動には足りない状況である、とし、
テロ対処には当時国家の警察力を求め、それが発動されないときには軍事力による復仇より、より広範な対抗手段を選ぶ方が、許容される流れであるだろう、と考察しております)以後はテロリストへの対処は、
秘密裏の犯人引渡しに近い形で行われるだろう、とか。
短く書くことができないくらい盛りだくさんの政策提言研究本で、サジェスチョンされまくってしまってます。

つか、Mk−46氏に見捨てられちゃったのかなあ…
さみすい…
101名無し三等兵:03/10/14 08:18 ID:???
ageてみるね。
102Mk-46 ◆YbZ.j.w7T2 :03/10/31 03:07 ID:???
>>100 ソースキボンヌさん

イヤイヤそういうワケではないぞ。
ネットで遊ぶ時間がうまくとれないだけで・・・・。

ところでたぶんソースキボンヌさんは、このうえなく価値ある
回り道をなさっているのだと思う。
(もしソースさんが学生さんで、将来は安保ネタで喰いたいとご希望ならば
ひょっとするとアドヴァイスができるのかもしれない。)
立ち止まって、いろいろ思索を深めることは重要なことだから
余計な雑音は邪魔かもしれない。

まあご参考までということで
「アラブの決定的な後進性」
私の世代だとコレは「アジア的停滞」の焼き直しにみえるなあ。
>キーガン
面白いのだが、私的な感想から述べると、やや「時代遅れ」という印象をうける。
いまさら文化人類学的な方法で近代を相対化をするというのも
なんだか食傷気味だなあ。私としてはね。
たぶん今の文化人類学は言語構造のほうにシフトしているはずだが
・・・・まあ現代的意義がわかりにくい。
その辺は、読者層のニーズを読んでいる分、ファン・クレフェルトに
軍配があがるかな。意義がわかりやすい。
もちろん今でも高い評価をえているが、
20年前の70年代にでていれば、世界を震撼させたかもしれないなあ。
>>91
まだ生きているかなあ、猪木政道御大。
御大の本を読んでみると面白いかもしれないぞ。
103Mk-46 ◆YbZ.j.w7T2 :03/10/31 03:08 ID:???
>>87 イザヤさん
思うに、20世紀においては、民族自決とテロリズムの相性はかなり良かった。
国民国家システムの定着は、必然的に民族自決に対して寛容にならざるを
えなかったのだろうなあ。(まあ住民自決と民族自決の問題はおいておくけれどね)
まあ民族自決は、テロリズムの免罪譜だったなあ。

社会主義革命とテロリズムの相性も悪くはなかったが
色々あって、これは途中で失速。
一部過激派の行動・軍事冒険主義とレッテルを貼られた上、ソ連崩壊でオジャン。

で最後に宗教とテロリズム。
西側先進諸国では完全に「ヘイト・クライム」扱い。
しかし西側だけが世界ではない。難しいなあ。
>>102
 度も。相手をしてくれて、ウレスイです。

 いや、もうとうの昔に卒業してしまったんで、ただの書籍趣味でつけど。
 古典、といえば(?)ウォーラーステインを紹介されたんで、そっちにさまよってました。
 読むだけでも大変でつ。

>「アラブの後進性」
 それほど同意したわけじゃないんですけどね。
 ただ、商社系から移ってきた国際通の人々は、厳しい目を向けていますね。先の氏もそういう人だったと思います。

>キーガン
 日本の訳出も10年以上前ですしね。
 続く本を探していたんです。
 ファン・クレフェルト、探してみます。

 グレートゲーム、つー中央アジアでの18C〜19Cのロシア、イギリス情報戦を読んでいるのですが、何と言うのか
 中東から中央アジアにかけての戦争のあり方つーものが、略奪的襲撃に近いもので、テロへのシフトも、それほど違和感無いのかも、などと思ったりして。
 民族つーか、部族というのか、そういう単位で戦争というか、騒擾というのか、しているわけで(まあそういうわけで合従連衡がいろいろあるのですが)
 その集合した力が、相手に対して不十分でも、そうそう簡単に地域を捨てて撤退もできず、それでも抵抗→テロ的攻撃、みたいなイメージを持ったりして。
 社会主義革命でのテロも、実力的には圧政に劣りながら、社会にとどまるという方向性からやむを得ないのではと思います。
 逆に、西側では社会や制度の変革の道筋が制度的にあるわけで、ヘイトクライム扱いもやむを得ず、と(そんなこと言われたら、ミリシアの人々は怒るでしょうが)。

 西側だけが世界でなく、しかし西側の圧倒的な力が世界を覆ってますね。
 そういう中で、西側の想定する、西側市民であれない人々が、その抵抗手段としてテロを行うのは、彼らとしては正当かもしれません。
 
 しかし、そういったことは西側となった国々では、本来は戦争で行っていたわけで、
 テロのような個人的モチベーション(これはあくまで私見ですが)で、国家自体、あるいはインターステイト・システムを代表するものとして、
 市民を弱い標的として攻撃されてはたまらない(西側市民として)。

 その結果、西側になった国々がかつて行っていたような、武力復仇手段にでることは、西側としては正当に思えますけど。

 テロを行う側の、抵抗や、武力復仇の意思は、知識としては理解しますが、しかしそれがインターステイト・システムを彼らの求めのように変革するとは、思えません。
 不憫ですけど(この視点は、富める国のものの傲慢ですが)
106名無し三等兵:03/11/16 16:57 ID:xswdOfOP
ううっ、シャレにならないくらい多忙です……。

>>100
イスラエルはタル少将以降、オールタンクドクトリンで勝利を得てきてますからね。
それに偏りすぎて損害を受けたときもありますが、機械化歩兵との組み合わせを工夫してよく機能するようにしてますし。
市街戦においても、人的被害を最小化するためには戦車やらAPCやらをガンガン投入するのが正解と考えたんでしょうね。
とはいえ、昔読んだ本でイスラエル機甲部隊指揮官が「市街戦は歩兵の分野、我々は支援が主」と言ってましたっけ。


>>103
ああ、なるほど。
おっしゃるとおり、歴史的な文脈で捉えると、新しいものが見えてきますね。
Mk-46さんは史的観点で捉えるセンスに実に長けている印象です。

> で最後に宗教とテロリズム。
> 西側先進諸国では完全に「ヘイト・クライム」扱い。
> しかし西側だけが世界ではない。難しいなあ。

うーん、おっしゃることもよく分かるのですが、やはり国際社会の一員足り得るには宗教的論理やテロを剥きだしにしたままだと
難しいことも確かだと思うので、放置するわけにも行かないでしょうし……。
以前、Mk-46さんがおっしゃってた戦争とテロの違いあたりが印象的なんですけど、欧州では軍事を外交の道具として洗練させ
ていった歴史があるわけですが、テロにはそれが無いわけでして、テロをもって外交の道具足り得るのは不可能なんでしょうね。
107イザヤ ◆0zxjZsm5gQ :03/11/16 16:57 ID:???
ああ、失敗。
>>106は私です。
で、その続きをば。


宗教的論理やテロをもって外交の舞台に持ち込めば、やはりつまはじきにされざるを得ないような気もします。
イラン・イスラム革命におけるアメリカ大使館占拠事件あたりは典型的なんでしょうけど、これまで世界が築き上げてきた外交ルー
ルを踏みにじってしまうと、とても「ああ、この国とはまともにつきあえないなぁ」となりかねないんでしょうね。

そういえば、ゴルバチョフが登場したばかりのころに、サッチャーが会談してのコメントが「彼とならビジネスが出来る」と言っていた
と思いますが、あれなんかは「こういう指導者なら、まともなやりとりが出来る」という意味合いもありそうな気がします。

かといって、全ての発展途上国が先進国のような近代化をしたいとは限らないですし、宗教の先鋭的な派閥がそれを堕落と捉える
と旧アフガンのような国になりかねないでしょうし……。
そういう国の中でも先進国と共同歩調をとって近代化を図ろうとする勢力も一方ではあるわけで……うーん、イマイチまとまりません。
本当に難しいですね。
108名無し三等兵:03/11/16 20:06 ID:???
良スレだなぁ。燃料投下するか。
>>30
Mary Kaldor ”New and Old Wars− Organaized Violence in Grobal Era” Polity Press 1999
は、
新戦争論―グローバル時代の組織的暴力
ISBN:4000233785 298p 19cm(B6) 岩波書店 (2003-01-28出版)
・カルドー,メアリー【著】・山本 武彦・渡部 正樹【訳】
[B6 判] NDC分類:319.8 販売価:\3,400(税別)

として翻訳が出ています。素晴らしい内容なので、是非一読を。
トリップ、変えますた(つか、統合しますた)

>>108
サンクス!

しかしまあ、最近のテロ犯行声明、ラディンの「神罰ゆえに無名!」主義からいちぢるしくシフトしましたな。
ついに病死?
つか、米軍が撤退するのは、選挙後さらにしばらくしてでしょう(共和党が負けても)。
民主党なら、へたれな対処もアリだから怖いんですけど…

だからといって、新政権が見捨てられると思うんでしょうか、テロリンたちは。

彼らの目的がイラクを原理化することだとしても、そういうイラクがグローバル経済から切り離されて生き残れるとは思えないけど…
110名無し三等兵:03/11/29 05:29 ID:???
ソースキボン無知野郎氏はイスラム系テロリストに対して一方的な偏見、視点(持たざるをえないと言えなくもないが)
を最初から設定しておられる、またテロリストをなんかサークル活動と同一視してるような軽さが気になる。
たとえばイスラエルは建国前後にアラブどころかイギリスにまでテロ活動を行った末に
独立を果たした。アラブ側はともかく世界の多くの国はその事実を無視するか黙認しているのか
そのテロ活動でイスラエルを非難したと聞いたことはない。
イスラエルの建国初期のテロに対してソースキボン氏はどのような視点を持っているのか。
もちろんイスラム原理主義のテロも許せはしないがイスラエルのやったことは肯定できるのでしょうか。
ソースキボン氏以外の識者の意見も聞きたい。
111名無し三等兵:03/11/30 12:55 ID:l2bESPKN
イパーン人のテロ対策、どうしたらいい?

http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/iraq/1070091573/

アメちゃんは、CIAがテロリストの動きを把握しているけど、
日本は警察がやってるの?
やってねーよな。

おまいら、テロを事前に防ぐ為に2ちゃんに
「アルカイダテロ対策本部」を作ろうぜ!

アルカイダと闘うヒーローも同時募集中!
映画よりすげえ事しようぜ!
112名無し三等兵:03/11/30 20:24 ID:???
>>111
頭悪すぎてワロタ
113名無し三等兵:03/12/01 21:24 ID:p22AOMLv
テロにも、ゲリラにも、コマンドにも、NBC攻撃にも
非対称戦を含むあらゆる事態に対して戦車をそろえておけば
有効です。戦車万歳!
114名無し三等兵 :03/12/01 21:41 ID:???
>>113
そんな貴方にT-72神への帰依をお勧めします。
オブイェークト!

真面目な話、純軍事力(正規軍)だけでゲリ・コマ(テロリズムでもパルチザンでも良いが)
相手に究極的な勝利をおさめられた例はあるのかな?

大陸における討匪戦の難しさを御老人から耳にしたことがあったし、
ベトナムやアフガンにおける米ソ、イスラエルとパレスチナ、
古くはナポレオンまで、どうも分が悪い気がする。
ヨーロッパにおける近代国民国家成立以降、
正規軍が、正規軍を相手に戦うものとして作られすぎていないだろうか?
115名無し三等兵:03/12/01 23:11 ID:8z1w+pII
で、戦車はいらねーんだろ?
116名焦し三等兵:03/12/03 03:15 ID:???
>>115
コレがあると、すげー便利。そんで 味方の死傷者も減りまつ。
117名無し三等兵
>>110
二重基準が問題なのは確か。
(無差別テロという手段を正当化しうるものではないが。)
アルビン・トフラーの「パワーシフト」には、
中南米の対ゲリコマ指揮官の述懐が挙げられているが、
テロを育んでいる社会構造・諸問題をそのままに、
自分達だけに低烈度戦の汚れ仕事を押し付け続ける政治の無能に対して
深刻な疑念と失望を述べていた。

軍ヲタは軍人(軍隊)に過剰な事を押し付けすぎていないか?
そう反省する今日この頃。