軍事な怪談

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9名無し三等兵
新教の頃、某演習場の工兵森(※字は違うかもしれない)周辺で夜間警戒の訓練をした時の話である。
その日は霧雨まじりの嫌な天気であったが、そんな天気には関係なく我々は訓練をこなしていた。
そんな時、突然静寂をうちやぶり隣の班が騒ぎだしたのである。
なんでも 森 の 中 から 誰かが 見 て い る ということらしい。
自分も好奇心に駆られて森の中を見てみたが、木立の間を霧雨が幻想的に青白く光り流れる光景が目に映るだけで、
生物の気配は感じられない。結局、この件は、見間違い、他の所属の隊員では?などの憶測の元に
忘れられていくはずだった。
しかし、訓練を終え駐屯地に帰って直に同期のYが変なことを口走りはじめたのである。
曰く、「オレ、あの日からなんか女の霊に取り憑かれたかもしれない」と相談をうけたのである。
なんでも、あの夜から毎晩、同じ女(霊?)が夢に現れてくるのだそうだ。
それってやばいんじゃないの?との問いには、「彼女はオレには危害を加えないから大丈夫」とのことである。
「なんでも、あの辺に霊が集まって、霊の仕事をしているらしい」との事、いつのまにか霊と仲良しである。
私「それで俺たちにどうしろと・・・」Y「こわいから一応皆には知らせておこうと思って。」話が矛盾している。
そんなこんなで一応気になったので、同じ部屋のもので一応気にかけることにした。夜、寝ているときに
息をしているかどうかとか、(死んだように眠るというが、まさにその状態だった。寝返りもうたず、目を半開き
にして静かに眠っていた)その眠っているベッドの上に怪しげな発光現象が無いか、とか一応気にはかけたが
一般人である我々には正異の区別はつかず、他の者への実害もなかったのでそのままにしていた。
変わったことと言えば、Yが話す霊とのコミニケーションの話を聞かされることだけである。
いや、一度だけあった。