【日本】の特殊部隊について語ろう5【警察ネタNG】

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508Mk-46 ◆YbZ.j.w7T2
さしあたり、軍事技術論から考えると、
大雑把ではあるが、・・・・
テロとは「恐怖」と「人間の恐怖を感じる能力」を
利用した軍事技術の一手段で、恐怖と暴力を対抗者への社会に投射すること
・・・・といった具合に捉えることができる。
実際、狭い意味での軍事の世界におけるテロリズムの概念把握では、
多様に存在する戦力使用の一手法としての性格、つまり道具的性格が強調される
場合が多い。(例えば米統合参謀本部のJpub。)
このテロリズムを道具視する古典的な考え方は、軍事を国家
(および亜国家ともよぶべき交戦団体)の外交手段の一つとみなす
古典的で欧州的な国際政治観に、依拠している部分が大きい。
そこにおいてテロは軍事技術のひとつであり、軍事は外交の道具であり、
道具の所有者たる国家はそれなりに「理性的」な存在で、
「勢力均衡」や「レアルポリティーク」といった「洗練」された闘争文化の伝統をもっている。

まあ国家ならびに亜国家ともいうべき交戦団体の間で戦われる闘争を考えるときは、
(古典的な国家間関係から考えるとき、なんて言い換えても良いだろう)
テロを軍事における一手段として把握したほうが、単純でわかりやすい。
そこにおいてテロは軍事技術のひとつであり、
軍事は国家の外交に供されるいわば道具であり、
道具の所有者は国家ないしは亜国家ともいうべき交戦団体だ。
(国家システムを前提にした古典的な政治スキームは、軍事技術論を展開するに当たって
実に便利で使いやすい政治前提だ。余計で抽象的な政治論を排除できるからなあ。)