【日本】の特殊部隊について語ろう5【警察ネタNG】

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507Mk-46 ◆YbZ.j.w7T2
>>352 (間があいて申し訳ない。)
確かにそうだなあ。同意だ。テロ概念の取り扱いは、確かに難しいね。
おそらくは「テロリズム」という言葉が、厳密な定義規定を欠いているためだろう。
あるいは用語の使用にあたって、いささかの混乱があるからなのかもしれない。
とりわけ「ゲリラ戦(guerrilla warfare)」との混同があるようだ。

また私を含めて、
一般に政治レベル・戦略レベル・戦術レベルでの区別を意識することなく
「テロとの戦い」が(combating terrorism)語られる場合があり、
これがテロにかかわるハナシを不要に複雑にしているようにも思える。
また政治的な分析を行うことなく、諸戦争(あるいは武力紛争)を
主に戦術的様相から規定しようとする向きもある。
ごく戦術的な領域における論争を行うのならば、それはそれで意味がでてくるだろう。
しかし戦争を総合的に分析しカテゴライズする材料としては、戦術的様相は使いにくい。
戦術的様相は戦争の結果であって戦争の本質そのものには直接的には結びつかないだろう。
また諸戦争の戦術的様相はあまりに多様で、単純化が困難だ。
(まったく出来ないわけでもないのだろうが、私はやる気になれないなあ。)
例えばテロリズムやゲリラ戦が全く行われなかった戦争など、思い出すほうが難しい。

それはさておき、ここではネタを整理するために、
「戦争」のハナシと「軍事戦略あるいは軍事技術」のハナシを分離したうえで、
テロリズム概念について、若干考えてみるのも一興だろう。
「戦争とは何か?」(政戦論あるいは戦争論)からテロを考えるのか?
「戦争の勝利法とは何か?」(軍事技術論)からテロ考えるのか?
視座をひとつに絞るとハナシを、いい意味で単純化できるような気がする。