しかし、ほとんどの第2次世界大戦を描いた書物では、そこで話が終わってしまっている。
問題はその後の戦後処理だ。
西部戦線で捕虜になった約900万人の捕虜のうち、1年もしないうちに約100万人が連合軍(主
にアメリカ軍)の過酷な取り扱いにより餓死や伝染病で記録上から消えたのだ。
連合軍から、「捕虜」では無く「犯罪者」として扱われた武装SS所属の兵士は、終戦後、「野ざら
しで雨を遮るテントもない『捕虜収容所』。食料はほとんど支給されない、赤痢や1日に数百人が死
んでトラックで運び出される。時たま連合軍兵士がジープで乗り込んで、機関銃を連射しながら、適
当に捕虜達を銃殺していく」といったような扱いを受けたことはよく知られている。
だが、これは武装SSだけでなく、一般の兵士もそういう扱いを受けていたのだ。
そもそも武装SS自体、ただの兵隊だ。
それを犯罪者と決めつけ、一方的にリンチして大虐殺した。
http://www.geocities.co.jp/Playtown-King/6523/gulfwar_02_04.html