【開発】 航空機メーカを語るスレ 【生産】

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45再建者
192 名前:眠い人 ◆gQikaJHtf2 [sage] 投稿日:03/06/28 13:21 ID:???
第二次大戦後残ったのは…。

Dornierがまずスペインで再起し、後に西ドイツに移転して軽輸送機、大型輸送機、
VTOL機の開発を行い、Deutche Aerospace(DASA)となる。
なお、Dornierのスイス支社は、1948年にFFAとなり、軽飛行機を主に製造してきたが、
後にドイツに設立された、Flugzeug und Faserverbund Technologie(FFT)に開発が
引き継がれている。
余談ながら、Dornier博士の長男が、Dornier Compositeと言う新会社として立ち上げて
飛行艇を開発していたりする。

Focke-Wolfは、クルト・タンクが国外に去った後は、イタリアの軽飛行機、
Piaggio P.149を製作し、糊口を凌いだ後、VAKと社名変更。
後に、VFWとなって、VFW-Fockerとなったのかな。

Klemmは残り、相変わらず軽飛行機を製造するが、後にBoelkow-Entwicklungenに吸収される。

Blohm & Vossは、Hamburugerとして再び発足し、戦後、西ドイツでフランス製のNord Noratlas輸送機の
国産化を行い、再び、Blohm & Vossに社名変更。

Heinkelは、一時期自動車製造を行った後、Fouga CM-170 Magister練習機の国産化に着手、その
発展型CM191を開発。
Messerschmittも同じく、自動車製造に参入し、Fouga CM-170 Magister練習機の国産化を行い、F-104G
のライセンス生産を実施。

Siebelも軽飛行機メーカーSIATとして存続。
Buckerは1967年に、Bucker Aero Technikとして復活。

Blumeと言う会社は、何が母体になったか不明。
その後Rhein-Flugzeugbau(RFB)になった様な…。
46再建者:03/07/10 19:52 ID:???
193 名前:眠い人 ◆gQikaJHtf2 [sage] 投稿日:03/06/28 13:21 ID:???
Messerschmittと、Heinkel、そして、BoelkowはEntwicklungsring-Sudを形成し、それが中心となって、
それを母体にBlohm & Vossも吸収してMesserschmitt-Bolkow-Blohmに収斂。
また、戦後設立したLFU、戦前からあったSiebelもこれに吸収される。
これが今のEADSになったんですっけ。

なお、Junkersは、東ドイツに工場があった関係で生産設備が殆ど接収されたが、VEBと言う国営航空機
工場がそれを母体に設立され、Il-14の生産の他、Jumo112を基にした国産ジェットエンジンを用いたジェット
旅客機を試作している。

194 名前: [age] 投稿日:03/06/28 14:18 ID:???
眠い人さん
 どうもありがとうございます。勉強になります。

195 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:03/06/28 18:20 ID:???
眠い人氏、激しく乙でし!!
こりゃ保存版だわ。

196 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:03/06/28 19:27 ID:???
>>189-193
お疲れ様です.保存版ですね.

197 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:03/06/28 23:15 ID:???
良スレだな

198 名前:ツェッペリン伯爵[sage] 投稿日:03/06/29 00:49 ID:???
どうせ僕は空の異端者・・・byツェッペリン硬式飛行船製造会社