「・・・・・くすくす。」
「ぼそぼそ・・・・・。」
徐々に出てきた「比叡」の姿を見てあれこれと周りから話し声が聞こえてくる。
その中には「失笑」の類も混じっていた。
もっとも、直後に金剛級3隻の36センチ砲ににらまれ一斉に黙らされたわけではあるが・・・。
あたりを窺うようにゆっくりゆっくり「比叡」がその体を現す。
(あらあら、まさかここまでとは・・・・・。)
話だけには聞いていたが、実際に「比叡」の姿を見ると「金剛」ですら驚かずにはいられない。
側面の200ミリ装甲は剥がされ肌が剥き出しになり、4番砲塔は取り外され、機関の缶数が減らされてしまったため、1番煙突はひょろ長なものに取り替えられてしまっている。
「比叡」はこの改修で戦闘艦としての能力を失ってしまっていたのだ。
昭和5年のロンドン軍縮条約の席において日本の補助艦艇を対米7割とするため、日本は「比叡」を条約が効力を発生した後18ヶ月以内に廃棄するという付帯条件を飲まざるを得なかった。
17歳の「比叡」は危うく除籍、解体になるところを「練習戦艦として運用するため戦闘能力を無くす」という事でその命を長らえる事ができたのだった。
「あ〜〜〜〜う〜〜〜〜〜〜。 (=″″=)」
すっかり肌があらわになってしまった上、重量が軽くなってしまったことによって艦が浮き上がってしまいさらにあられもない姿をさらすことになってしまっている。
服の裾や胸元を押さえた状態で「比叡」は恥ずかしそうにその姿を呉の港に現し、待ち受ける姉妹達の顔を見た。
「・・・・こんな格好じゃ恥ずかしいよぅ・・。 くすん」
うつむきながら目に涙が浮かんでいる。
竣工から10数年、戦船(いくさぶね)として緊張あるところには持ち前の快速を活かし即参上し、日本の威信を内外に示してきた彼女としては今の姿は確かに情けないと感じるところはあった。
また、高速巡洋戦艦4隻として内外にその名を知られた「金剛型」の姉妹達にだからこそその姿は見せたくなかったのだ。
そんな思いからますます自分が情けなくなって涙があふれてくる。
「・・・・・馬鹿・・・。」
「ふに?」
突然姉妹達が彼女をやさしく包んでくれた。
「よかった・・・。あなたが解体されなかっただけで・・・。それだけで私達は・・・。」
金剛たちも泣いていた。
「う・・・ひっく。 おねえちゃ〜ん」
その姿は変わり果てた姉妹の姿を哀れむというより、再会できた喜びの姿であった。
比叡がその姿を巡洋戦艦に戻し、改めて近代改修を受けることになるのはそれから4年後
昭和11年11月のことである。
=おしまい=
吉田俊雄氏の著書“戦艦「比叡」”参考だと思われ
180 :
小ネタ:03/06/29 19:26 ID:???
社民の土井が・・土井が・・・!
えへっ♪首相になっちゃった♪
扶桑>なんで僕等こんなに中途半端なスペックなんだろう
山城>それは僕等が条約中に許されている中途半端な改修しか受けて・・
扶桑>つまらん!
おまえの話はつまらん!
山城>・・・・・・・・
扶桑>・・・・・・・・つまらん
>>182 ああ、スマン、土井は左翼だもんな。
狂ってたよ、漏れ。
小林のよしのりが・・よしのりが・・・!
えへっ♪外務大臣になっちゃった♪
内閣を右翼で埋め尽くすことを夢見ています。
首相はもちろん鳥肌実で。
age
扶桑・山城を侮辱する奴は、わがスレでおおいに鍛えてやる。
印度洋でヘタレエゲレス相手にがんがんな。
おめ〜ら、印度洋をなめちゃおらんか!あ!
イランにある日本の油田が、プラントが・・・・
えへっ♪アメリカに火事場泥棒されちゃった♪