海外の特殊部隊について語ろう!7.5 TF RANGER
荒れはじめたな・・
33 :
名無し三等兵:03/06/02 08:06 ID:XySPd6lW
アメリカ陸軍のグリンベレイ隊の初代面子に柘植という日本人が混ざっていたというのは真実か?
非常に興味があるわけで教えて下さい
民間からの募集っていっても、求められる基準は軍からの応募者と同じなんですよね?
それでも受かっちゃう人っていったいどんな人なんだろう?
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
>>35 体力的には,比較的ハードなスポーツで,そこそこの成績を残せるアスリート
(日本だったら,国体県予選上位クラスあたりから上でしょうか)だったら,なんとか
こなせるんじゃないかと思います.(何冊かの元特殊部隊隊員の手記を読んだ限り,
選抜における体力審査は,決して人間離れしたものではないような気がします.
むしろ,精神的な余裕がほとんどない状態でも,自分を律して力を出し続ける
精神的なタフさのほうが問われているような)
問題は,軍事的な専門分野に対するセンスをどう測るかですよね.職業軍人と比べ
れば,軍に対する基礎知識や基本常識がほとんどないでしょうから,こればっかり
は,訓練期間の2年の間に,求められる基準に達する可能性が十分に見込める
ものってあたりに落ち着いてしまうんではないでしょうか.
柔軟な思考と応用力の持ち主ってあたりですかねぇ.
この辺が公開されたら面白いと思うんですが・・・
(なんか粗しのレスががついてるけど,あぼーんすら残さずに消せるんですね.
ベトナムでSOFに小隊丸ごと殲滅されたベトコンみたい)
>>40 レスありがとうございます。
確かに長距離走や腹筋運動など、体力的な基準はクリアできる人は結構いるでしょうが
(漏れも米軍のレンジャー部隊の基準なら一応クリアできます)
下の段落で書かれたセンスなどその他が問題ですよね。
そういうのが知りたくてたまらないです(w
>>41 SEALS選抜課程のDVDが2巻まで出てて、それを見た限りでは、
肉体的な用件は当然満たしていて、その上で精神的強さを見るようだよ。
誰か見た人いるかな?
初日(実際はそうではないが)の早朝5時から腕立て数百回、
日が暮れるまでほとんど休みなしに激烈な肉体的負荷をかける。
腹筋が規定数できないと顔にホースで水かけながらやらせる。
候補生はみんなK1選手みたいな体格。
怒濤の海でゴムボートこぎ、50M素潜り、寒中遠泳、丸太担ぎ。
教官が見るのは、絶対あきらめない、肉体的苦痛を無視でき、弱音を吐かず、
絶対さぼらない、仲間を見捨てない、常に全力を出し続けられる人間。
6日間眠らずに激しい運動ができるやつなんて実在すること自体信じられない。
見ていてこっちが泣きそうだった(w
どうも、各種の本に載る選抜課程の様子から、射撃とか格闘とか、
そんなものは全く考慮されないみたい。それらの技術は選抜後の訓練で
どうとでもなるらしい。ひたすら精神的強さみたいだよ。
>>34 熊男さん
ニュース紹介などでいつも大変お世話になっております。
今回はご心配をおかけしたようで申し訳ありません。
もう大丈夫ですが、とりあえず、当分酒はNGとあいなりました・・・・。
>SASRも民間から募集するそうです。
米英の場合、アマチュアリズムの伝統がまだまだ生きている部分も
あるのかなあ。
もともと特殊作戦自身、アマチュアリズムの産物とみることもできようなあ。
それに米英の場合、情報・特殊戦のような分野にかぎらず、特殊な資質に恵まれた民間人を
任官させる歴史的伝統があるからなあ。
とりあえずはトマス・エドワード・ロレンス大佐を思い出したりして。
またチョイト毛色は違うけれど、エドワード・ランズデール中佐の元の職業は新聞記者。
まあ特殊作戦部隊は軍の傍流であった時代が長く、周辺的な存在だったから
民間人からの人材登用には、あまり抵抗を感じないのかもしれない。
>>42 >技術は選抜後の訓練で
どうとでもなるらしい。ひたすら精神的強さみたいだよ。
同意だなあ。
結局メンタルの強さというか、高度なストレスに耐え抜く能力と戦友愛
がもっとも重要なのだろうね。
ともにハイテク現代軍のなかでは忘れられがちのモノなのだが。
ちなみに韓国海兵隊は、ご紹介のBUD/S「地獄習慣」に模した教育を
ブーツキャンプで実施している。
海自の水中処分課程はじめ諸潜水課程教育でも、アレを模している部分がある。
むろん両方とも「選抜」訓練課程ではないのだが。
>ひたすら精神的強さみたいだよ。
「辛い時こそ笑え」というのはわが国の人情バナシだけではないそうで、
1960年代のBUD/S(UDT-R)ではこの精神が叩きこまれるとのこと。
何でもRIBを背負ったまま寒風吹きすさぶ浜辺を走っていても
(そしてときにRIBの上に教官が座り込む)
教官から「気分はどうだ?」といわれたら「最高に良いです!!」と
笑顔で答えなければならない。
映画「ネイヴィ・シールズ」のラストシーン、
潜水艦から見捨てられた一同が「さて泳ぐかね」とのホーキンズの
一言に爆笑するシーンは、少なくとも70〜90年代のSEALコミュニティの
精神的態度を表すものだったようだ。
(ついでに言えば過度の深酒と馬鹿騒ぎも・・・・イヤ、コリャ違うか)
でも今はどうなのかな。
テクノロジーの進歩によって、少しづつだが特殊作戦要員の気風に
変化が出てきているような気が、しないでもないのだが。
BUD/SのDVD、1巻だけ見た。
まず、俺なら初日の朝でリタイア確実だ(w
特殊部隊っぽい訓練内容を期待していると裏切られるが、
彼らがどれほど強靱な精神と肉体を持っているか、
それは痛いほどよくわかる映像だった。
全6巻のうち、銃を撃ったり爆破したりというのは最後の巻だけ
のようだが、まあ、機会があれば見ておいて損のない内容だと思う。
ちょっと意外だったのは、部屋の掃除の状態まで教官が
チェックすること。マメじゃないと勤まらないのね(w
>45
うーむ。
そうした精神面での「修養」ならぬ「選抜」が
わが国の諸部隊ではどこまで行われているのか、
チト不安だなあ。
SEALの脱落者には
「いい水兵です。今回はたまたまダメでしたが、わが隊は
彼のすばらしい勇気と資質に敬意を払います」なんて原隊に書類が行くそうで
経歴管理上不利にならないような配慮がなされる。
でも日本ではそこまでできるかなあ。
あるいはそういう書類が意味を成すのかなあ。
日本の役所や会社はどちらかというと減点主義だしなあ。
むろんそこが日本の組織のイイトコでありワルイトコなのだろうが。
まあBUD/Sでは初日午前中に早くも脱落者がでる場合もあるそうだが
私もそのクチだから、選抜について、えらそうなコトは言いにくいなあ・・・・。
>>47 DVDの中でもそういう発言があったよ。
>「いい水兵です。今回はたまたまダメでしたが、わが隊は
>彼のすばらしい勇気と資質に敬意を払います」なんて原隊に書類が行くそうで
「ここに来る連中はよその部隊では皆優秀で通ってる。ここが特別なだけだ」
「(原隊に)戻ってもやつは十分通用するよ」(脱落者に対して)
とか教官がカメラに対して言う。本人には言わないんだよ。
自衛隊でのレンジャー課程脱落者って、原隊ではどういう扱いなのかな・・・
>>47 デルタフォースの選抜でもそんなコメントの話があったな。
米軍の特徴なのか、その手の部隊の選抜の特徴なのか。
50 :
傾き天秤:03/06/07 11:27 ID:???
エリック・ヘイニの回想録は既出?
デルタの選抜は、かなりページを割いていたよ。どれだけやったら終わるかわからないのが、ほんとうにきついみたい。
>>50 読んだ。面白い。特殊部隊関連書籍では、ベスト5には入る。
文章の洗練度ではトップじゃないか?
ヘイニの本で気が付いたんだが、デルタの選抜基準のなかで、
「いつ終わるのか、どうすれば終わるのか」というクリア基準を
候補生に教えない、という点が興味深い。
俺たちは最終的に64`を20時間以内に踏破、というゴールを知ってるけど、
候補生はチェックポイントごとに次のポイントを知らされるだけで、
いつになれば、どこへ行けばこの苦行が終わるのか知らない。
ヘイニは最終ゴール後も歩き続けようとして、教官にクリアを知らされる。
これはかなりきつい。(ヘイニは足を疲労骨折していたのに・・)
仕事でも勉強でも、ゴールや目標が明確だからがんばれるわけで、
そうでない場合大半の人はがんばり続けることはできない。
デルタは本当に数十万人に一人、ある意味特殊な精神の持ち主
でないとダメなんだな・・・
>>43 Mk-46さん
復帰されて嬉しい限りです。これからも宜しく。
>テクノロジーの進歩によって、少しづつだが特殊作戦要員の気風に
>変化が出てきているような気が、しないでもないのだが。
確かに、NAM〜80年代までと近年では、
扱いも、変わってきてますが、BUD/Sという
同じ土壌で育った隊員達の本質は、変わらないと思いたいです。
>「いい水兵です。今回はたまたまダメでしたが、わが隊は
>彼のすばらしい勇気と資質に敬意を払います」
逆に、陸軍だと同様な書面が送られても兵科に対する裏切り行為と見られ
閑職に追いやられたり・・・
>BUD/Sでは初日午前中に早くも脱落者がでる場合もあるそうだが
自分なんて、多分教官の罵詈雑言にびびって訓練に入る前に
やめたくなってそう。 ・・・カーン カーン カーン
やり通す意志が弱すぎ・・・
>BUD/Sの話
自分は、古いの(一部の映像は80年代臭い)と
前のCM誌の付録しか持っていないが、他の部隊との選抜方法の
大きな違いは、チームでの行動が訓練初期から、徹底的に行われる点
GB等でも無くは無いが、初期から重点的には行われない。
こういう点がSEALの隊員間のコミュニティを
独特のモノにしているのではないかと思う。
数曲あるウチからネット上にあった奴。
自己責任で宜しく。( I Want To Be a Navy SEAL)
他のも、希望があれば何処かに出すね。
www.delta-force.host.sk/files/I_Want_To_Be_a_Navy_SEAL.mp3
>>48 もう数年前の話だけれど、富士学校の幹部レンジャー課程に入った学生が、「途中でリタイアしたら、(自衛隊を)辞めるしかない」と、フジTVの取材インタビューで答えていたので、中途で原隊に帰らされると針のむしろなのかもしれないね。
もしかしたら課程が始まったばかりなので意気込みを見せただけで、これが一般的なのかどうか分からないけど、居づらいことは確かかな、と。
>>51 SAS関係の選抜試験に関する記述でも、「本当はゴールなんだけど、もっと先まで行け」と言われたという描写を見かけるので、候補生がタフな精神力の持ち主かどうかチェックするのにいい方法なんでしょうな。
そういえば、ベックウィズも自著やインタビューで、「何だか理由は分からないけど、こういう選抜方法だと良い資質の隊員が採れる」みたいなことを言っていたような。