第二次大戦中の東欧の軍隊、兵器を語るスレpart2
>367
戦前からFrance製のGnome-Rhone14をLicense生産してます。
他に、PolandのP.Z.L.11f、24E戦闘機、ItalyのSavoia-Marchetti S.M.79B(S.M.79ですが、
三発ではなく、Junkers Jumo211を搭載した双発型)爆撃機、Bf-109G戦闘機のLicense
生産を行なってます。
ちなみに、国産戦闘機と銘打っている、I.A.R.80/81は、その殆どの部品を、PolandのP.Z.L.
P.24E戦闘機から流用してたりしますので、国産と言えるかどうか…。
しかし、P-51Bが戦闘に投入されてたのにはびっくりしましたねぇ。
ハンガリー・ルーマニア・クロアチア空軍の本が日本語で読める。
良い世の中になったものですね。
370 :
名無し三等兵:04/06/22 00:12 ID:IiEAilrM
>368
部品を流用というのは購入とか捕獲した機体の再利用ですか??
>370
P.Z.L.P.24などの高翼戦闘機は、ロマーニャの主力戦闘機としてI.A.R.で国産化して
いました。
なので、その生産の為に作られた部品をI.A.R.80/81系列に使用したという訳です。
少なくとも原型機は後部胴体、尾部、車輪、エンジンをP.24Eから流用しています。
流石に構造は低翼単葉引込脚になっていますけど。
量産機は、当初の開放式コクピットが視界の良い密閉式風防になっていますし、
そこかしこがRefineされています。
ちなみに、このうちの1機はS.M.79B用に製造されたJumo211(最初はDB601を
希望していたようですが)を装備して飛行しています。
戦後も暫く使われ、1950年代の共産政権時代にも、正規の操縦席前部に開放式
のコクピットを備えた練習機に改造されて少数機が使用されていました。