第二次大戦中の東欧の軍隊、兵器を語るスレpart2

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154 名前:12 投稿日:03/07/05 00:34 ID:Kgq+3d0M
  ・・・・気分転換によかったら・・・・
第一次世界大戦勃発の翌1915年、ドイツ、オーストリア・ハンガリー二重帝国と三国同盟
を結んでいたイタリアは、当時オーストリア領であったダルマチア(現クロアチア領)、
アルバニアなどの領有を狙い、5月23日に対オーストリア宣戦を行った。イタリア海軍は
主力となるタラント軍港にド級戦艦と前ド級戦艦、アドリア海に面したブリンディジ港に
は巡洋艦と駆逐艦を配備し、またベネチアには前ド級戦艦2隻、装甲巡洋艦4隻を中心とし
た艦隊を進出させ、さらに英仏から派遣された艦艇も加えオトラント海峡の封鎖を行った
。6月5日、イタリア海軍は仏駆逐艦4隻に護衛された巡洋艦4隻を派遣してダルマチア南部
のラグーサ(現クロアチア領ドブロブニーク)・カッタロ(現モンテネグロ領コトル)間
の鉄道を砲撃し、同日軽巡洋艦ニノ・ビクシオと仏伊駆逐艦4隻もリッサ島を砲撃した。

これに対し、アントン・ハウス提督の指揮するオーストリア海軍は、戦艦の温存策をとり
つつも、一方では軽巡、水雷艇、潜水艦などを活用したTip and run raidsと呼ばれる奇
襲攻撃で敵に被害を与えた。6月9日には潜水艦U4がアルバニア沿岸部で英巡洋艦ダブリン
を雷撃して損傷を負わせ、同17日には装甲巡洋艦サンクト・ゲオルグ、水雷艇14隻がリミ
ニその他のイタリア沿岸を、17・18日にはホルティ・フォン・ミクローシュ提督率いる軽巡
洋艦ノヴァラ、アドミラル・スパウン、駆逐艦4隻、水雷艇4隻がアンコナとリミニの中間
にあるファノとペサロを急襲して打撃を与えた。
また7月7日には、潜水艦U26(独潜水艦UB14がオーストリア艦籍に編入されたもの)が北
アドリア海に出撃していたイタリア装甲巡洋艦アマルフィを撃沈し、18日には潜水艦U4が
南ダルマチアのラグーサを砲撃していた同装甲巡洋艦ジュゼッペ・ガリバルディを沈めた。
(オーストリアの潜水艦部隊はドイツの援助で強化され、大戦中に新たに20隻(計27隻)
が就役した)一方オーストリア側は8月8・13日の戦闘で潜水艦U3とU12(艦長エゴン・レ
ルヒ)を失っている。