>>812の続き
米最大の軍事企業、ロッキード・マーチン(本社・メリーランド州)は1月、パトリオット(PAC―3)88基の製造を受託し、開戦直前、納入前倒しに加えて、追加生産(12基)も受注した
ゼネラル・ダイナミックス(本社・バージニア州)にも通信関連システムの構築など長期の大型契約が舞い込んだ。
また、昨年8月、軍関連の大型輸送機(C―17)60機を97億ドルで受注したボーイング(本社・イリノイ州)の航空機事業も生き返りつつある。
ボーイングは民間航空機売り上げの不振を受け、2001年9月の同時テロ以降、約3万人の人員削減に踏み切り、2002年の純利益も前年比約83%減の4億9000万ドルに落ち込んだ。
C―17の大量受注がなければ、追加リストラと製造ラインの休止は不可避だったと見られている。
イラクのフセイン大統領の生死は不明だが、巨大な破壊力を持つロッキード・マーチン製の特殊貫通爆弾「バンカーバスター」が大統領を狙ってバグダッドに投下された。
米軍は特殊爆弾の新型を開発しようと検討中で、近く行われる受注企業の選定には、ロッキード・マーチンのほか数社が名乗りを上げ、新たな開発競争が過熱する見通しだ。
(後略)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20030426ib23.htm