【もはや】イラク戦争総合スレッド part41【これまで】

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812JKC
米軍事産業、イラク特需も短期で息切れ? (読売新聞 4/26)

 ブッシュ米大統領によるイラク戦争の勝利宣言が近く見込まれる中、圧倒的な軍事力で勝利に導いた米軍事産業が息を吹き返している。
 冷戦終結後の軍事費削減で苦しんできたが、イラク戦争で大きな商機をつかみ、ソフトウエア、情報通信などにも恩恵が及んでいる。
 しかし、軍事支出の増加は米経済全体の活性化には力不足との指摘もある。

 「我々の製品と技術が、軍の役に立っている。防衛に携わる企業であることをとても誇りに思う」

 イラク戦争で米軍が約800発を使ったトマホークミサイルの製造メーカー、米軍事大手レイセオン(本社・マサチューセッツ州)のダニエル・バーナム会長兼最高経営責任者(CEO)は、今年1―3月期の業績を満足そうに振り返った。

 1―3月期はミサイル部門の売上高が前年同期比18%増の8億5000万ドルとなり、純利益も前年同期の5億8000万ドルの赤字から9500万ドルの黒字に転換した。 トマホークの値段は1発約100万ドル。
 開戦前に米軍が保有していたトマホークの在庫は約2000発と見られている。 また、イラク戦争でトマホークの半数近くを使用したのを受けて、米軍がレイセオンに新型トマホークの製造を委託したことも業績を押し上げた。

 同社は最近、レーザー誘導爆弾も米軍から受注し、“特需”とも言える状態だ。

 戦争は他の関連企業にも絶好の商機を与えている。
(続く)
813JKC:03/04/27 02:32 ID:p+bJMtcX
>>812の続き
 米最大の軍事企業、ロッキード・マーチン(本社・メリーランド州)は1月、パトリオット(PAC―3)88基の製造を受託し、開戦直前、納入前倒しに加えて、追加生産(12基)も受注した
 ゼネラル・ダイナミックス(本社・バージニア州)にも通信関連システムの構築など長期の大型契約が舞い込んだ。

 また、昨年8月、軍関連の大型輸送機(C―17)60機を97億ドルで受注したボーイング(本社・イリノイ州)の航空機事業も生き返りつつある。

 ボーイングは民間航空機売り上げの不振を受け、2001年9月の同時テロ以降、約3万人の人員削減に踏み切り、2002年の純利益も前年比約83%減の4億9000万ドルに落ち込んだ。
 C―17の大量受注がなければ、追加リストラと製造ラインの休止は不可避だったと見られている。

 イラクのフセイン大統領の生死は不明だが、巨大な破壊力を持つロッキード・マーチン製の特殊貫通爆弾「バンカーバスター」が大統領を狙ってバグダッドに投下された。

 米軍は特殊爆弾の新型を開発しようと検討中で、近く行われる受注企業の選定には、ロッキード・マーチンのほか数社が名乗りを上げ、新たな開発競争が過熱する見通しだ。
(後略)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20030426ib23.htm