百姓田岡ですが何か?

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307名無し三等兵
産経新聞 平成 15年 (2003年) 4月 12日 土曜日
【古森義久の眼】予測ミスの“戦犯”追及

米国ではイラク戦争の見通しを間違えた言論人や学者、政治家の責任を追及する作業が始まった。
予測の外れではだれが一番ひどいミスを犯したか、そのランクの高い人たちの名を「恥辱の殿堂」
に記念として記録しようという動きまでが起きている。
米国のマスコミは相互のミスの指摘は頻繁である。MSNBCテレビのキャスターのグレン・
レイノルズ氏は九日、「ニューヨーク・タイムズのR・W・アップル記者はイラク戦争の見通しで
数カ月以上の『泥沼化』を予測したが、また無残に外れた」と論評した。
確かにアップル記者は米国のアフガニスタンのタリバン攻撃でも最後まで「ベトナム戦争のような泥沼化」
を予測し続け、各方面から非難をあびた。ベトナム報道の経験のある古参記者のアップル氏は
ブッシュ政権のイラク攻撃にも反対で、その理由に「泥沼化」をあげていたが、わずか三週間の
フセイン政権崩壊でみごとに予測を外したわけだ。
308307の続き:03/04/12 12:29 ID:???
FOXテレビの報道局長格ブリット・ヒューム記者も十日、「ABCテレビのテッド・コッペル記者は
イラクへの軍事作戦は時間が長くかかり、コストが高すぎる、と断じ、いざ軍事作戦が簡単に終わると、
自分の予測ミスを棚にあげて、戦後の統治が大変だ、と話題をそらしている」と論評した。
十日付のロサンゼルス・タイムズもイラク戦争の展開の予測でだれが正しく、だれが間違ったかを詳しく報じたが、
正しい側としてラムズフェルド国防長官などブッシュ政権の中枢の人たちのほか、民間では元国防次官の
リチャード・パール氏をあげ、同氏の「最長三週間」というのが最も正確な予測だったことを紹介した。

309308の続き:03/04/12 12:30 ID:???
共和党側でやはりイラク攻略は「容易な作業」だと予測していたケン・エーデルマン元国防長官顧問は
同日付のワシントン・ポストへの寄稿で(1)ブルッキングス研究所のマイケル・オハンロン、
フィリップ・ゴードン両研究員は「米軍はイラクとのいかなる戦争でも死者数千人を出す」と断言していた
(2)ブレント・スコウクロフト元大統領補佐官は「米国に攻撃されたイラクは必ずイスラエルを攻撃し、
イスラエルは核兵器を使ってでもイラクに反撃するため、中東全体が核による滅亡状態となる」と述べ、
イラク戦争の結果予測では最大のミスとなった−と書いた。
ロサンゼルス・タイムズの前述の記事は予測を間違えた側として上院民主党院内総務のトム・ダシュル議員や
下院同党院内総務のナンシー・ペロシ議員の名をあげ、これから責任追及を覚悟すべきだ、と論じている。