138 :
533:03/05/13 20:24 ID:0ikd2zqN
カルザイが一部タリバンへの特赦を発表、抗議デモあり(ロイター)
http://www.afgha.com/?af=article&sid=33085 数百名のアフガン人がカルザイ大統領のタリバン政策に抗議
ロイター 2003年5月11日
カブール(ロイター)―ハミド・カルザイ大統領がタリバンの一部メンバー
に特赦を行うと発表したのに抗議して、数百人のアフガン人がカブール
で日曜にデモを行った。
この特赦の申し出は先月に聖職者との会合の席上で行われたが、デモ
参加者はこれを「国家的裏切り」と呼んだ。カルザイはその席で、これは
23年におよぶ内戦をへたアフガニスタンを再統合するのが目的であり、
「アフガン人の血で手が汚れていない」タリバン構成員だけを対象とする
と述べた。特赦の対象には元外相のモハマド・ガウ師も含まれている。
139 :
533:03/05/13 20:24 ID:0ikd2zqN
抗議したのは主としてカブール北方ショマリ平原の住民で、ここは2001年
に至るまで、当時支配していたタリバンと北部同盟との熾烈な戦いの場
であった。
ショマリ平原では戦闘による破壊だけではなく、この地域の住民が北部
同盟を支援したことに対する報復としてタリバンが意図的に家や土地を
破壊した。北部同盟は2001年後半には米軍の大規模な空爆の助けを借
りて権力を握った。
ここ数か月、タリバンの残党は政府機関や米軍主導の連合軍に対して、
南部のパキスタン国境地帯で攻撃をしかけている。
日曜の抗議行動は、カルザイ政権で支配的な地位を占める北部同盟の
メンバーがすでにカルザイに言っていた不平をくりかえしたものである。
140 :
533:03/05/13 20:29 ID:0ikd2zqN
「タリバンは昔も今もアフガニスタンの敵だ」と若いデモ参加者は言った。
「カルザイの決定は大統領としての役割に疑問を抱かせるものだ」
他の参加者は、この特赦はアフガニスタンの多くの民族集団を統合しよ
うとするカルザイの努力に水を差すものだと言った。
カルザイはアフガニスタン最大の民族であるパシュトゥン人だが、この民
族はタリバンのほとんどを出した。北部同盟は少数民族からなる。
カブール中心部で行われたこのデモは平和的に解散した。これはこの1
週間足らずの間にカルザイに対して行われた3番目のデモだった。
#ショマリ平原の人たちなら抗議するのは当然ですが・・・。
カルザイに近い聖職者がカンダハル北方90マイルのデー・ダウード村で
暗殺されたとかで、地元当局者とカルザイはタリバンかアルカイダの仕業
だと非難した由。少なくともカルザイが意味もなく軟化したわけではないで
しょう。
http://www.afgha.com/?af=article&sid=33082
141 :
533:03/05/14 21:10 ID:CrEzJSAK
NATO:
ロシア、アフガニスタンでの治安維持協力の意向
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030514k0000e030013000c.html 【モスクワ町田幸彦】ロシアを訪問した北大西洋条約機構(NATO)の
ロバートソン事務総長は13日、モスクワで開かれたNATOロシア理事
会に参加し、イワノフ露国防相らと会談した。イワノフ国防相は会談後の
記者会見で、「アフガニスタンでの治安維持に責任を負うとしたNATOの
決定を理事会は承認した」と言明し、ロシアがNATOによるアフガンの平
和維持活動に参加する可能性を強く示唆した。
NATOロシア理事会は昨年5月、NATO加盟国とロシアが安全保障問
題に共同対応するため創設され、ロシアはNATOの準加盟国的地位を
得た。
イワノフ国防相はアフガン情勢について「治安の確保からは程遠い状況
にある」と語った。アフガン国内に展開する国際治安支援部隊(ISAF)を
指揮するドイツ、オランダ軍は8月に撤退する予定。その後は、NATOが
同国の平和維持活動を引き継ぐ計画が進められている。実現すれば、欧
州域外で初のNATO軍展開になる。
[毎日新聞5月14日] ( 2003-05-14-10:09 )
#ロシア軍のアフガン展開!? 今はまだ刺激が強いかもしれませんが。
>>533 めちゃ刺激強すぎではないかと。
いちばん刺激が少ないと思われるアラブ諸国は、何で派兵しないんでしょう?
さて、以下はニューズウィークからの抜粋です。
▼India's Dangerous Identity Crisis 「出遅れた大国」の賭け
スディプ・マズムダル(ニューデリー)
インドも中国も、独立を達成した時期はほぼ同じだ――インドの政治家も
メディアも、むなしくそんな指摘を繰り返している。それなのに、なぜこれほど
中国に後れを取ってしまったのか。
少なくとも原因の一部は、国内に求められる。世界最大の民主国家とは言いながら、
国内は四分五裂で、ほとんど全身マヒだ。だから外資の対インド直接投資は、
わずか30億ドル。対する中国は500億ドルの投資を受け入れている。
ヒンドゥー教過激派は、国内各地で武装民兵を組織し、少数派(とりわけ
イスラム教徒)に対する憎悪をあおり、都合の悪いことは何でもパキスタンの
せいにする。住宅や保健、教育といった開発問題には目も向けない。「今すぐ
立ち上がり、党派政治を拒否しなければ大変なことになる」と、歴史家の
クシュワン・シンは言う。
巨大で社会主義的な官僚システムの合理化には10年前から取り組んできたが、
経済面の意思決定が速くなった気配はない。
対する中国は意思決定が速い。米国務次官からボーイングの副社長に転じた
トーマス・ピカリングが訪中したときは、10年で200機の購入という大口契約が
一発でまとまった。ところが次に訪れたインドでは、「ボーイングとエアバスの
どちらにするか、政府はまだ結論を出していない」という返事が返ってきたという。
生産現場のシステムも進化していない。インドを代表する大手製薬会社ドクター・
レディズ・ラボラトリーズは、抗生物質ノルフロキサシンで大きな利益を上げてきた。
ところが中国企業がほぼ半値で同じ薬品を売り出したため、同社は
ノルフロキサシンの製造停止に追い込まれている。
外交政策も、なかなか変わらない。東南アジア諸国は外交の軸を貿易と開発に
おいているが、インドは相変わらず、パキスタンへの対抗心で頭がいっぱいだ。
インドがパキスタンに攻め込むと脅せば、パキスタンは核兵器で反撃すると言い返す。
そんな繰り返しだ。
「まだ言い合いのレベルにとどまっているが、ともに核保有国である両者の不信感は
危険なレベルにまで高まりつつある」と、インド駐在の西側外交筋は言う。
実際、インドが軍事的野心を肥大させている兆しはある。98年には公然と核実験を
実施し、アジア地域では中国とパキスタンに並ぶ戦略的な地位を確保した。
パキスタン攻撃用の核ミサイルを開発する一方、長距離弾道ミサイル「アグニ3」
(射程3500キロ)の開発にも着手している。
過去半世紀、インドは常に国際社会の尊敬をかちえようと努めてきたが、殆ど
報われなかった。だから今度は、危険な方法で世界の注目を集めようと考え
はじめたのだろうか。
週刊少年マガジンで中村哲がマンガになったそうだ。