2 :
名無し三等兵:03/03/04 17:14 ID:whHjkthy
フランス人ではないけれど、サントス・デュモンとかアンリ・ファルマンが活動したのもフランスでしたね。
ルイ・ブレリオの英仏海峡横断。
ドヴォアティン
イスパノスイザとノームローン。
第一次世界大戦のフランスといえば、スパッドの戦闘機。
この一族のエンジンもイスパノスイザ。
7 :
名無し三等兵:03/03/04 22:15 ID:cnlMSRRH
戦前のフランスの民間航空は貧弱なイメージがある。
ダッソーマンセー!
・・・じゃなかった、ビバ!ダッソー!
マルセル・ブロッシュ→マルセル・ダッソー、第二次大戦後に改名。
マルセル・ブロッシュ社で名前が売れていたのに。
戦間機が結構面白い路線を行っていると思うのだが(既に逝っているとも言える?)、
戦間機自体が一般にはマイナーな存在なのが悲すぃ。
一葉半とは、どれほどの効果があるものだらうか?
ニューポールも一葉半だな。剛性が不足したようだが。
モラヌ・ソルニエ
13 :
名無し三等兵:03/03/05 23:20 ID:IRU6+mab
サントス・デュモンとかの作る飛行機とかって、よくあんなもんが飛ぶなあって感じ。
あとアントワネットとかも綺麗だけど、あんまし理論とかなさそう。
Dewoitine D500/501/510ってあたりが好きだな。
単葉全金属で、デザインも洗練されてる感じで、でもオープントップな所が。
15 :
名無し三等兵:03/03/08 20:48 ID:S/DQolPv
WW2時の戦闘機は、個々の性能はともかく、
パイロットが一騎討ちを好んだそうなので
近代的というには程遠い存在だった
16 :
名無し三等兵:03/03/09 17:00 ID:t4uyRHuy
イタリアも日本と同様無線(ラジオ)ダメダメらしいが、
おフランスはどうだったのかなあ。
>15 個々の戦闘機の性能も、とてもとても厳しいですぞ。
フランスのエースパイロット。
クロステルマン。33機撃墜。
18 :
名無し三等兵:03/03/09 17:32 ID:jENyJI0g
あれは英軍式だからして
第一次大戦での仏軍エースは、フォンク。75機。
独のリヒトホーヘンより少ないけど立派な戦績。
20 :
名無し三等兵:03/03/09 17:36 ID:7ytR17nf
そういやアメリカのパイロットであまり撃墜王とかいないけどなんでだろう?
22 :
名無し三等兵:03/03/09 17:43 ID:jENyJI0g
両大戦とも参戦したのが遅かったから
それでもWW2最高位のエースがボングの40機だから
日本軍のレベルなどたかが知れてる
米英は優秀な人材をつぶさないように努力していましたね。
独逸の場合もある程度は考えて、超エースに搭乗禁止令をだしたりしてましたが、追いつかなかった。
それでも休暇申請すれば受理されましたが。
その点、日本は全くの使い捨て。あたら優秀な搭乗員を......残念です。
>>20 あの国は他国よりもエースを大切にして
休養もたっぷりとらせるから
戦場に赴く回数自体が少ない
25 :
名無し三等兵:03/03/09 18:06 ID:7ytR17nf
う〜ん。
それでも300機以上撃墜したとか、
75機に一機で戦ったとかいう伝説とか
あってもいいはずなのに無いんだよな〜
なんか無い?アメリカのパイロットの伝説。
>>25 数において圧倒的優位な米パイロットにそんな伝説は有り得ません。
>>25 一人で一式陸攻を一度に5機撃墜してレキシントンを救った奴とか、
10分間の戦闘で零戦を9機撃墜した奴とか。
地味なりに武勇伝の類はあるね。
基本的にガソリンが十分あるからね。
どっかの国なんかより十分訓練してから前線に出せる。
600時間以上くらい飛ばした後じゃないと前線には出さなかったんじゃないっけ?
平均すりゃ優秀な連中だよ。数が多いしね。
>>6 それを語るなら、ドペル・デュサンのレーサー機からかな…
あの当時としては随分垢抜けていた機体だけど。
>>27 「撃墜王列伝」ですね。レキシントンを救ったオヘア大尉(当時)はなかなかの強者ですねえ。
30 :
名無し三等兵:03/03/09 23:34 ID:CZDKoEfq
結局、第二次大戦時のフランス軍用機の開発が遅れていた理由は何なのでしょうか?
例の小メーカー乱立→国有化あたりの流れを引きずっているのでしょうか?
開戦前後には急ピッチで色々開発していたみたいですけど…
それと無線は何故駄目だったのでしょうか?
衰退しようが農業国と揶揄されようが日本などよりは工業の下地がしっかりしていたイメージがあるのに。
>>9 Blochは第二次大戦中に対独協力したイメージが強かったから、Resistance時代の
Dassaultに改名したんじゃなかったっけ。
他にDewoitineも対独協力者と名指しされて戦後、Argentinaに亡命している。
此処でジェット戦闘機を作ったりしてけどね。
>>30 人民戦線で経済が混乱したあげく、航空機メーカーを全て国有化して、資本家
と言うか航空機設計者のやる気をそいだこと、小メーカーを統合して再編成した
ことで生産計画に混乱を来したこと、部品メーカーとの連携が上手くいかなかった
こと(例えば、MB152はプロペラ、射撃照準器の生産が間に合わず、みすみす地上
で撃破されていたり)、国民に対する厭戦気分の蔓延が挙げられます。
無線機に関しては生産が間に合わなかったので、搭載されていない機体も多かっ
たそうです。
軍用機開発の遅れを穴埋めするためにアメリカから色々輸入してましたね。
フランス→ヴィシー政権→自由フランスと渡り歩いたル・グローン大尉はイカす。
>>32 Curtiss Hawk75Aシリーズ(P-36)が395機、Martin 167F(A-22)が215機、
Douglass DB-7(A-20)が105機と追加で更に170機、Vought 156F(SB2U)が20機、
North-American NA-57(BT-9)が200機と買いも買ったり。
この後に、Curtiss Hawk81A(P-40)が324機割り当てられたけど、英国に
引取られ、海軍用にGrumman G-36(F4F-3)が100機、Curtiss Model77(SBC)が
90機発注していたが間に合わず。
また、ツインワスプジュニアエンジンも多数購入して、Breguet Br.695/699に搭載
予定だったり、RRマーリン3も購入して、Amiot 353、Dewoitine D.521として生産予定
だったりするです。
後、オランダからもKoolhoven F.K.58戦闘機なんて言うのも50機購入してたり
形振り構わずって感じ。
Curtiss Hawk75Aのそこそこ活躍したそうですね。
もっともフランス側の主張している戦果は過剰なそうですけど。
発注しても休戦までに届かなかった分はイギリスが使ったんですっけ。
36 :
名無し三等兵:03/03/10 21:58 ID:udNz7aRI
ベアルンって低速すぎて大戦中には航空機の輸送に従事していたそうですけど、
戦前とか開戦直後のポケット戦艦の捜索に参加したときは、どんな航空機を装備していたんですか?
アメリカから輸入したVought 156Fとかは陸上の基地から運用していたんですよね?
>35
一応仏空軍全体では、1940年5月10日〜31日までに350機の独軍機を撃墜、145機が
未確認ながら撃墜とされていますね。
Hawk81AはTomahawkMk.Iとして、G-36はMartlet Mk.Iに、Hawk75AはMohawkMk.IVに、
DB-7はBoston/Havocとして、SBCはClevelandとして引き渡されています。
尤も、Clevelandは余りにも旧式なため、殆どはマルチティニーク島で朽ち果て、英国は
5機を貰って整備士養成用の地上教材にしています。
>>36 常用機17機、残り23機は分解して収納という楽しい空母ですから、大したものは有して
いません。
V-156Fは地上にて使用されましたが、LN410単葉急降下爆撃機が4機、PL101複葉偵
察機が4機、D.376高翼単葉戦闘機が10機程度が常用だったと思われます。
ちなみに、1939年の第一線の海軍機は…。
攻撃機:V-156F(6機)、Loire-Nieuport LN410/411(4機)、P.Levasseur PL7(13機)
偵察機:P.Levasseur PL101(4機)
戦闘機:Loire-Nieuport LN210(15機)、Dewoitine D.376(27機)
爆撃機:Liore-et-Olivier LeO257bis(32機)
水上雷撃機:Latecoere Late298(46機)
だったりするです。
ベアルンの常用機が17機って初めて知った…。
常用している機体数より分解収納している機体数のほうが多いのって…。
ネタとして、P.Levasseur P.L.101についてちょこっと書いてみよう。
Panhard-Levasseur社は1890年に設立された自動車会社が起源で、それから
航空機に手を出した会社です。
戦前は高級乗用車を、戦後は小型大衆車を得意としましたが、1965年にCitroen
傘下となり、1967年に消滅しました。
でもって、P.L.101ですが、三座複葉艦載偵察機でして、Hispano-Suiza12Lb(600hp)
エンジンを搭載して、最高速度200km/h、航続距離900km、実用上昇限度5,200m、
上昇力:3,000mまで20分という性能でした。
中間席が銃手席で其処に連装ルイス機関銃1丁が装備されており、爆装、雷装も可能でした。
なお、雷撃機バージョンは、P.L.15と呼ばれています。
最大の特徴は、不時着水でも安全に着水できる(w、胴体は滑水可能な水密構造、
車輪は緊急時離脱式、プロペラは水平位置固定装置付で、下翼は水密構造、
翼下には補助浮き船まで装備されていた至れり尽くせりの機体でした。
…但し、当然これらの装備は、安全に飛行する限りはDeadWeightになる訳で、
一般性能は低下しています。
実は、この機体の前の型(C1 Marin)が、赤城艤装中の1927年、研究機材として
三菱が購入し、試験したことがありました。
で、海軍もそれに興味を示し、同じ様な構造の機体の試作指示を行いましたが、
悉く不採用となっています。
40 :
山崎渉:03/03/13 14:30 ID:???
(^^)
>>34 Douglass DB-7はA-20の「先祖(つーか親)」ではあるけれどイコールではないような…
>>42 確かに…。
ここんとこ、ボケが続いているのです。
許してくだちい。
44 :
蛇足ながら:03/03/16 20:27 ID:OVkufxMk
>30
フランスの政治は不安定で、小政党が多数乱立してて政権交代が頻繁に行われました。
各政党には各航空機メーカーがスポンサーとしてついてましたので、
与党が変わる度にその政党を支持するメーカーの機体が採用になったということです。
よって、第二次大戦が始まる頃には、傑作駄作織り交ぜ、
多種多様な航空機が空軍に採用になっていたわけです。
LeO451とかBloch174、Amiot351なんかは傑作と呼べるでしょう。
巡回保全
巡回保全
漏れ的にはミステールに萌え、でもF-86Fに敵わなかったんだよな・・・・
48 :
名無し三等兵:03/03/19 22:49 ID:R8OPk1Ls
ちょっとスレ違いかもしれないんだけど
フランスの新鋭戦闘機ダッソー・ラファールって
艦上型もあったよね
これ、シャルル・ド・ゴールに搭載されてるんですか?
攻撃機はシュペル・エタンダールのままですか?
49 :
名無し三等兵:03/03/19 23:11 ID:z+Bsa/pp
LeO451の流麗なスタイルはすばらしい。
>>48 これ、シャルル・ド・ゴールに搭載されてるんですか?
攻撃機はシュペル・エタンダールのままですか?
両方とも正解です。