自衛隊の戦車を全て装輪戦車で代替するなら?

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360太郎 ◆4437GSO1DA :03/02/05 22:07 ID:???
日本の地形と欧州の地形がとても違っているのか、それとも装輪の技術が
増して装軌でなくとも良くなったのか詳しく知りたいところです。

そもそも、装輪の踏破力が劣るのは接地面積の少なさ、タイヤの半分の高さ
までしか垂直に登れない事などだと思います。

アクティブサスペンションというのは、サスペンションの
ストロークの長さを自在に制御してタイヤの高さを変えられることと
考えていいんでしょうか?
361名無し三等兵:03/02/05 22:37 ID:???
仮に日本以外の全ての国家が装輪戦車を主力にする日が来たとして
その時も自衛隊は重量級MBTを主力にしてるんだろうか
362名無し三等兵:03/02/05 22:41 ID:???
>>361

そうなったら日本の一人勝ちじゃん。
ソ連式に地平線まで装輪戦車で埋め尽くされたらかなわんけどな。
363名無し三等兵:03/02/05 22:41 ID:???
>>361
妄想に答えはありません。
364名無し三等兵:03/02/05 22:53 ID:???
>>361
 にほんがへいわになるね。
365357:03/02/05 23:49 ID:???
>>359といわれてしまうと、具体的にどこがよ?といいたくなるわけだが
>>115で既出、ということになるのかな?欧州になくて日本にある地形的障害、
要するに畦を乗り越えられるか、というところに尽きるのか?起伏であれば
ある程度はどの土地でもあるからな(例えばフランスはケスタ?だっけ)。
畦の回りには水路もあるし結構な障害だな、確かに。

ということで>>360のアクティブサスペンションの検証をキボンヌ。
366名無し三等兵:03/02/06 01:57 ID:???
367名無し三等兵:03/02/06 02:21 ID:???
>>357
> あと、アメリカが重装備の装輪車を必要としないのは航空支援が豊富だからだと思うんですけどね。

アフォか。
M1ファミリーがあんだけ有るのに重装備装輪車の入り込むニッチがどこに有るんだよ。
368357:03/02/06 03:10 ID:???
>>367
いや、まさに間隙があるわけで、82空挺とかIBCTのミディアム旅団構想とか、そゆのが。
海兵隊もM1は重すぎて使いにくいところがあると言いますし。いつでも重師団が矢面、
とは限らないわけですから。MEUが戦車をM1、4両のみしか編成に入れていないのも
自前の航空部隊があるというのが大きいと思います。

あと事前集積船ですね。あれで重い装軌車輌の展開性は大幅に高まってるから、
ムリに重装輪車を開発・装備しなくても、というのがあるんでしょうねえ。
逆に事前集積船を展開させる余力はないが、あちこちに派兵したがる(せざるを得ない)
フランスが装輪車の開発をどんどん進めているというのは象徴的といえるのでは。

重師団の偵察中隊がM3から装甲ハマーへというのは確かにいざとなりゃ
M1かヘリ呼べってことなんでしょうね。

>>351におおむね同意するわけですが、いくら師団全体の装備が軽くなっても
60t超の戦車は飛行機に積むわけにもいきませんしね。

ニッチという点では重量と価格に尽きるかと。
369名無し三等兵:03/02/06 03:51 ID:???
ブラッドレーからハマーへの転換は、小隊の構成の問題もあるかもしれません。
ブラッドレーは操縦手+砲手+車長の3名が車に乗っていないといけませんが
ハマーならば操縦手+砲手兼車長で構わないのでは。

人数が減ればますます補給への負荷も軽減されますし。
370名無し三等兵:03/02/06 13:41 ID:???
事前集積船は、駐屯地で使っている装備を手に出来るか不安な点もあります。
装備更新の順序は事前集積船に搭載されている装備は後回しになるのではないかと
思うので。

 また、非対称戦争では即座に展開できて戦闘に入れる部隊のほうが
弱点が少ないということもあるかもしれません。人員と弾薬、燃料を全て
入れた状態でC-130に搭載でき、長距離を飛行できるというのが望ましいの
でしょう。しかし、IBCTでもいつの間にか榴弾砲搭載型の開発は消えています。
FASの要求項目には出ているのですが。M777榴弾砲とHIMARSで旅団砲兵を編成
するのでしょうか。
371名無し三等兵:03/02/06 15:09 ID:???
http://www.fas.org/man/dod-101/army/unit/docs/xxi/pagec-17.htm
これは研究された編制のようですが、ARMORED GUN BATTALIONが歩兵師団下に2個
組み込まれています。実際には旅団司令部に任務と状況に応じて歩兵大隊、戦闘工兵中隊
とともに旅団戦闘団を編成するのだと思います。
M8やシェリダンなどの空挺戦車がMGSのご先祖ではないのかもしれません。
これより前の編制では出てこないので不思議です。
372名無し三等兵:03/02/06 19:33 ID:???
アメリカ陸軍のIBCTは国土防衛と同じぐらいの比率で重要視される世界展開のために
編成されるもの。なので今のところ国土防衛だけが任務の陸自にICBTは必要無いですよ。




と一応言っとく。
373歩兵戦車:03/02/06 23:19 ID:???
イギリスでIASWなる「市街戦の掩体ぶちぬき専用携行兵器」開発の動きあるみたいです
こういうものが十分な数APCに積まれてれば、装輪大口径砲ってのは需要が減るかな
ただ、LAWにミランにIASWなんて三系統ものロケット・ミサイル兵器を補給するのは厳しい
M203、IASW、TOWかミランって装備になるのかな

非装甲車両搭載のATMは、掩体潰しにも使えますがもったいなさ過ぎます
携行弾数少ない&再装填に時間が掛かるのも難です
その点で砲の方が有利ですが、こんどはプラットフォームが小さいと積めなくなる
難しいところです
374趣味の人:03/02/07 01:00 ID:???
>>371
出てこなくて当然です。1980年当時の構想のみに終わった検討案に過ぎないのですから。
米陸軍の改編は、Appendix C-10〜12のROAD Division(1963)の次はAppendix C-19〜22のArmy of Excellence。
Armored Gun SystemはArmy 86 Study構想の机上の産物で、現物は存在しません。

By 1988, however, the motorized division concept was in trouble.
The Army was finding it difficult to justify maintaining multiple types of infantry divisions.
In addition, reduced procurement funding no longer supported developing the armored gun system, the centerpiece of the motorized design.
Finally, the Army had to cut end strength in the tactical forces.
The motorized capability was determined to be least essential.
本文Part3前半の1980年代のMotorized Divisionの実験はミディアム旅団構想そっくり。
締め括りの一行は、「最も必要性が低いと判断された」。
そして現実のArmy of Excellenceは重装甲と軽歩兵に特化しています。

Appendix C-17 をAppendix C-10 ROAD Division(1963) Infantry Divisionと比較下さい。
歩兵8個大隊は変わらず。戦車2個大隊をAGS2個大隊へ置換。砲兵装備近代化、航空旅団増強。
歩兵師団の戦車の火力を維持しつつ展開性を上げるためにAGSが構想された訳ですが、
その火力を捨てて展開性を更に上げる方がいいという判断で10K師団になりました。

>>368
米軍は、実験の結果ニッチは最も価値が低いと判断した上で重装甲と軽歩兵に特化したもの。
海兵隊の戦車は彼らが血で贖った戦訓の産物。重くて使い難くても手放せないものです。
重装備を迅速に展開できるのが売り文句で、M60とAAV7で砂漠の機甲戦も戦った海兵隊。
LAVやハマーでひどい目にあったソマリアの戦訓があるのに軽装備を志向する訳がありません。

偵察中隊の改編は、費用削減の他、偵察部隊の行動が火力と装甲を用いる強行偵察から
地形とセンサーを用いる隠密偵察へと変化しつつある背景があります。
独軍も偵察中隊の装備をルクスからフェネクへ換装し始めましたし、
イーグル、VBL、スカラベ等軽装甲車ベースの偵察車が急速に増加しています。
375357:03/02/07 15:12 ID:???
>>374
戦車が必要であるのは当然です。ただそれがM1である必然性はないわけで。
まあ現実的にはM1しかないわけですが。

基本的には米軍が装輪車を必要としない、というのは分かるんです(IBCTは例外)。
ただ、装輪車のニッチというのはどうやらありそうで、それは緊急展開だろうと。
で、展開力の低い軍ほど装輪車を選ばざるを得ないところがあるのではないかと。
言い方を変えるとやむを得ず中装備を志向せざるを得ない状況があるのではないか、
ということなんです。
あ、ウィーゼルは装軌ですけどね。
376趣味の人:03/02/07 20:11 ID:???
>>375
装輪装甲車でも、大口径直射砲を捨てるだけで大幅に小型化できます。
機関砲、ATM、106mmRR、120mmRTの火力支援なら3〜4t級。歩兵輸送なら7〜8t級。
費用削減と展開性向上は大型装輪装甲車の比ではありません。

総重量4〜5tに抑えればUH-60でも展開できる様になり、
XM777軽量155mm砲と併せ中型ヘリでも展開できる軽装甲部隊が編成できます。
ハマー級のシャシーに装甲ボディを乗せるだけで作れるのでメンテも楽。
ニッチ狙いならここまで軽量化した方が価値があります。

砲塔型の直射・間接射撃両用迫撃砲は売れ行き悪いですよ。運用を考えれば当然。
後方から砲弾の雨を降らせる間接射撃火器の直射は前線が破られた時の自衛戦闘しかないのですから。
AMOS搭載の15t装甲車より、120mmRT搭載の間接射撃専門5t装甲車を後方の迫撃砲小隊に、
106mmRR搭載の直接射撃専門5t装甲車を前線の重火器小隊に装備する方が実際の戦闘に即します。
377:03/02/07 20:44 ID:???
>>376さんへ
>120mmRT搭載の間接射撃専門5t装甲車

5tの装甲車に120mmRT搭載出来るんですか?
(少なくとも弾薬輸送車が別に必要になりそう)

はっ、まさか例の軽装甲機動車の・・・・・・(((( ;゚д゚)))ガクガクブルブル
378名無し三等兵:03/02/08 16:17 ID:???
 100年前の何処ぞの軍艦の様に、砲塔を回すと車体が傾き進路が変わります。
発砲すると横転しますので弾薬輸送車が脇に付いて補助、2人羽織で戦闘します。
379対潜臼砲 ◆embTH1EblY :03/02/08 17:09 ID:???
ヴィーゼル2クラスの車輌ならあるよん。>4〜5t級自走120mm重迫
ttp://www.rheinmetall-ls.de/fahrzeuge_komponenten/leichte_fahrzeuge/pages_englisch/wiesel2.htm
装軌だけどね。
操作人員は外に出るわけだから、軽装甲機動車か高機動車でRT引っ張ってるのと
大して変わらない気はしますな。
380名無し三等兵:03/02/09 00:41 ID:???
両用迫の売りは、射撃準備時間が短いことで対砲兵射撃を回避できること
だとIAVの要求項目ではなっています。
 GPSを車載し、射撃管制装置があるので移動後、自動的に砲塔が回り
砲をあげて砲撃を開始し、短時間のうちに砲撃を済ませたあと
次の射撃位置に移動できるはずだと言っています。

しかし、最近の資料を見ると迫撃砲搭載車両は砲塔型ではなくなっています。
サウジアラビアの国土防衛隊が購入した車両の評判が知りたいところです。
 
381357:03/02/10 00:28 ID:???
なんか装輪太郎氏も引っ込んでしまったのかな。
>>376
なるほど。
ということは、
1 パンデュールやVAB、ラテルといった10〜20t級の装輪装甲車は国土がよほど平坦な国の装備で、
 それ以外の国では重装軌+軽装輪の編成に変化する。

2 センタウロやローイカットは特殊装備(ローイカットは間違いなく特殊ですけど)

という結論?

すいません、あと1点。
>後方から砲弾の雨を降らせる間接射撃火器の直射は前線が破られた時の自衛戦闘しかないのですから。
ということですが、前線・戦線のはっきりしない対ゲリラ戦のような場合でも使い勝手はよくないのでしょうか。
えーとイメージとしてはPBRの積んでいる直射迫撃砲の進化した兵器、という感じなのですが。
382名無し三等兵:03/02/10 02:17 ID:???
http://www.mattracks.com/Mattracks_SC_HMVtest.wmv
某所で貼られてた、同一車体にタイヤとクローラつけた場合の比較映像が面白い。
タイヤが穴掘りマシーンと化してるあたりが。
383357:03/02/10 03:04 ID:???
>>382
このクローラって長野五輪やソルトレイク五輪の際に警察車輌が装備していたものと
同じでしょうか?あれは雪道でチェーンもいらずすごく使い勝手が良さそうだった。

あと381の1の方、BTRとかLAVとか、メジャーなものが抜けていますがたまたまっす。


なおスレの流れとはまったく関係ありませんが私の萌え装輪車はXA-200です。

384名無し三等兵:03/02/10 22:22 ID:???
両用迫の直射能力の売りには対戦車誘導迫撃砲弾を有効に撃てるというのが
あるのですがそれについて。

ストリックスの射程は5kmで曲射弾道、
一方、開発構想中の120mm砲弾にはHEAT弾を誘導を受けて飛ばすのが
8km先まで届く予定です。

8kmというのは、明らかに戦車自体からは見えない稜線の陰にも攻撃を
掛けられるということですね。レーザーデジグネーターでレーザーを当てて
貰うとか、UAVが見ていて誘導するなどが必要ですが。
385装輪太郎 ◆4437GSO1DA :03/02/11 17:59 ID:???
1985年あたりだったら、空挺部隊が敵後方の飛行場に対して降下し
占領するという話があります。そのさいに装甲部隊がいると衝撃効果が
えられるので歩兵の犠牲が減るという話です。
当時は実際にグレナダでは飛行場に空挺降下していたりし、シェリダン戦車も
まだ現役でした。

しかし、IBCTは初期展開兵力と従来型部隊との間に展開することを
目指している部隊なので違う話では有ります。

なんかAGSとシェリダンの話を質問スレで出している人が居るので
今日は驚いてしまいました。
386名無し三等兵:03/02/12 12:12 ID:???
http://www.google.co.jp/search?q=cache:yIr5n64gQNMC:www.geocities.com/Pentagon/Quarters/2116/armored.htm+armored+gun+battalion&hl=ja&ie=UTF-8

このページの主張の要約
 シェリダンはNTC(仮想敵旅団との対抗演習を実施しているところ)
 の第11装甲騎兵連隊以外では退役した。
 82空挺師団には自前の装甲戦力がない。保管中のM8AGSを装備した戦車小隊
 かM113A3に106mm無反動砲を装備した車両を配備すべきである。

下のほうでシェリダンに触れている下りがあります。
 キャニスター弾は敵の下車した歩兵に対して有効
 152mm砲弾焼尽薬莢は地雷やRPGが貫通すると誘爆することあり
 2次爆発で車体が破壊されてしまう
 シレイラミサイルは3000mまでが射程とされたが実際には砲手が発射後
 誘導するのは困難であった為1200mを超えると有効でない
 
対装甲戦力という点では 
現在、LOSAT搭載ハマーが82空挺師団に配備されることになっています。
閉隊または予備役編入した第73機甲連隊第3大隊について調べると面白そうです。
(deactivatedの意味がどちらかわかりません。)
387趣味の人:03/02/12 21:09 ID:???
>>381
私はその方が効率的と考えます。

>前線・戦線のはっきりしない対ゲリラ戦のような場合
機械化歩兵に無反動砲かロケットランチャー持たせれば済みます。
高価かつ貴重な間接火力を何故危険な最前線で直射させる必要があるのか。
直射と間接射撃は全く役割が異なり、両者の兼任は無意味。
分けておかないと必要な時に必要な火力支援が与えられなくなります。

>>386
戦訓も研究せず軽戦車の脆さも考えずマンセーされても…。
軍事研究誌で海兵隊の上陸作戦の特集を続けているので読んでみるといいでしょう。
錯綜地形での日本軍陣地との近接戦で何よりも必要とされたのは戦車の装甲。
市外地や錯綜地形では防御側の偽装陣地が必ず先手を取ります。
陣地の火力に耐えられない装甲車は火力が如何に強かろうとただの鉄の棺桶です。
388名無し三等兵:03/02/12 23:11 ID:???
>387
 軽戦車万歳を唱えるつもりはないです。
 AGSの祖先探しをしています。82空挺師団についてはIRCが設定され
 重装備(M1×4両 M3×4両)が空港に保管され82空挺師団とともに
 展開可能となっているそうですが。
  IBCTについてはRSTA(遠隔捜索目標捕捉)大隊があり、情報システムに
 相当力を注いでいるようです。
  Military Review誌の2000年の号を読んでいくとその面から解説した記事が
 多くでています。
389名無し三等兵:03/02/13 12:00 ID:???
市街戦での戦車主砲の効果についてFMから探せました。
http://www.globalsecurity.org/military/library/policy/army/fm/3-06-11/ch7.htm#par11
このTANK CANNONのところです。
390名無し三等兵:03/02/13 20:24 ID:???
>387
じっさい砲塔を火炎放射器に換装した戦車が効果的だったそうですからね、
焼き殺すのはエグイって嫌う指揮官も多かったそうですが。
391太郎 ◆4437GSO1DA :03/02/14 00:55 ID:???
http://www.15thengineer.50megs.com/flame_apcs.htm
火炎放射APC M132(M113に火炎放射器を搭載した派生型車両)を
装備した部隊の話。沖縄戦の洞窟陣地との対決とは違いますけども。

IBCTの装備車両としてM113とストライカーとの優越を比較する記事が
ネットに目立つのが不思議です。M113は装甲が薄くRPGに貫通されるので
車体上に土嚢を敷いて乗っていたという話や不整地機動力に劣るので
M1に随伴できないという話、導入から大部過ぎていて古いという話などが
あるのに、なぜいまさらM113を持ち出すのか疑問です。
392名無し三等兵:03/02/14 01:57 ID:???
http://www.army.mil/cmh-pg/books/Vietnam/mounted/index.htm
海兵隊は火炎放射戦車をベトナムに数両送り込んだそうです。
またシェリダンの評価も有ります。
M113についてはあちこちで触れられています。
393名無し三等兵:03/02/14 13:11 ID:???
http://www.globalsecurity.org/military/agency/army/armor-unit-ac.htm

前、米軍の偵察部隊ではM3からハマーへ装備転換が進んでいるという話が
ありましたがその裏づけとなる資料です。
装甲騎兵と名乗るのは
師団隷下の装甲騎兵大隊 軍団隷下の装甲騎兵連隊
旅団隷下の装甲騎兵大隊の3つがあります。
師団装甲騎兵大隊と第3装甲騎兵連隊を除くと
この資料発行の1997年11月時点でM1とハマーで編制されている大隊が主です。

ただ、 GND×2 AIRという注釈がありますので空中騎兵も編制に入っている
ようでそこいらへんがちと詰めないといけないかなと。
394名無し三等兵:03/02/14 19:12 ID:???
エッ?装甲騎兵と名乗れるのはATを装備した部隊だけだろう?
マジな話にをすると、ハマーなんかで威力偵察が出来るのだろうか?。
105や120mm砲搭載の装輪装甲車もそうした用途で開発された訳で、
一戦して敵戦力を確かめるのにハマーでは火力不足なのでは?。それとも
そうした用途には、最初から素直に戦車を随伴させるのかな。
395393:03/02/15 08:01 ID:???
>394
 ちと読みがたりなかったので
 装甲騎兵と装甲連隊とを混同してしまっていました。
 師団には装甲騎兵大隊、それから軍団隷下に装甲騎兵連隊があるのであって
 ARというのは装甲連隊のことでした。

 個別に現在の編制と変遷を見てくとハマーへの転換があったか分かる筈です。
 先の話では威力偵察から隠密偵察へと変化しつつあることが一因だそうです。
 また、米軍の偵察装備についてはIBCT関係でプロフェットなどがあります。
 リモートセンシングと偵察の違いが今一つ掴めていないのですが、関連ということで。

 ARの編制のハマーは連絡車両なのか何に使っているのか興味あるところですが
 これもまだ手付かずです。

http://www.globalsecurity.org/military/agency/army/1-1cav.htm
これは師団の装甲騎兵大隊の例 現在 第1機甲師団に配属
396名無し三等兵:03/02/15 14:50 ID:???
http://www.globalsecurity.org/military/agency/army/index.html
現在 ここのリンク先を見て回っています。

http://www.globalsecurity.org/military/agency/army/2-14cav.htm
これはIBCT旅団のRSTA大隊の例 名称では第14騎兵連隊第2大隊となって
いますが、装備はストライカー派生型だけです。
第33機甲連隊第1大隊に代わり、旅団に組み込まれたもので、人員が
どこから来たかは不明です。
http://www.globalsecurity.org/military/agency/army/1-33ar.htm
397名無し三等兵:03/02/15 15:15 ID:???
http://www.globalsecurity.org/military/agency/army/2-5cav.htm
第1騎兵師団のこの部隊は、騎兵と名乗りつつもM2装備の機械化歩兵です。
398名無し三等兵:03/02/15 19:35 ID:???
ATってアーマートルパーって言いたかったんじゃ無いか
そんなにマジに成ることないと思うよ
399名無し三等兵:03/02/15 21:03 ID:HXIJi0Ik
>>388
AGSの祖先?
直接的な祖先ではないが、RDF/LTという75mm高角砲を備えた緊急展開用車両(装軌)計画があったよ。
死産だけど。
400名無し三等兵:03/02/15 22:36 ID:???
装輪戦車マンセーしつつ400げと&粍哲阻止!
401名無し三等兵:03/02/16 00:12 ID:???
>399 有り難う御座います。おかげでこのページが掛かりました。
あとはロシア語サイト、中国語サイトと開発者の略伝がでてきます。

http://www.sisostds.org/dis-dd/entity/d12e2.htm
米軍が開発した戦車の一覧です。このうち、AGSと近いのが
Cadillac Gage Commando Stingray light tank
FMC Close Combat Vehicle Light VFM 5 tank
AAI Rapid Deployment Force Light Tank (RDF/LT) Combined Arms Team/Lightweight Combat Vehicle (CAT/LCV)

こちらがAGSですね。
Teledyne Continental Armored Gun System
402名無し三等兵:03/02/16 17:31 ID:???
皆様ご存知かもしれませんが、アメリカ陸軍の大隊には、
機動中隊のほかにスカウト小隊があります。
戦車および機械化歩兵大隊の場合、これが従来M3ブラッドレーでした。
最近、といっても10年以上前から、スカウト小隊のブラッドレーが
だんだんとハマーに改変されていったのです。
403名無し三等兵:03/02/16 22:50 ID:???
>402
偵察小隊のこととは気付かず、騎兵と名の付く大隊を捜し歩いていました。
http://www.globalsecurity.org/military/library/policy/army/fm/17-98/ch1.htm

 こちらの図、上がM3ブラッドレー装備の編制で下がハマー装備の編制です。
 
この他にも偵察小隊には、重師団や軽師団の騎兵小隊、航空偵察小隊、装甲騎兵
連隊に異なる編制のものがあるがM3 6両装備30名 と ハマー10両装備30名が
一般的な編制のようです。
M3編成は、機甲師団、機械化師団、装甲騎兵連隊と特に第3歩兵師団の機械化大隊にある。一方、ハマーは軽騎兵連隊、航空騎兵偵察大隊、機械化大隊、機甲大隊
に見られるとあります。

おかげで工兵用M3とか砲兵観測用M3という記事をあちこちで見かけた理由が
分かるような気がします。偵察小隊が装備転換して余剰となったので
M113からの乗り換えを狙って各兵科が試験していたのだと思います。
404名無し三等兵:03/02/18 01:18 ID:???
M8の調達価格はM1と同程度の340万$という記事がありました。
そのことがM8の調達の中止と82空挺師団の装甲部隊73機甲連隊3大隊の閉隊の
一因だったようです。M551シェリダンの後継としてM8が2ACRと82空挺向けに
考えられていた時期もあったようですが。

従って、開発の経緯は様々で途中で転用もあったのでしょうが
M551の後継としてM8とおよそ言えるようです。M8の開発経緯についてはFASが
詳しいです。他の試作車両についてはあまり詳しい情報が現在無いです。
405名無し三等兵:03/02/18 11:03 ID:???
http://www.dtic.mil/armylink/news/Sep1996/r19960918armor.html
73機甲連隊3大隊 解隊のニュースの原文
 対機甲能力は以下の手段で十分に確保できるとしています。
 82空挺師団の個人携帯対戦車火器 AT-4 ドラゴン  車両搭載TOW
 18空挺軍団の攻撃ヘリ旅団 
 即応準備中隊(3歩兵師団のM1 4両とブラッドレー 4両)
 
 将来的にはジャベリンの導入と18空挺軍団へのEFOGM中隊の導入
 でさらに危険性は減少するとしています。

#このうち、EFOGM中隊については101空中強襲に1個導入されているのみ
 ではなかったかと。また、LOSATハマーが82空挺師団に10数両導入される予定
 です。

M551の延命策としてスティングレイの砲塔(105mm低反動砲搭載)を
載せた試験車両もあったようです。
406名無し三等兵:03/02/19 02:38 ID:???
現在 米陸軍には現役師団が10個有ります。
第1騎兵、第1機甲、第1歩兵(機械化)、 第2歩兵、第3歩兵(機械化)、第4歩兵(機械化)、
第10山岳、第25歩兵(軽)、第82空挺 第101空中強襲です。
さらに独立している旅団が
http://www.globalsecurity.org/military/agency/army/index.html
陸軍太平洋司令部の172歩兵旅団 欧州第7軍の173空挺旅団
装甲騎兵連隊が 第2と第3の2個

 第2歩兵師団は2個旅団は常に韓国に駐屯 1個旅団が太平洋側のワシントン州で
SBCT旅団へと改編中 改編中は米本土の第1歩兵(機械化)の第1旅団が増援となる
 第3歩兵師団は1990年代、コソボ展開の時期を除いてクウェートに1個旅団が交替で
駐屯、演習の時期には師団全体がクウェート入りしています。
 第1歩兵師団(機械化)は、欧州に前方展開しています。
 第4歩兵師団(機械化)はフォース21師団の雛型として扱われています。
 82と101については初期投入戦力として18時間内の投入が謳われています。
さてSBCTに改編される旅団は太平洋側が多いです。
http://www.globalsecurity.org/military/agency/army/brigade-ibct.htm
第2歩兵第3旅団(ワシントン州) 第25歩兵第1旅団(ワシントン州)
172旅団(アラスカ) 第2装甲騎兵連隊(ルイジアナ) 第25歩兵師団第2旅団(ハワイ) 第28歩兵師団第56旅団(ペンシルバニア州兵)となっています。 
407名無し三等兵:03/02/20 11:49 ID:???
http://www.globalsecurity.org/military/agency/army/army86.htm
AGS大隊が構想された師団編制の研究の話を見つけました。
研究は師団編制の歴史研究という形で1976年に開始、1978年にTRADOCで
ARMY86組織再編研究という形になる。
1979年のイラン革命、ソヴィエトのアフガン侵攻を受け、欧州でのワルシャワ条約
機構との対決のための重師団のほか、即応展開部隊を構想したとあります。

http://orbat.com/site/data/vignettes/vignette14.html
その構想を受け継ぐ形で実験的に編制されたのが第9歩兵師団(自動車化)
駐屯地はSBCTと同じワシントン州フォートルイス。
1990年には削減の対象となり、湾岸戦争の時期、他部隊の充足率を満たすために
喰われてしまい、1990年12月閉隊、残部は199歩兵旅団(自動車化)となり、
1992年半ばにはルイジアナ州フォートポークへ移転、第2装甲騎兵連隊(軽)に
名称変更。

先端技術実験師団として、FAV、OH-58D、AGSなどをテストし、
86年のチームスピリットにはハマー装備で参加した。

すると、M8の開発の経緯はもう少し遡るのかもしれません。一方、韓国に前方展開する
第2歩兵師団については、SBCT化している旅団を元に戻し、欧州展開している旅団の1個をSBCT化するという話が先のURLに出ています。
408名無し三等兵:03/02/21 03:55 ID:???
age鱒
409名無し三等兵
なんかどんどん深くなって俺みたいな厨房にはレスし辛くなってきたな