>>473 そんなことしたら81式たんに頃されます、と言いつつうpしてみるw
「ただボクは軍事上の問題だけを気にかけているだけなのデス」
稜線から差し込む暁光が81式の愛くるしい顔に陰影を刻みつけていた。
ああ、そうなのか。
まるで軍記物に出てくるような、81ちゃんのとても綺麗な戦争。軍事の理想はこの娘の頭の中にある。
別に、どんな部隊でも構わないのだ。この娘にとって、それが、軍事的に合理的ならば。
たとえ理解の及ばない法則で成り立つ魔法やら、奇知街じみた能力を持つ魔物であっても、それがこの戦争に勝利し、皆揃って日本に帰還できるであれば、まったくもって些細な問題に過ぎない。
81ちゃんは言った、軍事は科学デスよ、と。
どんな錬金術であろうと、適用できるならば科学なのだろう。
そう、割り切ることにした。
「81ちゃん、それは悪いことではありません・・・でも」
「なんデス?」
270式は躊躇いつつも指摘せざるをえなかった。
なぜならば、些細な問題に対処するのは彼女の役目に他ならないのだから。
「パンツ見えてますよ(ボソ」
「・・・うぐぅ、ひどいデス270式さん!」
よほど慌てたのか冷たい岩の上に座り込んでしまう81式、持っていた双眼鏡も落としそうになってはしっと胸で抱きしめている。
偉大なVNMIはその仕草どころか、パンツまでが偉大だ。(ちなみにクマさんのプリント柄だった)
妙に感心する270式の視界の隅で、護衛のウズたちがゲラーリと嗤った。