宮崎駿の妄想スレッド第二話

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871名無し三等兵
「環境の変化に自ら適応しようとする人間は――まだ弱い
 真に強い人間は変化を拒否し、環境そのものと戦い覆そうとする
 強固な意志をもつものなのだ。(中略)合格だ、帰りなさい。大事な友達と一緒にね」
「じゃあ私、元の世界に帰ったら未来がこんなにならない様にします」
「そんなことはしなくてもいい。頼むから『地球に優しく』なんてことを一番に考えたり
 しないでくれ。『人類の発展』を最優先してくれればいい。生態系も何もかもその為に
 利用して破壊してもかまわない」
「でもそれじゃ・・・」
「ああ。地球はボロボロになってしまう。それでいいんだ。『人類』を産んだ時点で地球は
 役目を終えた。後は『人類』が地球の資源をつぎ込んで外の世界へ飛び出すだけだ。
 残された地球が例え死の星になってしまったとしても――それは花が枯れた後に
 種子を周囲に散らすのと同じ・・・自然なことなんだよ…だから君達には
 いつかくる別れの日までに『人類』が乳離れして自立できる様に…地球を保護する前に
『ちゃんと使う』ことを考えて欲しい」
「地球は…それで悲しくないんですか? 寂しくないんですか?」
「別にぃ。『人類』に食い尽くされるなら私は本望だよ。だって かわいい子供達だからね」
「あなたは一体――誰なんですか?」
「君達が『神』と呼ぶもの――つまり……このほしのいのちさ」
872名無し三等兵:03/05/04 04:12 ID:???

去年のオレ的ベスト漫画作品の中のセリフ。
未来世界の荒野に召還された高校生達がやがて殺し合いの果てに・・・という作品で、
読後には不覚にも泣いてしまった。こういう『無償の愛』てのに弱いんだよなあ。漏れ。