>>777 標準型16tというのは、官民合同機関の提言によるもので、次世代装輪はこれが土台と思われる。
防衛庁HPの政策評価一覧の次世代装輪でも比較されてる”海外の装甲車”は大体が10t後半級のもの。
これらから、標準型16tという数値は極めて現実に近いものと俺が判断した上で書いたもの。
で、88式氏が考えている30t級になると、これなら装軌にした方が遥かにマシ。
基本的に装備は重量のあるものほど整備にかかるコスト・マンパワーは多く、開発側と運用側の間で、
重量を巡って一悶着あるのは素人である俺も伝え聞いているよ。
89式より重い装輪なんてのは、装輪の利点たる整備性を完全にドブに捨てたものだよ。
30tもの重量が8つのタイヤにかかるとどうなるか?
装軌と比べて重量の分散がきかない装輪にとってはかなりの負担となるのは間違いない。
そして、常に8つのタイヤに重量分散できるとは限らない罠がある。
実例をあげると、軽装甲機動車は不整地走行試験時、バウンドした車体が着地した際、一番最初に着地
した車輪がもげたり、内部の中子が損傷したりする事故がおきた。
これは一つの車輪に5tもの重量がかかったためおきたわけで、不整地を走行するならまずありえるケース。
以上のことから、30tの重量が一つの車輪にかかったらどうなるかは想像におまかせする(・∀・)。
装輪装甲車としては、ある意味軽装甲機動車は理想系だと思うけどなー。重量系装輪はいただけない。