>>475 といよりは、防御戦闘における歩兵の再配置の重要性と、陣前逆襲における戦車の有用性、というのが一番言いたかったことなんだね。
そして、部隊の機動の支援のためには、敵による機動妨害をさせないための直協火力支援が重要であるという事と、敵の砲兵射撃に抗堪可能な装甲車輌の保有の重要性ということだね。
ちなみに、陣前逆襲は戦闘の形態としては攻撃であり、味方の火力によってその機動を阻害され戦闘能力の一時的麻痺に乗じてこれを撃破するための限定攻撃、と考えてよいのではないかな?
そして、戦車でなくては、こうした敵の火制下での機動戦闘は非常に失敗しやすくなる、という話にもつながるね。
沖縄戦で日本軍が陣前逆襲や陣地奪回のために攻撃を行っては、膨大な損害を出していたという戦史は知っておいて良いと思うよ。
戦車不要論が全く論理として成立しないのは、こうした状況でいかに我の損害を局限しつつ敵を撃退するか、という点で説明が出来ないところにあると俺は考える。
上の状況想定で、戦車が無かったら、防御戦闘が成立すると思えるかい?(苦藁
ちなみに、M901ゆうのは、非常に着眼点としてうまいよ(笑)
>>476 合いの手は別にいいけれど、わからないところがあれば一緒に考えることは出来るんじゃないかな?
というか、俺に答えられる限りで、できるかぎりレスはつけさせてもらうよ。
>>477 全くだね(笑)
というか、俺は素人で、上の話だって、本職の方々に色々教えをこうて、その蓄積の結果として書けたものだからね(笑)
>>478 そう、上の想定は装輪スレに書き込んだ奴をそのまま持ってきた奴だよ(自爆)
というか、上の状況想定で、例えば彼我のAPCなりIFVが装輪車輌であったらどうなったか考えてみようか。
まず、最初の威力偵察の時点で、敵の師団偵察大隊は歩戦協同ができなくなるね。
まして、装輪戦車の装備であったならば、水田や起伏のある地形や、雑木林や農家などの家屋の敷地といった、各種の地形障害を乗り越えて、我の前進陣地の全容を解明するために限定攻撃を行いえるかどうか、非常に難しくなるね。
また、我のAPCが装輪車輌であったならば、地形を利用した隠蔽陣地を、歩兵をAPCで機動させつつ迅速な陣地転換を行って敵を迎撃する、という真似が出来るかどうか、という話にもなる。
そして、前進陣地を放棄して主防衛陣地へと撤収する際に、徒歩での移動は論外として、敵機械化旅団の前衛中隊が接触してくるまでに、水田やら傾斜地やら雑木林やら各種家屋やらを利用した陣地から、敵の擾乱射撃を受けつつ歩兵を回収するという真似が出来るかな?
さらに、主防御陣地でも、敵の攻勢軸に合わせて歩兵を陣地から陣地へと移動させたり、各種の補給物資を輸送したりといった任務に充当させらるかな?
なにしろ、傾斜した路外を、縦横に走り回らねばならないわけだからね。
まして、装輪戦車なんて代物が配備されていたとして、陣前逆襲が成立すると考えられるかい?
起伏のある斜面を、それこそ縦横に走り回って、場合によっては行進間射撃すら行わなくてはならないわけなんだからね。
というわけで、戦場機動を考えるならば、どうしたって装軌車両じゃないと運用の見積もりが立たない、って話をしたかったわけだ。
向こうのスレではね(苦藁
>>479 おや、懐かしいねえ(笑)
あれは、もっと広い範囲での戦車の運用について書き込んだ代物だったね。
>>480 そういう事だね。
実際に防御戦闘を主宰するとなると、どうしたって数の不足を陣地と機動で補わないといけなくなるわけだからね。
攻撃を行なうという事は、暴露状態で敵へと接近しなくてはならなくなるわけで、それをどうするか、というところから戦車が開発されたわけなんだね。
>>481 俺は止めないけれどもね。
ただ、他の人の意見は聞いて欲しいかな。
ちなみに、自営業閣下があれを読んでいたとは思えないんだが(謎)
>>482 全く持って、貴君の言う通りだね。
というか、敵を撃退するとなると、今度はこちらが攻撃側となって陣地防御を行っている敵に対して攻撃を仕掛けないといけなくなるわけだ。
そうなると、上の状況想定の逆を、こちらがやらないといけなくなるわけだ。
そして、自衛隊には上の逆の状況想定で、陣地防御を行っている敵を駆逐するために必要な機甲装備が、北海道の第7師団にしか存在していないわけだね。
89式IFVの35mm機関砲と、重MATは、上のような状況想定では、非常に大きな効果を発揮することが出来ると俺は考えるよ。
何しろ、一説によれば155Hによる曳火射撃下で乗車突撃を可能とするだけの装甲防御力を有しているという話もあるわけだしね。
これが90式と歩戦協同で攻撃を行ってきたら、これは対処が非常に難しい事になるだろうね。
何しろ、砲迫による機動阻害が非常に難しくなるわけだから。
そういえば、昔々の話だけれども、89式IFVは各師団の普通科連隊に一個中隊づつか、各師団に1個普通科連隊づつに配備される計画だったそうだね。
そして、90式も各師団の戦車大隊を連隊化して、90式と89式を3個中隊づつで機動戦闘団を編成し、機動打撃戦を行うつもりだったとか。
まさしく、見果てぬ夢で終わったねえ(遠い眼