★日本軍戦車がドイツ軍に捕獲されたら・・・★

１９XX年X月Ｘ日　於ニュールンベルグ　世界最終戦争（対日戦）勝利後、帝国
戦勝博物館開館記念式典での演説（抜粋）

１９１８年、私は野戦病院のベッドの上で静かに傷付いた体を横たえて、祖国が裏切
り者の手により連合国側に降伏したとの知らせを聞いた。
　　　　　（略）
今日私は諸君に心から祝福を述べたい。諸君は幸いにも支配民族であるアーリア人
としてこの世に生を受けた。この戦争で我が民族は多数の劣等民族の悪意ある挑戦
を承け、その全てを克服した。ここに新しい、真の世界史の１ページが開かれた！
　　　　　（略）
この博物館には我が民族がいかに他の被支配劣等民族に比べ、文化的に技術的に優
秀であるかが一目でわかるような展示となっている。世界支配を担う若人よ、ここ
に集って歴史の勉学に励みたまえ！
　　　　（略）

私のことを差別主義者と呼ぶ輩もいる。しかしそれは間違っている！私は差別主義
者なのではなく現実主義者なのだ！君の隣の友人は君と同じ能力、性格、体格、外
見なのか？答えはニエットだ！人間に限らず犬猫、虫までが同じ種の中で能力の差
がある。能力の劣った者が人々を指導したらどうなる？答えは１９１８年に出てい
る。優秀な指導者が人類を指導し、優秀な民族がその福音を世界中の劣等人種に伝
える。この合理的且つ現実的な体制を間違っているといえるのか？劣等人種が傍若
無人にふるまっていた間、人類には戦争が絶えなかった。しかしこれからの歴史教
科書からは戦争と言う言葉がなくなる！

（略）見よ！我々に偽りの同盟を申し込み
騙し討ちにしようとした類人猿の細工物を！奴らはネジ１本でさえまともに作るこ
とができず、我々から兵器の設計図をかすめ取っても我々ドイツのオリジナルの足
下にも及ばない細工物しか作る能力しか持ち合わせていなかった！飛行機、ミサイ
ル、銃火器、戦車、様々な製品を我々は同盟者を装った類人猿に提供した。しかし
彼等はそれを生み出す能力どころか、使う能力、にも欠けていたことは事実が証明
してくれている。見よ！我が最強の虎の前に置いてあるモノを！諸君、あれは決し
て段ボールの箱ではない。ゴミ箱でもない。では何だ？棺桶？そう、鉄の棺桶だ！
しかし腐った豆や魚、木の根を喰らうエセ同盟者類人猿君達にとっては世界最強の
戦車だというから驚きではないか！奴らにはこの簡易火葬場をもって戦車という全
く冗談としか言い様のない馬鹿げた細工物が最新工業技術なのだ！奴らが東洋世界
で君臨したところで、所詮猿山のボス猿でしかない。人間に歯向かうこと事体間
違った行為なのだ！ぶんをわきまえ、従順に我らの指導の下に従うと言えば彼等も
甘い果実のおこぼれを頂戴できたものを愚かにも我々を騙し討ちにしようとした！
しかし歴史は残酷だった。劣等民族は宿命に逆らうことを許されず、虫けらのよう
に死んでいった。そう、挽き肉機に放り込まれた豚肉のように我が精強な軍隊によ
り淡々と処理された。我らは何をこの戦争で得たか？類人猿の故郷は狭く夏は蒸し
暑く、冬は凍えるように寒いという人間が暮らすには余りにも過酷な土地である。
資源にも乏しく山ばかりで耕地もない。まさに未開地。（略）奴らから得ることが
できたのは、唯一、改めて感じる支配民族の責任と自覚のみである。
　　　　　（略）
最後にもう一度言おう！諸君、アーリア人としてこの世に生を受けておめでとう！