1 :
Quarter-Master :
02/06/15 23:26 ナポレオン戦争時代の海戦ってどうよ? ということで 新スレッド立てたけど、多分訪問者も少ないだろうから、 好きなこと適当に書き散らしていこうと思う。 この分野、小説は結構出てるけど、資料になるような書籍って 少ないと思うから、詳しい人には出展が直ぐにバレバレだとは 思うけど、そこら辺りはあんまり責めないで。 専門に研究してる訳じゃないし、単に好きだってだけだから。 まあ1000まで行かないうちにネタ枯れだと思うから、ポチポチと ゆっくり続ける。 世界史板へ行け!とかは言われるかも知れんけど、話題としては コッチだと思うんで。
某研スレの予感・・・・
まあゆっくりしてけ
帆船ってガレー船のこと?
海賊じゃないけどポライソーマンセー
ガレー太郎の予感・・・
悪魔の実の能力者が活躍していた時代のお話だね そうねえ・・・能力者いると戦局変わるもんね 強いて言えば、長篠の戦にてロングボウアパッチ大暴れみたいな戦況になる
ホーンブロワーもいるでよ
大砲が出る前の海戦って想像できん
10 :
名無し三等兵 :02/06/15 23:32
11 :
名無し三等兵 :02/06/15 23:33
12 :
名無し三等兵 :02/06/15 23:33
13 :
名無し三等兵 :02/06/15 23:34
直射砲の時代
14 :
名無し三等兵 :02/06/15 23:34
>10 それは最後の勝負。 とりあえず衝角攻撃と石弓で攻撃。
15 :
名無し三等兵 :02/06/15 23:36
葡萄弾と鎖付弾の2段装てん
16 :
Quarter-Master :02/06/15 23:36
戦列艦ってやっぱカコよいね。 ガレー船と違って、砲門が主に舷側にある帆船はやっぱ単縦陣が一番有利。 ズラズラと列を組んで航行するところは、想像すとやっぱカコ良い。 当時の艦隊旗艦は「ヴィクトリー」も「ヴィル・ド・パリ」も、 それから「ロイヤル・ソヴリン」もどれも第1級戦列艦で、備砲100門以上 だけど、戦列艦で一番使い勝手が良いのは備砲が60から80門の第3級戦列艦 だった見たいね。
17 :
名無し三等兵 :02/06/15 23:37
第1次2次のポエニ戦争では、海洋民族のカルタゴが海嫌いのローマにぼろ負け 素人海軍にプロの海軍が負け続けた希有な例
レールガン。…と言いたいところをぐっとこらえる 火炎系の武器使ってなかったっけ?カタパルトから発射する タイプ。ガレー船の時代だけど。
19 :
名無し三等兵 :02/06/15 23:37
ギリシャの火とか・・・・
20 :
名無し三等兵 :02/06/15 23:38
亀甲船
21 :
名無し三等兵 :02/06/15 23:38
大砲が出てくる前の剣と弓が主流だった時代の帆船の姿がイメージできない
22 :
名無し三等兵 :02/06/15 23:39
>1さんおしえてくだし フリゲートでも2〜3隻居れば駆け引きしだいで戦列艦を倒せる物なのでしょうか?
>>9 塩野七生「コンスタンティノープルの陥落」に出てくる海戦の描写がオススメです。
24 :
名無し三等兵 :02/06/15 23:40
ほらふきホレイショ
25 :
Quarter-Master :02/06/15 23:44
ナポレオン戦争の時、イギリス海軍の保有する戦列艦はピーク時214隻に 達したらしいけど、さらに「単縦陣の背後の奴ら」という小型艦艇や支援艦艇を 無数に持ってたんだから、やっぱドエライ規模の海軍ではあったと思う。
26 :
名無し三等兵 :02/06/15 23:44
>23 塩野なら「レパントの海戦」と「海の都の物語」も結構(・∀・)イイ!!
昔の大砲の打ち合いって喫水線下を撃ち合ってたってホント?
単縦陣の最後尾から喰え ただしロシア艦隊に限っては先頭艦から潰せ ネルソン
29 :
Quarter-Master :02/06/15 23:54
>>22 フリゲイトって備砲が20(または24)から40門の艦で、偵察、監視、通報
沿岸警備、船団護衛、海賊掃討なんかが任務なんで、殆ど単独で行動すると
思うから、戦列艦に立ち向かうってあまり機会が無いと思うけど、
でも4級戦列艦なんて備砲は60門ぐらいしか積んでないから、これなら
2対1でもいい勝負かもしれないけど、機会が無いとしたら比較しても
意味無いだろうし、オイラも研究してるほどの通じゃないからそこラ辺り
はハッキリとは分かんない、ゴメソ。
30 :
名無し三等兵 :02/06/15 23:59
ってゆうかこういうマイナーな分野を極めようとしてる1はカコイイ
>29 どうもご丁寧に有難うございます。
フリゲートは戦列艦に攻防で劣るが速力で優っていたから有利な位置を占位できた。 しかし、次第に戦列艦の高速化が進み、遂に19世紀中頃にはフリゲートの戦術的優位は 完全に失われてしまう。 戦列艦はこの世の春を謳歌すると思われたが、間もなく蒸気推進式装甲艦のデビューによって 主力艦の地位から蹴り落とされることになる罠。
33 :
あずまんこ大王 :02/06/16 00:12
フリゲートは機動性を活かして、艦尾か艦首に回り込んで 縦射で大打撃を与えるんじゃなかったか。
34 :
あずまんこ大王 :02/06/16 00:13
ギギギ・・32に答えられたか。
装甲艦の直前の時期(南北戦争、戊辰戦争など)は戦闘時には帆走しなかったのかな?
36 :
名無し三等兵 :02/06/16 00:18
名スレの予感…
>>22 1さんじゃないけど、戦闘力の差は主として備砲の門数であって、極端に砲の口径
なり射程距離が違うわけではないので、戦列艦1対フリゲート2〜3隻の戦闘は成
り立つよ。
ボライソーあたりだと戦列艦1対フリゲート1の戦いみたいなのが書いてあるけれ
ど、ああいう小説は実際にあった海戦の記録を脚色して書いているので、戦史上、
そのような戦いでフリゲートが勝ったケースは実際にある。
この時代の海戦を扱った名作ボードゲームでアバロンヒルのWooden Ships & Iron
Menというのがあって、これをやると帆走軍艦の戦いというものがどのような
ものだったのか、凄くよくわかる。
>>17 ポエニ戦争のとき、ローマ軍は新兵器を使った。
________
X
↑こんなのを舷側に直立させておき、
敵船に接近、倒して楔を敵船に打ち込む。
そして兵がなだれ込む。(゚д゚)ウマー
つーか、海戦で戦列艦とフリゲート艦とどちらが優位かってのは当時の海軍関係者の間でも最後まで 結論が出てない。 足の速いフリゲート艦が有利だという意見もあれば、大砲をたくさん積んだ頑丈な戦列艦が 有利だとする意見もあった。
>>35 19世紀中ごろってのは、あらゆる意味で軍艦のデザインの移行期で
相当にめちゃくちゃなんで笑える。帆船時代から急に蒸気軍艦の時代
にかわったんじゃなくて、移行期間は相当に長かった。この間、そん
なに大きな戦争はなかったしね(南北戦争は基本的に陸の戦い)。
ナポレオン時代そのままの戦列艦から、最新式蒸気フリゲートまで、
もうごちゃまぜ。
船体は純木造、鉄製、木製船体に鉄張り。動力は純帆船、機帆船、
蒸気船。動力を備えた船にしてもスクリュー船と外輪船があるし。
大砲も先込式からライフルを切った後装式まで。
>>39 それポイント誤解してない?そもそも艦種が違うんだから、どちらが優位か
なんて設問は意味をなさない。1対1で撃ち合えば、門数の多い戦列艦が強い
のはあたり前。建艦政策上、戦列艦とフリゲートの配分をどうするかといった
種類の問題でしょ。
まだライフル砲がなく、艦の大小による砲の大小差も少なかった時代は、 個艦同士では、門数の違いが優劣の差となった。 であるから、軍艦の等級は門数のみで区別され、英国では6等級で、 1st rate : Three decker ships-of-the-line 2nd rate : Three decker ships-of-the-line 3rd rate : Two decker ships-of-the-line 4th rate : One decker frigates 5th rate : One decker frigates (corvettes) 6th rate : One decker sloops さらに等外としてsloopsやgun boaetsがあった。 肝心の門数だが、一等戦列艦が100門以上というのは、ほぼ一致しているが、 それ以下の区分がどうも文献によりまちまち。 誰か、決定打知ってますか?
>>42 そこに書いてあるとおりでしょ。艦形で分類するので、砲の門数は必ずしも
「この艦形だから何門」と決まってるわけじゃない。
1等と2等は両方、三層戦列艦なんで、門数で区別してるわけだが。
参考文献 ボライソーやホーンブロワーはもちろん必読だけど、小説なんで、 背景を知りたい方には和書ではこんなとこかな。 帆船時代のアメリカ 上・下(堀元美) 単行本は原書房、文庫は朝日ソノラマ、両方絶版だけど、それほど 入手困難でもないと思われ。元は「世界の艦船」の連載記事。 シーパワーの世界史1 海軍の誕生と帆走海軍の発達(青木栄一) 出版協同社 輪切り図鑑 大帆船 (リチャード・プラット 文/北森 俊行 訳/ スティーヴン・ビースティー 画) 岩波書店 品切れ重版未定 戦列艦を艦首から艦尾に向かって輪切りにしていって、艦内の構造を 解説した大判の絵本。原書はまだ入手できるかも。 他にもあったら誰か足してください。 洋書だと本当に「いくらでもある」んだけどね。そういえば、最近、 週刊本で、毎週帆船模型の部品をちょっとずつ配本して組み立てて、 2年くらいたったら完成するってのが2種類でたね。片方はカティ・ サークで、もう片方がスペインのガレオン船だった。
>>42-43 18世紀後半〜19世紀前半にかけてのイギリス海軍とフランス
海軍の場合、軍艦の等級区分の基本は門数(他に戦闘甲板の数)。
ただし艦長の任意で門数を変更することもあるし、カロネード
砲は門数に数えない等の例外もあるため(著しい例ではカノン
を全部下ろし全てカロネードに変えた例もある、つまり門数0)
実際に門数は一致しない。しかし基準門数は決まっている。
このあたりの解説詳しいのは出版協同社の「シーパワーの世界
史1 海軍の誕生と帆走海軍の発達」。名著なので一読をお勧め
します。
>>41 いや、ダウンズ投錨地でのオランダのフリゲートの暴れっぷりを見たヨーロッパ諸国の海軍で、
主力戦闘艦を全部フリゲートにしちゃいましょう、戦列艦じゃフリゲートに勝てない、
っていう意見が流行してちょっとしたフリゲートの建艦競争になったこともあった。
勿論、門数で優る戦列艦のほうが有利だという意見も根強くて、
その後、反動で今度は戦列艦の建艦大競争が勃発するんだがね。
47 :
Quarter-Master :02/06/16 01:51
オオー、オイラの予想の5倍くらいのペースでレスがついてるね。 帆船ってマイナーなカテゴリーかとオモテたら、結構ファンがいるのかね? WW1でドイツのU-9が撃沈した装甲巡洋艦の「アブーカー」って、どうも ネルソンがナイル河口の海戦で、艦隊を迂回させたアブキール島から 命名してたみたいね。 トラファルガルでもそうだけど、ヴィルヌーブの見事な負けっぷりって ある意味美しいもんがあるとオモフ。
>47 それは、山下清の描いた絵が、うつくしい、というのと、 山下清本人が美しい、というのを誤解しているような物なのでは?
>47 それは、平和は素晴らしい、というのと、 平和憲法は素晴らしい、 というのをごっちゃにしているような物では?
50 :
名無し三等兵 :02/06/16 01:58
>>27 ロイヤルネイビーは基本的に喫水線下狙ったみたいだね。
波山に乗ったときに撃つとかそんな描写が小説にあったり。
で、おフランスのコンチネンタルネイビーは帆とかの装具狙って航行不能を狙ったとか。
ホーンブロワーやボライソーが有名なんだけど、だれかアラン読んでる人いないかな。
オレは、あれから帆船もの入ったので、あれがお気に入り。
はやく続編出てほしひ・・・。
>47 私は、美の創造者、芸術家である。
うん、帆船は美しいぞ。 特に、エジプトから 私を愛するフランスに連れ帰った船は。
53 :
Quarter-Master :02/06/16 02:27
ナポレオン戦争の時って、カロネード砲が重宝された時期でもあるけど、 あれって、基本的には接舷戦の直前に多用することになるんだと思うけど。 でもそれこそぶっ壊し合戦をしておいて、捕獲したらもうボロボロになってる とオモフけど、その艦でも再就役させようとするのはやっぱ帆船を始めから造る ことは難儀なことなんだろう。
54 :
名無し三等兵 :02/06/16 02:43
いい木を見繕ってきて、それを何年も海に浸けて・・・って際限なく大変なんだろな。
そのせいで、ドイツには森が残ったのであろうか?
戦列鑑なんかは、かなり長期間使っていたみたいだね。 ビクトリーなんか、トラファルガーの時点で艦齢40年だし。
57 :
名無し三等兵 :02/06/16 04:32
帆船が向かい風に対して、 30度の角度でも進めると知ったときはおどろいた。
58 :
名無し三等兵 :02/06/16 04:38
朝日ソノラマ文庫の「巡洋艦戦隊」によると、 イギリス海軍艦艇の分類は、 1652年から1850年まで乗員数で区分したと書いてあるね。 まあ乗員数=砲門数だから実質的に砲門数による区別と変わらないだろうけど。
59 :
名無し三等兵 :02/06/16 04:57
帆船時代の海兵隊って海軍が独自に養成していたの? 陸軍兵士が臨時に軍艦に乗って斬り込んだことは無いの?
ロドネー提督萌え 豪遊したあげく破産,亡命 ↓ 亡命先でも遊び回って破産 ↓ 借金で首が回らなくなってロイヤルネイビーに復帰 ↓ いったん海に出たら大活躍,略奪物資で借金返済 ↓ (゚д゚)ウマー
61 :
名無し三等兵 :02/06/16 11:50
>>59 英国はいまだに海軍内に海兵隊持ってますし、ちょっと前(WW2くらい)までは
確実なんですが「海兵隊砲塔」なんてのもやってたらしいです。これは陸戦隊要員
を始めから艦の定員に含めておき、普段は艦内でこの砲塔の操作を担当するみたい
なやり方だったようですが。
いまだにという事では、捕獲艦賞金分配制度をまだ廃止してないらしい。伝統を重
視してるのか単に忘れてんのか、、。
>56 ネルソン提督がビクトリー号を選んだのは、運の良い艦だったから、 という事もあったと。 当時にしても、相当な老朽艦であると、みんな認識していたと思う。
>62 確か予備役だったのを現役復帰させて乗艦にしたのでは?
64 :
Quarter-Master :02/06/16 13:02
今後のスレの話題に、いくらかでも参考になるかとオモテちょっとカキコ。 知ってる人に常識だろうけど、「そんなことでエラソーなシッタカすな!」とか言わないでね。 ナポレオン戦争当時のロイヤルネイヴィーの位階序列 以下が提督 1:大将 2:中将 3:少将 以下が艦長 4:大佐艦長 5:艦長 以下が士官 6:海尉 7:航海長 そんで丁稚奉公 8:仕官候補生 戦列艦の人的構成 以下が艦長 大佐艦長(Posstcaptain):大型艦の艦長 艦長(Captain):スループやコルヴェットなどの小型艦の艦長 艦長には特権が色々あるけど、一番は敵艦の捕獲賞金3/8が貰える事かな。 海尉(Lieutenant):所謂士官。最先任は艦の副長になる。 航海長(Master):所謂航法の責任者。大型艦では部下に航海士(Master's mate)が 数人乗り込む。 士官候補生(Midshipman):士官見習。 こいつ等は年間5ポンドの授業料を払って、航海術や士官心得を教えて もらい、艦長の伝令などの仕事をするのでその分については給料を貰ってた。 操舵長(Quartermaster):操舵の責任者 掌帆長(Boatswain):やること一杯 航海長の下でボート、錨、索具、帆などを管理する。水兵出身でも船内の実力者。 所謂ボースン。彼の部下が掌帆長属(Boatswainmate)。 掌砲長(Gunner):大砲と火薬の管理 やはり水兵出身でも実力者。彼の部下は掌砲長属と掌砲下士官で、掌砲下士官が 受け持ちの砲を指揮する。
65 :
Quarter-Master :02/06/16 13:02
続き 船匠長(Carpenter):船大工 仕事が重要なんで、地位も給料も高い。 縫帆兵(Sailmaker):帆のメンテナンス 仕事が重要なんで、ただの水兵より高給。 先任伍長(Master at arm):艦内警察官 仕事柄、水兵に恨まれることが多く、航海中は夜中に行方不明になることも多々。 防火責任者でもある。 水兵(Seamen) 過酷な環境で過酷な仕事をする。志願者は殆ど少なく、強制徴募隊(プレスギャング) に捕まったむりやり連れてこられた連中が多い。特に操帆の任にあるもは 操帆員(Topmen)と呼ばれる。 海兵隊員(Marine) 1級戦列艦だと150から200名も乗ってたらしい。戦闘時以外は、結構水兵の手伝いも したらしい。 軍医(Surgeon) 特殊技能者なんで、軍医の待遇は艦長に匹敵する。 牧師(Chaplain) 従軍牧師だけど、教官(Schoolmaster)の資格を持つ者が多く、彼らは 士官候補生の教育に当る。 主計長(Purser) 待遇は準士官。大金を扱うので、身元保証人と保証金の前納が必要だった。 航海中の費用が予算より少ないとボーナスがもらえ、超過すると差額を 弁償させられた。だから全員がケチだと思って間違いない。 司厨長(Cook) 役割は今と同じ。
66 :
名無し三等兵 :02/06/16 13:14
H.M.S.Victoryって今も現役扱いなんだっけ?
>63 たしか、そのような経緯だったと思います。 >66 軍艦旗が掲揚されているので、現役の戦列艦だと思います。 でも、一度は朽ち果てかけていたと言う話も聞いた事があるので、 ネルソン提督が亡くなった当時のままという状態では無いと思いますが。
68 :
名無し三等兵 :02/06/16 17:44
69 :
名無し三等兵 :02/06/16 20:47
>>66 ポーツマス管区司令官の名目上の旗艦の地位にあり、司令官の将旗をへんぽん
とひるがえしてれっきとした現役艦扱いです(手元資料が78年の本なもので
多少古いんで軍政上の改定があればかわってるかもですが)。
んじゃ、ビクトリーって、今でも海に出て大砲ぶっ放せたりできるの?
>70 コンステチューションは今でも海に出て大砲ぶっ放せたりしますた。
コンスティチュ-ションと違って自航能力はもうないようです。なんせ ポーツマス軍港第2乾ドックに固定され、かつての砲門から日々観光客 を招いて余生をおくっとりますんで。「現役」に戻る事はできないが、 「現役扱い」ではあるという状態のようです。ハイ。
73 :
Quarter-Master :02/06/17 00:54
>>68 備砲74門の戦列艦って、とにかく手頃でそこそこ強力で、割安で建造できたから
数が揃ったみたいね。ザ・セブンティフォーと言えば、この艦種をさすくらいだから。
でも排水量で言えば1700から1800トンで、全長は60mそこそこの船に600から700人
が乗せられているのは、居住環境の劣悪さを暗示してるとオモフ。
74 :
Quarter-Master :02/06/17 01:05
帆船の海軍の頃の戦法で、やたらとカコヨイのがFireShip(焼討ち船)。 6級艦や老巧艦に火を付けて、敵の陣営に突っ込ます。 集団で錨泊してたり、密集した戦列を組んでいる相手には効果があったらしい。 でも焼討ち船の乗組員は、余程優秀な人材じゃないとダメだったみたい。 確実に戦果の得られる位置まで進路を維持し、敵の間近で火を付けて脱出する のは、特別に勇気と判断力が必要だったとか。
76 :
Quarter-Master :02/06/17 01:09
>>75 ゴメソ、
>艦長(Captain):スループやコルヴェットなどの小型艦の艦長
は
>艦長(Commander):スループやコルヴェットなどの小型艦の艦長
の間違いよ。
77 :
名無し三等兵 :02/06/17 02:10
>>44 帆船時代のアメリカもってますよ。
何回引越ししてもこの本は持ってくほうのリストにはいってたなあ。
ちなみにジョン・ポール・ジョーンズとホーンブロワー好きという
浅いやつです。
備砲数十門に葡萄弾装填して「なぎ払え!」とかやってみたい…ハァハァ
>>78 それができるのがシミュレーションゲームの醍醐味で、アバロンヒルの
Wooden Ship & Iron Menがこの分野ではピカイチの人気だったわけだす
(ひつこく勧誘)。
葡萄弾詰めると射程が短くなるので、相手の動きや風を読み違えると
敵艦から一方的にアウトレンジくらうという恐ろしい罠。
>79 ソロプレイがしにくいゲームでしたね、、、 (漏れの周囲には、やってくれる人がいなかったんです、、、、)
持ってたけどボードシミュレーションをやってくれる同志自体が少ない&その 同志でさえ帆船モノは守備範囲外でプレイできず。 帆船モノといやあEnemy in sightだったか?カードゲームもありやしたが、こ れも同じ運命、、。(泣)
82 :
名無し三等兵 :02/06/17 12:03
鉄道路線・車両板にこんなレスがあったんですけど本当ですか? 赤って色は興奮作用があって落ち着かないそうなので、もしこの話が本当だと するなら、さぞ船員は大変だったと思うのですがどうでしょうか?? 530 名前:名無し野電車区 投稿日:02/06/15 11:30 ID:5+g6cQJX 帆船時代の英国軍艦の船内は真っ赤に塗られていた。 人肉が吹っ飛んでも目立たないから。
そう言うときは懐かしのパソゲー「パイレーツ」。 バカゲーと名作シミュレーションの稜線を突っ走る男の海賊ゲーム。 総督の娘をたぶらかしてケコーン。男なら最後はベッドの上で死のう!なゲーム。 アクション風の海戦シーンとか敵の船長とガチンコとか、今やっても燃える。
85 :
バウチェイサー萌え :02/06/17 13:39
フォークランド紛争の際に、出撃する英国艦隊の向こうにビクトリー号が 映ってました。なんだか艦隊を無言で見送っているようで、ちょっと感動 した覚えがあります。
86 :
バウチェイサー萌え :02/06/17 13:45
>>82 さらに戦闘準備の一環として、血糊で脚が滑らないよう、甲板に砂をまく、 てのも、小説ではよくでてきますね。 火薬で打ち出された鉄の塊が、木製の舷側をぶち抜き、無数の木片と共に 艦内に飛び込んでくるわけですから、あまり想像したくない状態であった ことは確かかと。
現在のビクトリーの船内写真だと、黄色や白色に塗られているようですが 戦時は赤だったんですか? なんか、無駄に金がかかりそうな気もしますが。
>>82 後で黒くなるから思いっきり目立ちそうな気が・・・
89 :
名無し三等兵 :02/06/17 21:14
どんとくらいふぉーみーあるじぇんてぃーな。。。
海老板…
戦列艦のカコイイAAキボンヌ
>>82 手持ちで唯一のカラーの資料「輪切り図鑑 大帆船」でも壁が赤に
塗られていました。
>>87 艦の内外装は艦長の自腹なので、艦長も簡単に赤一色ですませてしまうの
ではないかと。
Wooden Ships & Iron Menは、帆船小説ファンを巻き込めば、結構はまる人 は多いと思うけどね。ただ、「私は帆船小説ファンです」って名乗って歩いて る人はいないからなあ。ボライソーシリーズ新刊なんか、書店で平積みに なってもすぐなくなっちゃうんで、根強いファンは多いと思うのだが。 WSIMのルールはかなりユニークなんで、SLGファンだろうが初めてだろうが 覚える手間はあまり変わらないし、むしろ帆船の戦いになじんでいる人の方が WWIIや現代戦しか興味ないゲーマーより適性があると思われ。
>>89 エビータ ペロニズム
フォークランドは帆船の時代にイギリス領有ということになったのでしたっけ?
今晩は、ラム酒の一気飲みじゃ!
97 :
名無し三等兵 :02/06/18 21:50
やっぱトラップ船長だな。。。あっ! 全然関係なかった。。。。
98 :
名無し三等兵 :02/06/18 22:11
直接、本の表紙に帆船とは出ていませんが 岩波文庫の「ガレー船徒刑囚の回想」 ジャン・マルテーユ著 ISBN4-00-334731-5 がおすすめ。 著者が参戦しただけあって18世紀フランスのガレー船とイギリス帆船との戦闘が 克明に描かれています。
99 :
名無し三等兵 :02/06/19 01:46
なつかしーなー
100
>>50 コンチネンタルネイビーは大陸海軍だからアメリカ軍ではないかと…
『アラン・リューリー』シリーズではそう描写されてますた。
降伏せずに乗艦とともに沈んでいく艦長萌え
>>87 戦闘時には血まみれになるので、目立たないように赤く塗っていたそうです。
102 :
名無し三等兵 :02/06/19 19:11
うわ、恥や・・・ 鬱入ってしまう。 去年、イギリス行ったときHMSビクトリー見てきました。 工事中だったけど、ものすごく楽しかったです。 案内の人の英語をなんとか頑張って聞いたりしてました。 撮影禁止なのにこっそりデジカメで内部撮ったり。 一番印象に残っていることは、入り口に日本語の案内板があったことかも(藁 順路とかそういった程度だけど。
104 :
名無し三等兵 :02/06/20 23:42
食玩で世界の帆船シリーズとかでないかな。 「うあーまた3等戦列艦かよー」とか言って、 んで、ゲームできるの。
105 :
名無し三等兵 :02/06/21 00:54
ヒラの三等艦ならたくさんいるからええやん。ビクトリーとかサンティシマ トリニダートなんかヘンにダブった日にゃあ、、。 ええなあその妄想。フ○タはんやらへん?
いや、ここは一発「世界の帆船」シリーズに期待しようじゃないか。 1巻目こそカティサークなんて素人受けのしょうもないフネだが、 よいこにして待っていれば、きっといつかバムケッチを出してくれるに違いあるまい。
107 :
名無し三等兵 :02/06/21 01:11
≫106 しぶすぎませんか?そのチョイス。組み立て簡単で渋い系だと カッターとか。メインマストだけで横帆も少ないし。
やだいやだい、バムケッチがいいんだい! 片足ブッシュ人形付き!
ピンネースでもいい。
110 :
名無し三等兵 :02/06/21 01:33
ダウとか。
>>108 片足ブッシュたんは、ボムケッチには乗ったことがないんじゃないの?
>>106 世界の反戦は100号で一つ完成らしい.
お望みの船がでるのは何十年後やら…
113 :
名無し三等兵 :02/06/21 01:54
昔、帆船模型を作ろうかと思って伊東屋なんか見て歩いたとき(結局 作んなかったけど)、バムケッチの作例を見た覚えがある。 ちっちゃくて簡単そうだったけど見栄えがしないっす。 あの帆船模型本って、2年かけて建造するのはいいけど、途中で 出版社がつぶれたらどうなんのよ。
>>108 片足ブッシュたんはホーンブロワー(提督?)の乗艦、
三等戦列艦「ノンサッチ」の勅任艦長でなかったっけ。
バムケッチの艦長はピチピチ青年のマウンド海尉たんだったはず。
あの話でバムケッチは2隻いたような気がするけど、もう片方の
艦長は完全に失念鬱。
>>111 うん、たぶん乗ってない。で、……… ウウ……
このスレに潜伏しているバムケッチ萌えのひと、名乗り出て下さい。 ハイ。
上の方で、イギリスは船体を狙って射撃のような書き込みがあって、 それへの反論がないが、 トラファルガーのような特別な戦い以外は、普通に、帆を狙って足を止めるんじゃないの? だって、拿捕賞金の分配が出来ないし、水平線上の他の船に恨まれるだけだと思う。 砲声がしたら、マストも折れよとばかりに駆けつけると思うし。 トラファルガーだって、戦争絵画を見る限りは、マストが折れてるし、 縦射と、船体射撃は違うものだと思うが。どう?
>>116 英国海軍は船体を狙う、フランス海軍は帆を狙う、という類の話ですね。
あれはイギリス側の皮肉で、自分たちの射撃の正確さを自慢しつつ
フランス船は帆しか狙えない
(狙いが高すぎ&船体より大きい的=帆でないと命中させられない)
と皮肉ったものだという話を何処かで聞いた覚えが。
ソースは現在倉庫から発掘中。発見次第、追って報告させて頂きまする。
118 :
名無し三等兵 :02/06/21 23:28
先生たち! どうか私に世界最強のろいやるねーびーが 米国独立戦争の時、仏海軍にけちょんけちょんに敗れた理由を教えてください。
119 :
名無し三等兵 :02/06/21 23:30
海尉!118の名前を控えておけ!
120 :
名無し三等兵 :02/06/21 23:43
スターボード上手回し。 砲撃用意。
121 :
名無し三等兵 :02/06/21 23:45
艦長、凪になりました。
>>117 フランスのガレー船の記録だとイギリス船の船体後部を狙っていたとの
記述があります。
>>122 船体を狙うのが大変だというのは、波浪で自艦も上下するからでしょ。
ガレー船は、沿岸だけだろうし、荒天の時は出てこないんじゃないのかな。
つーか、ガレー船が英海軍の艦とやるのは凪の時?
穏やかな海面なら、船体を狙うのも楽だったのでは。
ガレー船は構造上、舷側が低く、かつ櫂を繰り出すための開口部も あったため、耐航性に欠けるので、外洋や荒天下では使用できませ んでした。また、イギリス艦に限らず、帆船は船体後部、もっと言 えば艦尾部は構造的にもろい上、防御も数問のスターンチェイサー かスイベルガンがあるくらいですし、さらに一大弱点とも言える操 舵装置に舵本体があります。しかも艦尾から縦射されたら艦首まで 撃ち抜かれることすらありますし、そうなるとコータ−デッキの士 官が全滅と言うこともあり得るわけで、いやまあ諸々の事情で艦尾 を敵の砲口にさらすのはタブーです。 あと、古いネタですが、ナポレオン戦争の頃の戦闘艦艇のガンデッ キ内壁が赤く塗られていたのは戦闘時の血糊を目立たなくするため だと言う説もありますね。
ガレーはもともと外洋での運用は考えられてなかったからね
126 :
名無し三等兵 :02/06/22 01:10
スレ違いかもしれないけど帆船物の映画で「戦艦デファイアント号の反乱」が良かったよ。 アレック・ギネス艦長の指揮する英軍フリゲートの話で、船員の強制徴兵やフランス艦との砲撃、切り込み戦。 冷酷な副長(ダーク・ボガード)のせいで起こる反乱。 仏軍の焼き討ち船による攻撃など迫力もあるしストーリーも良かった。 だいぶ前にTV放映されたんだが、もう一度放映しないかな・・・・
そう言えば60年代には帆船ものの映画ってのもけっこうあったよね。バート・ランカスターやビクター・マチュアなんかが主演でね。最近ではジーナ・デービスが当時の旦那と撮ったカットスロートアイランドくらいしかないもんな。
128 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/22 11:03
まあ火打ち石式と火打石式で無い大砲の有効射程の差は どの程度に成る訳なのだろうか (揺れの大きい小型艦や悪天候時には射程の差は更に拡大する訳だろうか)
>>128 猊下、発火装置は前装填式大砲の射程にはほとんど影響しないはずです。
18世紀の、火打ち石発火装置を備えた大砲でも、不発に備えて
火縄を準備しておりました。
当時、一番射程があったのは英国工廠製の長砲身9ポンド砲だったと聞きます。
(これに関しては出典がホーンブロワーなので確実とは言い切れませんが
信用は出来るではないかと)
>>129 ロングナインでの長距離砲撃、カッコイイー
131 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/22 11:38
132 :
名無し三等兵 :02/06/22 11:59
火縄式と言っても燃え尽きるまで待ってたわけじゃなし、 発射のタイミングはコントロールできたでしょう。
つーか、火縄式の撃発の仕組みを知らないんじゃない?
134 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/22 12:29
しかしそうすると上のHPのトラファルガーの解説と言うのは 誤りである訳なのだろうか
135 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/22 12:51
まあ敵のマスト・索具を破壊して 動けなく成った敵の死角に回り込んで一方的に攻撃すると言う方向も有るだろうが (敵に同様の戦術を取られるのを避ける為にガレー船でも使用すると言う 方向も有るだろうが)
136 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/22 12:56
しかしマスト・索具への鎖弾の命中率・有効射程は 船体射撃より下回る可能性と言うのも有る訳だろうか
137 :
名無し三等兵 :02/06/22 13:01
>135 動けなく(もしくは鈍く)なったら、接舷・切り込みするのが 当時の戦術ではないっすか?
138 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/22 13:05
上まあ敵が余程大きなダメージでも負わない限り 或いは味方の兵士の物量が無い限り接舷は自殺行為だろうし 兵士が同等程度の場合索具とマストを破壊したのみでは 接舷しても勝てる保証は無いのではないのか (矢張り敵のマスト・索具を破壊した後死角から砲撃し十分船体にダメージを与えてから 船や人質・金品を捕獲する為等に突入すると言う方向だろうか)
>>138 当時の普通の戦術ですが(接舷戦での切り込み)別に自殺行為ではありません。
先生!やはりこのスレは帆船について語る以上、 モニターやメリマックはご法度でありますか?
141 :
トラファルガー :02/06/22 13:13
ビビアン・リー、ローレンス・オリビエ主演の「美女ありき」も良かった。
>>140 武装が前装砲なのでヨシ!としたいところではありますが>モニター・メリマック
143 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/22 13:17
>当時の普通の戦術ですが(接舷戦での切り込み)別に自殺行為ではありません。 まあ只接舷時にネルソンが射殺されている訳だろうし 兵士の物量が多く共リスクが有る場合も有る訳だろうが (矢張り兵士数が敵2・味方1等の場合等は突入等はせず ドレーク等の様に砲撃でのアウトレンジに徹するのではないのか) まあ只物量が無い場合でも敵の旗艦付近に味方船舶を集中させ 他の敵が集結する前に兵士を突入させ 旗艦を早期に制圧すると言う戦法も有る訳だろうが (アウトレンジ戦法に徹していては旗艦を砲撃している最中に 多数の敵が集結し旗艦を仕留められなく成る危険も有る訳だろうが)
144 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/22 13:25
まあトラファルガー等も完全に旗艦のみを狙って奇襲を掛けた様な物だろうし 敵の縦隊中央の旗艦に横から縦隊で突入し(まあ縦射を受けダメージが倍加する等のリスクも有ったかも知れないが) 白兵戦で縦隊前後の艦が中央に移動する前に旗艦に兵士を集中させ殲滅し 敵の指揮能力と士気を奪ったと言う事だろうか
某研究者は過去の事は何も知らない事がわかりましたので、 やはり未来兵器について騙ってください。
146 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/22 13:33
まあアウトレンジに徹するのも敵艦の大砲の射程が長ければ困難だろうし ドレークの様な戦法はトラファルガーでは行い得なかったと言う事だろうか (まあ仏艦の射程は火打石式の大砲を装備する英の艦艇よりは短いだろうが アウトレンジ戦法で敵を全て殲滅するより先に旗艦を奇襲で殲滅した方が早いと見たのか 或いはアウトレンジ戦法を恐れた仏艦の突入を警戒しての物だろうか (しかし仏艦の速力はどうなのだろうか))
>>131 火縄式発火の大砲が発射を(斉射を)コントロールできないのは、
第2斉射以降、船内の砲列が発射後の硝煙で煙幕をかけられたようになるため
(これは当然フリントロック式でも同じですが)
砲弾薬装填、発火薬用意、照準が整ったあと、点火孔に長い棒の先に付いた
火縄を押しつけるのが難しいためだという説もありました。
フリントロック式の場合は、上記の装填、発火装置準備をすませた後、
撃発用の導索(ひも)を引っ張るだけなので、砲術長の合図に合わせての
斉射がやりやすかった、ということらしいです。
それでもけっこう不発があるので、火縄の準備は欠かせなかったようですが。
148 :
名無し三等兵 :02/06/22 13:36
帆船時代は極端に衛生状況が悪く。 乗員の6割が死んでしまったこともあったらしい。
つーか、某研猊下は自分のスレでやってください お願いします
150 :
名無し三等兵 :02/06/22 13:39
フリントだろうがマッチロックだろうが斉射は困難だよ
151 :
名無し三等兵 :02/06/22 13:42
トラファルガーの海戦が奇襲だという説は初めて聞いた。
152 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/22 13:49
>トラファルガーの海戦が奇襲だという説は初めて聞いた。 まあ先に旗艦を集中攻撃すると言う敵の意図を把握出来なかったと言う意味では 奇襲共言える訳だろうか
153 :
名無し三等兵 :02/06/22 13:52
>>152 攻撃側の意図を把握できなかった=奇襲なら、日本海海戦も奇襲になるな。(藁
単に相手の指揮官がヘタレだっただけで奇襲でも何でもない。
154 :
名無し三等兵 :02/06/22 13:54
オマエラこれ以上某研さんを叩いたらどうなるかわかってんだろうな!!
そろそろ信者がやってきてスレが荒れる予感
>>153 頼むから放置して
言いたいこと言ったら勝手に消えるんだから
156 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/22 13:59
まあしかし英がトラファルガーで負けておれば 大英帝国が大仏帝国に成っていたと言う様な事は 無い訳なのだろうか (まあ只大仏帝国も米に勝てたかは疑問も有る訳だろうが)
157 :
名無し三等兵 :02/06/22 14:05
>>156 あるわけねぇだろ。
陸じゃロシアに負けるんだから。
>>153 ド・ヴィルヌーブ提督がヘタレ? うーん。
たしかにアブキールでも負けてたけどさ。
革命でボロボロになったフランス海軍+芸術的に腐ったスペイン海軍の
寄せ集め艦隊で、完全優勢のイギリス海軍に勝つのは最初から不可能だ。
提督個人の才覚でどうこうなる問題ではないと思うぞ。
>>155 もしかして漏れ、儲?(w
159 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/22 14:14
そうすると逆に英の旗艦を集中攻撃するのでも無ければ勝算は無いかも知れぬが まあどうやら港に逃げようとしていた所を捕捉されやられたとの事だが(苦笑 (逃げたのは仏艦隊の目的地は英では無くナポリである訳で 此所で無用な損害を避ける為と言うより単純に勝ち目が無いと見ての事だろうか(笑)
160 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/22 14:16
>陸じゃロシアに負けるんだから。 ロシア等対英貿易が無ければ壊滅するとの意見も有る訳だろうし 先に米国や英国の植民地を確保して後で始末すれば良いとの意見も有る訳だろうが
161 :
Quarter-Master :02/06/22 14:48
「アウトレンジ」ってなんかカロネード砲を重用するイギリス海軍と相容れない 戦法だと思えるんだけどねえ。 なんせあの大砲、水平射撃(実質それしか使えないけど)の有効射程が68ポンドで360m、 12ポンドクラスでは180mしかないし、普通は100m以下の射撃で使用してる。 一方でキャノンやカリヴァリンが長射程だったかというと、仰角かけての有効射程 2000mとかいう話も伝わってるけど、実際はこれも水平射撃にしか使えなくて、 この場合の射程は500m以下になるでしょ。 実際砲撃が始まると砲煙で信号旗も見えなくなるというのに、アウトレンジなんて 絵に描いた餅では?
近代の艦隊戦と同列で論じるのは問題あり。 船体をばんばん撃って、沈没でもしたら大変。鹵獲出来たであろう船の賞金がパー。 戦闘終了は、「降伏」ありきであって、殲滅では無い。
163 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/22 14:56
>「アウトレンジ」ってなんかカロネード砲を重用するイギリス海軍と相容れない >戦法だと思えるんだけどねえ。 まあ無敵艦隊壊滅時はアウトレンジ戦法主体だったと思うが カロネードは近接戦用の砲であるし白兵戦を前提とした砲である訳だろうか (故にトラファルガー時の英軍は白兵戦を重視していたと言う事なのか) >実際はこれも水平射撃にしか使えなくて、 >この場合の射程は500m以下になるでしょ。 まあ只仏艦艇の砲は更に射程が短いならアウトレンジは可能ではないのか
164 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/22 14:58
>船体をばんばん撃って、沈没でもしたら大変。 まあ故に味方の兵士の数が多い場合は 殆ど砲は撃たずに兵士を突入させたと言う事も有った訳なのだろうか
>>163 >(故にトラファルガー時の英軍は白兵戦を重視していたと言う事なのか)
逆だと思われます。
水兵が不足していたフランス海軍は、多数の陸兵を戦列艦に乗り込ませ
銃兵として活用するつもりでした。
(カルタゴ海軍を破った、古代ローマ海軍の切り込み戦術のようなものでしょうか)
(奇しくもその陸兵の放った銃弾でネルソンは倒されたと言われていますが)
故にネルソンら英国指揮官も、接舷戦闘になる前に、なるべく砲火力で敵艦の
戦闘能力を、特に兵員を殺傷し白兵能力を削ぐことを考えていたでしょう。
実際、拿捕したフランス、スペイン艦の損害は凄まじく、その後の悪天候も
あってかなりの数の拿捕艦が失われてしまっています。
166 :
名無し三等兵 :02/06/22 15:17
以前にどこぞのスレで、潜水艦の初期に、帆走潜水艦という訳のわからないものが計画 された、って読んだ事があるんだけど、ホント?
167 :
名無し三等兵 :02/06/22 15:18
>まあ只仏艦艇の砲は更に射程が短いならアウトレンジは可能ではないのか 実用上の射程なんだから変わらんだろ。照準器が今の小銃 に付いてる奴よりナニでグルーピングは笑えるくらいなんだ から、動いてる的に動いてる(揺れてる)甲板から撃って500 mで当たる方が奇跡。 確実に当たる距離(100m)で威力の大きい砲(カロネード )を使った方が得。
しかしカロネードは英国海軍しか持っていないし完成は18世紀末という罠。 無敵艦隊とドレイクの時代には、ちゃんとした鋳造・鍛造の大砲の装備が 進んでいたのはイギリス船のほうだった。スペインの船は搭載火器こそ 数が多いが、ほとんどは旧式で小型の砲ばかりで、マスケット銃程度の ものまで砲として数えていた可能性がある(当時で100門艦とか)。 だからこそ、イギリス海軍はアウトレンジで戦えたし、逆にそれ以外、 艦船の数や乗組員と兵士の数で劣るイギリス海軍がスペイン海軍に勝つ 方法はなかった。 (戦いの後半には、イギリス海軍は砲弾の不足で戦闘自体が難しくなる) そして無敵艦隊を壊滅させたのは、イギリス海軍の砲ではなく悪天候と 外界の荒波、無謀な航海そのものだった。
169 :
名無し三等兵 :02/06/22 15:29
>>166 ??
それって第一次大戦の頃に、通商破壊の潜水艦がテキトーな帆を立てて
ヨットに艤装して〜、って言うのじゃなかったですか?
>166 どっかで帆立貝みたいな帆をつけた潜水艦の絵見たことあるな。 でも帆のほかにも人力でクランク回すスクリューも付いてたかも。
もしかしてハンレー号?
172 :
名無し三等兵 :02/06/22 15:40
佐藤大輔御大も作品を載せてるアンソロジー「宇宙への帰還」収録作品 「ハウザーモンキー」ご存知の方、いますか? 宇宙空間で帆船の海戦やらかす吉岡平のセンスに藁。
ハンレー号だったっけ? あとノーチラス号ってのあったような気がする。
しかし、ワールドカップ見てて笑ったのは、スペインチームのことを無敵 艦隊て言うてるとこがあったんよね。おいおいスペインが無敵だったのっ て、何百年前のことやねんてね。しかしそうなると日本に負けたロシアは バルチック艦隊で、最初は強かったけど、最後息切れした日本は連合艦隊 になんのかな。
↑ものすごい馬鹿発見。
177 :
Quarter-Master :02/06/22 16:33
>>168 >しかしカロネードは英国海軍しか持っていないし完成は18世紀末という罠。
カロネードはフランス海軍も使っていたんだよね。ナポレオン戦争当時のフランス海軍の
戦列艦は、補助砲としてカロネードを多く搭載しているからね。
ただ最も愛用したのはイギリス海軍。なんせ開発元のカロン製鉄がスコットランドにあっただけにね。
カロネード砲、キャノン砲、カリヴァリン砲の構造上の違い、 および、その構造の差が、性能・効果に及ぼした影響、というのは なんなのでしょうか?
179 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/22 19:13
まあ砲弾が命中した場合甲板上と船内では どちらが乗員のダメージが大きく成る訳だろうか
なんか
>>176 の↑俺に向いているようで嫌だなぁ。
で、帆船時代の装備(っていうか仕様)でありながら、
艦尾のスターンウォークってかなり後世まで残ったね。
大艦巨砲弩級戦艦時代になっても、あれを見るとなんだか和む。
181 :
名無し三等兵 :02/06/22 20:23
三笠にもついてたしー
カロネード砲はいわばライフル銃に対するショットガンみたいなもの。 軽構造、短銃身、大口径やからね。ちなみにナポレオン時代には英仏共 に使用してたよ。キャノン砲とカルバリン砲は、現在で言うところの榴 弾砲とカノン砲に近いんやないかな。もっとこまかな分類はあるとして、 一般的な艦砲がカノンで、それに対して比較的小口径で長砲身のものが カルバリン砲てのがわかりやすいのではないかな。舷側砲はカノンとカ ロネード、艦首尾のチェイサーにカルバリンて感じ。ちなみに野砲はど っちか言うとカルバリンの系譜に属するみたいやね。
>>180 WW2にはいってもカウンティー級重巡あたりでは艦により残してたりしますた。
>182 =ゆうじん殿 わかりやすい説明、ありがとうございます。 > ちなみに野砲はどっちか言うとカルバリンの系譜に属するみたいやね。 カルバリンに近いものが、 どうして、 陸ではカノンとか、ハウザーになってしまったのでしょう? まったく別々に進化して、交流とか、あまりなかったのでしょうか?
カロネード砲とカノン砲の関係は、ショットガンと小銃に近いんやない かな。軽構造、軽量、大口径、短砲身、短射程てとこでね。ちなみに1 8世紀末にはフランスでも採用してましたよ。カロネードと呼んだかど うかは知りませんが、同種の火砲を戦列艦などに搭載していたようです。 カルバリン砲とカノン砲は今日におけるカノン砲と榴弾砲。カノン砲に 対して比較的小口径で長砲身の艦砲を一般にカルバリンに分類したみた いですね(もっと細かい分類はあるみたいやけどね)。ですから舷側砲 がカノンとカロネード、艦首尾のチェイサ−がカルバリンと言う構成が 普通のようです。
>>180 スターン・ウォークって、イギリス戦艦が一番しぶとく最後まで
付けていたような気がする。
やっぱり、英海軍の提督はあそこをお散歩するのが好きだったのか。(w
187 :
名無し三等兵 :02/06/22 22:15
このスレ、186まで来ても初代コンスティチューションが出てこないという罠。
>>187 >>71 で、ちょこっと出ている罠
つーか、みんな、ロイヤルネイビーが勝つ話が好きだから。(w
189 :
名無し三等兵 :02/06/22 22:28
葡萄弾って一粒がどれくらいの大きさですか?
190 :
118の残骸です :02/06/22 22:31
>187 そ、それはこのスレにジョンブル供が巣くっているからです。 大体、ビンボーくさい海賊上がりしかいない、蘭海軍をうらやましげに 指くわえて見ていた連中のクセ・・・・・ぐはあ!ぐはっ!::
すまんのう。 自分はどこの海軍も結構好きな八方美人ヤローなのだが、 ヤパーリ帆船時代の資料と言うと英国関係が圧倒的なもので・・・。 逆に19C前期陸軍関係と言えばフランスものになってしまう様なもんですな。
デロイテルについて 語って百濟さい こ一時間。 切り込み戦ってハッチを閉ざして釘打ち付けたら勝ちですか?
193 :
名無し三等兵 :02/06/22 23:18
>>192 それってやっても単に塹壕戦みたいな膠着状態に陥るだけなんでは・・・・・・。
下側だから煙とかでも燻せなさそうだし、しばらくしたらノコギリで
ギーコギーコ甲板に穴開けて出てきそうだし・・・・・・・。
>>193 帆船は、それやられると終わりだよ。
繰艦自体は、下は関係ないし。
ガタガタ言うようなら、火を付けて逃げちゃう。(w
195 :
名無し三等兵 :02/06/22 23:28
>>194 ヒデエ!でもそうだよな。汽走じゃないんだから下は関係ないよな。
上はカチカチ山。下はビルジ、、。凄いヒサンだな、、。
葡萄弾(グレープショット)は通常小弾9個がワンショットです。例えば 18ポンド砲なら18÷9=2。ただし実質弾(ラウンドショット)と同 じ重さでは砲身が破損する恐れがあるので、やや重量を減らして1.5ポン ドを9個。24ポンド砲なら2ポンドを9個といった具合に梱包して使用 しました。
陸奥と長門にもスターンウオーク付いてたよ。
199 :
名無し三等兵 :02/06/23 01:25
比叡にもスタンウォークが付いていましたが スタンウォークってどんな役割があったんでしょうか。 スタンウォークが付いた軍艦は全て後に 改装時にスタンウォークを撤去されましたが
16世紀くらいの地中海ヴェネツィア・ガレー船に萌えな私は ココでは部外者でしょうか
ガレー船はくちゃいからイヤ。
いや、普通の帆船も充分に臭いと思う。
>170 それはノーチラス号、戦闘の際は曳航機雷を魚雷の様にぶつけて使う。 敵船に近づくまでは帆を使い、機雷を使う時は下をくぐるので手動で スクリューを回す。軍の実験では成功したらしいけれど、正式採用は 見送られたそうな。
>>200 ,203
ガレアッツァもやっぱ臭いんかな?ベネツィア艦は斬り込み用に
こぎ手まで自由市民だから衛生状態とかあまり酷くないんじゃな
いかいなと思ったりもしますが、、。
>>206 ガレー船の漕ぎ手は、基本的に奴隷だよ。
208 :
現役SE>207 :02/06/23 10:10
基本はそうだけどベネチア共和国は市民が漕いでいたという話を読んだ覚えがある 奴隷に漕がせるのと志願者とでは一長一短だそうな 奴隷の場合は漕艇要員とは別に戦闘要員が必要でその上に奴隷監視要員も必要なので 乗組員のうち実際に戦闘に参加できる人間の数が少ないのに比べ 市民が漕ぐ場合は全ての乗組員を戦闘員として投入できるという事であった 例えば五百人乗りのガレー船で接舷されて斬り込み戦になったら 奴隷が漕ぐガレー船なら半分の2〜300人程度しか戦えないけど 市民が漕ぐガレー船なら500人全員が武器をもって応戦できるという事です。 とはいえ人間つらいのはいやなので市民が漕ぐというのは廃れていったらしいです。
ドン・キホーテのセルバンデスもそうやったねえ。
ビースティの大帆船はCD-ROMもあったです。 私のは人に貸してそのままでしたが・・・ 今でもアキバのショップにいくとたまに見かけますね。
211 :
名無し三等兵 :02/06/23 10:23
塩野七生『海の都の物語』によれば、ベネチアのガレー船は基本的に 市民が漕いでいた。 レパントの海戦なんかでもそうみたい、元が小説なのでどのぐらいの信憑性が あるのかはよくわからない。
212 :
名無し三等兵 :02/06/23 12:54
古代アテネの軍船も市民が漕いでいたと世界史で習ったけど違ったけ?
>212 漕いでいました。 ただし、アテナイの場合には、漕いでいたのは、重装歩兵としての武装を 自弁できない市民、つまり、無産層の市民でした。
214 :
名無し三等兵 :02/06/23 13:13
ガレー船をこぐのがそこで死ぬまでこぎ続ける奴隷だったのは、歴史的背景 と言うよりその国の考え方だったようだ。 「ベン・ハー」は奴隷がこぐガレー船だったね。これって信憑性はあるの?
215 :
塔昇礼?@字あってる? :02/06/23 13:41
おい! このスレの商船大出身者、どの位居やがる。 >50 お前怪しいぞ。
216 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/23 13:47
まあしかし巨大なロケット花火の様な物を小型船に取り付けて ミサイルの様な物は作れない訳なのか (誘導は人間が舵で行い命中直前に離脱だろうか)
>>216 そういう水上花火、ありましたね。懐かしい。
それはそうと某研閣下、飛ばしすぎです。
219 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/23 14:50
>そういう水上花火、ありましたね。懐かしい。 まあしかし其の種の花火は過去にも存在した訳なのだろうか 流石にロケットを利用した魚雷迄は無かったと言う事か
花火どころかナポレオン時代のイギリス軍には ロケット部隊がいたような。
221 :
名無し三等兵 :02/06/23 15:40
最近興味もちはじめてボライソーとか読んでる。 おもしろいんだが、武器はともかくも操艦とかの用語からして全然わからん。 なんかいい本・HPないかなぁ。 とりあえず 「横浜港国際帆船まつり」行って実物帆船を見てくるつもりだが。
222 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/06/23 16:32
>花火どころかナポレオン時代のイギリス軍には >ロケット部隊がいたような。 まあしかし艦艇にロケット砲が搭載された例は 有る訳なのだろうか
223 :
名無し三等兵 :02/06/23 17:24
>>221 gooleでもInfoseekでもなんでもいいからさ、ホーンブロワーかボライソーで
検索してみな。
硬軟取りそろえて驚くほどあるYO。とりあえずHPのマスタが1年以上不在の
ままでいまだに盛り上がっている帆×亭に行ってみるこったね。そこが入り口に
なるかナ。
>222 無理です。萌えてしまいます。 否、燃えてしまいます。
>>39 戦争が勃発した時には戦列艦が作られて、平時にはフリゲート艦が作られる傾向にあると思う。
だから植民地での通商破壊作戦にはフリゲート艦が、艦隊決戦には戦列艦が向いているんじゃないかな?
という事で
>>41 と同意見。
226 :
Quarter-Master :02/06/23 19:34
>>222 ナポレオン戦争からずっと後の時代、薩英戦争の時のイギリス海軍は
艦載ロケット砲で、鹿児島の前の浜一体の海岸集落を焼き払うという戦法を
採用していたという記述を読んだ事あるんよ。
ロケットは勿論コングリーブ。
>>223 ありがと。
マイナーかと思ってたけど、けっこうすごいのね.. (^^;
勉強します。
戦列艦は18ポンド砲とかの短距離重砲がメインだけど フリゲート艦は9ポンドとかの中長距離砲がメインなんで 単純に砲門数で比較するのはいかがかと 36門艦が3隻でも100門艦1隻の火力にはかなわないでよ
>>199 遅レスになってしまったが、stern walkは艦尾遊歩道の直訳の如く、艦長室のバルコニーのようなもの。
なんでそんなもの?と思うかもしれないが、
帆船時代の艦長は、まさに絶対君主の如き存在で、艦長室も豪勢を極めていた。
で、帆船時代には艦長は舵の近くに寝泊りするという伝統があり、艦長室は艦尾に設けられていた。
汽走時代になると、舵室は操艦に便利なように前部へと移動するが、艦長室は艦尾に残った。
結局スターン・ウォークがなくなるのは、20世紀中盤になって軍艦の急激な高速化に際し邪魔になった為。
スターン・ウォークを「古き良き時代の名残」と称するのも、そんな歴史からです。
でも、廃止に反対の声ってなかったのかね?
全汽走になって不用になったマストを短縮する際には、現場から猛反対があったそうだ。
艦の見てくれが悪くなるからって。
>>228 え、戦列艦の第三砲列って32ポンド砲とかつかってなかったっけ?
ロケットの(軍艦からの)運用は、ナポレオン戦争の頃には存在したようです。 ボムケッチと同様に対地攻撃用の艦艇として運用されたようで。 ポーンブローワーでも「セーヌ湾の反乱」の巻頭で、セントヴィンセント伯爵が ロケット艦を使用しても良い。コングリーブももう一度使用されるのを 望んでいる。ってポーンブローワーに言うシーンが出てきます。 >Quarter-Masterさん 鹿児島へのロケット攻撃は、Ernest Satoh(綴りはこれでいいんかな?)の A Diplomat in Japanに記述が出てました。著者は砲撃を加えた戦隊に所属 していたコルベットに乗艦して観戦してますが、薩摩側の砲撃はヘタレだった ようであんまり損害を与えてないですね。艦長二人を戦死させたのが殊勲ですけど。 ところで、下関砲撃には48門搭載の二層艦が参加してるみたいですが、帆走軍艦 の知識がナポレオン戦争で止まってる私としては、どんなシロモノなのか想像が つかないんですが。どなたか知ってますか?
>>228 ずっと前のカキコへのRESと思われるが、だれも単純に門数で比較は
してないよ。1:3で戦ったら1の方はボコボコ縦射を受ける。
フリゲートの縦射とはいえ数を食らうとつらい。
そこまで持ち込めなかったら、それはフリゲート艦隊の無能ということ。
> stern walkは艦尾遊歩道の直訳の如く、艦長室のバルコニーのようなもの。 > 艦長室は艦尾に設けられていた。 帆船の場合、船尾の方が風上になることが多いので、 船内の悪臭から逃れやすい、という話をなんかでみた。
艦尾からメインデッキ全体を見通した方が指揮しやすい、反乱の際に 居住区を防御しやすい、操舵装置そのものが艦尾にあるなど、メリッ トも大きいんでしょうが、それ以前に西洋帆船の発達の歴史を考えれ ば、艦尾部に士官居住区があるのはむしろ必然なのでは?
日本にも焙火矢と言うロケットが有り、戦国時代から江戸時代にかけて開発は 進んでいた様ですが、やはりこの分野は中国こそメッカでしょう。遡れば元寇の 時代から組織的に運用していた訳ですし。
236 :
名無し三等兵 :02/06/24 21:00
焙火矢?なんて読むの?
ホウヒヤ、主に大筒(大砲)や抱え大筒(歩兵用の小型の大砲)から撃つロケット弾。
238 :
名無し三等兵 :02/06/24 23:10
>>231 どの
勉強方法は色々あるけれど、最近文庫で出た「生麦事件」がおすすめかな。
吉村昭節は人により好き嫌いがあるようだけど、内容はなかなか研究されてるようだね。
>>237 炮録火矢(ほうろくびや)のことかい?
239 :
名無し三等兵 :02/06/24 23:14
>>232 >1:3で戦ったら1の方はボコボコ縦射を受ける。
おいおい、戦列艦とフリゲート艦では船の構造が違う。
フリゲート艦がいくら斉射を喰らわしても、よほど当たり所が良くなければ戦列艦
を圧倒することはできないだろ?
もし艦長の力量と乗組員の技量が同程度だったら、フリゲート艦1隻沈没、2隻
大破・拿捕、戦列艦中破、ってところじゃないか?
240 :
名無し三等兵 :02/06/24 23:22
>>228 >戦列艦は18ポンド砲とかの短距離重砲がメインだけど
>フリゲート艦は9ポンドとかの中長距離砲がメインなんで
短距離砲? カロネード方のことならガイシュツだけどフリゲート艦にも
乗っていたよね?
戦列艦に乗っていた追撃砲の18ポンド砲、有名なロング・ナイン(全長9フィート)
ってやつで、3海里先までとばせるんじゃなかったっけ?
そりゃ無理でしょ。当時の艦砲は、迎角をつけて3000?。、水平 射撃なら300?。程度ってのが限界ってどこかで見た覚えがあるよ。どっちにしても、当たらないと意味がないわけで。火薬の粒子が揃 ってない上、弾丸の精度も低かった当時は、最大射程ってのはあん まり意味のない数字ではあるわな。
そう言えばアメリカ国歌にもロケット弾が飛んできて・・てな描写が有りますわな。 And the rockets' red glare, 真っ赤に燃えるロケット弾と the bombs bursting in air, 炸裂する爆弾の降り止まぬ夜 Gave proof thro' the night 我らの旗は身じろぎもせず that our flag was still there. あの場所にはためいていた
>>239 >もし艦長の力量と乗組員の技量が同程度だったら、フリゲート艦1隻沈没、2隻
>大破・拿捕、戦列艦中破、ってところじゃないか?
私もそう思います。
フリゲートは18ポンド砲までしか積めませんが、戦列艦は32ポンド砲を
積むことができます。その圧倒的な火力で、1隻はたちまち戦闘不能になるのでは。
フリゲートは、戦列艦に近づかなければダメージを与えられず、かといって近づけば切り込まれるか
砲撃されてしまいどうしようもなくなってしまいます。
一方的に縦射できるかといえば、戦列艦も相手の動きを読んでくるわけで、味方の艦が前に居れば撃てないし、
複雑な操船をすれば味方同士で衝突や裏帆を打つリスクもあります。射界も狭くて3隻同時には撃てないわけで、
各個撃破されてしまうのでは。
>238さん 「生麦事件」では薩英戦争の場面はどう描かれてるんですか? 刊行されてから 2ヶ月ぐらい?だから何処の本屋にも置いてあるでしょうけど。 今、A Diplomat in Japanの該当個所を読み返してみたんですが、旗艦の Euryalusが球形榴弾を受けて旗艦艦長が戦死した他、commanderを含めて 全戦闘期間中に全部で12名の戦死者を出したと書かれてます。 (このcommanderは艦長ではありませんでした。訂正です) また、台場の真前でRacehorceが1時間程座礁していたそうですが、この間損害は 出なかったそうですし、その救援に向かったpaddle-sloopのArgus(Satowが 乗っていた艦)も戦闘中に3発命中弾を食ったただけで済んだので 薩摩ヘタレの印象を受けたんですが。 しかし、「ポーンブローワー」ってナンナンダ・・
>>241 島原の乱とかではオランダ船から地上を砲撃してたような気がするけど、
そういうときには迎角つけて3000って射程が効果を発揮するってことなんで
しょうか???
246 :
名無し三等兵 :02/06/25 18:34
ホーンブロワー提督。 閣下のこと知らない奴がいますぜ・・・
247 :
名無し三等兵 :02/06/25 22:21
「艦隊引き回し鞭打ち!」 とは寛容な閣下はおっしゃらないと思われ。
とりあえず水浴びするので、そいつをポンプに着かせろ。
いや、漏れはホーンブロワー提督は知っているが、 ポーンブローワー は寡聞にして知らん。中国製か?
250 :
名無し三等兵 :02/06/25 22:45
ホーンーブーローワー?奸酷製らしいよ。
251 :
名無し三等兵 :02/06/25 23:08
Porn Blowerだと、なんだか大人のおもちゃみたいだな。
オォレイショ・オルゥロンブロアー?
>>244 どの
ともかく読んでみて下さい、というのが最も卑怯にして簡便な説明になり
ますかな。(ならないならない)
下巻の50ページあたりからが面白いですな。最新式の百十ポンドのア
ームストロング砲(射程4000ヤードの最新式施条式後装砲)が、鹿児
島湾の開戦が史上初の実戦使用で、ものの見事に欠陥砲であることを
示してしまったり、薩摩の操練を重ねた前装砲による破裂弾がユーリア
ラス号を直撃して、艦長ジョスリング大佐と副長ウィルモット中佐が指揮
を執る艦橋を破壊したり。
レースホース号は祇園洲台場正面の浅瀬で座礁したが、台場はすでに
ユーリアラス号の集中砲火で壊滅していたため危うく難を免れたとのこと。
ともかく、歴史の教科書に書いてあったような一方的な殺戮ではなく、
当時の薩摩が勝つためのありとあらゆる準備をしたこと、英国はまさか
まともな文明国が外交交渉をはなから放棄して戦う以外考えていない
などとは考えもしなかったこと、などを認識する必要がある。
その上で、ここまで考えのズレた2つの国家が力任せに激突したあげ
く、お互いの力を認めて和解した。
ともかく読んで見て下さいな。
ちなみに漏れはジェラード海尉のひそかなファンであるが、スペインの
牢獄から無事釈放されたのかな。
閣下 ここに蛙野郎がいますぜ! 早速 船を獲ってやりませう。
255 :
名無し三等兵 :02/06/26 00:09
>>252 そいつぁ、オレーショの浮気相手のおとっつぁんの呼び方かな?
256 :
名無し三等兵 :02/06/26 00:14
アイアイサーとイエスサーの違いを教えてください。 ボライソ−しか読んでないもので・・・・ ホーンブロアー手に入らなくて・・・・
>>254 >252のムシュウ・クラボーは裏帆をうってるようだな。
葡萄弾を二重装填、蛙食いを月まで吹き飛ばしてやれ。
258 :
名無し三等兵 :02/06/26 00:20
「貴様は阿呆だ!」と上官に言われたら、「イエス・サー!」と答えてぶん殴られる。 「貴様、マストに上がって二度と降りてくるな!」と上官に言われたら、 「アイ・アイ・サー!」と答えて登檣して死ぬまで見張りをする。
あーダウティ、伊勢えびのカツレツに順風を送ってくれ。
260 :
名無し三等兵 :02/06/26 00:26
サー、マヨネーズが作れません。
261 :
名無し三等兵 :02/06/26 00:33
>243 まぁフリーゲートとは言え、下手な戦列艦なみの大砲積んだ 「アイアンなんとか」 には気をつけないと…だな。
262 :
名無し三等兵 :02/06/26 00:33
わしの個人用食料はそれしかないのだ! (菊池光訳ふうに)
帆船の海戦といえばマイクロプローズのパイレーツ。 スマソ。
264 :
名無し三等兵 :02/06/26 00:35
>>261 「アイアン」の前に「オールド」をつけなくてはという罠
仕方がない、バターソースで我慢をしよう。 ・・・うぇーん、ダウティの料理うまそうだよぅ うちのカミサンとダウティを交換してくれー
>>263 ガイシュツながら、同志よ!! セント・キッツ総督の娘(;´Д`)ハァハァ
それはそうとホーンブロワースレになってしまいそうだ・・・・
やっぱりというか何というか、ボライソーネタは盛り上がらないなあ。
267 :
名無し三等兵 :02/06/26 00:42
>>266 だって、あれやると「失楽園」モードにはいっちまうだろ?
268 :
名無し三等兵 :02/06/26 00:44
そうそう、中古の女、上官の女、ライバルの女、 このパターンの繰り返しだもんなぁ。 面白いけどね。 (w
プレスギャング達に連れ去られ亭主を失い 残された子供を養う為に衣類を盗み 過酷な刑法にによって首を縊られた18歳のメアリー・ジョーンズ。 彼女の悲惨な末路と行方も知れない彼女の夫、残された子。 それらの上に立つ英帝国海軍と提督達の栄光と歴史。 正直、「チッ糞でも喰らいやがれ!」と思わぬでもない。 でも帆船の時代には萌えるんだよな。 奴隷制度のある時代を貴族の眼で見る者はいても 奴隷の眼で見る者は居ない、か。 何がなんだか自分でも分からん。
しかし、ボライソ−とのつきあいは「若き獅子の船出」1980年の1月 から24册目の「提督ボライソ−の最後」2000年の11月までなんと 20年。書く方も書く方なら読む方も読む方やね。 読みはじめたころは高校生やったわしもすっかりおっさんですわ。 ケントさんってこれを書きながら、リーマン名義でも毎年のように現代も のを出版。現役の書き手としてはもっとも多作な中に入るかもね。 ちなみに、うちにはホーンブロワ−は外伝とその時代も含めて、ボライソ −も全巻。ほかにもラミジ、フォックス、アダム・ホーン、アラン、マー カム、デランシー、オークショット、ハザード、ドリンクウォーター、ギ ャラン、ヨーク、ドルトンの他に単発ものまで揃ってるけど、それぞれに カラーが違っておもしろいもんやね。個人的にはラミジがいちばん好きや な。ドライな空気がええんよね。だれかラミジ好きっている?
>238さん そうですか。面白そうなので読んでみます。オカンが、職場に出入り してる本屋の営業に注文していたらしいので買う必要もなさそうですし。 「ポーンブローワー」発言で物議を醸しましたが・・この発言で ホーンブローワー→× ホーンブロワー→○ だったと始めて気づいて鬱。 ところで、捕虜になったジェラード海尉の息子が副官のジェラード海尉? ですよね。そうすると、やたらと若いうちに仕込んだのかな。
272 :
名無し三等兵 :02/06/26 03:07
オーストラリア人と雑談してたら、ホーンブロワーは全巻読んだというんで、 「蛙野郎っていうの?」って聞いたら、「ああ、今でもFroggyというよ」って。
273 :
名無し三等兵 :02/07/02 20:29 ID:tl0T9GIS
>副官のジェラード海尉 まっとうに考えれば提督付きのflag lieutenantでさぁ。でも、まっとうに 昇進したと思うのも考えもんですぜ? 候補生任官の条件になる航海の経験は ペーパーでも良いし、海尉昇進までの経験年数も義務っつうより、まぁ、目安 みてぇなもんす。 ただ、平時になったらどうかわかんねぇっすけどね?
ども〜、こそっとROMなのです。 とりあえず、ざっと確認した感じでは、 このスレdatは問題なし。 以上報告終わり。
旧スレがどーんと復活してきましたね。 このスレはこっちを伸ばすのがいいんでしょうか、「帆船の海戦って・・・・・(2)」 の方を伸ばす方がいいんでしょうか?
>>275 (2)スレには、元スレに合流しますって書いて終了させて
合流したほうがいいと思うよ。こっちのほうが情報集まってるし。
もう召集がかかっていましたね。 では、マターリと逝きますか。
278 :
名無し三等兵 :02/07/03 00:28 ID:xCihOHRn
ジェラード海尉って、リディヤ号のジェラード海尉の息子と甥がいるらしい。
≫274 ここでは漏れ名無しだったんですが来られましたね。漏れもコテでいきます。 ≫276 「集合信号、レス順ニ単縦陣ニテ集マレ」て感じですな。よらしてもらいう としましょ。裏帆うたない限りまたーり流れに乗って逝きたいですね。
トラファルガー開戦時の艦隊速度って、3〜4ノットぐらいだったそうですね。 つまり、時速たったの5〜7キロ。 人が走れば追い越せる速度でのたのた走っても、単縦陣は維持できたんですかね。 このスレの最大戦速がそんなもんだったら、マターリしすぎて呆けそうだな。(w
281 :
名無し三等兵 :02/07/03 01:03 ID:QNaak0VU
追い風参考記録とか間切りだとまた変わるんでしょうけど、逆にどのくらい の速さまで保つものなんかな。
>279 おひょ、そうだったんですか。 追加情報 次の圧縮は保守カキコが効かない可能性が高いです。 そこらへんは当該スレに詳しく書いてありますんで、 見てみて下さい。(たぶん、相当数が虐殺されます)
283 :
ゆうじん :02/07/03 13:20 ID:u9N32YRe
>280 この時代、速いと言われたスクーナーでも良風で13〜5ノットが限界です から、フリゲートとか戦列艦やらはせいぜい10ノット、絶好のコンディシ ョンで12ノット程度ではないのでしょうか。帆船の速度が飛躍的に向上し たのは、米独立戦争時のボルチモアクリッパーの出現まで待たなければなり ませんな。なにしろナポレオン時代の帆船の縦横比はだいたい4程度ですから。ちなみに20ノット以上を発揮するようになったティークリッパーでは5.5を越えてます。
どこかで立ち読みしたのですが、オランダの戦列艦、フリゲート艦は遠浅の 沿岸を走るために、かなり喫水を浅くせざるを得ず、結果としてオランダの 造船技術は高いレベルになったとのことです。 にもかかわらず「サザランド」は喫水が浅いというだけですいぶんとけな されていたような記憶があります。 オランダの軽喫水帆船は、優れた性能を持っていたんでしょうか? どなたかご存じ?
>>284 喫水が浅いために、航洋性が劣っていたということなのでは?
ところで、そのコテハンを選ばれた理由は?
だって、本名ですから。 (w 恵まれない軍人に愛の手を!
>>286 「ベリサリウスにお恵みを」
ホーンボロワーのセリフにありましたね。
でも、彼の愛読書のギボンによれば、そんなに
不幸な末路ではなかったとか。(w
ギボンのベリサリウスは、かっくいいですよ。
私もファンです。
トラファルガル海戦の各艦の速度に関して書かれた記述では、 コリンウッドのロイヤルソヴリンが最初に敵の艦列に突入した時、 ネルソンのヴィクトリーは行き脚を失っていたところで、速度は推定1.5ノット。 このためヴィクトリーはT字形をとった敵艦隊から40分も射撃が受けつづけて、 しかもこの間無反撃。ところで、この時の敵艦の有効射程は最大で600ヤード と言われているから、ヴィクトリーはこの距離を詰める為に40分も掛かった ことになるんかしら? スゲードン亀。
ボートで船を曳航して砲戦に持ち込むことがあるぐらいだからねー
HMSプリンスだったか、三層艦で最後までのたのた走って間に合わなかった フネがいましたね。 その艦長の立場にはなりたくないものです。 当初のネルソンの計画だと、仏西艦隊に対し西側から3本の小隊に分かれて突っ 込む予定だったのに、食料と水の補給のため数隻の戦列艦を手放さざるを得ず、 やむを得ず2隊になったとか。 たしか副将のコリングウッド提督のほかに、もう一人少将がいたはずなんですが 全然目立っていませんね。無能だったのかな。 コリングウッドといえば、帰国させてくれるよう再三懇願したのに海上勤務を解 かれず、ついにトラファルガーの後も一度も上陸しないまま病死しましたね。 ヤレヤレです。 ベリサリウスといえば、英国の昔の教科書に出ていたエピソード、 「かつての名将ベリサリウスに1ペニーくだされ」 といって物乞いした話が有名ですが、もちろんこれはフィクション。でも、 なんとなく気に入っています。 ギボンの世界でいったらユリアヌスに一票ですが、それを名乗れるほど厚ガン ではないです。 (w
291 :
hennkutu :02/07/04 02:11 ID:e58pPm2j
≫291 やってもうた。スマソ。 ≫290 初耳でした。戦艦に名前残したとはいえカワイソウ、、。
293 :
名無し三等兵 :02/07/04 02:53 ID:XyTpHDyO
帆船海軍時代の連中は何食ってたんすか? 下級兵士は酷いもんでしたかやっぱ。 グロッグとかいう酒を飲んでたとか聞きましたが。
294 :
名無し三等兵 :02/07/04 03:04 ID:PlFHzjP1
>284 吃水が浅いと、間切り性能が落ちると聞きますね。現代のヨットでも同じで、それを改善するためにセンターボードがついてます。
>>290 そうだったんですか・・・・
コリングウッドは、退役に際して、ホーンボロワーをポストキャプテンにしましたね。(w
史実とどう整合性つけるつもりだったんだろう。>フォレスター
>ユリアヌス
衰亡史は、ユリアヌス萌え萌えの本でしょう。(w
ユリアヌスの最期のところは、つらくてなかなか読めませんでした。。・゚・(ノД`)・゚・。
296 :
ゆうじん :02/07/04 14:32 ID:PlFHzjP1
>293 基本は堅く焼いたビスケット(堅パン)と塩蔵肉か乾燥豆をオートミールに混ぜ込んで煮たもの。グロッグとは配給のラム酒。あと、1795年以降、英海軍では壊血病予防のためにレモンジュースかライムジュースを配給しています。
297 :
名無し三等兵 :02/07/04 18:21 ID:uJRkv81x
船長!イギリスの軍艦が攻めてきましたぜ!(ラスベガスの某ホテル前)
298 :
名無し三等兵 :02/07/04 21:16 ID:lD8+GP+9
>最後までのたのた走って間に合わなかった ナイルでいきなり座礁して、ただ僚艦の活躍を指をくわえてみるばかり だった艦長にもなりたくないっす。 >グロッグ 語源は水割りラムを配給酒としたヴァーノン中将の愛称、「オールド・ グロッグ」から。この愛称は提督がグログラムという織物のマントを愛用 していたためについたもの。水とラムの混合比は2対1。結構、キツイっ す。 >スゲードン亀 一度、手漕ぎボート漕いでから出直しな、若造。
299 :
名無し三等兵 :02/07/04 21:33 ID:wHHT6cb1
正直、カティサークとかサーモピレーのようなクリッパー船に軽武装(砲数門) 搭載して、通商破壊専門の高速艦として活用したら結構使えそう。 商船・弱小艦 ハケ〜ン! → うりゃ〜 突撃〜! →ホカ〜ク or ゲキチ〜ン 艦隊・強艦 ハケ〜ン → それ逃げろ〜! → ワレニ オイツク テキカンナシ ポケット戦艦みたいなもんか?
300 :
roriri :02/07/04 21:56 ID:PwTqfQSZ
http://hadakaa.return.to サンプルだけでも結構よかったよん。ネタには使えた、
つーか他んとこより画質よかった、。
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 ̄ ̄( ̄ ̄//// ̄\ (;;;;;神;;;;;;) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄(//// ̄\\( ・∀・) < 今日はネタはこれで逝くぜ!!
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从へ从へへ从 ; ζ | Γ从 | |;:.. |从Γ | | \\ ∠___/|
( ⌒( ⌒ ) ζ | 从Γ | |.:;. |从Γζ.;"._ \\|ΓΓΓ| |
( ⌒ ⌒ ⌒ ); | ΓΓ | |.;;::|ΓΓ | | ( 从へ;: |从ΓΓ| |
Σ( ⌒( ⌒ ) ζ ( ( ) )⌒ ) ( 从へ从)_.;;:.;|Γ从Γ| |
( (( ( ⌒ )) ) 从 Σ( ⌒( 从へ从) ∠___/|
Σ (( ( ⌒ )) ) )(( ⌒ ( 从へ从) .;".;:;|ΓΓΓ| |
(( ⌒ ( ( ) )⌒ );:; .;".;": ..;.;".;":|从ΓΓ| |
トラファルガルの海戦のタイムチャートを見ると、 コリンウッドのロイヤルソヴリンが敵の艦列に突入したのが12:04。 ヴィクトリーが突入したのが12:59。 14:00頃から海戦の旗色は決まりだして、14:05にビュセンタウルが、 14:20にはル・ドウタブルが、14:15にはサンタ・アナが捕獲される。 ところで、ネルソンの艦列のブリタニアがこの乱戦に突入したのが15:00。 で、ネルソンの率いていた艦列では、当初ブリタニアの後ろにアジャックス、アガメムノン、 オリオン、プリンス、ミノタウァー、スパーティエイトとまだまだズラズラいたんだよね。 このうち、プリンスは特に帆走能力が低くて、結局置き去り状態だったらしいけど、 グラビーナ提督の旗艦、プリンシペ・デ・アステユーリアスの攻撃には参加してるみたい。 アジャックスやアガメムノンは、乱戦の途中で左に転進して分断された敵艦列の 前半部分を追いかける行動をとっているらしい。 ところで、12;00頃に始まったこの海戦、互いが敵艦隊を発見したのが朝の6:00。 このときの距離が概ね10海里。ということは、毎時約3000m強で距離を詰めたってことかな? ま、準備する時間が一杯あってよかったねとも言えるが、やっぱスゲー悠長。
ところで、プリンスって本来コリンウッドの風下の隊列に組み込まれたかんなんだけど、 突入開始の序列を見ると、ネルソンの隊列にくっ付いてるんだよね。ヤッパ置いてきぼり くらって、ネルソンの列に付いていかざるを得なかったんだろか? ところで、イギリス艦隊で戦死者0の戦列艦はヤッパり「プリンス」だけ。
303 :
ゆうじん :02/07/04 22:57 ID:PlFHzjP1
>299 つまり、私掠船ね。
304 :
名無し三等兵 :02/07/04 23:00 ID:wxk7j8FC
私掠船さいこー!
>>294 センターボードというと『アマゾン号』が出てきてしまう漏れは逝ってヨシですね。(w
『ツバメ号』にはついていないのだ。
>>295 つまらないツッコミで恐れ入りますが、ホーンブロワーを引退記念(藁)にポスト・
キャプテンに推薦したのは、ウィリアム・コーンウォリス提督です。
愛称『ビリー・ブルー』。
荒天下で待避する旗下の艦船に対し、可能になり次第出撃せよという出航命令
として旗艦のメインマスト上に「ブルー・ピーター旗」をあげっぱなしにした伝説か
ら、艦隊将兵に悔し紛れに奉られた栄誉あるあだ名。
この時代、いろいろな伝説が残っています。
>>296 ライムジュースを飲むヤツ、ということで、英国海軍水兵のあだなはライミーという
そうな。
306 :
名無し三等兵 :02/07/04 23:26 ID:lNaqrtKw
>293 「保存食料開発物語」(文春文庫)が一章を割いて詳述していますが、 その記述を借りると、 「チーズはすぐに『足が生えて出て行ってしまう』」 「どの堅パンもまるでぜんまい仕掛けのように動いている」 といったひどい状態でした。新鮮な野菜・果物の欠乏が原因の壊血病も 蔓延しており、七年戦争に従軍したイギリス水兵の7割が壊血病で死亡 するほどでした。 もっとも、これらの劣悪な条件を改善することを目的として、缶詰や瓶詰 などの発明が促され、それがまっすぐに現在の軍用口糧の開発へと結び つくのですが。
>>302 たしかHMSプリンスは、元々の設計に問題があって航洋性が悪かった上に、海に
出ずっぱりで船底に海草が長々と生えていたとのこと。
遅いのも仕方がないとはいえ、可哀想というかお間抜けというか。
>>306 たしか缶詰は最初海軍の食料用として作られたとのことですね。
ただし当時は値段も高くて庶民には手がでなかったとのことですが、その上に重大
な問題がありました。
缶の蓋を封するのに、当時ははんだづけで行っていたのです。
ところがこれが、缶の内側だった上に、当時のはんだは鉛90%以上。
水兵の間に無惨な奇病が発生したとのこと。ヤレヤレ。
もちろん、士官は新鮮な食料を別に食べていましたから異常はない。
たしかヴィクトリア時代の半ばか終わり頃になってようやく改善されたとのことです。
ウォーカー家の関係者ですか?(笑) あのシリーズ、文庫になってないのかな。
309 :
名無し三等兵 :02/07/05 00:43 ID:gPdKnaRV
皆さんはディンギーとかクルーザーに乗られますか? よくホーンブロワーとか呼んでると「風を間切る」という表現があるんですが、 これはクローズホールドの事でしょうか?あと、ヒープツーする、というのも 舵を切ってキールへの力を相殺して停止するという意味に取っていいんしょうか? ていうのはこの時代の帆船のキールって今のクルーザーのバラストキールのように 長くないんで、今とは感じが違うのかなと。
>>307 コリンウッドの指揮する隊列は、艦艇の汚損状態の良くない艦が多くて、結局
集中隊形が作れなかったと後々コリンウッドが報告してるそうっす。
それと、艦隊にはネルソンとコリンウッドの他に、ブリタニアにノーセクス提督
が座乗したけど、なんせブリタニアが乱戦に突っ込めたのが戦闘開始の3時間後だから、
活躍の余地がないのはしかたないかも?
それとキャノパスに座乗するルイス提督の部隊は、海戦当日ジブラルタルにいて、
不参加だったみたいっすね。
とにかく、海戦の当日はどうもならん微風で、逃げるのも追いかけるの難儀の極み、
もう土嚢を背負って鬼ごっこするような状態だったようすね。
ところで「ノーセクス」って、「Nosex」と綴るのかしらん?
それとプリンスはサンティシマ・トリニダッドを捕獲してるけど、 これが17:30頃。有終の美ってヤツッスか?
312 :
ゆうじん :02/07/05 01:19 ID:GhOeFKbT
>309 ヨットの事はあんまりわからへんけど、クロースホールドと間切りはいっしょ。ヒープツーは二墻以上の各帆の順帆と逆帆のバランスでキープするもんやから、舵でってのはむしろライツーちゃうかな。
313 :
306 :02/07/05 01:24 ID:qyz44W8f
>>313 あれ、よく観たら「ノーセスク」提督なんすね、今までずっと読み違えてたっす。
ご教示アリガトやした。
315 :
309 :02/07/05 02:03 ID:gPdKnaRV
>312 あ、なるほど。帆柱が二本以上あればそういうバランスの取り方もできますね。 ありがとうございまう。
>307 しかし、新鮮な野菜とはいってもそう大量には積めないだろうし、 航海が長期にわたったら仕官サマ達も何食べてたんだろうね(汗
317 :
ゆうじん :02/07/05 12:18 ID:GhOeFKbT
船の中で食用に豚飼ってるってのは良く出てくる記述やね。
318 :
ゆうじん :02/07/05 17:48 ID:GhOeFKbT
豚飼ってたり、鶏積んでたり・・・。
そして性病が蔓延と
320 :
名無し三等兵 :02/07/05 19:55 ID:6ujLtJaL
ウミガメもよく食べたよ。 ガラパゴスゾウガメに至っては1年間飲まず食わずで生きていけるので、大量に捕獲され連れ去られた。かのビーグル号も180匹ほど持って帰ったらしい。
321 :
名無し三等兵 :02/07/05 21:39 ID:FPENRzg/
そして、ドードー、オオウミガラス(元祖ペンギン)か・・・
322 :
306 :02/07/05 22:08 ID:qyz44W8f
>321 ペンギンも大量に捕獲して喰われましたよ。奴ら、人間を恐れないので 取り放題だったらしいです。
323 :
321 :02/07/05 22:33 ID:???
>322 ムッ。同じネタ本を持ってますね。 「地上から消えた動物」ロバート・シルバーバーグ 早川文庫
ヒーブツーって一般的な一本マストのヨット(セーリングボート) でもやって無かったっけ?。
>>312 ライツーもヒーブツーも、ジブなどを含む前の帆を左に降り、後の帆を右
に降ってなどして、風のバランスを取って安定することです。
もちろん風圧でじわじわと風下に流れますが、けっこう現在位置を保て
たらしいですね。
そもそも目的がボートの上げ下ろしのための、海上での停船などがほ
とんどですから、多少流されても差し支えないのでは?
それでも足りなければ、軽く間切ることで海上の相対位置を維持するら
しいです。
>>309 で、「間切る」という行為(?)は、目的地が風上にあるとき、風に対して
一定の角度でジグザグに航行してその方向に進むこと。
クローズ(ド)ホールドは、「詰め開き」。風の方向へ一定の角度で進む
こと。
以上、うろ覚えの知識です。今はなき三崎書房からでていたアダム・ハ
ーディの「海の風雲児FOXシリーズ」の巻末にいい解説が載ってました
な。訳者:高橋氏のちょっとしつこい苦労話とともに。
>>308 残念ながら関係者ではありませんが、テッド・ウォーカー中佐萌えである
とともに、ウェイク=ウォーカー少将萌えであります。
前者は理想の父親、後者は...サフォークに座乗したんだっけ?
327 :
名無し三等兵 :02/07/05 22:58 ID:Ou7DFMaY
バイレム トライレム
あなたも帆船に乗れます!
大阪市が建造・所有する帆船「あこがれ」は、1994年から広く一般市民の方を乗せてセイル・トレーニングを行っています。
日本各地はもとより、グアム・フィジー・ニュージーランド・オーストラリア・インドネシアへ航海、
そして2000年の世界一周と、その航海距離は約97,000海里(約180,000km)と、
これまでに地球を4周以上したことになります。
http://www.akogare.or.jp/top.html
329 :
ゆうじん :02/07/05 23:22 ID:GhOeFKbT
でもかっこ悪いんよね、その船。
>>328 大阪市の帆船というと、船首像がえべっさんで、マストの代わりに通天閣が
立ってそうなイメージがあるな。
コーターマスターの脇には、士官服を着た食い倒れ人形だな。
>>331 いやいや。
食い倒れ人形はタイコ叩いているから、緋色の上着を着た海兵隊員であろう。
>316 >航海が長期にわたったら仕官サマ達も何食べてたんだろうね(汗 船員をしてた友達は、エンジンルームでモヤシを作り、酒の肴に していたらしい。航海期間の長い本船を訪問する時は、新鮮な 果物をプレゼントに持っていくのは、常識らしい。
334 :
ゆうじん :02/07/06 21:41 ID:FjTiUXfe
>330 えべっさんのフィギュアヘッドって、まじでええかも。今度市役所の人に言うてみよっと。
335 :
名無し三等兵 :02/07/07 01:04 ID:xZeveoDh
厳密にいえば、グロッグはラム酒ではなく、ラム酒を水で割ったもののはずだが。
336 :
名無し三等兵 :02/07/07 01:44 ID:MoOGX1co
337 :
名無し三等兵 :02/07/07 02:43 ID:8uZd9ZFy
>336 一昔前はグレゴリー・ペック主演の映画版をTVの深夜劇場でたまにやってたね。 戦闘シーンはいまいちだったけど・・・・
グロッグ→グログラム織ですけど グロッグで酔ってふらふら→グロッキーでしたっけ?
>>338 はい、厳密には「グロッギー」ですが。
強いグロッグを飲んでへべれけになっている水兵さんの描写から来てるそうです。(w
帆船の通信がなかなか面白いですね 敵の軍港沖合いに封鎖の為戦列艦が何隻も遊弋している光景と その間を通信の為駆け回る通報艦 というような光景がいいです。 小説では、旗艦艦長の短い通信を受けて、解釈し自艦の行動を決める 艦長時代や、強制徴募隊を率いて上陸、生涯の従者と出会うシーンが あり、お約束といったところでしょうか。 強制徴募は海軍に限りませんね。陸軍もひどいと思います。 海賊ヴィンターゲルスロの日記では、船乗りが港町から港町まで 次の雇ってくれる船を求めて徒歩で移動しているのが思い だされます。
341 :
名無し三等兵 :02/07/07 10:32 ID:Vt3WnpeT
>強制徴募は海軍に限りませんね。陸軍もひどいと思います。 イギリスでは海軍だけだったと思うけど。
342 :
名無し三等兵 :02/07/07 10:44 ID:JY3Y2poo
>340 あの本に出てくる炎人に興味が。 ホーンブロワーもラミジも好きだが一番すきなのは、ルックナー船長のゼーアドラーだな。 ノンフィクションだけどサ。 帆船で第1次大戦を戦うなんて素敵過ぎ。
343 :
340 :02/07/07 11:20 ID:???
344 :
名無し三等兵 :02/07/07 12:09 ID:Vt3WnpeT
>イギリスの陸軍や海兵隊は志願制 ブリテン陸軍はイングランド民兵(国民軍)やらスコットランド 民兵(国防軍)やら義勇農騎兵やらからの志願で成り立ってた。 第一次大戦でも職場別編成の大隊が有った位だ。今でも連隊に所 属する大隊をその「連隊司令部」ではなく旅団が指揮して、王立砲 兵や王立工兵が支援するという建前をとってる。 部隊は連隊が持っており、国王の陸軍司令部が臨時に指揮を取る って建前。なんでも、「国王は平時に常備軍を編成してはいけない 」って権利章典だかに書いてあるんだそうな。RNとかRAFとは 書けても、RAとは書けない道理。徴兵は誰が何の権限でって疑問 に突き当たる。
345 :
名無し三等兵 :02/07/07 16:56 ID:nW7mki+R
コーエーの大航海時代シリーズの戦闘って 帆船マニアの方から見てどんな出来なんでしょ?
346 :
名無し三等兵 :02/07/07 22:46 ID:F4T2FW9H
>345 あれは全然駄目だな。 そもそもゲーム自体、帆船のことを理解しないで作ってる気がする。 くそゲーの大冒険のほうがまだまし。
347 :
名無し三等兵 :02/07/08 00:35 ID:wRCQBf3+
アレは駄目だったのか・・・結局、縁が無くてプレイしなかったがリアル厨房の頃 欲しくてたまらんかったのを思い出した。
18世紀の頃のR・Nの水兵は、概ね3/4がプレスギャングが集めてきた連中で、 1/4が志願兵だったらしい。 で、「国王陛下のお役に立ちたい!」なんて奇特なことを思い立って、募兵局に 来た若者がどうなるかと言えば、これが牢屋に入れられちゃったらしい。 なぜかと言えば、そんな軽はずみなことを考える奴は、直ぐ考えが変わって脱走しようとする からだとか。
>>310 >>307 その他の皆様へ
我が座右の書、帆船・その艤装と航海(杉浦昭典:昭和47年第2版)に
詳しい説明がありました。
航海中に一時的に前進力を無くすのがヒーブツー(heaving to)=
踟足+厨(ちちゅう)。洋上で2船が連絡を取り合う場合。陸上からの
連絡を沖合で待つ場合などに行われるそうです。また、
風浪を船首の一定方向に受け、風浪の突入と船体の動揺を防ぎながら、
状況の好転を待つのがライツー(laying to)=漂ちゅう。となっています。
どちらも、セールと舵を調整して使う操船方法で、艤装にも種類が多いし、
方法は様々なようです。
ちなみに、広辞苑では、ち‐ちゅう【踟足+厨】=
進むのをためらって立ちどまること。行き悩むさま。だそうです。
350 :
名無し三等兵 :02/07/08 20:20 ID:0zr7fxB8
ヒーブツーって嵐のときとかに舳先を波にむけていることじゃないの?
>336 面白いリンク紹介 thanks! いや 全く知らんかった、ホーンブロワー初版で読んでいるのに
>>350 349を良く読め!!キールをくぐらせるぞ!
353 :
ゆうじん :02/07/09 01:25 ID:ol814qUV
>352 しかし、なにがあろうとそれだけは避けたいね、あと艦隊引き回しの鞭打ちね。
原書房の「船の歴史コンパクト版」は帆船の入門書としてイケテマスカ?
355 :
ゆうじん :02/07/11 11:06 ID:aI7Qo54P
その本に限らず、この系統の本はすぐに絶版、出版社までアウトになる場合が多いから、なかなかこれって言えないのが悩みやね。
陸軍との共同作戦ってあったの・・・? (いや、厨房風の質問で申し訳ないが、知識皆無なのれす。ホーンブロワーシリーズの どこかでバルト海で臼砲だけケッチ砲だけで陸を砲撃するのうろ覚えだが)
ホーンブロワー自身、セーヌ川だかなんだかの川をブリッグ艦を率いて遡上して フランス王党派の陸軍を援護してなかったか? 戦隊司令官(先任艦長)時代。 あと、士官候補生でフランス革命勃発のときも陸軍兵と一緒に行動して九死に一生 を得たことがある。 あ、思い出した。 サザランドの艦長時代、スペイン陸軍と共に作戦行動してるな。 イパーイあるじゃん。
358 :
名無し三等兵 :02/07/13 23:42 ID:9jPhYNIG
アランはヨークタウンで陸兵をがんばって運んでた。 で、そこでフォリスターが捕虜になってた。
ボライソーもどこかで(フランスかアメリカ?)協力してたような気がする。
360 :
名無し三等兵 :02/07/14 02:48 ID:dZGITqrm
ナポちゃんのエジプト作戦はどーだっけかなあ。
361 :
名無し三等兵 :02/07/14 05:18 ID:4UZgJgqe
その昔 アドテクノスって言うウォーゲーム会社の出した ボロディノの戦いゲームにはIFユニットとして、リガ防衛 で活躍したと言われるHM指揮下の英国海軍斬り込み隊が 付いてたよ。志気がすげー高いんだ。
362 :
名無し三等兵 :02/07/14 08:57 ID:MZzFUUyT
ゲームの話になると、ヤキントのIronclads(含expansion kit)は ホーンブロワーやボライソーの時代より50年か100年くらい後の 時代がテーマだけど、要塞攻略シナリオなんかがあって、海戦ゲーム のくせに歩兵や騎兵のユニットや、陸上戦闘のルールがあたーよ。 正面から軍艦の火力で挑みつつ、搦め手から地上部隊が攻略するわけ だけど、そういうシチュエーションは帆船小説にもいぱーい出てくる し、実際多かったのでは?
363 :
ゆうじん :02/07/14 09:58 ID:puv8+/2l
ただし、小規模な作戦はほとんどが海兵隊でまかなってたみたいやけどね。考えてみれば、19世紀までに英海軍って、水陸両用が普通やったんやね。
>>357-363 なるほど〜。みなさん、迅速な回答ありがとうございます。
当方、南北戦争ファンですが、かの戦争においては装甲艦を駆使したごく近代的な
水陸共同作戦が、ヴィクスバーグ要塞攻略やポートロイヤル港奪取でおこなわれたわけです。
その際、陸軍・海軍の共同作戦において連絡・立案は、高等司令部に当たる戦略委員会なり
政府中央で決されることが多く、電信等で現地軍に迅速な「陸軍○○部隊と協力せい」「○○日時到着の部隊支援のため
封鎖艦隊はワグネル要塞に艦砲射撃をくわえられたし」とか連絡が行くわけですよ。
ところが、帆船時代というのは、連絡はすべて伝書使や、大英帝国海軍省軍令部発行の封緘命令で
わりと現地軍の裁量や、あるいは
>>363 で暗示されているとおり、海陸作戦は海軍が
陸戦隊をつかい独自でやるパターンもある。
近代的な「陸軍」「海軍」の協調作戦は、やはり南北戦争あたりが最初かなあ?
思って質問しました。
WW1のガリポリ上陸作戦は、空陸海三位一体の最初の完成された共同作戦だと思いますが、
帆船時代のそれとはやはり、性格をことにしてるんじゃないかなあ・・・
漫然とした質問でスマソ
365 :
名無し三等兵 :02/07/14 12:33 ID:+xxkhExh
つかいわゆる戦列艦は兵員輸送艦も兼ねてた様なモノだからな。
366 :
名無し三等兵 :02/07/14 13:12 ID:prWsYLKB
367 :
名無し三等兵 :02/07/14 13:25 ID:btnCuaVH
アメリカ独立戦争の最初の
368 :
名無し三等兵 :02/07/14 13:30 ID:btnCuaVH
367 わりぃ書き込みおしちゃった。 …最初の戦い「タイコンデロガ」でもハウ卿の上陸部隊援護に フリーゲート艦が援護射撃してる。 急ごしらえの陣地相手とかだと結構役にたったんじゃないかな。 要塞相手だと木造帆船は急に弱くなるけどねぇ。
焼き玉怖いYO(((( ;゚Д゚)))ブルブルガクガク
370 :
名無し三等兵 :02/07/14 16:02 ID:WKLRc0nQ
>>361 野暮な質問でしょうか?
>HM指揮下の英国海軍斬り込み隊が
の、「HM」って、だれ?
結局通信が発達していなかった時代に海陸両面作戦を実行するのは難しかったと。
>>370 さん
私もそのゲームを持っているのでお答えします。
ゲームに出てくるのは
指揮官ユニット「Sir.H」 と 部隊ユニット「RM(イギリス海兵隊)」です。
ちなみにSir.Hは指揮官としては超優秀で、かの麗しのハゲ、ダブー閣下よりも
優秀でした。
373 :
372 :02/07/14 22:50 ID:???
言い忘れましたが、Sir.Hといえば、第8巻にバルト海に居たあの人でしょう。 ルールブックには、 「彼の得意とする戦法は、夜陰にまぎれて敵を奇襲し、重要な施設等を破壊することでした。」 とあります。
結局、18世紀の軍制の問題にいきつくわけで>海軍と陸軍の所管
375 :
ゆうじん :02/07/16 12:14 ID:b6Gq8NNd
>374 18世紀の軍制と言えば、メル・ギブソンの「パトリオット」を見ると、アメリカって国の成り立ちがよくわかるけど、陸上と海上の違いはあっても、同じようなことがあったんやろね。
376 :
名無し三等兵 :02/07/17 21:40 ID:SHvxSNuk
>368 やっぱり、要塞のほうが強いのかなあ。
377 :
ゆうじん :02/07/18 01:08 ID:In6nn5LK
>376 当時の艦砲での攻略は、まず不可能でしょ。仰角がかからないからね。 臼砲なら撃ち込める可能性はあるけど、上から撃ち下されたら終わりやし。
なんと言っても、木造艦は要塞砲の前ではあまりにも脆弱だし。
379 :
名無し三等兵 :02/07/18 01:33 ID:pnaJTAzu
陣地化された場所を艦砲でたたいても、あんま効果が ないのは、いつの時代でも一緒じゃないかな。 セバストポール、アレクサンドリア、硫黄島もか?イゼ…とかも。 これに強力な要塞砲をもってたら艦船にとっては大変。 でも歩兵の援護火力としての艦砲は十分使えるかと。
>>379 陣地化の程度にもよりますが、永久要塞といっていいまで築城されると海側
からではどうにもならないのは時代が下っても一緒です。ガリポリとかオス
ロとかシンガポールとか。
もっとも野砲陣地を巧妙に擬装したくらいでは位置が暴露した瞬間、砲の運
用システムの完成度が軍艦と野砲ではお話にならないので酷い目にあう事も
ありますけど。ガ島とか硫黄島とか。
たしか、クリミア戦争のセバストポリ攻囲戦が、戦列艦に引導を渡したんじゃなかったっけ。
382 :
名無し三等兵 :02/07/21 21:38 ID:PZdzGyAl
>381 恥ずかしながら、よく知らんので、おしえておくんなまし。
383 :
名無し三等兵 :02/07/21 22:54 ID:QhA3K0Qv
強制徴募って、された奴がやけくそになって船沈めたりしなかったのかな?放火とかさ?
384 :
ゆうじん :02/07/22 17:49 ID:JT4TmRSu
>383 そんなことへの警戒も含めて配置されたのが海兵隊です。
>>383 反乱水兵は文字通り地の果てまで追われて吊るされますた。
てか、その前に恐怖の「鞭打ち」刑があったので、
抑止されていたのです、はい。
386 :
名無し三等兵 :02/07/22 18:39 ID:E8ysEu6F
こっそりタール撒いて火つけちゃうけどだめ?もちろん自分も一緒に沈んじゃうけど。。。
英国人は、どんなときでも自暴自棄にならない。 陸奥に乗り組んでいた日本海軍の乗員とは違う。
水兵だけじゃ操艦できないから、陸地のそばじゃないと 反乱もできないだろうなぁ。
389 :
名無し三等兵 :02/07/22 22:44 ID:QQuB8UAc
ガレー船って、いつごろからだめになったんだろう? ホーンブロワーにでてくるよね。
390 :
名無し三等兵 :02/07/23 01:21 ID:PfDA8QeA
ついでに、泳ぎの練習は厳禁だからカナヅチ水兵集団 みんな逃げられないーヨ。 完璧ダナ英国海軍…。
>>389 18世紀までバリバリの戦闘艦艇としてヨーロッパでも使用されてました
392 :
ゆうじん :02/07/23 01:31 ID:Tpc8oogL
>391 ただ、やっぱり使える場所と使う局面が限られるからねえ。
393 :
名無し三等兵 :02/07/25 21:31 ID:puDWFV0p
フリゲートって昔は強力な船だったの?近代だとたいしたことない駆逐艦以下みたいな扱いだよね。
戦列艦の下だから、位置的には後の巡洋艦の先祖といえる>フリゲート
395 :
:02/07/27 00:00 ID:???
396 :
ゆうじん :02/07/27 02:03 ID:78uXXOn8
>393 いろんな意味で手頃で使いやすい船 ナチスドイツのポケット戦艦って、この線を狙ってたのかもね。
NHKよりのお知らせ イギリスTVドラマシリーズ「HORNBLOWER」については現在検討中です。 間もなく、詳しい放送日時の決定をお知らせできると 思いますので、今しばらくお待ちください。
398 :
名無し三等兵 :02/08/04 21:48 ID:GMZ/xIgk
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
>>397 ヤタッ!
NHKBSかWOWOWでやってくれないかと思ってたんだ。
WOWOWは戸田奈津子がしゃしゃり出てきそうで嫌だから
NHKで良かった。ヽ(´ー`)ノ
400 :
名無し三等兵 :02/08/05 07:25 ID:WTrAAqQ1
>399 精神分裂病の描写があって、エピソードカットされてしまう罠(笑)
>>400 ガ━━(゚Д゚;)━━ン!
そういや、レナウン号の艦長が・・・・・
すいません、>400はわしです。 まぁ、でもWOWOWよりもNHKの額田さんの方が遙かに安心できるのはたしかかも(笑) ERもBSの時は大丈夫だったので、期待しましょう:-)
>>390 え?そうなん!?
漏れが聞いた話では、海に投げ出されたときにヘタに泳げると死ぬまでの苦しみが増すから…
ということだったが。
404 :
403 :02/08/05 19:29 ID:???
途中で送ってしまっスマヌ。 ということで、水兵は自主的に泳ぎを習うやつが少なかったというだけで、特に禁止されていなかったという話だったが… あくまで伝聞なんでソースとかは無いが、漏れはコレで納得してた。
かの海賊ゲームの傑作「Pirates!」のシステムで最新3Dグラフィックス
の帆船描写が拝める「Sea Dogs」のシリーズ最新作。
かなり速い3D機能を要求すると思われるものの、予告ムービーの
波の描写にはマジ震えますた(Downloadより落とせる。要DivX)。
http://www.akella.com/seadogs2/
406 :
名無し三等兵 :02/08/07 11:36 ID:GeaqrduV
>>402 額田さんて「額田やえ子」さん?
先日、亡くなったんだよね。
>406 が、がーそ、まじっすか(@_@
>408 そのスレにも書いてありますけど、なんで戸田某はぴんぴんしていて額田さんが・・・絶句
質問なんですが、船内での刑罰の一つとして行われたという 「竜骨くぐり」って、具体的にはどんなのだったんでしょうか? 検索したけど見つからなかったので…
ロープで縛って船首から船尾まで海中を潜らせる、当然泳げない状態だから、 船尾側からロープで引っ張るが、船首側からもロープで繋がれてるから一息には 進めない。故意にゆっくりやったら当然溺死。
412 :
d :02/08/08 23:03 ID:???
>411 そして早くやろうがゆっくりやろうが船底の蠣殻に切り刻まれるのは一緒の罠。
>412 じゃあ銅板張り替えたばかりの艦ならラッキーってことか
>411-412 ((;゚Д゚)ガクガクブルブル
無風状態、、、 艦載ボートで曳航age
小説を読んでいると錨を切り離して、緊急に操船する描写がありますが、 錨のお値段はどのくらいなんでしょうか?
>>382 超遅レスになりますが(私は
>>381 ではない)、
セワストーポリ要塞に対して、戦列艦で海上から砲撃するという手に出た英仏軍は、
陸上から雨霰と降り注ぐ砲弾に対し、応急的に甲板に鉄板を立てて防禦しました。
これが後の装甲艦の発想の原点と言われています。
この戦訓が具体的にどれほどフィードバックされたかはわかりませんが、
1859年に仏国がグロアールを竣工、60年にはこれに対抗する形で英国がウォーリアを竣工させ、
以後、戦艦の時代へと進んでいくわけです。
418 :
382 :02/08/18 13:10 ID:???
>417 さーんくす。 戦列艦が装甲をまとい、戦艦になって逝くのでんな。
くだらん質問ですが、ラム付きのガレー船が敵船に突っ込んだあと、何とかしてラムを 抜かないと一緒に沈没する気がするんですが。
クリミア戦争時に戦列艦が引導をわたされたのは、その頃から実体弾に変わって 中に炸薬の入った炸裂弾が多用されるようになったことも大きいそうですね。 従来の木製装甲は実体弾(ただの鉄球)にはそれなりの防御力を持ちましたが 炸裂弾には耐え切れなかったとか。
421 :
417 :02/08/18 14:02 ID:???
>>418 主力艦の系譜としては、そうですね。
造船史的には、戦列艦の歴史はこれにて終幕。
以後は元々格下だったフリゲイト、コルベット、スループの子孫が、
戦艦や巡洋艦に発展していきます。
422 :
名無し三等兵 :02/08/18 20:28 ID:vKWBINL0
戦列艦テメレール号。。。萌え
>419 実際には上手く離脱出来ても衝撃で船体にガタがくるそうな。また大砲が搭載さる様になると、 ラムで突っ込んだが敵の反撃で道連れにされる事も有ったそうで(そりゃそうだ、至近距離と言うか 手が届く距離、しかも固定されて動けない)。その上、大砲が無かった時代でさえ、必ずしも有効な 戦法では無かった。ローマ軍などカラスと呼ばれたスパイク付きのタラップを撃ち込んで、白兵戦で 大戦果を上げたし。
424 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/08/20 17:23 ID:H6qaAvok
>応急的に甲板に鉄板を立てて防禦しました。 >これが後の装甲艦の発想の原点と言われています。 まあ其の様な応急措置で防げる程地上からの砲は 大した事は無かったのだろうか (まあ完全に防げず共内部へのダメージは軽減出来たと言う事なのか) >また大砲が搭載さる様になると、 >ラムで突っ込んだが敵の反撃で道連れにされる事も有ったそうで(そりゃそうだ、至近距離と言うか >手が届く距離、しかも固定されて動けない)。その上、大砲が無かった時代でさえ、必ずしも有効な >戦法では無かった。 まあ一隻の船に多数の船がラムで突入すれば撃沈も可能だろうが 局所的にも数の差が無いと困難であり縦射を受ける危険も有ったと言う事だろうか
つうか、そもそもラムって古代の戦艦では相手のフネのオールをへし折るためのもので あいてに突っ込むモノではなかったような・・・。
426 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/08/20 18:47 ID:uZwAtTQ7
まあオールを折って移動不能としてから カタパルトで遠距離から粉砕すると言う方向も有る訳だろうが (まあ敵のカタパルトの死角から仕留めるべきだろうが 船に搭載されるカタパルトは旋回可能だろうか) まあ他には小型船を突入させギリシャ火を使用すると言う方向も有るだろうが
427 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/08/20 18:50 ID:uZwAtTQ7
或いはオールを折って退避し兵糧責めと言う方向も有るだろうが マストも破壊しないと風が出た場合移動されて駄目だろうか (船を破壊する槌の様な物も有った訳だろうが 其れでマストを破壊出来ないだろうか)
古代中国では海戦より大河や湖での戦闘が多かった様だけれど、こちらは射撃を重視してますね。 「艦」と言う文字からして、「舟」+「監」で櫓を組んで板を渡した姿が監獄の様に見えるさまから 付いたそうですから。いわば海上要塞でこれに石弓を大量に装備した物を主力ないし拠点として、 大小の戦闘艇を繰り出して戦ったそうです。それと三国志の時代から、既に艦砲射撃見たいな事も やっていましたね。
429 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/08/21 16:36 ID:/RpQGzEo
430 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/08/21 16:39 ID:/RpQGzEo
431 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/08/21 16:41 ID:/RpQGzEo
>(まあ只軍船に偽装したとしても少数で行動しては敵の海賊船に襲撃される危険は > 有る訳だろうか) 商船のみ成らず少数で行動していた軍船(或いは海賊船)を海賊が襲撃すると言う事も 矢張り行われた訳だろうか
私拿捕船っていわゆる普通の商船じゃなかったすか。 見たら襲われるスペイン船は災難でんなあ。 でもそのスペイン船には、新大陸から極悪に搾り取った 銀が満載だからなあ。
433 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/08/25 18:19 ID:sfsY+2HM
まあ只偽装しても大軍に臨検を受ける恐れ等も有る訳だろうし 常に有効では無い訳だろうが
広い大洋で大軍で取り囲むのは難しいんじゃないかなァ 港近くだって普通の商船もワラワラいて見分けつくんかね?
435 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/08/25 18:40 ID:sfsY+2HM
まあ或いは武装商船が海賊と成れば 傭兵に偽装した海賊兵士を積んでいても怪しまれない訳だろうか (無論護衛すべき荷物も本物の物資を積むべきだろうが) まあ其れでも略奪後に臨検を受ければ厄介な場合も有るだろうが 負傷兵は海賊に襲われたとし 略奪品は積荷と言えば何とか成る訳だろうか (まあ只略奪中に軍艦に見付かった場合はアウトだろうか)
436 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/08/25 18:54 ID:sfsY+2HM
>(まあ只略奪中に軍艦に見付かった場合はアウトだろうか) まあ相手が武装商戦である場合は戦闘中に発見されても 互いに相手が海賊であると主張可能である可能性も有る訳だろうか (まあ軍艦を発見した段階で敵から逃げれば 相手を海賊と主張可能だろうが互いが逃げる・或いは戦闘を停止すれば どうだろうか)
437 :
某研究者 ◆TkxmpUgI :02/08/25 19:00 ID:sfsY+2HM
>まあ或いは武装商船が海賊と成れば >傭兵に偽装した海賊兵士を積んでいても怪しまれない訳だろうか まあ只態と一度逃してアジト迄追跡して来る危険も有る訳だろうし 通常の商船の様に港に入って積荷を移動したとしても其処を追跡される危険も 有る訳だろうか
広い海洋で敵方の船を見つけるのは不可能な話ですが、実際には風や海流や 補給の関係で有る程度航路が決まっているので実際には全く不可能な訳でも 無いそうです。この辺は小説の「ホーンブロワー」シリーズでもちょくちょく 描写が出ているように、イギリスこそ第一人者です。敵船の航路を推察し、 その姿を求めて艦隊を散開し、いざ戦闘の際は再び集結する。その味方の集結 にしてもどうやって連絡を付けるか、そうしたノウハウは矢張り実際に経験を 積まねば出来無い事であり、WWTやWWUにおいても大きなアドベンテージ として働いたそうな。 それと私掠船や海賊、軍船は必ずしも敵船だけを狙っただけでは無く、実際 には敵性国の港(主に植民地の)を襲撃する事も多かった様です。
時代によっては密貿易=海賊っていう認識をされてたりするから 商船に偽装しても、意味無いと思われます だまし討ちするなら有効かも
オラ>1出てこんかい 1 :Quarter-Master :02/06/15 23:26 新スレッド立てたけど、多分訪問者も少ないだろうから、 好きなこと適当に書き散らしていこうと思う。 まあ1000まで行かないうちにネタ枯れだと思うから、ポチポチと ゆっくり続ける。 貴官の職務を遂行せよ!抗命は絞首刑だぞ!
>>441 絞首刑よりも、艦隊引き回しの鞭打ちの方が効くと思われ。
443 :
名無し候補生 :02/09/09 01:39 ID:vmmRi+qm
ご報告いたします! 「ホーンブロワー」は10/7〜10/10に4夜連続で2000時から放映予定との ことです! >精神分裂病の描写 ドラマだと被害妄想だけど、軍医に怪しげな薬のまされてラリってるだけ です。ご心配なく!
446 :
名無し候補生 :02/09/09 21:43 ID:MBuKzwlK
>シャープ艦長しりーず 光人社から原典が出版されている「炎の英雄・シャープ」 シリーズであります! 英国陸軍のライフル銃兵連隊士官が 主人公であります。でも、ちょっとエッチなところがあるの で、NHKには荷が重いような気がします! >「船底くぐりの刑」 それは私刑なので、陸海軍条例には記載されておりません! 先任操舵兵曹(quartermaster)なら水兵に格下げが一番の薬 であります!
447 :
397 :02/09/09 22:28 ID:???
>443 キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! 待ってたよー 高視聴率ならシリーズ続編放送あるよね? みんな見れー 家族親戚知人愛人他人に至るまで見れー
448 :
444 :02/09/10 17:58 ID:???
>>446 なるほど〜。swordとかregimentとか海の男にしては妙だと思いました(笑)
ご教示感謝です
いまスウェーデンだかで世界最大級の木造商船を建造中だそうな、 全長40mとわりかし短いが、幅は10m!排水量1000tだと。
450 :
名無し三等兵 :02/09/11 08:57 ID:qmBEgIXN
>443 何処の局ですか?どうか教えてください。
451 :
450 :02/09/11 09:29 ID:???
>443 検索かけたらすぐ出てきました。自分で調べもせず質問してすみませんでした。
//////NHK BS放送予定////// *10月7日 後8:00〜9:41 海外長編ドラマ「ホーンブロワー 海の勇者」第1話 決闘 *10月8日 後8:00〜21:40 海外長編ドラマ「ホーンブロワー 海の勇者」第2話 ジブラルタルの奇襲 *10月9日 後8:00〜9:40 海外長編ドラマ「ホーンブロワー 海の勇者」第3 公爵夫人と悪魔 *10月10日 後8:00〜9:41 海外長編ドラマ「ホーンブロワー 海の勇者」第4話 戦場の恋 このシリーズの原作は”海軍士官候補生”
見たいよぉな・・・見たくないよぉな・・・ 美貌のマリアたんとか、キリッと血色のいいホーンブロワーたんとか、 ペラペラしゃべくるブッシュたんとかが出てきたらどうしよぅ。
刀のなかごと同じで、目釘を抜けば外れますか?。
456 :
名無し三等兵 :02/09/21 08:44 ID:04eobDHz
舷側に突き出した板の上では排便 帆船の死人数 戦死<<<<<処刑<<病死<<<<<転落死 ははは
457 :
名無し三等兵 :02/09/21 15:26 ID:wGTiwsQk
実際のところは 病死>>>>>>>>>>>>>>>>>>>事故死>>戦死>処刑 ですかね?
>>457 食糧が劣悪ですからね。
壊血病による病死が多分一番多いはずです。
片舷斉射age
460 :
名無し三等兵 :02/09/26 00:09 ID:lnd5eUpp
スタン帆船キターーー
>>453 大丈夫、士官候補生ならマリアやブッシュはまだ出てこない(はず)。
>>458 ライムジュース程度じゃ効かなかった?
>453 向こうのそう言うのは洒落にならんくらい出来が良いからだいじょぶだよ、きっと。 NHKでやってたガリバー旅行記は凄まじい出来だった……。
>>461 えー、わたくしが最近ことあるごとに推薦している「保存食品開発物語」
によれば、概略以下のとおりです。
水兵に支給されていた食糧はわれわれにとっては吐き気がするほどひどいもの
ではあったが(チーズや塩漬け肉には蛆が湧き、堅パンはコクゾウムシに食い荒ら
される)、それでも同時代の農民の食事よりははるかにましだった。
割当量は一日に塩漬け肉一ポンド、堅パン一ポンド、ビール一ガロンで、平均的な
農民の一日の食事量をはるかに上回っていた。
ただし、劣悪な環境と過酷な労働、そして不適切な食事(生鮮野菜はまず使われない)
によって、1695年の記述によれば、病死する水兵は、戦死する水兵の10倍にも上った。
1750年ごろ、壊血病の防止法がイギリス人の軍医によって解明されたが、余分な費用が
かかるとして海軍本部の採用するところとはならなかった。結果、その後の七年戦争
(1756-63)では、185000人の水兵のうち、130000以上が壊血病で死亡した。
イギリス海軍がライムジュースを採り入れるのは、ようやく19世紀になってからであるが、
ライムはレモンに比べるとビタミンC含有量が低かった。しかし、壊血病が致命的に
なることは防げたようである。
ライムジュースだって腐るよね レモンだって冷蔵庫に入れていてもすぐ駄目になるし 豚肉と違って塩漬けも出来ない ところで前出のビールって本土から遠い地域ではラム酒だよね 毎日1杯もらってもなー
再掲age //////NHK BS放送予定////// *10月7日 後8:00〜9:41 海外長編ドラマ「ホーンブロワー 海の勇者」第1話 決闘 *10月8日 後8:00〜21:40 海外長編ドラマ「ホーンブロワー 海の勇者」第2話 ジブラルタルの奇襲 *10月9日 後8:00〜9:40 海外長編ドラマ「ホーンブロワー 海の勇者」第3 公爵夫人と悪魔 *10月10日 後8:00〜9:41 海外長編ドラマ「ホーンブロワー 海の勇者」第4話 戦場の恋 このシリーズの原作は”海軍士官候補生”
水兵≧死刑囚か
467 :
名無し三等兵 :02/10/03 14:02 ID:4BG20Ruo
帆船のゲームって何かないですか?
大航海時代?
冒険活劇ゲームとしては秀逸だけど、帆船ゲームとはとても言えない罠。
ネオ・アトラスは?(w
>470 アレも名作だが、>469と同じだな(w
放送30分前age
ああ、面白いよ。
475 :
名無し三等兵 :02/10/07 21:41 ID:bwczzR38
なかなか良かったage
忘れてた・・・・ 気付いたら、9時過ぎてたよ。 。・゚・(ノД`)・゚・。
いや、「海軍士官候補生」なら確かに君づけで訳されているんだが・・・ ミスタで呼ばんかぁ、ミスタでぇ!!
明日も楽しみです
CMが無いのが災いし、突拍子もない場面転換の連続でしたな。 まぁ面白かったけど。 しかしNHK。 いきなり珍万福のアップする前に、次回予告くらい入れてほしかったぞ。
ドラマと原作のイメージのギャップに違和感を感じたのは漏れだけ? とりあえず、やられ役のサー・エドワード・ペリュー萎え。 ホーンブロワーは血の気が多い感じで違和感がある。
481 :
名無し三等兵 :02/10/07 23:17 ID:vv7fB+Iw
>ミスタで呼ばんかぁ、ミスタでぇ!! 気にしないでくれたまえ、ミスタ……? 一つには邦訳の『海軍士官候補生』があの調子なので、どうしようも なかったようだ。せめて用語の完成した後半、できればボライソーあ たりを参考にして欲しかった。欲を言えばキリはないが…… >いきなり珍万福のアップする前に ごもっとも(号泣)。
いや、よかったっす! 某国営放送の大河ドラマとは金のかけようが違いまんな 何しろ20年ぶり、話も半分忘れてたけど 明日も録画しよっと
ん?きょうから放映か。録画忘れてた。 amazonあたりでDVDでたら買うべ
今夜もあるよage あの中国人は珍じゃなくて金万福だよ〜
485 :
陸戦ファン :02/10/08 21:42 ID:ltJhXkie
いまBSで見たよ〜。いやあ、面白かったね。 やっぱCSフォレスターの原作にかなうナポレオニック陸戦もの小説ないなあ と痛感。 ま、このスレの常連に馬鹿にされそうだけど、フォレスターのディテールの積み重ねで 語る陸戦小説って皇国の守護者になっちゃうのかな・・・
486 :
名無し三等兵 :02/10/08 21:44 ID:2r3LVvkN
金万福 〜食の勇者〜 あああ、ホーンブロワーの格調高い余韻が見る見る消されていくぅ
>「私の方が先輩だぞ!」 これは、やっぱり“先任”と訳して欲しいよなぁ。 それに、ラストの「君はドーバー〜」のセリフもペリューじゃなくて、 試験官の方が面白みがあったと思うんだが。
488 :
名無し三等兵 :02/10/08 21:50 ID:I5jMw/m8
いや、よかったっす!
小説の活写も見事だが、それとは別に帆船の「百聞は一見にしかず」的 発見があって面白かったね。
490 :
名無し三等兵 :02/10/08 21:55 ID:MZGqk294
>486 いや、アレはアレで良いぞう。 山菜味噌煮込みうどんと菊玄米ご飯美味そうであった。(宋の飯って本当に和食) 肝心の、ホ-ンブロワ-録画失敗。再放送は何時だろう。
DVDないの?輸入版でもいいからさ。買うぞ 炎の英雄シャープと抱き合わせで
>492 海尉殿 リージョンコード Region 1 (US and Canada only) なんだけど どうやったら見えるのでありますか?
マランツなりどっかなりのリージョンフリー、PAL-NTSC変換方式のDVDプレイヤーを 買いなされ。実売価格1-2万で入手可能。 PCで見ようとするとリージョンコードが5回までしか書き換えられないいうハードしか 見当たらないので(探せばあると思うけど)、プレイヤー買うが吉。 だって日本国内DVDは高いしタイトル限られてるんだもの
496 :
名無し三等兵 :02/10/09 19:48 ID:NN80L66i
497 :
名無し三等兵 :02/10/09 20:13 ID:D2+CE7KD
この映画はノンフィクション?
イギリスへ! イギリスへ帰れる! 感動にうち震えるホーンブロワーを残し、金万福特使は白馬にまたがりハイヨーと 駈けていくのであった・・・ドワーン(銅鑼の音) 勘弁してくれ、もう勘弁してくれよぅNHK・・・
今回は、かなりTVオリジナルが入っていたね。 捕虜生活をたっぷりやって面白かった。 ただ、『公爵夫人』が帰ってきたり、インディファティガブルに出会うとかはちょっと違和感。 ペリューが原作以上に出てくるけど、なんか理由があるのかな。 (ペリュー役のロバート・リンゼイの名前が最初に出てくることと関係があるのか?)
501 :
名無し三等兵 :02/10/09 22:15 ID:VsTLPiCv
>453 ブッシュ海尉は次のシリーズで出てくる(今回のシリーズでは出ない)。 ブッシュ海尉役のポール・マガンは実は例のシャープ役候補だったのだが、 出演直前に落馬で怪我をして降板、そしてシャープ並みの幸運を射止めた のが、「指輪物語」ボロミア役のショーン・ビーンだとか。それくらい、 苦みばしったいい漢だ。 英国では第3期としてホットスパーを撮影したとか、しているとか。 ところで、次の第4話はもっとオリジナル入っている。各員、覚悟するように。
>>485 > やっぱCSフォレスターの原作にかなうナポレオニック陸戦もの小説ないなあ
だからシャープ読め、炎の英雄シャープ。
>>500 たしかぺりゅー提督って実在の方だったはず。
クリミア戦争の時は提督として艦隊率いてたとかなんとか。
それと関係あるのかなぁ。
インディファティガブル号も実在してたよね…たしか。
英国でも数隻しかない40門級の大型フリーゲートだったはず。
けっこうエリートまっしぐらだよな>ぺりゅ。
そういや「緋色の勇者」で始まる「英国海兵隊」シリーズって、続編出てるんだっけ?
1500円×シャープ全12冊で180000円か。 18万円は高いなぁ
506 :
名無し三等兵 :02/10/10 09:01 ID:eyHfHlKq
桁違いますよ。
507 :
名無し三等兵 :02/10/10 19:59 ID:jw46m7+Y
今夜もあるよage
今日はイギリス陸軍も大活躍だね。 細かい装具とか見ていて楽しいなぁ。
しかし・・・ 昨日まではそこそこ上手く脚本まとめあげていたのに 今日のはダメダメだったなぁ。 余計な安っぽいスカスカ脚色ひっつけやがって。 反面、陸軍はよく描写出来ていたと思う。 ただ・・・なんじゃ、あの砲撃着弾の描写は! 爆裂弾の取り扱いをあれほど綿密に描いた原作がカタナシだよ。
>>503 ほらよ。
ttp://www.pellew.com/ 由緒正しい家柄なんだな、ペリューさんちは。
サー・エドワード・ペリュー(のちのエクスマス卿)はその中でも別格なんだけど。
インデファティガブル号は、もともと二層の戦列艦だったが、バランスが悪いとして
甲板を一層はずしてシングル・デッキのフリゲート艦に改装したもの。
もちろん、シングルだなんて建前だけどね。
TVのインディ号が、ミズンマストが妙に低いのは気にしてはいけないよ!
あれはブリッグ艦の艤装なんだから。
多分あれで「ホットスパー」を撮るのではないかと期待している。
>>509 まあね、でもこんな番組をこんな良い時間に
放映してくれてるのは嬉しいね。NHKに感謝!
NHKの海外ドラマ、今後も期待したいでつ。
今日はえびと豚肉のはさみ揚げかー。
あんな活けの車海老茹でるなんてもったないけどなー。
ハッΣ(゚д゚)、食べ物の話になっちゃった。アイヤー。
海の暴れん坊オークショット
513 :
↑↑ :02/10/11 22:02 ID:???
なんで? 三巻目で悲しくなるから?
514 :
508 :02/10/11 22:30 ID:???
>509 それは漏れも思いました。なんか一部メロドラマだし。 # にしてもフランス娘は可愛かった(PAM) これは、ぜひ原作読まないといけません。
515 :
↑↑ :02/10/11 22:39 ID:???
読んでないの? 漏れの行きつけのイナカの本屋、平台に「海軍士官候補生」が積み上がっていたぜ。
>>511 えーい、食い物の話ならダウティを呼べ!
517 :
名無し三等兵 :02/10/11 23:33 ID:VR4s4Q5L
「マヨネーズ。艦内に卵はありますか? それと、油と酢は?」 「えーい、貧乏なわしをヴァカにしているのか! だいたいマヨネーズっちゃなんだ?」
う〜ん、ヒマな時にはホイストだ!てなイメージしか湧かないな。 もういっぺんホーンブロワー読もうっと!
519 :
名無し三等兵 :02/10/12 13:51 ID:KN6qMwWJ
暇なとき微分積分やるってのは格好いいな。 ハインラインの主人公もそうだけど、数学できる奴って羨ましい。 金のかからん最高の頭脳ゲームじゃん
>511 やるではないか、貴公のイナカの本屋とやら
522 :
名無し三等兵 :02/10/14 09:45 ID:10/6d/Hh
>510 >インデファティガブル号は、もともと二層の戦列艦だったが、バランスが悪いとして バランスが悪かったのではなくて、単純に大口径砲を積んだフリゲートが欲しかっ ただけ。下層砲列甲板の24ポンド砲をそのまま残してアメリカの大型フリゲート艦 を圧倒するために同じような64門艦を何隻も手っ取り早く改装した。アメリカが 24ポンド砲の大型艦を作ってくると、今度は74門艦(32ポンド砲)が改装され た。
>>464 ライム果汁は煮詰めてビン詰めにしたらしい。
524 :
名無し三等兵 :02/10/14 16:03 ID:atYBznqO
「栄光の海兵隊」 ダグラス リーマン (著) ハヤカワ文庫 1 緋色の勇者 2 黄土の血戦 3 紅の軍旗 4 特攻艇基地を撃破せよ Amazon.co.jpでみつけました!
>524 ををを、どうもありがとでした、早速注文・・・できへん無職なわし_(__;)_ 就職できたら注文します〜
526 :
ぼそっ :02/10/14 16:16 ID:???
いあ、上の3冊は実家にあるので、特攻艇基地さえ手に入れば・・・
528 :
スワン :02/10/15 23:13 ID:Vn6Wr3ra
うを、昔読んだので内容忘れちまいましたなぁ。 実家から取り寄せねば。
うお、そんなTV番組をやっていたとは知らなかった…。 悲しいのでG・ペック主演の「Captain Horatio Hornbrower」を見ながら 引きこもります。
>530 うーん、シブイ ビデオ屋にあるの? 昔テレビで見たけど、今回のシリーズのほうがリアルでかっこいいかな
532 :
530 :02/10/18 15:05 ID:???
>531 いや、英語版のLDを購入して持ってますもので…。 そうですか、今回の方がリアルですか…(;_;)。 USAリージョン版のDVD、あれば金があるときに購入しようかな…。
>>509 まぁまぁ。オリジナル色がかなり濃い話だったが、最後のシーンはいいじゃないか。
部下の安否を心配し、曳航(?)作業を命じ、自らもそれに加わるペリュー艦長がいい。
作戦の失敗。部下の喪失。恋人(未満?)の喪失。
報告後、思わず涙を流してしまうホーンブロワーに
艦長が海軍士官とは何たるかを説く下りは個人的に大好き。
「その服(士官服)を身につけたものは波乱万丈の人生を送らねばならない・・・」
ってとこね。
ただいま原作読破にとりかかっております(w
534 :
スワン :02/10/19 23:23 ID:Yt8lVP0W
でも、ホーンブルワよりも、ボライソーの方が面白いと思うよ。
>>533 波嵐万丈だけに「涙はない」というわけで砂・・・・・・・・
ゴメソsage
>>534 うそ!?
時間順第一作’海軍士官候補生’はちょっと地味ですが
ホーンブロワーのほうがずっとキャラが立っています
538 :
名無し三等兵 :02/10/21 22:38 ID:cxMga5ev
ホーンブロワー、ボライソー、そしてフォックスはそれぞれ個性のあるキャラで それぞれにファンがついていますから誰が偉い?はやめときましょうや。 この3シリーズは何度読み返しても楽しい一生の友です。
>>534 長いのはたしかだが。>ボライソー
あの中古かつ他人の女に萌えるワンパターンはなんとかしてホスイ。
ケントさんの時だけじゃなくて、リーマンさんになっても同じパターンじゃあねぇ。
ちなみに、「ホーンブルワ」ってだぁれ?
ボライソーは2ndシーズンになったんだっけ? 今度は 初 物 食 い ま く り と み た
>>540 だめだよ、あの甥っ子だってセコハン女萌えだもん。
すでにもう前科者だし。
可哀想なヴァレンタイン・キーン提督。カミサンを元の上官の甥っ子で部下でもある
女たらしに取られちまってねぇ。
542 :
名無し三等兵 :02/10/25 08:01 ID:75yEqYXo
543 :
名無し三等兵 :02/10/27 20:12 ID:nHKc3OMp
>538 ラミジは?
>>449 ちなみに現代世界最大の木造軍用艦は自衛隊の「やえやま」
amazon売れ行きランキング(もちろんホーンブロワーもの限定) 1.砲艦ホットスパー ハヤカワ文庫 NV 2.スペイン要塞を撃滅せよ ハヤカワ文庫 NV 58 3.海軍士官候補生 ハヤカワ文庫 NV 36 4.パナマの死闘 ハヤカワ文庫 NV 80 5.決戦バルト海 ハヤカワ文庫 NV 124 6.燃える戦列艦 ハヤカワ文庫 NV 87 ホットスパーが一番なんて! 最後に執筆された地味なこの作品が売れてるなんてみんな見る目あるじゃん! 小官もこの作品をベストに押すものであります。
546 :
名無し三等兵 :02/11/02 15:31 ID:8vqfnc4F
神田の古書祭りに行ってきた(4日まで開催)。 いろいろと入手したが特にC・N・パーキンソンの 「ホレーショ・ホーンブロワーの生涯とその時代」 ホーンブロワーを実在の人物として扱ったある意味究極のファンブック。 口絵のホーンブロワーの肖像画やホーンブロワーサイン入りの書類が最高。 無茶苦茶真面目な顔をして馬鹿やってます。
547 :
名無し三等兵 :02/11/02 15:38 ID:RXhXpa6H
>ホットスパーが一番なんて! スループ艦独特の軽快性の魅力ってあるんだよね。 フリゲートみたいにマトモに砲撃を交わせないかわりに、アウトレンジを 走り回って色々やる感じ。 ボライソーでも「スパロー号」のあたり、結構好きだし。
548 :
名無し三等兵 :02/11/02 17:22 ID:VMVUIwxe
>>545 >最後に執筆された地味なこの作品
・・・をい。
小官は愕然といたしました。
なぜこいつが「地味」なんでありますか?
小官は、「菊池・光 節」との相乗効果もあって、常にこれが最高のホーニィ本
であると考えておりマスタ!
思い起こせば小官が紅顔の美少年(ププ)であった御幼少のみぎりよりであります!
実に、四半世紀前の事であります。
特に、あの副長ブッシュにコートを着せかけるシーンの前後に、男たるものああで
なくては、と人生の指標とさせていただいて今に至っております。
549 :
545 :02/11/03 19:55 ID:???
>548 お言葉ですが”ホットスパー”は 地味 であります! 出世作パナマのように戦いの連続や色模様もバイロンまがいも出てこず、 戦列艦同士の決戦も出て来ない 地味 な作品であります。 545の文面をお読みいただければわかるように小官もこの作品こそシリーズ最高作! でも一般受けという点では厳しいかな、と常々思っておりました。 この作品の良さがわかるを貴官にご理解いただけなかったことはまことに遺憾であります。 なお小官はD・フランシスなども愛読しておりますが菊池先生訳については理解しかねるところであります。
550 :
名無し三等兵 :02/11/03 20:05 ID:gSHpf4+p
ホーンブロワーシリーズを全部読んだ後で言うのもナンだけど、私もホットスパーが一番好きだな。 ところで、ボライソーってどうですか?海洋のものは買いにくいので未だ未読ですが・・・
551 :
548 :02/11/03 22:05 ID:???
>>549 「ホットスパーは地味である」と言う貴官の見解に関し、些事ではありますが
貴官がそう認識しているという事実を認識できた事は、小官の欣快とするとこ
ろであります。
しかれども、見解に微妙な差異があるのはささいな事ではありますがこれも
また事実であります。
この作品が一般受けするかどうか、に関して、小官といたしましては何らの見解
をも所有しておりません。ぶっちゃけた話、万人が背を向けようとどうでもよろ
しい。
「小官にとってこの作品は地味ではない」
のであります。小官の理解しておりますレベルといたしましては、それに尽きる、
それで十分、と認識しております。
人生は些事とトラブルの積み重ねであります。「ホットスパー」はまさに小官の
この四半世紀の人生そのものであります。この点、ご理解いただければ幸いであ
ります。
菊池光氏の訳文に関しては、高橋泰邦氏におかれては色々文句もおありのようで
ありますが、小官としては「海佐」「准海佐」などの整合しにくい一部の言葉を
除き、ぱきぱきっとした語り口が大変気に入っております。
高橋泰邦氏に関しては、訳文にそう不満はないのでありますが、自画自賛調の後
書きと何度も繰り返される氏自身の思い入れの描写などに、少々辟易しておりま
した。
ボラ25巻事件などを起こしては、何ともはや老害化されたかと、ちと残念に思っ
ております。
>>550 ボライソー、最初の頃の巻は面白いです。15巻以後も、連続したシリーズだと思
わないようにしていれば(え?)、女癖のパターンなどに気を回さずすむと思います。
質実剛健ホーンブロワー 行き当りばったりボライソー
バカヤロー 何で潰れた三崎書房! どっか版権買って続きをだしてくれ〜
「波の上にいるな」という描写はボライソーの方が上かなと思う時が しばしばある。 この辺は、元船乗りという作家の資質の問題かも知れん。
後発の有利さ、と言う事ではないかな? フォレスター節とケント節の違いもあるだろうが、ホーンブロワーであれほど 海を細かく描写したら、売れなかったかも知れない。
フォックスをまだ覚えてくれている人がいてうれしいです。 イギリスに行ったときも売ってないかと探したものだが。 あと、超地味ですが、「パーキンソンの法則」のパーキンソン氏が書いた デランシーシリーズ好みです。ちなみにパーキンソン氏は英国植民史の学者で 英国植民地の縮小と植民省の拡大が並行していたことを発見してかの法則を 唱えたので、帆船海戦物を書いても不思議ではありません。
残念ながら、「ホーンブロワー」の 再放送については、今のところ予定はございません。 今後検討させていただきますのでご了承ください。 また、続編につきまして、2001年に2作品制作放送され、 2003年にも制作が予定されているようです。 続編のNHKでの放送は現在検討中です。 これからもNHKの海外ドラマをよろしくお願いいたします。 NHK海外ドラマ担当
凪いでるな、、、 順風を送っておこう
>>556 パーキンソン氏といえば、「ホーンブロワー その時代と生涯」(タイトル
不正確)という労作がありますな。
当時の実在する公文書や書簡をうまく組み合わせ、ホーンブロワーが実は実在の
人物であった、という大嘘を当時の読者に信じさせてくれました。
生家とされる家の銅版画等、図版類もえり抜きで(フォレスターの)作品を楽しむ
設定資料集としても使えます。
タイトル ホレーショ・ホーンブロワーの生涯とその時代 著者 C・N・パーキンソン 訳者 出光 宏 ISBN 4795319006 シリーズ 不詳 形態 単行本 出版社 至誠堂 出版年 1997/11/01 未読のファンのかた、ぜひご覧あれ。(タイトル間違えてた・・・)
そのうえガイシュツでしたか・・・申し訳ない。 デッキ磨きに逝ってきます。
その位で済むか!船底潜るか鞭打ちか好きな方を選べ! ファイナルアンサー?
いや、グライムズ当番兵の卵料理とコーヒーを飲ませてやるべきだな。
漏れの祖父はホーンブロワーが実在すると 信じ込んだまま逝きましたが、何か?
565 :
564 :02/11/13 23:14 ID:???
訂正 実在する → 実在した(人物)
566 :
名無し三等兵 :02/11/13 23:14 ID:Mu0HEXox
漏れはもちろんシャーロック・ホームズ氏も実在したと思っている。 残念ながら正確な生没年はわからないが。 ホーンブロワー提督に関してはなんともいえん。
やれやれ、ビルジにポンプをかけよう、 age age と
568 :
ゆうじん :02/11/18 23:52 ID:x6mv+GwP
ウィルバー・スミスの「リバーゴッド」でガレー船の海戦を描いてるけど、これがなかなかおもしろい。
569 :
ヴィルヌーブ?の妻です :02/11/19 13:21 ID:b+JqiL/A
ナポレオンのイギリス上陸作戦(1805のブローニュ・キャンプ)て 実際のところ、可能だったの? 上陸船舶は確保できたのでしょうか? そりゃトラファルガーで各人が持ち場死守して提督が狙撃くらって絶命して 広場がこさえられたのは知ってるが、そもそもフランスに軍団単位の海峡渡河 能力あったとは思えないのですが
570 :
名無し三等兵 :02/11/19 22:53 ID:XhMB1gwW
マダム、数だけで言うと可能だったと思われます。 ただし、いくつか前提条件が必要でしょう。 小舟が転覆しない好天に恵まれること。 食料・武器・弾薬が適切なタイミングで供給されること。 援護用の仏国艦隊が集結できること。 英国艦隊がこれら全ての前提を見逃してくれること。 最後の一点がある限り、どの前提が整っていても不可能と言っていい状況かと 思います。 マダム、おあきらめください。
そういえば、C・S・フォレスターのネルソン伝が出たね。 面白かったよ。
572 :
ヴィルヌーブ?の妻です :02/11/21 03:26 ID:RQe7Do7j
>570さま きーっ。いくら大英帝国海軍士官様といえど、それはあまりのお言葉ではありませんこと? 宅の主人は、皇帝陛下のセントヘレナ録で罵倒されまくり・・・・ ・・・ま、いいですか。なりきりごっこは(笑) 情報ありがとうございます。このあとのアウステルリッツについて調べていたのですが そもそもブローニュ構想がどれほどのものかわからずお尋ねしました。 なにしろ兵站も考えず60万でロシアに侵攻した時代の作戦ですので、雑把なものだったのでしょう かね・・・?
573 :
ヴィルヌーブ?の妻です :02/11/21 03:35 ID:RQe7Do7j
574 :
名無し三等兵 :02/11/23 17:23 ID:v2z8156z
>569 その辺は既出の「トラファルガル海戦」に詳しいので一読されることをおすすめする。
?
どうしてsageるの? 鞭打ち20回!
577 :
名無し三等兵 :02/11/28 23:19 ID:JxcLvF4v
久しぶりに漏れのナインテイルが活躍しそうだ・・・。
578 :
名無し三等兵 :02/11/28 23:27 ID:oTz5yvkj
>>571 俺も買った。ただネルソンの身の回りに起こってる事を時系列にそって追ってる
だけなのに、あんなに面白いとは。
ところで、俺は疎いんで知らんのだが、そんなにフォレスターって有名人なの?
>>578 そら、ホーンボロワーの著者だからねぇ。
>ホーンボロワー ボロボロっぽくていやんな響きだな〜
>>578 英語圏では、シャーロック・ホウムズを書いたコナン・ドイルに匹敵する知名度です。
日本で言えば、鞍馬天狗の名前を誰でも聞いたことがあるくらい、ホーンブロワー
の名はよく知られています。その為、作者も有名人です。
あと、ドイル、フォレスター、大仏(漢字が変換できん)、この3人に共通するのは
名文家として評価が高いこと、歴史研究の分野でも知られていることですね。
それと、「ホーンブロワーの誕生」からの請売りですが、フォレスターは第二次大戦中、
渡航に際し提督クラスの優先度ステータスを与えられ、どこにでも自由に旅行できた
そうです。
保守
583 :
名無し三等兵 :02/12/07 20:39 ID:zMR3LfKV
きょう、久しぶりにBOOKOFFいったら、100円コーナーでいい出物みつけましたよ旦那がた。 ジョン・テレン著『トラファルガル海戦』(初版1976原書房) リチャード・ホフ著『バウンティ号の叛乱』(初版1975フジ出版) 青木栄一『シーパワーの世界史第1巻』(初版1982出版協同社) いいねえ。昔の本は。文字が2段組みでぎっしりつまっていて
うらやましい 目がチカチカするので100円コーナー見て回るなんて出来まっしぇん それにしても 原書房 フジ出版っていうのが泣かせるね
>>581 本官はちと年式が古く、「てっちゃんアトム」をリアルタイムで見ていた世代でありますが
「鞍馬天狗」なぞ読んだことはないしその作者なんぞ知りませんが、ナニカ?
せめて「明智小五郎」ぐらいを挙げていただきたかった。
この作家(えどがー・あらん・ぽ氏)が名文家というと語弊はありますが。
ちなみに、本官はかのウィリアム・シャーロック・スコット・ホームズ氏と誕生日が同じで
あることが誇りであります!
我らがホーニィでは、「バルト海・・・」のラストシーンが大好きであります!
しかし、本官の所持しております原書には、邦訳の最後の2章が存在しません!
PaperBackゆえ落とされたのか、この訳者が「超訳」で勝手に付け加えたのか、怖いものがあります!
以上、( ̄∧ ̄ゞ 敬礼っ!
586 :
名無し三等兵 :02/12/10 22:55 ID:YhC5XHHP
>>583 そういえば昔、神田の古書街でフォレスターの「追跡」を買ったことがあるよ。
当時、古本でも結構高かった。
>586 BOOKOFFは従来型古本屋とちがい、出版から半年経過した本は がんがん半額→100円実施しているようなので、既存本屋の敵ですが 消費者にとっては逆らえない蜜の罠ですね。 しかしブローニュのキャンプを尋ねて「トラファルガル海戦」を薦められた直後 入手できるとは・・・。 これも有難い阿弥陀如来のお導きでしょう。南無南無
588 :
p10のイラストですな :02/12/11 13:12 ID:PnxD4a0l
よい買い物をなさいましたな。 あれで記述がまとまっていればもっと詠みやすいんですけど。 >追跡 先日、神田で見かけた時は800円でしたよ
589 :
名無し三等兵 :02/12/15 17:03 ID:Jpp0onF8
>この訳者が「超訳」で勝手に付け加えたのか 「25巻」の狼藉を思えば、ありそうで怖いけど。 ご安心召されよ。米国版のペーパーバックにて英語のテキストが存在 することは確認しました。この件に関してあの(検閲削除)野郎はシロ です。 その他、全テキストはあたってみたところ、細かい誤訳は多いものの、 捏造は見られません。 ブックオフ100円コーナーにてラミジ第22巻を確保。他にも同シ リーズが5冊くらいあったけど、ダブルので見逃しました。
>>585 それも考えないこともなかったんですが、えどがー氏ではちとドイル、フォレスター
に失礼。
大仏次郎氏をご存知ありませんか。ぜひご一読を。ライフワーク「天皇の世紀」はじめ、
興味不快作品が多数あります。
そういえば、氏の訃報を伝えた日の新聞誌上、時事コラムにはたった一言、
「杉作、さらばじゃ」・・・コラム担当記者、偉い。
国民的作家でありました。
591 :
名無し三等兵 :02/12/15 20:48 ID:RIGGsAdy
>>590 とはいえ、真に「国民的作家」であったのかは疑問ですな。
腐朽の名文をモノした、となるとそれだけで「国民的」ではなくなる罠。
イギリスではドイル、フォレスター。
フランスでは大デュマ、ルブラン。
一流の名文家、文学の頂きに立つ文豪というにはチョト見劣りするものの、国民的作家
といえるでしょうナ。
日本でその名を冠すに足る作家というと... 大仏さんではどうもなあ。
>>585 氏の言われる「えどがー」氏ではちょっと。剽窃が多すぎる。
592 :
通行人 :02/12/16 03:06 ID:???
山岡荘八とか吉川英治とか・・・(笑) ま、冗談はともかく 大仏(おさなぎの緊急避難的当て字)二郎さん、戦前『改造』に連載された フランス19世紀史(ナポレオン3世の頃)、朝日文庫から復刊されて 愛読してますが、やはり英国におけるドイルやフォレスターほどの一般的な 知名度は難しいでしょうね(残念。いい作家さんだと思うが) 日本だと、海軍ものであるていど知名度だと、やはり近代海軍の創設が 明治なので阿川提督とか司馬遼太郎の世界になるでしょう。 最近、CWニコルさんも「盟約」?だったかな。(文春文庫)いう明治海軍創設〜大正ジーメンス事件まで 海軍小説かいてますが・・・
587>588 ナポレオン陸軍に興味あるものですが、ジョン・テレン著「トラファルガル海戦」 なかなかおもしろいですね。 おっしゃるとおり訳やコラム風の記述に難ありでしょうが、ブローニュのキャンプで 万単位の乗船演習を大陸軍がおこなったとか、1804年7月の嵐で2000人の兵士が 港内で溺死したとか、はじめて知ることばかりでよいです。 革命直後(1789)、フランス海軍下級水兵への革命思想の導入により 上司への抗命がくりかえされ、いやになって貴族士官逃亡、で崩壊いうのは なんか大昔のチリ革命で産業が崩壊した過程に似てますね
>>592 大佛次郎・「おさらぎじろう」ですよね。
二重にミスですか?
まあ2重にミスですな(笑)
596 :
名無し三等兵 :02/12/17 12:31 ID:/bux16UO
英海軍水兵の給与が恐るべき低水準だったのになんとかやっていけたのは 昇任システムの違いもあるかと思いましたがどうなんでしょう。 ごく僅かではありますが水兵上がりの提督もいたようですし 「働き如何で提督にもなれる」という希望みたいなものが感じられる気がします。
でも、提督になれる確率がなぁ... (哀 日本の陸海軍で、初年兵で入って将官にまでいけた人はどのくらいだろう? 案外いい勝負だったりして。。。。 (笑えない のらくろは三等兵で入隊して、大尉で退役したんだよな。
陸軍は昇進の代わりに胸の飾りが増えていく罠
599 :
名無し三等兵 :02/12/17 18:08 ID:hFxKaTWj
錨鎖穴から乗艦して艦尾甲板までよじ登った、というヤツですか。 さぞや急傾斜だったんでしょうな。 (ネタで言っているんだって!)
600 :
◆ScoRPSfUgc :02/12/18 00:48 ID:avHajHTD
>>485 推薦されている「皇国の守護者」だがここではない他の数箇所でも作品名を目にしたので
ちょっと探してみた。本屋で売ってはいなかったがそのレーベル棚の上の方に並べてあった
「逆撃ナポレオン」というのを買ってみた。初心者向けだったがまあ暇は潰せた。
601 :
485 :02/12/18 03:47 ID:???
>600
個人的には佐藤大輔さん、アニメや児童ポルノゲームの教養が多くて
それほど熱狂できないのですが、シミュレーション・ゲームデザイナーの
出身ゆえ、敵後方連絡線の遮断や、砲兵の運用、Mクレヴェルト「補給戦」を読みふけった世代らしく
主人公が兵站将校だったりでなかなか読ませるピカレスクロマン(悪漢小説)だと
思います。
小隊付き軍曹と二人三脚で部隊を統率する下士官小説としても出色ですが
ナポレオニックというかあくまでライフリング銃のでるファンタジー小説ですので
そのおつもりで。
>>446 氏のすすめる光文社の炎の英雄シャープのほうこそ、正統でしょう。
柘植傭兵大尉の著作については、当方も何冊かナポレオンがらみ所持してますが
未読です。おそらく一生未読でしょう(笑
アニメや児童ポルノの雰囲気さえなければ、レン・デイトンが書いた 剣と魔法の軍事ファンタジーくらいに世界に宣伝してもいいとおもっ てるのですがね・・・。 英国製奇書の雰囲気があって好きなんだが、やっぱライトノベルなんだろうなぁ
603 :
◆ScoRPSfUgc :02/12/18 22:00 ID:Eq/NQSIb
>>601 バーナード・コーンウェルの著作なら「The winter king」「Enemy of God」
「Excalibur」三冊の「The Warlord Chronicles」が面白かった。
「軍事的視点によるアーサー王伝説」というのも他に類を見ないし。
同作者の南北戦争を描いたスターバックシリーズも続きがでないかな。
>>601-601 皇国の守護者は、そうですね。今度、別の本屋に行って探そうかと。
>個人的には佐藤大輔さん、アニメや児童ポルノゲームの教養が多くて まあ、登場人物の名前がナポレオン文庫(フランス書院の中高生向け 18禁?ファンタジーレーベル(^^;)からってのは、ナポレオニックもどき だからでしょうな。 >主人公が兵站将校だったりでなかなか読ませるピカレスクロマン(悪漢小説) たしか、シャープも中隊の兵站係中尉だった筈。そういう外伝的エピソード の巻があって、本隊とはぐれて退却中に、中隊長が戦死してフランス猟騎兵か ら逃げ回るって筋だった。 知らない読者は真面目に書いてると思ってるんだろうな。実際、真面目なス トーリーだし。実際は実に不真面目なわけだけど。
607 :
名無し三等兵 :02/12/19 09:49 ID:9N5UbXdD
>「軍事的視点によるアーサー王伝説」 なんかえらく面白そうですね 日本語版もあるのですか?
608 :
名無し三等兵 :02/12/19 11:17 ID:nU//9VHD
>>607 図書館で読みましたよ。全部邦訳されているのかはわからないけど。
検屍官の作者ですね
610 :
コクスン :02/12/19 13:40 ID:Qvv1h8dZ
年寄りとして一言言わしてもらえば、 ラブシーンの良さは、ホーンブロワーが一番だね。 フォックスも、ラミジも、ボライソーも、 今となっては記憶に残る場面もないが、題名はもう定かでないが、 「燃える戦列艦」か「パナマの死闘」か、艦長になりたての頃、 便乗させた貴族の娘と激しく反目していたのが、戦闘を通じて理解し合い、 惹かれ合ってゆく過程と、別れ、じっくりと抑制の利いた筆致で書き込まれ、 第一級の恋愛小説になっていたと思うよ。 思い出しただけで涙が滲みそうになるのは年の所為かもしれないが。 それに艦長室が一種のサロンとなって文学談義、こう言うところは 他の帆船ものに無い深みだったと思うね。 後フォックスもホーズホール出身で、強盗の息子という背景を持ち、 一族を養うためには何でも有りという所に描かれる社会風俗が面白かった。 でもシリーズが尻切れトンボになったのは惜しかった。 変な方へ脱線して御免。
612 :
名無し三等兵 :02/12/19 20:13 ID:nU//9VHD
613 :
名無し三等兵 :02/12/20 17:56 ID:Fe5H7C7Q
高橋泰邦氏がハヤカワよりまた新しいシリーズを! だいじょぶなのか?
>>614 ま、実質「弟子」たちがほとんど仕事をしているんだろうからね。
それでも後書きには自慢たらたら。ヤレヤレ。
「超訳」をしないでくれることを祈ろうか。
この本は過去に2回もすでに出版されているんだから、版権的にはどうなんだろう?
誤訳のチェックはしたんだろうか?
疑問はつきないなァ。
616 :
名無し三等兵 :02/12/21 16:48 ID:8k1ONEP9
つーか映画になるそうだから 一気にホーンブロワーやポライソーを 越える知名度を獲得するのでは。
ヤンキーっぽいオーブリーになりゃしないかと不安でつ
そんな事より映画ということはやばいかもだ 戸田を?
まさか字幕はあの なっちゃん でつか……ガクガクブルブル
620 :
名無し三等兵 :02/12/21 18:14 ID:3V6Qfo+k
帆走せにゃ
囮の物体発射!!
帆船が発射する囮の物体ってなんだろう?
シー・アンカー ログの三角板 死体 (を! ・・・・書こうとして、とても書けないアレ (w
スレ違いだとは思いますが聞いてみたくて。 ここに入港する皆様は、子供の頃アーサー・ランサム全集読みますたか?
625 :
名無し三等兵 :02/12/22 09:17 ID:svYdfNfR
・・・なーんだっけ思いGOOGLEかけたら、児童文学のあれですな>アーサー・ランサム よく知らないが、検索ヒット数をみると人気のような・・・。 残念ながら当方は宝島ONLYです。 一番好きなのはジョゼフ・コンラッド「青春」いう青年が生まれて初めて 航海士として東洋航路につくお話。あれは石炭船でしたが
だれかこれに答えてあげて↓
ttp://picpage7.tripod.com/243.html きのう長いこと書庫に放置していた岡崎久彦「繁栄と衰亡と」(文春文庫)
いう17世紀オランダ興亡史読んだけど、おもろかった。
イスパニア総督アルバ公とオレンジ(オラニエ)公ウィリアムの陸戦は別スレでやるとして、
この頃のいわゆるオランダ海乞食とスペイン艦隊とか、英蘭戦争における
トロンプ提督やデ・ロイテル提督のオランダ艦隊について、もちょっと知りたいなあ。
>>625 もちろんデスとも。帆船ヲタの基本と思っとります。
「オボレロノロマハノロマデナケレバオボレナイ」
デッド・ウォーカー中佐マンセー
ま、あれと「ニワトリ号一番のり」ぐらいしか年少向けの帆船ネタのお話がないのは
チョト残念。
小生こと、ランサムを薦める秘密結社を作って(たまに)活動しておりますが、ある
程度以上の年齢になると読んでくれないのが残念。
628 :
名無し三等兵 :02/12/23 11:11 ID:T6pCJzh4
>陸軍は昇進の代わりに胸の飾りが増えていく罠 陸軍は階級章が金で買える罠
629 :
624 :02/12/23 16:33 ID:pLhweu5J
>>627 おお! 同志よ(W
第1巻「ツバメ号とアマゾン号」の冒頭で、ロジャが小さな両手を広げ、ヒースの野原を
間切(ってるつもりにな)りながら、「オボレロノロマハ」の電報を持つ母ウォーカー夫人の
元へと駆けて行くシーンが、電文を見て今脳内再演されています(うるうる。
小5でランサムと、中1で「ニワトリ号いちばんのり」と出会った私はつくづく幸せ者だったと
思っております。お陰で立派な帆船オタになりました(爆
お子さんの(もしくは甥御さん姪御さんの)いるオタの皆様!
彼らに「宝島」と「ランサム全集」を読ませましょう! そして嵌まった頃に「ニワトリ号」、
彼らが攻防になったらいよいよハヤカワです!
帆船オタの再生産に励もうではありませんか!!
(大興奮乱文長文失礼)
630 :
627 :02/12/23 18:07 ID:iIKd64GM
誤記訂正:
テッド(セオドア)・ウォーカー海軍中佐でありました。
しかも、
>>624 へのレスでありました。深く反省。
>>629 小官の心に残る一言は、ウォーカー父がオランダの港で、初めてイギリス海峡を
徹夜で帆走したジョンにいった一言。(正確かどうかは別ですが)
「お前もいずれ本当の船乗りになれるぞ」
帆船に乗りたいよなぁ、と本気で思ったのはこれが多分最初かな?
ちなみに、ハヤカワからはまた帆船もののシリーズがでましたが...
邦訳されて出版されたのがこれで4社目ともなると、なんだかなぁ。
それも、例の御大の繰り言を延々と聞かされるとなぁ。
ハヤカワは高橋御大(とその弟子たち)以外の帆船もの訳者を認めない気らしいしなぁ。
ちょっと鬱です。
631 :
627 :02/12/23 18:09 ID:iIKd64GM
あ、失礼。 オーブリーものは 【パシフィカ】⇒【西武】⇒【ハヤカワ】とこれで3社目でした。 高橋御大、これで三重に稼ぐつもりかなぁ。
632 :
簡単だから協力願う :02/12/23 18:13 ID:8y2xnsqB
633 :
名無し三等兵 :02/12/24 00:39 ID:uJ1d0LVq
>>632 そんな板orスレッドないです。
とのこと。ナニを協力せいと閣下はご命令なさるのか、小官は浅学にして理解できません!
釣られちゃったかなァ? (w
児童文学だったら、反どれい船はいかがでしょうか。 カーター、ピーター 1983 『反どれい船』(犬飼和雄 訳)ぬぷん児童図書出版(1300) 奴隷商人の船(足が速い)をギニヤ湾で拿捕するイギリスの軍艦の話です。 奴隷船との海戦は迫真の描写です。
著者Carter, Peter 題名The Sentinels 粗筋 John Spencer commandeered into the Royal Navy ends up serving on the West African Squadron, the anti-slavery patrol. One man, Lyapo, a farmer, taken as a slave is bought by the slave trader Kimber aboard the "Phantom". Lyapo and John meet in a desperate struggle for survival. 上の追加です。ISBN(国際標準書籍番号)はついていないかもしれません。
636 :
624 :02/12/24 20:03 ID:gvuYSqRb
>>634 『反どれい船』ですか!小官恥ずかしながら存じ上げませんでした。
粗筋を見るに良さげですなあ。早速「ナルニア国」(銀座教文館児童書フロア)にでも
問い合わせてみます。
P.S.そういえば「ナルニア」シリーズにも、『あさびらき丸東の海へ』という
帆船探検話がありましたなあ。
帆船は風上に向かってかなりの角度で帆走できると読んだんですが 帆の状態がイメージできません。 コレだ!って画像ありませんかねぇ?
>637 「かなりの角度」がなんだか良くわからないんですが、どんな帆船でも「風上に向かって」 は走れません(^_^; 通常風向きが良くないときには、さっさと投錨して風待ちをします(商船などの場合) 軍艦や高速商船などで、やむを得ず風が吹いてくる方向へ進まなくてはいけない場合には 風を斜め前から受ける形でジグザグに進みます。 このとき、指揮してるやつがバカだとジグ・ザグで船首をかえるときにノタノタやって行き足が とまってしまい、逆に押し戻されてしまったり、下手すると転覆する危険があるので、船員にも 高い聯度が要求されるのでありました。 これが有名なセリフ「副長、上手回しだ」ですね。 ほいで、こういう芸当は方支持の三角帆でなくてはできません、四角帆しか装備していない 帆船では、風向きが悪いときにはおとなしく順風が吹くまで待つしかないのでありました。
639 :
名無し三等兵 :02/12/25 08:25 ID:I1UxbJ0a
640 :
名無し三等兵 :02/12/25 13:54 ID:FMd5e2tw
>638 クローズド・ホールドっていう状態だと風上に切り上がるんですよね?
641 :
624 :02/12/25 15:35 ID:???
>>640 (638さんではないですが横レスです)
そうですね。日本語では「詰め開き」です。当然ですが「間切る」というのも
638さんのレス内の「上手回し」や「下手回し」も江戸時代からの日本の船乗りの
用語です。詰め開きは639さんの和船帆走テストでやってますね。
およそ同時代18世紀、西洋帆船のシップ型で、風上約60度(風の来る方向を0度とすると)
が限界だったそうですから、たった1枚の横帆でしかも甲板もない和船で70度というのは、
なかなかの性能と思われます。
>641 しかし70度でジグザグに帆走しても、なかなか進みませんよね。 すっぱり諦めて順風を待った方が楽そうだ……
643 :
名無し三等兵 :02/12/25 22:48 ID:Rg0Rf68Y
ヨットに乗って走ってみると、風に向かってクローズドで走った方が走ってる感があって精神衛生上いいです。全くのランニングより実速も出るしね。 やはりアビームが最速だけど、全方位中ではアビームに近い走りで対応できる範囲が一番広いから、横帆のフネでもトータルであまり不自由はないでしょう
>クローズドで走った方が走ってる感があって精神衛生上いいです そうそう。ランニングだと波をけつから食らって不安定だし。
645 :
627 :02/12/25 23:08 ID:???
>>641 司馬遼太郎氏の「菜の花の沖」に、和船で間切るシーンがありましたな。
お読みでなければ一読を。
ちなみに、「間切る」という英語の単語は「beat」ですが、この語源は「beit」
でありまして、スカンディナヴィアの言葉です。
バイキングの船はご存じのよう横帆で一本マストでしたが、彼らは「間切る」技術
をもっておりました。「間切る」という言葉は、彼らの言葉から始まりました。
>>643 真後ろからの風では全速力は出ません。ロスが出ます。
後方2点〜3点の風がよろしい。
これを、「陸軍の兵隊でも帆走できる風」という意味で、「ソルジャース・ウィンド」
と呼びますです。
646 :
名無し三等兵 :02/12/25 23:10 ID:Rg0Rf68Y
日本のフネも時代が下がるにつれて、ラダーや舳先のキールみたいな部分が大型化して、どんどん上り性能を上げたようです。 明治以降はスクーナーのような縦帆を持った和洋折衷型にまで発展したそうな。
647 :
627 :02/12/25 23:18 ID:???
>>646 何かの誤解では?
江戸時代には、残念ながら和船はほとんど技術的な改良はなかったはず。
中国にはジャンク船という縦帆モドキの風上への切り上がり性能のいいフネが
ありましたが、日本は最期まで一本マストの横帆船だったのでは?
大きさは樽回船などでかなり大きくはなりましたが、しょせん基本構造は同じ。
江戸時代末期になって、西洋の文化が入ってきて初めて和洋折衷型ができたの
だと思いますよ。
648 :
646 :02/12/25 23:31 ID:Rg0Rf68Y
>>647 いや当然洋式船の影響です。
弥帆とか中帆とか伝馬帆とか、ジブみたいな帆を揚げている安政時代の絵馬が載ってる船の科学館の資料見てます。
江戸時代初期のフネは舵が小さいそうです。
スクーナーもどきは幕末出現らしいです。
649 :
名無し三等兵 :02/12/25 23:35 ID:YDuv7sq9
帆船一つでも結構深いんだな
650 :
627 :02/12/25 23:47 ID:???
>>648 ほお? なるほどねぇ。
勉強してみましょう。それも面白そうだ。
651 :
ゆうじん :02/12/25 23:52 ID:ru5kB0yF
パシフィカから79年に単巻で「闘う帆船ソフィー」として出版されたオーブリ−ものがハヤカワからシリーズとして再発行されてますな。 「ソフィー」は持ってるけど、買ってみよっと。
>649 だ、だんな、「ふね」の歴史からすれば、そのほとんどは帆に受けた風で進む船の 歴史になるんでっせ(^_^;
さいですなあ。 古典古代のいわゆる三段櫂船も、普段は帆走で、いざ海戦というときだけ、 帆を取り外して、大抵は自国の勢力圏内の陸地に置いて、櫂による推進を 行ったわけですし、輸送船は、経済的な問題もあってかほとんど帆走でした しね。 古代の海戦は、まあのんびりしたもので、定期的に陸に揚げて船底を乾かして 綺麗にしないと走行性能が落ちるし、上にも述べたように帆を外すこともあるので、 陸から奇襲喰らって帆を奪われることもあるし、敵が沖合いに姿を見せても即座には 戦闘にならなかったことも多いし、なかなか楽しいですね。史料が少ないのが難点 ですが。 ちょっと話題からずれるのでこのあたりで。
>>627 補足すると、国内航路の西洋船化を進めたい明治政府の
マインドコントロールで
和船=低性能
という通説が定着したらしいです。
ところが実際は明治後期までコストと性能のバランスから
スクーナーもどき和船が盛んに建造された
ようで。
655 :
654 :02/12/26 07:52 ID:???
>>654 氏に補足。
体系日本史叢書14 流通史II p.347より引用です。
日本型帆船(石数船)は明治二十七年以降四十二年にいたるまで、隻数においては
ほぼ一貫して増加し、石数においては、この期間の前半には減少、後半に増加して
いる。そこで一隻あたり平均石数を計算すると、明治二十七年が一六六石、三十九
年が一一九石、四十二年が一三三石となり、全体に船型は小型化していくが、後半
にやや大型化傾向があらわれている。明治四十四年以降は減少過程に入り、不登
簿船(五〇石から二〇〇石まで)・登簿船(二〇〇石以上)ともに急速にその数が減っ
ていく。この間、五〇〇石積以上の大型船は急速に減少し、明治二十七年の六八八
隻から大正二年には七二隻となった。こうして、日本型帆船は、明治二十年代まで
内航海運において重要な役割を果たし、明治四十年代はじめまで西洋型帆船とならぶ
役割をにない、その後急速に地位を低めたわけである。
p.247に船舶数とトン数の推移の資料があるんですが、明治40年でこんな感じです。
汽船 2223隻 111.6万GT
西洋型帆船 4811隻 36.5万GT
日本型帆船 20635隻 256.1万石
日本型帆船が衰退するきっかけとなったのは、以外にも西南戦争だったりします。
>>642 >しかし70度でジグザグに帆走しても、なかなか進みませんよね。
>すっぱり諦めて順風を待った方が楽そうだ……
マゼランの航海記にありましたが、太平洋を横断する際、貿易風の緯度に入ってしまったので
航路の七割以上はジグザクに真切りながら進んだそうです。
風を待って追い風で進めるのはほとんど沿岸ですね。
>643 クローズドだと風切り音が大きいから速度が出てる気がするけれど、 絶対的な速度ならランニングの方が早いんだよ。ヨットの場合は完全な ランジングより、少し外した方が早いのは事実だけれど。
659 :
名無し三等兵 :02/12/27 01:03 ID:v234/QJN
>>656 氏
面白く拝読していたのですが、なぜ「西南戦争のあと衰退」だったのでしょう?
明治政府が単純に「西洋マンセー」だったといった単純な理由でもないような
気がするのですが…
教えてクンでスマソですが、どうかご教授ください。
甲板が無い竜骨が無い(折り畳み式の)帆柱が弱い、 故に大砲を載せられない船体構造が弱い凌波性が弱く 外洋航海に向かない。
661 :
名無し三等兵 :02/12/29 12:40 ID:2CKH4Ylc
>>660 なるほど、戦闘艦としては不向きだったということですか
まあ もともと外敵の少ない沿岸航路用商船で、
甲板も邪魔なぐらい大量の積み荷を運ぶ能力を重要視したフネということで・・実際呆れるほど積んだ写真が残ってますね。
起倒式のマストも橋をくぐるには必要っと。
外洋航海にむかないということは、なんにしても致命的ですな。
和船については、様々な立場がありまして、人によっては 十分に外洋航海に堪えられると著作の中で主張している方も居ら れます。 竜骨の欠如よりも船尾構造の脆弱さと舵のあたりの構造の弱さなどが 問題視している本もあります。
まともなジンバルに載った羅針盤もなし、天候の推移を観測する気圧計無し、 経度の測定に不可欠なクロノメータなしで、どうやって和船で外洋航行できた ものやら。 フネというデカイハードウエア一つの問題ではないと思いますが。 わたしの理論上こうできたはずだ、だから可能である、という学者先生のお説 くさいですね。
ムカデの足を全部切ると耳が聞こえなくなる
沖縄地方の船ってどうなんでしょうね。
>>667 遠州灘を横切る航路はかなり積極的に用いられていたはずです。
漂流してエカテリーナ女王に謁見することになった大黒屋光太夫が
遭難したのも、確か遠州沖でしたね。
台風に遭って帆を失い、黒潮に乗ってアリューシャン列島まで漂流
したのですから、かなりの沖合いを航行していたのでしょう。
>>659 氏
もうしわけありませんが、ちょっと裏を取っておきたいことがあるので
しばらくお待ちください。ただ、少なくとも、和船が戦闘艦として役に立
たないからという理由ではありません。純粋に海運上の問題です。
# 年末で図書館が空いてないのが痛いです。
669 :
名無し三等兵 :02/12/29 19:44 ID:9FS8Zf4Q
>>667 和船が、天測航法(緯度だけですが)を用いて、台風の中遠州灘を渡るシーンが
「始祖鳥記」に出てきますが御存知ですか?
魂の震えるシーンでした。
悪天候に遭えば、今でも船は遭難の危険がつきまとう 無線もないこの時代、洋式船も和船もないと思う。 世界有数の海の難所である日本近海。 船体強度が原因の和船の遭難って当時あったのかな? 用途(国内航路)建造費(各地方で建造可能なので安い) を考えれば、なかなか和帆船が衰退しなかったのも 十分考えられる
和船には西洋的な意味での「竜骨」がないので風上への切り上がりの能力が 劣るとどこかに書いてありましたが、本当でしょうか?
竜骨というか、たらいが浮いてるようなもんなので「すべる」んですわな。
>>671 「風待ち」なんて言葉がありますね。
もっとも江戸中期以降和船の改良が進むと、切り上がりの能力は
向上したようです。
674 :
654 :03/01/01 21:06 ID:???
その後色々考えたのだが、 まず日本近海の気象条件が、風帆船に有利であるような気がしてきた。 春秋は移動性の前線・高気圧が次々にやってくるので 常に風向が変化するし、 冬は東西に長い日本と直角に季節風が吹くので 風が強すぎる場合を除いてアビームで走れる場合が多い。 高気圧に覆われる夏だけは風が弱くてちと問題かもしれないが、 全体に長期間一定の不都合な風向が続くことが少ないね。 風待ちといってもそう時間的デメリットになるほど長いことがすくないんじゃないかな?
本日深夜、BS2で「無敵艦隊」が放映されるのですが必見ですか?
3:19〜4:50 NHK衛星第二 36年イギリス。フローラ・ロブソン。無敵を誇っていたスペイン艦隊をエリザベ ス I 世が破った十六世紀に、英国とスペインの対立をめぐって繰り広げられていたス パイ合戦を描く。ウィリアム・K・ハワード監督。字幕スーパー。 ・・・・・おもしろいのかな? いくらかなりとミニチュアワークでもあるのなら見るかな
>671 えとね、船首下方に張り出している板状の部分があるんだけど、 其処の部分の面積を大きくすることで解決できたらしいよ。
>>677 それは海面に対し垂直方向につけた板ですか?
喫水が深くなりそうですし、岸に着けるとき不自由しそうですね。
679 :
某研究者 :03/01/02 19:07 ID:KBmeF62Y
まあドレークもどうやら最後は散々だった様だが スペイン側も彼等の戦法を学習していたと言う事なのだろうか
680 :
名無し三等兵 :03/01/02 19:28 ID:82Feb5h8
>>677 さん
「水押」(みよし)っていうみたいです。
名前からすると昔の船乗りはその効能がわかってたんだね。
前後バランス取るように舵も大型化してますね。
当然操舵力が必要になるのでティラー(舵柄)もバカ長くなってる。
西洋帆船も進歩に従ってバウの同じ部分が尖って薄くなっていくし、
同じような進化のしかたしてるね。
船型の洗練度は西洋帆船の方が高いね
だけど和船のディテールは今でも木造漁船に継承されていて興味深いです。
>>678 さん
そんなに喫水には影響しないですよ。
船腹のトリムベーンのようなものは、和船にはないのかな?
わし的に不思議なのは、なんで、あのたらいみたいな和船だと、発想として当然出てきそうな 上げ下げできるリーボードが出てこなかったのかなんですよね〜
684 :
名無し三等兵 :03/01/03 02:45 ID:22wwxAQl
映画やるみたいだぞ 制作年が異様に古いが 「無敵艦隊」 01/02(木) 深03:19 >> 深04:50 NHK衛星第2 制作年:1937 制作国:イギリス ◇無敵艦隊◇37年、英。ローレンス・オリビエ、ビビアン・リー。 16世紀後半、エリザベス女王の統治する発展途上のイギリスが、 世界最強の艦隊を擁するスペインに戦いを挑み、無敵艦隊を撃破する。 両国の虚々実々の駆け引きを描く。ウィリアム・K・ハワード監督。(字幕)
685 :
某研究者 :03/01/03 04:24 ID:QwXLq+/i
台風が来なくても結局無敵艦隊は壊滅していたのか 神風に救われたのは日本ではなく英国だったと言う事は 無いのだろうか
>>685 あの〜 冒険閣下。
イギリスには台風(タイフーン)は行かないんですケド?
新年早々見事なボケですな。いやさすが。
>>685 みんな知ってると思うけど無敵艦隊の敗因は
「アルマダの戦い」新評論社 1996年・3,000円に詳しいどす
それで映画はどうだったの? 誰も見てないの?
スマン。柳生十兵衛見てた。
図書館で「復元日本大観4 船」を借りた この本 和船をグラフィカルに解説していていい本です。 このスレで語られてない和船のメリットとして、 “クルーがマストに上らずに操帆出来る” というのがある。 セールボート(俗に言うヨット)並みの省力性があるということですな。 商船として人件費は大事な要素や。 亀レススマソ
692 :
名無し三等兵 :03/01/06 20:31 ID:/7grVec2
693 :
名無し三等兵 :03/01/08 21:42 ID:59qZA0F1
アメリカで小説の人気が出て映画化だそうだから、悪名高い ハリウッドの脚本家も、あんまり御無体な筋の変更も できないと信じたいね。
バーやんの例もあるで安心は出来まい
「パーフェクトストーム」を見た頃から、いつかこんな日がと夢見たもの だけど、遂に本当になったのだなあ。 予告良いね。ちと時化の海がCGっぽいけど。 ところでオーブリー物は読んだことないんだけど、面白いですか? 早川の復刊版を買った方が良いかな。
トプスルあげ〜!
697 :
山崎渉 :03/01/13 04:25 ID:???
(^^)
真鍮磨きホシュ
スカイスルあげ
黒田硫黄という漫画家の「黒船」という作品集に18世紀のイギリス海軍の話が かなり詳しく出てくる話があった。ストーリーは怪物が登場するなど荒唐無稽な ファンタジーなのだが、作者が帆船マニアなので船や当時の水兵の生活など、 ディテールが非常に細かくて面白かった。
アイゴー! 直リンしてしまった、西郷どん申し訳なかと。 船底潜ってくる……ブクブクブク
704 :
654 :03/01/17 20:05 ID:???
>>702 良質なページや。見やすいっす
この漁船超〜走りそうだなあ。
舵の角度を上りと下りで変えるんだ。
乗ってみたいでつ。
リグはどうやら支那式の縦帆みたいですね。
>ウリナラ様へ HPの紹介有り難うございます、くぐり終えたらいらして下さい。
706 :
名無し三等兵 :03/01/22 04:10 ID:e8noYPLi
帆船の研究者って 西洋帆船研究者…和船はみんなクソ 和船研究者…バーク型&シップ型クソ みたいなのが多いね
707 :
山崎渉 :03/01/22 11:26 ID:???
(^^;
意図的に不便な制約を付けているせいで、どうしても性能で 劣る点が有るからだろうね。漁船などいまだに和船型が使われ 続ける以上、構造はともかく形状は合理的だろうと思うけれど。 あと板の組み合わせで作るから、大規模なドックを必要と しない点だとか。それに意外に丈夫だとも思う。 なんでも江戸時代に大量の小豆を載せたまま、帆柱を失って 1年以上も漂流した例が有るそうな。最終的にカルフォニア沖に 辿り着いたと言うから凄い話だ。船もそうだが乗員の方もよくも 持ったもんだ。
709 :
名無し三等兵 :03/01/24 23:31 ID:8Nu3jqFh
内航海運における和船の衰退は技術的理由でなく政治的理由によるもの、
という話を読んだことがある。
西南戦争期に和船の登録船が激減した理由として、
政府関係者の経営する企業が瀬戸内海海運を牛耳っていた中小他社(もち和船)を締め出す為に
和船クソ洋船マンセーキャンペーンを張ったというもの。
もしかすると山陽鉄道による海運クソ鉄道マンセーキャンペーンだったかも知れない。
不確かでスマソ
>>625 コンラッドの『青春』はいいねー。
「イギリスのように、いわば人間と海とが互いに隅々まで染みこんでいるような国・・・」
某研の海だ 船出だ 風が呼ぶ 行く手に待つのは 怪獣 怪獣 宇宙人 マジックベルト マジックベルト しめてやる 某研少年 シンドバッド♪ ※良い子のみんなは 真似しないようにね
お城のべっとだ やれるぞ 腰がなる ちょっと緊張 エレベータ 行く手に待つのは 絶倫女 馬乗り バック 正常位 さあこい 僕は負けないぞ ユンケル一本ユンケル一本 飲んで勃つ 早漏少年 シンドバット♪
>>708 >漁船などいまだに和船型が使われ続ける以上
へ?
FRPで船体作った方がはるかに安上がりでは?
713 :
ゆうじん :03/01/30 00:35 ID:uyOYSqq0
>712 いや、だから工法ではなく形状のことを言ってるわけでは?
714 :
名無し三等兵 :03/01/31 00:30 ID:YQT+Mcb3
帆船じゃないんだけどリーマンの新作出たね。内容はどうせ金太郎飴のヨカーン! なんだけど、つい買って読んじゃうんだよね┐(´〜`)┌ スレ大違いスマソ
715 :
ゆうじん :03/02/02 22:05 ID:viXdgtvG
>714 たぶんいまごろ橋本元総理も読んでおられることでしょう。
>712 良く見れば和船「型」って書いて有るジャン(w
オーブリー物、やっぱり面白かった。 夏の映画化、題名知りませんかage
718 :
少佐 :03/02/08 18:16 ID:dW9gWKvD
この時代の軍船は生育に何百年もかかる大木が原料だった。 だから大木が国内にたくさんある国が有利だったのだな。 そして大木を切り尽くした時、帆船の時代は終わった。
日本で公開されるとしたら、タイトルは 「マスター・アンド・コマンダー」になるかもだ。
721 :
717 :03/02/08 21:58 ID:???
>692,719 見落としておりました。 逝って来ます。 予告編QuickTime使ってるのね、
>>720 それは第一巻のタイトル。
映画化されたのは第10巻。
だからハヤカワは第一巻の次は第10巻を出して、その後は翻訳者急病で続巻の刊行
を打ち切る予定だそうだ。
徳間版だと、1.2巻が“Master and Commander"になってますね。 ハヤカワと刊行順が違うのかな。 高橋先生は弟子がたくさんいるのでだいじょうぶかと。
>>722 いや、話の内容は10巻基準だそうだけど、映画の原題は
「Master and Commander」がメインタイトルで、副題に
「Farside of the World」がついてる形になってるんだよ。
だから「マスター・アンド・コマンダー」にモニョモニョと日本語で
副題が付くみたいな形になるんじゃないかな。
しかし、専門用語頻出なのだろうが、字幕はアドバイザーとか
付けるのか?
字幕は戸田奈津子以外を激しく希望。
同感だけどもう諦めています。
727 :
名無し三等兵 :03/02/12 00:59 ID:AJUK8Dri
映画配給どこでしたっけ? 今から投書攻撃作戦立案しますか?
日本丸みたいに高い帆柱に何枚も帆を張った帆船て、 突風を受けたらコケそうなんだけど転覆しないな。 その点、ヨットは竜骨に錘を付けたセンターボードを 付けて重心をかなり下げているけど、帆船は船底に 屑鉄や石を幾つも詰めてあるだけだけでかなり やばそうそうに見えるのだけど??
私見ですが…… 風の強くなりそうな時には上層の帆は畳んでおく、 そのタイミングが見極められない奴は艦長になる資格がない、 つーこってどうですか?
帆をたたむには、マスト1本に5〜10人ぐらいが 高所に登り、手作業でたたむけど、風や波があれば、 かなり危険な作業で、短時間では帆を取込めないのでは? また、昼間は雲の動きで突風を予測できるけど、 夜間はどうするのかな?
スェーデンの戦艦バーサ号が処女航海で出航後まもなく 突風を受けて横転沈没したけど、大砲列位置が悪く 復元力に問題があった設計ミスだった。
>>731 どこか北欧の国で国王の見ている進水式の時に転覆したとかいうやつもあったみたいだが。。
進水式でシャンペンのボトルが当る前に海に下りた船がある
スペインの無敵艦隊と英国艦隊が戦ったような大海戦の場合、 風が強かろうが波が高かろうが、有利な体制と船速を得る ために全帆を張って、その上、急激な大舵を切っていたと 思われるが、戦記には戦い中にバランス失して自ら横転沈没した 戦艦の記述が見当たらない。何層にも大砲をズラッと並べた トップヘビーの帆船戦艦の復元力が大きいとはとても 見えないけどね。
735 :
名無し三等兵 :03/02/14 02:19 ID:vaPQKuVJ
ガレオンだと、余り上り角が取れないので、あまりヒールしないのでは? マルコニーリグの現代のヨットは深いキールバルブを持っていても、 簡単にオーバーヒールする。 しかしその上り角は比較にならない。 上り角を取るほどヒールは大きくなるし、 上らないでアビーム〜リーチングで走ればあまりヒールしませんな。 あっ 大型のスクーナーって少ないのはもしかしてそのせいか?
736 :
名無し三等兵 :03/02/15 08:03 ID:j4ESS2Tz
>>730 それと荒天下に リーフ(縮帆)する場合、
風下に走って十分加速すれば、風との相対速度が少なくなり、
船上での見かけの風速は非常に小さくなる。
その状態で高所作業すれば安全ではないかと・・
ただ、一番怖いのは急激な風向のシフトだな。
波の方向が悪いと一気に転覆します。(ブローチング)
737 :
名無し三等兵 :03/02/15 08:15 ID:j4ESS2Tz
>>729 それが最も大切ですね。
荒天が来そうなときは予めリーフしてバウを波に対して立てるのが一番安全です。
スターン側から波を受けると舵を破壊されたりする恐れもあるので、
荒天になる前にリーフしておくのが基本でしょう。
竜骨の無い千石和船や中国のジャンク船は、横風を受けたら最後で 即転覆かな。
739 :
名無し三等兵 :03/02/17 12:16 ID:AZlTsYea
竜骨と復元性能の話ではでわないのでわ
竜骨の無い船は船底が平たい箱舟。 竜骨が有る船はキールバルブが有る ので復元力が箱舟より大きい
741 :
555 :03/02/17 21:00 ID:kOgRaQmV
742 :
あのう :03/02/17 21:05 ID:???
キールバルブ=竜骨じゃなくて キールバルブ=センターボード+バラストだよ。
743 :
名無し三等兵 :03/02/19 00:41 ID:j7BOPuNu
初めてこのスレに書き込みます。 このスレ住人の方々お勧めの、一般的なレンタルビデオ店で入手可能な 帆船が活躍する映画は何かありますか?
ホーンブロワーの日本語版でも出ていればよかったんだが 「カットスロート・アイランド」……ヌルくてスマン
日本で一般に流通してるとなると、かなり厳しいよね。 「戦艦デファイアント号の反乱(Damn the Defiant!)」なんかは冒頭 いきなりプレスギャングの場面から始まって、当時の英国軍艦の 海上生活を細かく描いた作品なんだが、ビデオ出てないよね。 ちなみに時代物、戦艦物に限らないなら、個人的に帆船の帆走の 臨場感を一番感じられた映画は「白い嵐」。 これはどこのビデオ屋でも置いてるだろうけど。 とりあえず今後は「Master and Commander」に期待だ。
「ホーンブロワー」はNHK衛生放送で途中までやったので それの録画を探すか再放送をNHKにリクエストしてみれば?
「アミスタッド」。テーマが重いけど。
「白鯨」。 実物大の帆船作って海に出て撮影してるし、捕鯨シーンなんか今では ゼッタイに撮影できない(つか、あちらではテレビ放映もできないとか)
ボライソー新刊あげ
750 :
名無し三等兵 :03/02/24 17:56 ID:akgiv4Xo
>>738 さん
ひどい遅レスでスミマセンが、和船はともかくとして
ジャンク船の帆装は侮れないみたいですよ。
縮帆しやすく、上り性能がかなり良く、その上
ブローチングの際も、風を「逃がす」ので安全だそうです。
現代でもヨットの帆装として(稀にですが)採用されることがあります。
751 :
名無し三等兵 :03/02/24 20:07 ID:u+6Coj/A
帆船時代の海兵隊はどの艦にも乗艦していたのでしょうか? 上陸作戦よりも切り込み戦闘が主体?
>751 実は強制徴募された船員の反乱防止と、植民地などにおける防衛が主任務なんですよ。 近年(WWU)まで海兵隊の投入は戦争行為では無いと言うのが、列強の暗黙の了解 事項でした。植民地の正当化に必要な詭弁では有りますが。
753 :
名無し三等兵 :03/02/25 02:31 ID:fQdNj47V
>>752 ありがとうございます。
だから、アメリカ海兵隊は今でも在外公館の警備を行なっているのでしょうか?
ところで商船の臨検(今風で言うとMIO)や海賊逮捕も海兵隊の仕事だったんで
しょうかね?
何か今となって海兵隊が上陸部隊としての位置付けから本来のあり方へ戻ろうと
しているような気さえしてきました。
質問です。 圧倒的な火力でイスラムやスラブの艦隊を焼き払ったギリシャ火ですが、 あの兵器自体はいつまで使われていたのでしょうか?
帆船の喫水はかなり深いよ。 図面とか見てみたらいいけれど、普通の軍艦の1.5倍近くある。 だから、見かけほどトップヘビーな訳じゃない
>>753 在外公館の警備は、米海兵隊の主要な任務です。
今の内に、保守。
>>754 資料として使えるかアレだが、塩野氏の本によると
ローマ軍がシチリア攻撃した際はシチリア軍に装備されてたみたいだが
その後どうなったのやら…たしか資料がないから
ギリシア火の正体って今もって不明なんだよね。
硫黄か石油系の液体燃料を使った火炎放射器みたいなもんか?
761 :
名無し三等兵 :03/03/05 16:09 ID:XCGoq7qH
>>759 ローマ軍のシチリア攻撃って第二次ポエニ戦争のこと?
でもそれじゃ古すぎるし、ローマって神聖ローマ帝国のこと?
>>761 ビザンチン帝国が使っていた兵器のはずだが
大砲よりも前、8世紀ぐらいかららしい
ガレー船の舳先からボー、城壁の上からボー
資料はもっと怪しいギボンの衰亡史
世界史板辺りで聞いた方がきちんと教えてもらえそう
763 :
名無し三等兵 :03/03/11 02:00 ID:fsBl4t77
あげたこやき
764 :
名無し三等兵 :03/03/11 16:05 ID:1G6JU2Vx
>>753 商船の臨検は、財務省所属の税関の指揮下にあったカッター艦隊(コーストガードの前身)の受け持ちで海兵隊の仕事ではありません。
海賊逮捕は、担当官庁がなく、領海内では、カッター艦隊が行ったりもしますが、海軍が対処したようです。
海軍軍艦も臨検しますが、昔は領海内ではやらなかったようです。
現在は、戦闘付随エリアの公海上における臨検は、担当統合軍指揮下に派遣されたコーストガードが担当しています。つまり、アメリカが行う臨検のすべてをコーストガードが担当しています。
>ギリシア火 俺が聞いた話では、ナフサやら硫黄やら松脂やらを混ぜたものをポンプで噴射し点火するものだったらしい。 一度点火したが最後、水を掛けようが砂を掛けようが燃えつづけたという。水面に落下してもそのまま燃えつづけたという話まである。 火炎放射器というより一種のナパームなんだろうな。防御に使えば怖い兵器だ。
766 :
名無し三等兵 :03/03/11 17:45 ID:1G6JU2Vx
>>730 最後の手段で、マストを下げると言うのもあるみたいです。全部マストを下げると、高さが半分以下になりますからかなり状況は変わると思われます。
手元のシーマンシップをみると、嵐の前には、マストを一段下げるのは通常の対策のような記述があります。
ちなみにマストを下げる作業自体は抜錨よりは人数のかからない作業のようです。
なんとなく保守
>759 コンスタンチノーブル防衛戦まで使われていたはず。 対するトルコはウルバンの巨砲。 勝負になんねぇ〜!
(^^)だろうか(苦笑
帆船よりも、反戦 海戦よりも、海鮮
771 :
名無し三等兵 :03/03/15 15:27 ID:qUbf1Z0t
>>768 塩婆の小説にも出てきたっけ?(うろ覚えだ)
艦隊の山越えやら,白馬と紫のマントで突入する最後のローマ皇帝やら、
萌え萌えなシーンが多いですな。
なんか良い映画キボンヌ。
>771 これもおもしろかったです 艦隊山越え 豊田 穣 講談社 1974 ケイブンシャノベルス 1989
773 :
771 :03/03/16 23:12 ID:???
>>772 豊田譲の作品があったのか。サンクス。今度探します。
ギリシア火と並ぶ秘密兵器がなんと石鹸水。 相手の船にかけて甲板を滑りやすくするとどこかで聞いたけど。
巡回保全
やれやれサルベージしとこう
やば、座礁してしまう
反戦の海戦
781 :
名無し三等兵 :03/03/31 22:56 ID:Jvlj44sF
相手がグロッキーになったら、おもむろに左腕を差し上げて左肘のサポーターを 直して、相手の首根っこつかんで引きずりあげてウエスタンラリアット一閃 これがハンセンの戦い方だよ
スタン・ハンセンのスタンって、sternじゃないよね?
ホーンブロワの2巻が見つからない
>783 報告します 市谷牛込のブクオフには敵影なし
785 :
名無し三等兵 :03/04/08 07:51 ID:3HBXnqiz
とりあえず図書館というのは?<2巻 そのうち再版もあるだろうけど・・・
よしわかった。 どっかに「ミリ屋哲ジサクジエンで戦う」立ててくれ。半角板か?
787 :
名無し三等兵 :03/04/08 19:54 ID:QUZp3lSv
テスト テスト テスト
788 :
名無し三等兵 :03/04/11 05:03 ID:mUTkBX26
しかし帆船って ヒールしたときの射撃が困難ではなかったのか? そもそもヒールするほど上れなかったか。戦列艦。
789 :
ゆうじん :03/04/11 16:25 ID:XmWOXJpd
>788 射撃そのものはそうでもないけど、復座と再装填が大変な場合があったでしょうね。
790 :
788 :03/04/12 23:06 ID:cOmI0udR
照準が出来なくなるんじゃないかと思ったんですよ。 当時の艦砲って俯仰角の範囲が狭いでわないですか。 まさか装薬加減してたとか?
791 :
ゆうじん :03/04/14 22:09 ID:c/TwzDnQ
>790 艦砲の場合は砲座にくさびを打ち込むことで若干の調整はできましたが、もともとプラットフォーム自体が不安定な上、装薬の質が悪い(粒子の大きさが不均一なため、性能が不安定)こともありほとんどが近距離からの直射です。 遠距離の場合はローリングの頂点で発射し仰角を稼ぐのが一般的。
792 :
788 :03/04/14 23:12 ID:H+ukm2Rj
なるほど、くさびですか。 では風下側に射撃する場合はますます近距離でないと撃てなさそうですね。 至近距離なら水線を直射で狙える。
793 :
ゆうじん :03/04/15 00:27 ID:ItON4uY6
もともとがしょんべん弾やから俯角はかけやすいですわな。 いずれにしても、先込め滑空砲で丸弾を飛ばすわけですから、正確な照準を期待する方が無理と言うもの。 腰だめで一時にどれだけの弾量を送れるかが勝負の分かれ目。 ある意味、弾幕射撃に近いもんがありますね。
794 :
788 :03/04/15 11:37 ID:DzUAV0Wr
昔の海戦の絵なんか見てると、セイルが穴だらけ そもそも船体にダメージを与えて沈めるより、 リグを破壊して推進力というか 運動能力を奪うのが当時の艦砲の目的でしょうか? なるほどそねならば弾幕射撃が有効ですね。
795 :
ゆうじん :03/04/15 14:54 ID:ItON4uY6
それとね、沈めてしまったら拿捕賞金が貰えへんでしょ。 イギリスなんか制度上は1946年まで残ってたくらいで、貧しい水兵たちのみならず、豊かな士官達に取ってもそれは大きな魅力になってたのよ。 いちばん簡単に戦闘力を奪うのはマストを撃ち倒して行動の自由を奪うことやし、そうなればあとは煮て食うなり焼いて食うなりやりたいようにできるわけやから、水線下狙ってあくせくするよりは、その方がてっとり早いてのもありますね。。
>>794 傾向としてフランス軍はリグを狙い、イギリス軍はハルを狙っていたよう
ですね。
また撃ち方は各艦に任されていたようです。イギリス軍では19世紀に入っ
てサルヴォーを行う艦が増加したようです。この辺は名著、シーパワーの
世界史第1巻に詳しいですが。
797 :
山崎渉 :03/04/17 10:59 ID:???
(^^)
先日、BSで「美女ありき」(1940年英)という映画を見た 内容はネルソンとアレクサンダー・ハミルトン(アメリカ大使)の嫁さんとのロマンスを描いたものだけど、ラストでトラファルガー海戦をやってた
799 :
名無し三等兵 :03/04/19 00:17 ID:8RHHqkAl
大航海時代の帆船は大変だったらしいねぇ 砲弾がどてっぱらに命中すると中で木片が散弾のように 飛び散って水兵殺しまくるらしいし。 平時でも大砲の繋留が不十分だと転がっていく先の物全てをぶっ潰して いくし。 衛生環境は最低だし、戦闘で生き残ってもすぐ手足切断するし。 水兵は寄港地で暇そうでかつ健康そうな成人男子を半ば誘拐同然で さらうし。
801 :
山崎渉 :03/04/20 05:22 ID:???
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
人大杉以来初めて来た。ひさびさにマカエレ。起動しますた。 まだこのスレが生きてて良かった・・・
帆船時代の戦闘では、戦闘で死ぬものより 怪我の後に破傷風などになって死ぬもののほうが多かったそうな
805 :
名無し三等兵 :03/04/29 21:55 ID:0GtNfRm8
>>795 「拿捕」賞金って、1805年の制度改定で撃沈した敵艦にも出るようになってたはずですが。
807 :
名無し三等兵 :03/05/01 16:17 ID:BGxW8HNN
ホーンブロワ最新版英国より取り寄せますた(当然PAL) 海兵隊とスペイン要塞守備兵との超超接近戦が見所です 4〜5メーター位で撃ち合ってます(笑) あ、遂にブッシュ登場 (役者は、、、ううーーん、、ノーコメントです)
808 :
ゆうじん :03/05/02 17:36 ID:9EWThRzg
なんですか、オーブリーシリーズがラッセル・クロウ主演でシリーズ化されるそうですね。いったいどうした風の吹き回しなんでしょ。
809 :
名無し三等兵 :03/05/03 01:19 ID:fIzEQVj8
>>808 ラッセル・クロウのオーブリーはシリーズ化なんですか? 詳しい情報希望。
810 :
ゆうじん :03/05/03 01:30 ID:FlVmNEvI
シリーズ化の「予定」。 20世紀フォックスが全シリーズの映画化権を買ったっちゅうことなんですが、実際にシリーズ化されるかどうかは興行成績によるので、あんまり期待せん方がええんちゃうやろか。
811 :
名無し三等兵 :03/05/03 02:23 ID:fIzEQVj8
>>810 情報感謝です。封切られたら是非見に行かねば。
812 :
名無し三等兵 :03/05/10 07:50 ID:y7Uz3B/z
813 :
名無し三等兵 :03/05/10 08:07 ID:nzGt0+0P
プラモで作って一番楽しい世界かも。