1899年、南アフリカにおけるオランダ系移住民によって建てられた
トランスパール・オレンジ両国へのイギリス軍侵攻によって始まった戦
争。19世紀のベトナム戦争と呼ばれる程の悲惨な戦いの詳細を話って
行きましょう。
立派な英国紳士になりたいのですが
>>1 何かこの戦争について詳しく分析しているサイトはあります?
ヨハネスブルグのワイン急速に呑みたいです。
いや、このスレに興味はありません。
うわー!えらくマイナーなのがでてきたなぁ(笑)
装甲車のはしりが出たんだっけか?
あとチャーチル。
機関銃の威力が始めて発揮された戦場じゃなかったっけ
渋い、渋すぎるぜ!
11 :
名無し三等兵:02/05/14 00:40
>>10 全くだ。しかし渋すぎてレスが伸びん。やっぱマイナー過ぎ?(w
>>6 蒸気装甲車というやつが。
昔、Panzer誌で紹介されていた、らしい。
確か映像あったよね
映像の世紀で出てきていたと思った
14 :
名無し三等兵:02/05/14 00:56
1よ、あまりにも準備がずさんではないか。ボーア戦争(検索するにはブールも試せ)は第一次が1880年で、第二次というのが1889年だからな。
10年も間違えたのに誰も気が付かないのも情けない。
真面目にやれよな。
げげ、ウソこいてしまった。まいっか、どうせマイナースレだし。誰も気が付いてないし。
16 :
名無し三等兵:02/05/14 01:51
>>14 まあ、後半の言動はともかく....。
良いじゃん。失敗は誰にでもある罠!
ちゃんと誤り入れるだけ、アンタは偉い!!
コナン・ドイルが従軍したのってこの戦争ですよね?
もしかしたらワトソンが従軍したのもボーア戦争という設定だったかも。
あんたホントにシャーロッキアン?
1)セポイの反乱
2)ボーア戦争
3)アフガニスタン
4)薩英戦争
ふぁいなるあんさー?
20 :
名無し三等兵:02/05/14 02:37
ポア(オウム用語で頃す)はもともとボーア戦争のボーアが由来と
麻原こと松本智頭雄が言っていたのは有名。
21 :
名無し三等兵:02/05/14 02:56
>20
ここは笑心者スレではありません。
消防の頃、チャーチルの脱走記を読んだなぁ。
23 :
名無し三等兵:02/05/14 03:36
>19
いや、コナン・ドイルの自伝で彼自身のボーア戦争従軍記に数章割かれているのは
事実。
ワトソンは・・・知らんなあ。アフガンだっけ?
「緋色の研究」の冒頭に書いてあるよ。
>>25 ワトソンはアフガンでした。失礼しました(^_^;;;;
27 :
名無し三等兵:02/05/14 13:17
世界初の強制収容所(定義は微妙だが)こさえたのも、この戦争だっけ?
この場合の強制収容所は、むろん第3帝国型やソ連型の捕虜ゲットーではなく
ヴェトナム戦時における米軍の戦略村(住民を定住・管理して北ヴェトナム化をふせぐ)
みたいな、地理的なもの・・・?
28 :
名無し三等兵:02/05/14 13:44
たかだか狩猟用ライフルしかもたないボーア人に
苦戦しまくったイギリス軍萌え
アメリカ独立戦争でも民兵のケンタッキーライフルやペンシルヴァニア・ライフルといった
狩猟用ライフルの長距離狙撃に英軍は苦しんだそうです。
地形やとくに密林を利用してゲリラ戦を挑まれると、歩兵縦隊は弱いですネエ〜
やはりノルマンディのヴィットマンみたいに先頭と最後尾をまず狙撃して
撃ちまくりってとこですかね?
30 :
名無し三等兵:02/05/14 14:43
伏兵に気付かず川の湾曲部を無理やり渡ろうとして
文字どうり袋叩きにされ1個大隊全滅なんてこともあったな
サー・アーサー・コナン・ドイルは、ボーア戦争におけるイギリスの立場を正当化する
論文か何かを発表したことを評価されて、勲爵士の称号を授与された。
32 :
名無し三等兵:02/05/14 15:42
核弾頭ヴォーテックス
33 :
名無し三等兵:02/05/14 17:11
英軍を苦しめたボーア軍騎馬ゲリラ部隊が
「コマンド」
コマンド部隊の名称はこれからきてるんだそーです
ボーア側(トランスヴァール共和国、オレンジ自由国)の装備は
ドイツ製のモーゼルライフルが主力で、弾には無煙火薬を採用。
他に「ポムポム砲」なる大口径の機関銃を装備。
これは英軍を随分苦しめたそうです(発売元は英国のマクシム社だとか)。
最後は勝てたものの‘農民軍ボーア”にしばし惨敗したこの戦いで
英国の威信は失墜。
のちに‘栄光の孤立”を捨て日英同盟を締結する要因となったそうです。
34 :
名無し三等兵:02/05/14 20:57
ボーア軍主力部隊との決戦は割りと早い時期に決着がついたらしい。
もちろんイギリス軍の勝利
しかしその後のゲリラ戦によって大苦戦し、次第に追いつめられてゆく。
豪をにやしたイギリス軍は、ボーア人の総人口に匹敵する45万もの兵力を投入し、
徹底した掃討戦を展開し、各地で虐殺事件を引き起こす。
こうしたことが知られる様になると、知識人を中心とした反戦論がイギリス本土でも
湧き起こるようになる。
こうゆう所もベトナム戦争に似ている。
但しこうした反戦論は、虐殺の被害者がオランダ系移民(白人)であることも関係して
いると思われる。(それ以前のアフリカを始めとする侵略戦争での、原住民(黒人)の被害
についての批判は、当時皆無といっていい。)
>>34 ズールー戦争なんてのがあったくらいだからねぇ。
酷い話だよ。
>6
アッテンボローの青年チャーチル映画は、面白かったです。
37 :
名無し三等兵:02/05/16 23:39
ボーア人もバリバリの人種差別主義者で、現地人を搾取しまくっていたんじゃない?
38 :
とか言ってみるテスト :02/05/17 00:02
なんかの本で、大英帝国等の衰退の一因がこういった泥沼化する戦争をたくさんしなければならなかった
ことだとかいてました。(他にもいろいろ書いてたが)
たしか自分なりに要約すると「〜〜〜〜こういった大帝国は歴史的に見て大戦争などでは敗北しないが
辺境でのゲリラ戦、国境での小競り合いを片付けるのが非常に困難でソレを
続ける事で体力を殺ぎ落としていく。そして最後には衰弱して、なんらかの原因で滅亡するのがパターン」
ローマ等もそのパターンで、イギリスは例外的に滅亡は免れているとか何とか
かいてました。
いやそんだけです。なお、批判、中傷などは俺ではなくその本に対してして下さい。
あの英軍の皿型ヘルより当時の探検隊風の制帽が気に入ってるんですがなんという名称ですか
>>38 米国もベトナムがなければ・・・ って所は多分にありますからね。日本も沈没を免れるには
戦争に手出ししないのが一番かも。
むしろ、やった戦争からきちんと学べるかじゃないかな。
日本は言わずもがなだけど、イギリスも戦争やってる間は
頑張っても、終わると御破算にしちゃう傾向があるみたいだし。
アメリカはベトナムでヘタうったけど、その戦訓から現在の
最強軍を築いたからなぁ。
元は取ってるような気がする。>ベトナム戦争
42 :
名無し三等兵:02/05/17 07:29
では以降、クリミア戦争、第1次、第2次アフガン戦争、セポイの叛乱等を
語るスレと成ります
43 :
名無し三等兵:02/05/17 15:21
クリミア戦争って負けたロシア側の死傷者よりも
勝った英仏連合側のほうが多かったんだっけか?
44 :
名無し三等兵:02/05/17 16:09
ないちんげーるハァハァ(;´Д`)
45 :
名無し三等兵:02/05/17 16:16
>>43 戦闘以前に病気と戦わなきゃならなかったって聞いたが
46 :
名無し三等兵:02/05/17 16:16
牛革の薬きょう萌え
昔、「セバストポリ要塞から大砲をうちまくるスレ」というのがあった頃、
毎日、実況を書き込んでいたのはトルストイだったという話は本当ですか?
48 :
「おーい、榴弾だあ」:02/05/17 19:15
>47
士官として要塞軍に参加していたそうです。
のちに「セバストポリ物語」という2編の小説を執筆しています。
(岩波文庫版は現在絶版)
49 :
名無し三等兵:02/05/17 20:19
マハトマ・ガンジーは南アフリカ時代、ボーア戦争に参加してイギリス軍の
野戦病院隊員として勤務した。
彼はこういった。
「私たちが運び出した負傷者の中には、ウッドゲート大将も入っていた。
私たちは、このような軍人を運ぶ栄誉をになった」
非暴力のガンジーは階級厨房だった。
50 :
名無し三等兵:02/05/19 08:16
ガンジーはね、若い頃、勉強して他のインド人とは違う教養を身につければ、肌も白くなると思っていたんだよ。
でも、英国人になる壁の高さを何度か思い知らされて、壊れちゃった。
壊れてからが、僕らの知ってるガンジーの人生だ。
51 :
名無し三等兵:02/05/19 18:26
>>38 『大英帝国衰亡論』でないかな?著者は失念・・・
俺も同じようなフレーズに聞き覚えがある。
52 :
名無し三等兵:02/05/19 18:47
ボーア、よい子だねんねしなぁ〜♪
んぼーあ
>>51氏へ
自分が読んだのは「歴史街道5月特別増刊号。衰亡の歴史に学ぶ」
に載っていた話・・・・だったような気がします。あやふやですけど。
が、案外話を書いている人はその本を参考にしているかもしれませんね。
>>45 戦死した奴よりも病魔に冒されて
死んだ奴のほうが多い。
病気で死ぬのは名誉の戦死になるのかな?
病死者の数を含めれば英仏連合のほうが僅かに多いような…
56 :
名無し三等兵:02/05/20 15:21
ボーア戦争のとき若者を徴兵したら
不適合者ばかり。
国民の体力を養うため学校の授業に体育の科目を作った
それが体育の始まりと言うのを聞いたことがある。
なんか嘘っぽいが本当かな?
57 :
ジョンブル小話:02/05/20 15:31
ある日セシルローズが夜空を見て涙していたので
なぜ泣いているのかたずねたら。
「あの夜空の星を征服できないのが悲しい」
と言ったそうな
「宇宙を手にお入れください、ライン…」
59 :
とか聞いてみるテスト:02/05/20 22:50
ズールー戦争で原住民側が勝利するにはどうすればいい?
自分は内戦などはせずに、交易で積極的に西洋の武器を手に入れるなどすれば
少しは講和の可能性などもあったか・・・?と無理やり考えますが。
>>59 武器を手に入れても、兵士として訓練・組織するのが大変だと思うよ。
>>59 > ズールー戦争で原住民側が勝利するにはどうすればいい?
緒戦の「イギリス陸軍暗黒の一週間」のあと追撃を徹底し、ケープ植民地域まで反撃すれば講和の可能性があったのでは?
62 :
名無し三等兵:02/05/21 05:17
BoAが慰問してくれる罠
63 :
名無し三等兵:02/05/22 02:36
BoAって何よ?VOAのこと?
Bitch of America
バース 大阪 アホ一代
66 :
名無し三等兵:02/05/22 03:08
>>48 「セバストポリ」読みたいと思っているものです。
入手可能な本て何かないですかね
67 :
名無し三等兵:02/05/22 15:53
そういや、アフリカに南アフリカがアパルトヘイト
廃止しても人種隔離政策を推し進めた国があった
ような…
68 :
国際条約もないし:02/05/22 16:19
戦術的に勝利してもいずれ盛り返される
原始的な装備でもベトナムみたいに
奥地に誘い込みゲリラ戦。
毒矢、落とし穴などのブービトラップ
の嵐で攻めて補給を断ち。
兵を磨耗させる!
正面きって戦わない。
指揮官をとりあえず真っ先に殺る。
補給物資を鹵獲する。
その前に部族同士が団結しないと意味がない。
部族の対立に付け込まれるとオジャン。
地の利を生かして点と線を面で包囲するしかないんじゃない?
イギリス議会が出費や犠牲の多さに参るまで戦う。
それでもイギリスがアフリカ縦断政策をあきらめる
とは思わんが…
69 :
国際条約もないし:02/05/22 16:26
>>59 銃を持ってたボーア人がゲリラ戦で
敗れたから無理か…。
>>68 トルストーイの本でいいなら、大抵の図書館にトルストーイ全集がありまっせ。
当然、セバストポリも載ってます。
それ以外では、図解戦史事典のようなものを何冊も漁っていくしかないかと。
71 :
国際条約もないし:02/05/23 09:01
ズールで原住民が勝つには
英国の強みである、小銃の
射程距離を無力化する必要が
ある、ゲリラ戦の手法としては
待ち伏せ三方から隠密性の高い
毒矢で一斉射撃した後散開
なんてどうでしょうか?
人数と土地勘が武器じゃないのか。>ズールー族
結局ゲリラかな。
夜間に野営地を間断なく襲撃したり、補給部隊を叩く。
正面切って戦ったら、映画みたいなことになるからなぁ。
73 :
国際条約もないしまとめ:02/05/23 11:52
>>59 戦術的に勝利してもいずれ盛り返されるので
地の利を生かして点と線を面で包囲する
原始的な装備でもヴェトナムみたいに
奥地に誘い込みゲリラ戦。
毒矢、落とし穴などのブービトラップ
の嵐で攻め、ナタールや沿岸からの
補給線を断ち。
兵を磨耗させる!
正面きって戦わない。
指揮官をとりあえず真っ先に殺る。
補給物資を鹵獲する。
夜襲をかけたりして英国兵の神経
を擦り減らす。
ゲリラ部隊で弾薬を消耗させる
ズール正規軍が疲弊した植民地軍を
討つ。
いくら野砲、小銃、機関砲で
武装した植民地遠征軍であっても
弾薬には限りがある。
疲弊したところをイサンドルワナの
ときのよう大量のズール正規軍を投入
して粉砕する。その前に部族同士が団結しないと意味がない。
部族の対立に付け込まれるとオジャン。
イギリス議会が出費や犠牲の多さに参るまで戦う。
それでもイギリスがアフリカ縦断政策をあきらめる
とは思わんが…
うまくいけばエチオピアのように独立を維持できたのでは
74 :
名無し三等兵:02/05/23 12:59
ナポレオン三世の息子、
ここで戦死したんだよね
戦争にあこがれていて
イギリスに無理言ってつれていってもらって
ころされたら世話ないね
それでもフランスではイギリスに避難ゴウゴウだったらしい
この戦争結構有名人が参加してるね
チャーチルもこのとき従軍記者だっけ?
確かこの時が戦訓になって軍服がカーキ色になったんだっけか
それまで紅色で狙撃の的になりやすかったとか
>>74 コナン・ドイルも軍医として従軍したはず。
急速に領土を拡大したズールー族に対して脅威を感じ始め防衛的な意味もあって
イギリスは戦争を吹っかけたと自分は聞いています。
では、戦争を始める前に何とか同盟とかは無理としても友好的な関係を築き
イギリスの警戒心を和らげ、戦争を回避するなんてのは無理ですか?
または、そうやって時間を稼ぎ戦力を出来るだけ整えボーア戦争のときに
ボーア人と共に戦うとか。共闘は無理としても、イギリスの兵力を二分させると。
(ボーア戦争のほうが後だったよね・・・・??)
どっちに城無理っぽいのは認めますが
78 :
ズール国民党:02/05/24 10:39
仏蘭西やプロイセンなどアフリカ進出を
狙っている国の商人を通じて鉱山の
租借権と引き換えに援助、同盟
軍事顧問団の派遣を要請しては?
79 :
名無し三等兵:
>>78 綱渡り外交だねぇ
似たような策を、江戸幕府の開明派官僚が狙ったんだよね
結果(⇒譜代の結束乱す⇒大政奉還で起死回生⇒薩長が巧く立ち回る⇒…)
余りお薦め出来ない諸刃の剣…