攻撃したい国はありますか?

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薬屋×カールスバーグ@バイアレーナ
アウェイでは滅多に負けないカールスバーグを向こうに回した薬屋であったが、15分ゼ・
ロベルトとプラセンテで左を崩し、センターでバシュトゥルクからボールを受けたバラッ
クがデカいフェイントでジェラードをかわし、左足のミドルで幸先良く1-0。この後も薬
屋が中盤を支配して追加点を狙い、決定機はないものの試合をコントロール。ところが、
カールスバーグが眠ったままのへスキーをそそくさと下げてリトマネンを入れるとその直
後の42分、オーウェンの突破から左CKを得ると、ゴール前でフリーのアベル・ザビエルが
ヘッドで右隅に決めて1-1。薬屋はイマイチ空回りだったキルステンとゼベスセンを諦め、
後半からノイヴィルとベルバトフを入れて反撃開始。とはいえすぐに前に上がりたがるル
シオのお陰で頼りになるのはノヴォトニーだけという爆笑守備陣のウラを突かれてバロン
ドール様の飛び出しを許すが、左足から放たれたシュートはポストに嫌われて危機一髪。
この後レッズは前線でボールを回すべくハマンを下げてスミチェルを入れたが、これでカ
ールスバーグの左サイドはバランスが狂ったのか、63分縦に抜けたシュナイダーから飛ん
できたハイクロスにバラックがザビエルと競り合いながらヘッドで叩き込んで2-1。更に
波に乗る薬屋は68分、ゼ・ロベルトからバシュトゥルク、バラックへとボールが渡り、ゴ
ールエリア右前からのノイヴィルの豪快シュートがエンショズに弾かれたところをベルバ
トフが押し込んで3-1でお祭騒ぎ。いつもならこれで大人しくなるはずのカールスバーグ
だが、暴走気味のアベル・ザビエルに替えてベルガーを投入して左右からチェコ代表コン
ビで攻め立てると79分、前半のヘスキーと同様に姿を消していたリトマネンがPA内左でボ
ールを受けると、ゴール前で横っ走りしながらDF3人を引っぺがつつ右足を振り抜いて、
トータルスコアでカールスバーグが再逆転。しかしまだまだ諦めない薬屋は、ラスト10分
でゼ・ロベルトやらバラックがシュートを打ちまくって怒濤の攻撃を仕掛けると、遂に84
分、すっかり頭に血が昇って点取り屋の本性を現したルシオが、ゴール前でバシュトゥル
クからスルーパスを貰うと、落ち着き払った左足の強烈シュートでデュデクの股間を抜き、
4-2の大逆転でノーガードの殴り合いに決着を付けて薬屋が準決勝へ進出。一方UEFAカッ
プ王者は、去年のガラタサライに続いて2年連続のCLベスト8敗退でジ・エンド。
アヤックス・カタルーニャ×パナシナイコス@カンプ・ノウ
ベスト8にも関わらず、柄沢アナでさえ顔が写っただけじゃ誰の名前も判らないと云う不
憫な扱いのパナシナイコスであったが、おまけにホイッスルと同時にゴール裏からホット
な発煙筒が投げ込まれGKニコポリディスに命中すると云う散々なスタート。しかしそれで
も8分、縦一本からコンスタンチヌがPA前でボールを受けると、体を反転させてフランク・
デ・ブールを振り切り25mの天晴れなミドルを叩き込んで見事な先制0-1。この後も、太古
の昔レアル・サンマリノを粉砕した時のディナモ・キエフのような切れ味抜群のカウンタ
ーでアヤックスのゴールを狙い、12分にはサリッチがGKと1対1まで持ってきたが、シュー
ト直前でコクーにブロックされて残念無念。一方のアヤックスはと云えば、先制されてゲ
ームプランが狂ってしまい、ゴール前にはやって来れるが如何せん人数が多すぎてドン詰
まりの醜態。とはいえ23分、リバウドとのパス交換でサビオラが右サイドで粘り、最後は
飛び出したルイス・エンリケが押し込んで1-1。同点になった後は双方プレスを掛けまく
る睨み合いの展開で、アヤックスがロスタイムにPA右前でのFKのチャンスを得ると、今日
もまたまともなクロスを1本も上げることのなかったココを下げてクライファートを投入
するが、リバウドのキックはGKにクリアされて前半終了。オリサデベが入って後半が始ま
ると、49分オフェルマルスが右サイドで倒され、リバウドのFKをゴール前でノーマークの
ルイス・エンリケがヘッドであっさり決めて2-1。ちょっと足許が怪しくなってきたパナ
シナイコスは、オリサデベを走らせて前線を引っ掻き回そうとするが、逆に61分シャビが
センターサークルから前線へグラウンダーのスルーパスを通し、それを受けたサビオラが
右足でGKの肩口を抜いて3-1で勝ち抜きの権利を奪取。パナシナイコスも、アヤックスを
上得意にしていた頃のバレンシアの生き残りであるブラオヴィッチを入れて1点をもぎ取
りに行くと、84分サリッチからの縦1本で抜け出したオリサデベがPA内でボナーノと大ク
ラッシュ。ところがホイッスルで中断すること無くゲームが続き、こぼれ球を拾ったブラ
オヴィッチからパスを受けたコンスタンチヌがゴールマウスに蹴り込んだが、カバーに入
ったプジョルの足に当ててしまい、ビッグチャンスを逃して万事休す。哀れ病院送りとな
ったボナーノに替わってレイナが入り、アヤックスDFのバランスが崩れるかと思ったが、
結局パナシナイコスは7分以上もあったボ−ナスタイムの猛攻もチャンスに結びつけられ
ず、誠に残念ながらギリシャへ帰還。
184疲労困憊だべ:02/04/12 09:23
レアル・サンマリノ×バイエルン・モナコ@サンチャゴ・ベルナベウ
いくらホームだとは云え、バイエルンを相手にセンターをマケレレ一枚にしてイエロの相棒
にエルゲラを据えると云う命知らずなフォーメーションでスペクタクルなゴールショーを御
披露するはずのサンマリノであったが、今日はリンケとロベルト小鉢にゴール前をガッチガ
チに塞がれて、ほぼ完璧なディフェンスを見せ付けられる歯痒い展開。なんとか間隙を縫っ
て左右からクロスが飛んで来ても、ラウルもモリエンテスもタイミングを合わせ切れず、セ
ンターを無理矢理こじ開けようとしても、イェレミースやハーグリーブスがワラワラと群が
って来て潰しに掛かり、バイエルンの捨身の肉弾戦にサンマリノも攻撃の目途が立たずに四
苦八苦。しかも時折エウベルとサンタ・クルスにカウンターを仕掛けられて大ピンチを迎え、
40分にはサリハミジッチがPA内で完全にフリーになったエウベルへとパスを送ったが、この
ボールは帰ってきた立花警部が間一髪でクリアして、ノースコアのまま前半終了。ハーフタ
イムでのお宝映像に在りし日の天才ストライカー様と共にバリッチの姿まで写り、思わぬカ
タルシスに爆笑している間に後半が始まったが、やっぱりサンマリノは何をやってもフィニ
ッシュが決まらず、53分不甲斐ないアタッカーどもに業を煮やしたジダンが右足で狙い澄ま
してシュートを放つが、マーベラスな軌道を描いたボールもポストに弾かれゴールならず。
更に64分、PA内でソラリがハーグリーブスに倒されてもイカサマイタ公は笛を吹かず、しか
もその直後バイエルンのCKの時に一部良心的なサポーターからのナイスなプレゼントがエッ
フェの頭に直撃してしまい、サンチャゴ・ベルナベウはすっかり阿鼻叫喚の地獄絵図。しか
し遂に69分、左CKからのこぼれ球に反応したロベカルが速いクロスを入れると、センターの
エルゲラがロベルト小鉢と競り合いながらゴールマウスに押し込んで1-0。ファンの妄想を
裏切ってあまりにも不格好な得点ではあったが、攻めざるを得なくなって前に出始めたバイ
エルンのDF陣が手薄になり、84分ロベカルの縦一本からラウルがリンケにフレンドリーなエ
ルボーを見舞いつつPA内に進入し、更にロベルト小鉢をかわして中央にパスを出すと、モリ
エンテスと替わったグティが詰めて2-0でダメ押し。昨日に続いて長いロスタイムがあった
ものの、エウベルの乾坤一擲のロングシュートがポスト右に逸れ、ソラリへの凶悪タックル
でサリハミジッチにロハが出たところでなんとかサンマリノが逃げ切りに成功。
マンチェスター・ユナイテッド×デポルティボ・ラ・コルーニャ@オールド・トラフォード
ドゥーシェルに削る気があったかどうかは知らんが、今日の一件はホントにガックリだ。
なんでスタメンにセルヒオを使わなかったのか、イルレタにマジで小一時間問いつめたいよ。
もう屁も出んわ、トホホ。